ダイキンはエアコンや暖房機など空調設備メーカーのイメージが強いですが、2022年2月に業界で初めておひさまエコキュートを開発、リリースしたことで注目を集めました。
おひさまエコキュートとは、太陽光発電システムと連携させて使う、自家発電、自家消費型のエコキュート(正式名称:自然冷媒ヒートポンプ給湯機)のこと。
おひさまエコキュートを取り扱うメーカーは2024年4月時点で5社ありますが、他社に先駆けて製品化されたダイキンのおひさまエコキュートの評判&口コミはどうなのか、気になるところですね。
余談ですが、ダイキンは以前「Sky Solar(スカイソーラー)」という住宅用太陽光発電システムを販売していたのですが、既に生産・販売を終了しています。
このページでは、ダイキンのおひさまエコキュートの評判を、利用者の良い口コミや悪い口コミから徹底検証します。
おひさまエコキュートの比較や検討の参考にして、ご自宅やご家族にとって最適な機種を選択するのにお役立てください。
ダイキンのおひさまエコキュートの良い評判&口コミ
ダイキンは、おひさまエコキュートの先駆者として名高いメーカー。そんなダイキンのおひさまエコキュートの評判はどうなのか、参考になる口コミをまとめて紹介します。
良い口コミからチェックしていきましょう。
水圧が半端なく強い
どんなに電気代やガス代など光熱費を節約できても、水圧が弱いのだけは困りものですよね。水圧重視の方にとって、ダイキンのパワフル高圧給湯は非常に魅力的なポイントです。
発電ピークに沿って勝手にお湯を沸かしてくれるのが楽
設定操作をしなくても発電のピーク時を見計らい、自動的にお湯を沸かしてくれるなんて効率的ですね。なんとも頼もしく賢いパートナーです。
ウルトラファインバブルが魅力
ウルトラファインバブルは、微細な泡でお風呂タイムをさらなる癒やし空間にグレードアップしてくれるオプションです。追加費用はかかりますが、老若男女問わずプラスしたくなる魅力的なオプションですね。
気象警報緊急湧き上げが大雪警報に反応
ダイキン おひさまエコキュートの「気象警報緊急湧き上げ」をオンに設定していたら、大雪警報が出て、反応‼️
普段の量を超えて満タンを維持。お湯はりして使ったら、その分を湧き上げしてる。
停電に備えて蓄電池とアウトランダーPHEVも充電しておいたけど、今のところ使わずに住んでありがたい‼️
— BlueTec (@BlueTecE350) January 25, 2024
「気象警報緊急沸き上げ」とは、専用アプリ「ダイキンスマートアプリ」でのみ利用できる機能です。警報や注意報の情報を得て、災害時に備えた運転を選択してくれます。万が一の時の電力消費にも自動的に備えてくれるなんて便利ですね。
ダイキンのおひさまエコキュートの悪い評判&口コミ
ダイキンのおひさまエコキュートは全般的に口コミ良く好評ですが、マイナスな意見もあります。
悪い口コミもチェックしておきましょう。
パナソニックのほうが全然安かった
各社のおひさまエコキュートを見積もってみたらいいと思いますよー
結構価格差あります。うちは、本当はパナで良かったんですが、高圧である必要があって、ダイキンになりました。
パナの方が全然安かったですね…— もっけもっけ@新居に引きこもり (@Highly_Airtight) August 15, 2023
ダイキンのおひさまエコキュートは、他のメーカーと比較すると価格が高めです。低コスト重視での選択肢としては、優先度低めといえるでしょう。依頼する業者によっても価格は異なるため、相見積りで比較検討するのがおすすめです。
東電の「くらし上手」しかお得な電力プランがなくて残念
ダイキンに限ったことではありませんが、おひさまエコキュートに対応したお得な料金プランはこれまで東京電力エナジーパートナー(TEPCO)のみで関東エリアに限定されていました。しかし2024年4月1日からは、東北電力でも同様のお得な電気料金プランが提供開始されています。
ダイキンのおひさまエコキュートのメリット
おひさまエコキュートといっても、メーカーによってそれぞれに特徴があります。
ダイキンのおひさまエコキュートにはどんなメリットがあるのか、詳しくチェックしていきましょう。
パワフル高圧給湯
ダイキンのおひさまエコキュートは、給湯圧力が高いことで多くのユーザーに選ばれています。給湯圧力は最高320kPa。豊富な湯量でシャワーの勢いが良く、浴槽へのお湯はりもスピーディーで快適です。
シャワーの勢いが弱いと、日々のストレスになりますよね。
ダイキンのおひさまエコキュートなら、2ヶ所で同時に温水を使ったり、2階や3階に設置されたシャワーを使ったりする時でも、ストレスがありません。
おゆぴかUV
ダイキンのおゆぴかUVは、貯湯ユニットに搭載されたUV除菌ユニットで、お湯の雑菌を除菌してくれる機能です。
