
最近、駐車場を活用できるカーポート太陽光発電が注目を集めているよね!

屋根に太陽光発電を設置できない家にはピッタリね♬

でもさ、屋根に比べて低い場所だし設置面積も狭いから大丈夫なの?って感じだよね。

カーポート太陽光発電について、デメリット・メリット、気になる平均価格など、みんなが後悔・失敗しないための内容をお届けするね!
カーポート太陽光発電とは?
引用:トモシエ
カーポート太陽光発電とは「ソーラーカーポート」とも呼ばれます。
ソーラーカーポートは、柱と屋根だけの簡易版の車庫のようなもので、屋根部分に太陽光パネルが設置されています。
車を駐車するスペースがあれば、個人でも気軽に太陽光発電を導入することができるので、非常に人気のソーラーシステムです。
ソーラーカーポートの種類

あなたのお家にピッタリのソーラーカーポートを見つけよう!
太陽光発電一体型カーポート
引用:カクイチ
見た目 | 外観を損ねない |
導入のしやすさ | 導入しやすい |
価格 | 一般的 |
太陽光パネルを設置するために設計・考案された、カーポートと太陽光発電が一体になったタイプです。
一般的なカーポートは、屋根の部分が曲線を描くアーチ型ですが、こちらは太陽光パネルを設置するために屋根部分がフラットになっており、無駄なスペースを削減した太陽光パネルです。
見た目もスッキリとしたデザインが特徴的なタイプです。

家の外観・外構を損なわないのも嬉しいね♬
太陽光発電搭載型カーポート
引用:yh株式会社
見た目 | 太陽光パネルが目立つ |
導入のしやすさ | 導入しやすい |
価格 | 少し安い |
太陽光パネルとカーポートが別々になっているタイプです。
この太陽光発電搭載型のカーポートは、折板屋根(せっぱんやね)と言われる金属製の屋根材を使ったもので、屋根の上に架台(太陽光発電システムを設置するための設備)と太陽光パネルを設置します。
太陽光発電一体型との違いは、太陽光パネルを取り外して普通のカーポートとしても使え、種類も豊富なので利用者の好みによって選べるところ。
架台の高さを変えて角度調整もできます。
しかし、高さを増やすと重量と費用が増えてしまうので注意しましょう。

屋根材に半透明の素材やポリカネートを使用した製品は、太陽光発電を設置したいと思ってもできないこともあります。
オーダーメイド太陽光カーポート
引用:エスコスタジオ
見た目 | 外観を損ねない |
導入のしやすさ | 導入の敷居が高い |
価格 | 高い |
オーダーメイドタイプのカーポート太陽光発電もあります。
オーダーメイドなのでカーポートを敷地に合わせて設計でき、その上に太陽光パネルを設置できるので、見た目もサイズも利用者の好みにできるのが特徴です。
建設基準を満たす必要があり、量産品での対応が難しいため、どうしても設置費用が高くなってしまう点がデメリットですが、その家に合うように最良設計されますので、機能的にも、デザイン的にも、優れたものとなっています。
カーポート太陽光発電の5つのデメリット

カーポート太陽光発電が気になる人は要チェック!
導入前にしっかりと読んでおいてね。

カーポート太陽光発電を導入してから後悔しても遅いわよ!
初期費用が高くなりやすい
カーポートだけでなく、架台や太陽光パネルの工事費用が加わるので、初期費用が高くなってしまうことがあります。
初期費用が高くなると、それだけ投資金額を回収する期間も長くなってしまいますので、初期費用が安いに越したことはありません。
ほとんど同じような性能、保証内容であっても、100万円近く導入コストが違うこともありますので、複数会社での相見積もりは必須です。

