
太陽光発電を導入するには、自分の家にあった施工方法を選ぶことが大事だよ!

そうね!今回は太陽光発電の設置方法についてご紹介するわ!
いろんな工法があるから主な設置工法を厳選したわよ~。

そして、太陽光発電を施工するには太陽光モジュールを載せる屋根の構造など知るとより分かりやすいから簡単に説明するね♬
太陽光発電を設置する屋根の構造とは

屋根と言っても色んな種類があるから、ここでは日本の伝統的な木造住宅の構造で説明するわね!
一般的な木造住宅の屋根は、屋根の重さを支える「小屋組」とその荷重を基礎部分に伝える「軸組」があります。
太陽電池モジュールの重さも小屋組から軸組、基礎へかかり、モジュール設置場所の屋根材の下部は、垂木(たるき)の上に野地板(のじいた)があり、さらに上には防水のためのルーフィングがあります。
モジュールは、一般的に野地板や垂木に金具を固定して取り付けます。さらにモジュールが強風などに耐えられるように野地板の種類や板の厚さ、垂木の断面の寸法などに色々と条件が付きます。
設置する時の制約条件などは各メーカーで異なるので、設置前にしっかりと確認しておくことをオススメします。
太陽光発電の設置方法の種類

屋根材や屋根の形などで最適な施工方法が異なるから、どの施工方法が良いかしっかりと見極めてね!
アンカー工法(垂木固定方式)
アンカー工法とは、屋根を支えるための棟木か軒桁にかけ渡す木材の垂木に、架台設置するためのネジを打つ施工方法になります。
ネジの本数が少なくてすみ、架台を強化することが出来る反面、垂木がある場所にしか架台が設置出来ないため、モジュールの設置枚数が限られてしまいます。

ネジの本数が少ないのに、架台を強化出来るのは嬉しいけど、設置する場所が限定されちゃうの~。
横ラックレス方式
太陽光発電モジュールを設置するには通常、縦と横に架台を設置してその上にモジュールを取り付けますが、横ラックレス方式は縦、横どちらかの向きだけを使ってモジュールを設置する方法になります。
屋根に負担が少ない利点がありますが、強度はやや劣ります。

屋根への負担が少ないのは嬉しいね!でも、強度がやや落ちるのは心配だよね(;^_^A
キャッチ工法
キャッチ工法とは、金属の屋根材を専用の屋根材取り付けビスで挟んでボルトで固定する方法になります。
屋根に穴を空けないため、雨漏りなどの心配がありません。
ですが、金属屋根にしか使えない工法になり、キャッチ工法が施工できる業者が少ないという特徴があります。

施工業者の技術の良し悪しによって、屋根に穴を空ける工法は雨漏りの原因になる可能性もあるから、金属屋根ならこの工法が使えて嬉しいわね♪

支持瓦工法
支持瓦工法とは、穴を空ける場所の屋根瓦をアルミ製の瓦と交換して、その瓦の上に架台を設置する工法です。
このアルミ製の瓦が支持瓦といい、太陽光パネルの架台を固定するための台座がついている瓦になります。金属でできているので銀色をしています。
自分の家の屋根を傷付けることなく設置出来ますが、指示瓦の枚数分の施工費用がかかってしまうので、広い屋根の家は費用が高くなってしまいます。

これは瓦屋根の家に限定されちゃうよね~。
屋根を傷つけないのは嬉しいけど、広い屋根の家は事前にかかる費用をシミュレーションしておくといいね!
支持金具工法
こちらは垂木の上に補強板を敷いて、その上に支持金具をネジで固定する方法になります。
支持金具工法は強度が強いのが特徴ですが、瓦をめくって作業するため施工業者のミスが出やすいです。
支持瓦工法と支持金具工法の手順はこちら
- アンカー位置を確認し墨だし
- アンカーボルトを付ける場所にある瓦を取り外すしボルトとビスで固定
- 雨漏り防止用のシリコンコーティングをする
- 瓦を被せ太陽光パネルを設置

こちらも瓦屋根の家に使用する工法よ!
ステップバー方式
こちらは太陽光発電モジュールを支えるステップスタイルというものを使い、屋根とモジュールの距離が離れずに設置出来ます。
とにかく見た目の外観がスッキリしているので、家の外観を損ねません。
ですが、夏場には太陽光発電モジュールの熱が上がりやすく、そのため変換効率が落ちてしまいます。

家の外観を損ねたくない人にオススメだね!
夏は若干変換効率落ちちゃうけど……..。
そこらへんも見積やシミュレーションして判断してね!
平瓦一体型方式
平瓦一体型方式は、瓦の部分に太陽光発電モジュールを設置する工法です。
太陽光発電が目立たないので、こちらもステップバー方式同様に外観を気にする方におススメです。
ですが、通常の太陽光発電モジュールよりも発電の性能が低い傾向があります。
重石工法
こちらは屋根に傾斜がない陸屋根でも施工可能な工法です。
設置方法は、コンクリートブロックの上に架台を取り付けてさらにその上に太陽光発電モジュールを設置します。
重石工法は比較的価格も安く、耐久性に優れている特徴があります。
屋根に傾斜がない陸屋根に太陽光発電を設置するには、陸屋根の防水シートを打ち抜いて施工します。そのため、住宅メーカーからの防水保証が無効になってしまうなどのリスクがありましたが、重石工法が2015年に開発されたことにより、陸屋根でも安心して太陽光発電を設置出来るようになりました。

陸屋根の方には嬉しい工法だわ~♬
シンプルレイ工法
シンプルレイ工法は、太陽光パネルと架台を合わせて200~300㎏ほどになるので、強風によって吹き飛ばされるリスクの心配がないのが強みです。

シンプルレイ工法は割と最近の施工方法ですが、設置価格費用は他とあまり変わりません。それどころが屋根に穴を空けずに太陽光発電を設置でき、雨漏りのリスクもありません。

凄く良い工法だけど、1つ難点をあげれば、シンプルレイ工法を扱っている施工業者が少ないところかな~。

スレート工法
こちらは屋根がコロニアルやカラーベストのような形の場合に使用される施工方法です。
設置手順としては、
- パネルの位置を決めて金具を付ける
- 屋根にした穴を空けて防水ゴムを入れる
- S横桟取付金具を野地板にビス止めしてS横桟用金具を入れる
- 横桟を付ける
- 横桟に太陽光パネルを設置
- パネルの表面を掃除
スレート工法は工場や倉庫などのスレート屋根には取り付けることが出来ないと言う業者もいますので、大規模な取り付けになる場合は業者を選ぶことが大切。

あきらめず何社かに確認して!
太陽光発電の設置方法 まとめ

太陽光発電設置方法(工法)によって屋根の種類が限定されたりするし、メリットデメリットもあるから、自分の家の屋根がどんなタイプかなども調べてチェックすると良いよ~。
太陽光発電の設置方法は、工法の種類だけでなく業者によっても施工できる出来ないの差が出てきますので、太陽光発電設置の際は何社かに見積もりを出してもらうことが大切です!

その分手間がかかるけど、設置後のトラブルなどを回避できるから手を抜かないで!