卒FIT後の売電はENEOS太陽光買取サービスが良いって聞いたけれど、詳しく知りたいな。
ENEOS太陽光買取サービスの口コミや評判を見て、自分に合っているのか確認してみましょう!
ENEOS太陽光買取サービスとは?
太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)終了後に加入できる余剰電力の買取サービスで、エネゴリくんのキャラクターでお馴染みのENEOS(ENEOS)が提供しており、2019年11月からサービスが開始されています。
ENEOSは世界6位、日本国内の石油元売りの最大手のエネルギー・素材企業。全国各地にあるガソリンスタンドで、その存在を認知している人は多いでしょう。
誰もが知っている企業という安心感だけではなく、ENEOS太陽光買取サービスにはほかにはない独自のメリットがあり、今注目を集めています。
ENEOS太陽光買取サービスの評判&口コミ
住宅用太陽光発電の場合、FIT期間が終了した11年目以降はどこの電力会社に売電するか、頭を抱えて悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
「少しでも高く買い取ってくれる会社と契約したい」のは、誰もが考えるところ。ENEOS太陽光買取サービスは、その希望が叶えられるのか気になります。
ENEOS太陽光買取サービスの口コミや評判を参考にしてみましょう。
買取額が高い
卒FITに向けてENEOSさんに申し込みしました
42円→11円/kwhと大幅に安くなりますが
東京電力に売るよりは高く買い取ってもらえます電気代も値上げしてるんだから太陽光の買取金額も値上げしてくれないかなぁ… pic.twitter.com/gE2XzivaJe
— いわ(iwa_30) (@iwa_30) February 6, 2023
投稿者のように、卒FIT後は大手電力会社以外の新電力会社と売電契約を結ぶ人は少なくありません。
なぜなら、ENEOS太陽光買取サービスを含む新電力会社では、大手電力会社に比べて売電価格を高めに設定しているからです。
売電価格は電力会社や太陽光発電の容量などによって変わりますが、そのまま大手電力会社で売電を行うよりも、ENEOS太陽光買取サービスに変更したほうが、年間で7,000~22,000円ほど高い金額で買い取ってもらえるためお得になります。
買電は別の会社を選べる
明日から電気を買うのは「Looopでんき」、余剰電力を売るのは「ENEOS太陽光買取サービス」だ。
— JP (@junpla) May 21, 2020
これまで電気を利用するには地域の大手電力会社を契約する以外に方法がありませんでしたが、今は電気を買うのは料金プランが安いA社、電気を売るのはより高く買ってくれるB社のように、希望に合わせて自由に選べます。
投稿者も買電はLooopでんき、売電はENEOS太陽光買取サービスとそれぞれ違う会社を選んでいますが、比較検討の結果、買電と売電のどちらも大手電力会社と契約するより得をすると判断したのでしょう。
ENEOS太陽光買取サービスは余剰電気をいくらで買ってくれる?
ENEOS太陽光買取サービスの買取価格は、地域によって違います。
そこでENEOS太陽光買取サービスの買取価格と、全国各地の大手電力会社の買取価格を表にしました。
エリア | ENEOS | 大手電力会社 |
---|---|---|
北海道 | 11円/kWh(税込) | 北海道電力:8円/kWh(税込) |
東北 | 11円/kWh(税込) | 東北電力:9円/kWh(税込) |
東京 | 11円/kWh(税込) | 東京電力:8.5円/kWh(税込) |
中部 | 10円/kWh(税込) | 中部電力:7円/kWh(税込) |
北陸 | 10円/kWh(税込) | 北陸電力:8円/kWh(税込) |
関西 | 10円/kWh(税込) | 関西電力:8円/kWh(税込) |
中国 | 10円/kWh(税込) | 中国電力:7.15円/kWh(税込) |
四国 | 10円/kWh(税込) | 四国電力:7円/kWh(税込) |
九州 | 8円/kWh(税込) | 九州電力:7円/kWh(税込) |
参考元:ENEOS太陽光買取サービス
なお、表の買取価格は2024年3月分までのものです。2024年4月以降は、決定後に改めてお知らせされるため、ずっとこの価格で買取が行われるわけではありません。
ENEOS太陽光買取サービスのメリット
ENEOS太陽光買取サービス以外にも、多くの新電力会社が卒FITを対象にしたサービスを展開しています。
その中でENEOS太陽光買取サービスを選ぶ理由には、一体何があるのでしょうか。
大手電力会社より売電単価が高い
ENEOS太陽光買取サービスの買取価格は地域によって違いますが、どの地域であっても大手電力会社よりは買取価格が高いです。
太陽光発電の容量などによって年間発電量は変わるものの、大手電力会社からENEOS太陽光買取サービスに変更した場合、7,000~22,000円ほど売電収入のアップが見込めます。
新電力会社と契約できる
太陽光発電の余剰電力の買取契約するには、自社電力の利用(買電)を条件としている電力会社が多いのですが、ENEOS太陽光買取サービスは売電のみの契約が可能です。
そのため、これまで利用していた電力会社を解約せずに、ENEOS太陽光買取サービスと売電契約が結べるので手間がかかりません。
なお、ENEOSではENEOSでんきを提供しており、ENEOS太陽光買取サービスとセットで契約したい場合はもちろん可能となっています。
工事費や違約金がない
ENEOS太陽光買取サービスとの契約にあたり、契約手数料や工事費は必要ありません。