ローンを用意している販売会社もあるから、見積りとあわせて確認するといいよ♪

ローン返済額と売電した際のお金の動きを、事前に予測シミュレーションしてほしいと担当者に提案するのも大事だよ!
定期的なメンテナンスが必要
効率的な発電量を維持するためにも、以下のような定期メンテナンスが必要です。
それぞれ、お金がかかる内容となっていますが「必要に応じて」となりますので、必ず表示期間内に以下のコストがかかるわけではありません。
内容 | 期間 | 費用 |
---|---|---|
定期点検 | 4~5年 | 1~2万円 |
定期的な清掃 | 半年~1年 | 3~6万円 |
パワコン交換 | 10~15年 | 20~30万円 |
平均化すると、1年あたり¥20,000~¥30,000のメンテナンス代金がかかることになります。
そこまで大きな額ではありませんが、毎年のこととなりますので、こちらも覚えておきましょう。
定期点検については、契約時に「○年ごとに○円で定期点検を実践」と予め決まっているメーカーもありますので、確認が必要です。
太陽光パネルが影になりやすい
カーポート太陽光発電に限らず、太陽光発電を設置しても、想定した発電量が保証されているわけではありません。
地理や地形、天候、設置スペース、太陽光発電パネルのスペックや角度などでも発電量は変動します。
特に、カーポート太陽光発電は、屋根に設置する太陽光発電より低い位置になり、他の建物の影になりやすいというデメリットがあります。
そうなると、季節や時間帯により、自宅や樹木、電柱などの影で日光が当たらなくなり、発電量に影響を及ぼします。
電信柱の影により発電量が減少しているソーラーパネルの例
引用:日経BP
太陽光発電はパネルを直列に接続するので、一部でも影ができた場合は想像以上に発電量低下の影響は高くなります。
東側に障害物があれば朝の起動時間が遅くなり、その結果最大出力への到達も遅くなり注意が必要です。
自宅や自宅の敷地内にある樹木以外にも、近くに高い建物や看板、電柱が新設される可能性も考慮に入れないといけません。

後から新しく建物など障害物出来たら腹立つ~!!!

事前の調査・予測が大切だね!
増設許可の申請が必要
カーポート太陽光発電の設置には、建ぺい率や容積率の関係のため建築確認申請が必須です。
仮設した後に申請許可が下りなかった場合は、残念ですがカーポート太陽光発電を撤去しなければいけなくなる場合も。
そうならないためにも、設置前に市区町村役場の都市計画課で調べておきましょう。
風や雪の影響を受ける
お住まいの地域によっては、雪が多かったり風が強かったりするところもあるでしょう。自然のものは対策が難しいため、そういった環境面も忘れはいけません。
その地域に詳しい担当の方であれば良いですが、他府県からの営業で契約された場合などは、しっかりとそのあたりも説明・相談が必要です。
また、元からあるカーポートに太陽光パネルを設置したい場合は、必ず強度計算も行ってもらってください。
太陽光パネルだけでも平均して1枚約15~20㎏にもなり、さらに架台という鉄骨組んで設置する場合が多いのでカーポートの補強も必要になります。
積雪した場合の重さも考慮した構造設計も必要になりますし、屋根上や野立てタイプの太陽光パネルと比べてパネルの傾斜を緩やかに設置することが多いので、積雪すると雪が溶けにくいという面もあります。

後からトラブルになっても困るから、ちゃんと確認しなきゃ!

あまり神経質にならなくても大丈夫!
積雪に強いタイプもあるから、まずは販売会社で試算してみよう♪
カーポート太陽光発電のメリット

デメリットだけじゃないよ!
メリットだってあるんだから✨
デッドスペースを利用して太陽光発電できる
カーポートは、大事な車を安心して駐車できるだけでなく、車がないときは日よけとしてやバーベキューなど交友スペースにできたり、子供を遊ばせたりと活用することができます。
色々な用途に活用できて発電量も増やせ、住宅の屋根に比べて設置の自由度もあり、向きや傾斜など角度を調整すれば、より高い発電効果が実現します。

とっても魅力的よね♪
屋根に太陽光発電を使えない人でも導入できる
太陽光発電に興味はあっても、自宅の屋根に太陽光発電を設置できない方、景観を損ねるという理由で設置したくない方もいらっしゃると思います。
そんな方でも、カーポート太陽光発電を導入することで太陽光発電のメリットを受けられます。

既に自宅の屋根に太陽光発電を設置している人にもオススメだよ!

まだまだお金るかかる子供がいる方は、電気料金が助かる~♬
さらに売電できたら嬉しいわね🎀
電気自動車(EV車)使用者におすすめ
ここ数年で、世界的にみても電気自動車(EV車)の人気が高まっています。
ガソリン車と比べて電気自動車の月間燃料費が安く、日本でも注目されています。
ですが、皆さんご存知とおり、電気自動車にはデメリットもあります。
電気自動車には電気が必要で、その電気を得られるEVステーションが通常のガソリンスタンドに比べて非常に少ないので、充電切れの心配が常につきまといます。

ゲゲッ!いきなり道路で充電切れしたら焦るよね!!!

安心して大丈夫よ♪
毎日自宅で電気自動車(EV車)の充電ができれば、充電切れのリスクを抑えることができて、さらには蓄電池と併用すればかなりお得にもなります。
カーポート太陽光発電を設置だけでなく、充電コンセントや充電スタンドを設置すれば電気自動車(EV車)の充電が簡単に行えるので、現在電気自動車所有している方や、今後電気自動車を導入したいと考えている方には、カーポート太陽光発電の設置はとても相性が良いのです。
カーポート太陽光発電の価格の相場は?

これはかなり気になるよねっ!
カーポート太陽光発電の設置には、太陽光発電の発電量や大きさ、メーカーなどで費用に違いがあります。
一例として、2~4台用の価格相場を比較してみましょう。
- 2台用~発電量:3.7~7.3KW 価格:180~240万円
- 3台目~発電量:6.1~9.2KW 価格:250~300万円
- 4台目~発電量:9.2~12.8KW 価格:300~380万円
太陽光発電に関して「KW(キロワット)単価」と目にすると思いますが、これは”1KW発電させるのに導入費はいくら必要か”がわかる統一の費用表現方法になります。
カーポートと太陽光発電パネルそれぞれメーカーが異なるので、それによって選ぶ組み合わせによって金額が違います。

自宅に合うカーポート太陽光発電を選ぶことが大切。
詳しいことは販売会社に相談ね!

施工業者によって金額もかなり違うから、相見積もりも忘れずに♡
カーポート太陽光発電と固定資産税

自宅の敷地内にカーポート太陽光発電があったら、固定資産税がかかるのか気になるよね!

課税対象となるかは、カーポート太陽光発電のタイプによって決まるのよ。
以下の条件を満たす場合は、固定資産税の課税対象となります。
- 建物が建てられている地面に基礎が埋め込まれて固定されている場合
- 三方向以上が壁で覆われ、そこで居住、作業、貯蔵などが可能な場合
- 屋根がある
一般的なカーポートは、これらの条件に合致しませんので固定資産税はかかりませんが、車庫やガレージには固定資産税がかかります。

あ~、なら固定資産税はかからないね!
って、違うからね!!!

ここが勘違いしやすいところなのよね~。
カーポート太陽光発電にも固定資産税がかかる条件があるの!
- 発電量が10KW以上
- 屋根が一体型
上記の条件を2つとも満たした場合、固定資産税がかかります。
カーポート太陽光発電 まとめ

カーポート太陽光発電のデメリットなど、包み隠さずお届けしたけど、ここでおさらいしていくよ!
カーポート太陽光発電のデメリット
- 初期費用が高い場合がある
- 太陽光パネルが影になりやすい
- 増設許可の申請が必要
- 風邪や雪の影響を受ける
カーポート太陽光発電のメリット
- デッドスペースを利用して太陽光発電できる
- 屋根に太陽光発電を使えない人でも導入できる
- 電気自動車(EV車)使用者におすすめ
固定資産税がかかる条件
- 発電量が10KW以上
- 屋根が一体型

特殊な形のカーポートの場合は、余計な固定資産税がかかることもあるから事前に自治体に相談することを忘れないで!
太陽光発電を導入するとなると、規模が小さいカーポート太陽光発電でも決して安い買い物ではありません。
だからこそ、デメリットをよく理解し、メリットを生かし、基礎知識をよく確認して納得したうえで導入を検討することが重要になります。
お住まいの自治体によっては助成金・補助金が出ることもありますので、まずは導入シミュレーションを行うことをおすすめします。