また、契約は基本的に1年ごとに更新されますが、途中で解約した場合の違約金やペナルティもありません。
年数や契約の縛りがない
余剰電力の買取に限らず、他社よりも高い買取や反対に安く利用するには、契約年数が決まっていたり、加入に関して細かい条件がある場合が多いです。
しかし、ENEOS太陽光買取サービスは年数などに制約がありません。
現時点と申し込み後では状況が変わってしまう可能性があると契約に躊躇してしまいますが、ENEOS太陽光買取サービスならその点の心配は皆無。
契約に至るまでのハードルがとても低いので、「とにかく始めてみよう」と思えるのがENEOS太陽光買取サービスの特徴といえるでしょう。
電子マネーでの入金が選べる
ENEOS太陽光買取サービスの買取料金の支払いは、現金振り込みまたはTマネーの2種類から選べます。
Tマネーの入金を選べば、利用に応じてポイントが貯まるのでさらにお得です。Tマネーでの支払いが可能な主なお店は以下のとおり。
- ファミリーマート
- TSUTAYA
- ウエルシア
- 吉野家
なお、買取料金の支払いをTマネーで受け取る場合は、ENEOS太陽光買取サービスのお客様ページにログイン後、決済方法変更画面でTマネーを選んでください。 Yahoo! JAPAN IDのログイン画面に遷移するので、連携手続きを行います。
Tカードでは過去に、ENEOSとの契約が成立した上で、特設ページ経由でENEOS太陽光買取サービスを申し込みをした人を対象としてポイントをプレゼントするキャンペーンを実施していました。
今後もタイミングが合えば、いきなり高額ポイントを手にできるチャンスがあるかもしれません。
ENEOS太陽光買取サービスのデメリット
ENEOS太陽光買取サービスは電気を高く買い取ってもらえ、買電はこれまで利用してきた電力会社を引き続き利用可能となので、ユーザーにとってデメリットとなる部分がありません。
あえて挙げるとするなら、大手電力会社よりもENEOS太陽光買取サービスのほうが売電価格が高いとはいえ、卒FIT後に売電収入が大幅に減ってしまう事実に変わりはない点。
そこで近年は、余剰電力を売電するのではなく、自家消費にシフトする家庭が増えてきました。太陽光発電は日中にしか発電しないため、夜間に電力を使うには蓄電池が必要ですが、蓄電池の設置により電気代の大幅ダウンが見込めます。
また、蓄電池があれば災害による停電時でも電気を使えるので、災害対策として導入を検討している人は多いでしょう。
そのため、太陽光発電の導入目的が蓄電池との併用による自家消費や災害対策なのであれば、ENEOS太陽光買取サービスと改めて契約するメリットはそこまでないといえます。
ENEOS太陽光買取サービスに向く人・向かない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
少しでも売電収入を上げたい | 卒FIT後は売電よりも自家消費をメインにしたい |
ポイントやマイルも貯めたい | Tカードを持っていない、またはTマネーが使える店舗が近くにない |
年数や契約の縛りがないシンプルなプランが良い | 沖縄や対応外エリアに住んでいる |
ENEOS太陽光買取サービスと自分(自宅)との相性を考えるときに柱となるのは、卒FIT後の計画です。引き続き売電収入を得たいと思っているなら、大手電力会社よりも買取価格が高いENEOS太陽光買取サービスとの契約はおすすめですが、自家消費にシフトするのであれば必ずしも契約がベストとはなりません。
また、ENEOS太陽光買取サービスが買取料金の支払いで対応している電子マネーはTマネーのみ。Tカード以外のカードを持っている人や、生活圏内にTマネーが使える店舗が少ない場合はお得感は低いでしょう。
ENEOS太陽光買取サービスのよくある質問
ENEOS太陽光買取サービスの利用はメリットが多く、デメリットが少ないため、売電収入を少しでも増やしたい人におすすめの会社です。
とはいえ、契約後に後悔しないように、事前に疑問や不安な点は解消しておきましょう。
契約条件について知りたい
ENEOS太陽光買取サービスは、固定価格買取制度(FIT)の期間が満了した人、もしくはこれから買取期間終了を迎える人が対象です。
FIT期間中の人や、今から太陽光発電を設置する人は契約ができません。
また、既にFIT期間を終了し、他社の買取サービスを契約している場合も、ENEOS太陽光買取サービスへの契約先変更が可能です。
解約条件について知りたい
ENEOS太陽光買取サービスは、加入時の条件が複雑ではなくシンプル。
そのため、解約についても特に縛りがなく、いつでも好きなタイミングで解約が可能。解約に関する違約金やペナルティもないので安心です。
提供エリアが知りたい
ENEOS太陽光買取サービスは、沖縄と離島を除く全国で提供が可能となっています。
詳細については、「ENEOS太陽光買取サービス」対象エリア・買取単価の詳細 を参考にしてください。
ENEOS太陽光買取サービスは卒FIT後の売電収入UPにつながる
卒FIT後の売電収入を少しでも増やしたい人は、解約手数料やペナルティのないENEOS太陽光買取サービスを検討してみましょう。
ENEOS太陽光買取サービスの申し込みは、郵送とホームページで受け付けています。ホームページの新規申し込みフォームには、個人情報のほか、振込先や代理店コード、キャンペーンコードなどの入力が必要です。
なお、ENEOSは日本のみならず世界にも名を知られた有名な大企業であるため、「ENEOSの・・」と枕詞がつけば、とりあえず信用してしまう人もいるでしょう。
しかし、太陽光発電関連の訪問販売をしている業者の中には、ENEOSの名前を勝手に騙って商売をしている例もあります。ソーラーパネルや蓄電池の設置を強引に勧めてくる場合は注意してください。