お風呂のお湯を循環させながら、UV除菌ユニットで深紫外線(UVC)を照射し、菌の増殖を抑えてくれます。
通常の清掃は必要ですが、家族が多いご家庭でも、最後の人まで清潔で快適な入浴タイムを過ごせます。
ウルトラファインバブルアダプター
オプションとして追加できるウルトラファインバブルアダプターは、浴槽内に微細な泡を噴き出すための装置です。
ウルトラファインバブルアダプターを設置すると、0.001ミリ未満の微細な泡が発生。入浴によって、以下の3つの効果を期待できます。
- 温浴効果
- 美肌効果
- 洗浄効果
これら3つの効果は、ウルトラファインバブルを設置した場合としていない場合との比較試験でも確認済み。毎日のお風呂を快適にしてくれるオプションです。
ダイキンのおひさまエコキュートのデメリット
ダイキンのおひさまエコキュートは、全般的に評判も口コミも良いですがデメリットもあります。マイナス面も重要ですので、しっかりチェックしておきましょう。
定価が高め
各社メーカー希望小売価格を設定していますが、ダイキンの価格は比較的高めです。
タンク容量460Lの最新機種で各社のメーカー希望小売価格(税別)を比較すると、以下のとおり、ダイキンは5社のうち2番目に高額な設定となっています。
メーカー | 型番(460L) | 本体価格(メーカー希望小売価格/税別) |
---|---|---|
ダイキン | EQ46XFPV | 1,180,000円 |
パナソニック | HE-Y46KQV | 953,000円 |
コロナ | CHP-46AY5V | 1,035,000 円 |
三菱電機 | SRT-B466U-PV | 1,200,000円 |
長府製作所 | EHP-4604BX-PV | 973,000円 |
リモコンが別売り
ダイキンのおひさまエコキュートは、リモコンが本体とは別売りです。ダイキン以外にも、以下の3社がリモコン別売りで本体価格を設定しています。
- パナソニック
- 三菱電機
- 長府製作所
リモコンは必須アイテムであり、別売りである点には注意が必要です。
コロナは5社のうち唯一、無線LAN対応インターホンリモコンセット付きでの本体価格となっています。
ダイキンのおひさまエコキュートの保証・アフターサービス
ダイキンのおひさまエコキュートのサポートや保証内容をチェックしておきましょう。
ダイキンのおひさまエコキュートの保証には、無料の通常保証と有償の延長保証があり要チェックです。
サポート窓口
ダイキンでは、コンタクトセンターで各種問い合わせに対応しています。電話以外にもFAXやメール、AIチャット、専用フォームなどの問い合わせ方法が用意されています。
受付時間:24時間365日対応
Web窓口:http://www.daikincc.com
通常保証(無料)
ダイキンのおひさまエコキュートの通常(無料)保証は、以下のとおり、保証の対象ごとに年数が異なります。
保証対象 | 保証期間 |
---|---|
本体 | 1年 |
冷媒系統 | 3年 |
タンク缶体 | 5年 |
水熱交換器(地下水・井戸水利用保証) | 3年 |
延長保証サービス(有償)
別途コストがかかりますが、延長保証サービスを付けることもできます。
項目 | 内容 |
---|---|
保証内容 | 10年間修理費無料 保証回数・保証上限額10年間無制限 |
保証料金 | 30,800円(税込) |
保証期間 | 10年間 (メーカー保証+延長保証) |
申込み有効期限 | 設置から6ヶ月以内 |
延長保証サービスには、申込み期限があります。期限を過ぎると追加できなくなりますので注意しましょう。
ダイキン工業株式会社の会社概要
項目 | 内容 |
---|---|
商号 | ダイキン工業株式会社(DAIKIN INDUSTRIES, LTD.) |
設立 | 1934年2月11日 |
代表者 | 取締役社長 兼 CEO 十河 政則 |
本社 | 大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス |
ダイキンはおひさまエコキュートのパイオニア
空調メーカーとして知名度の高いダイキンは2022年2月、業界に先駆けておひさまエコキュートを発売。パイオニアとしての地位を確立しています。
良い口コミも悪い口コミも調査しましたが、ダイキンのおひさまエコキュートの評判は総じて良好で人気もあり、安心感があります。特に水圧の強さには定評あり。
おひさまエコキュートの導入や買い替えを検討する際の、メーカー選びの参考にしてください。
2024年4月現在、おひさまエコキュートは5つのメーカーから販売されています。電気料金の節約や省エネを考えている方にとっては注目必須のアイテムですよね。
おひさまエコキュート自体、まだ歴史が浅く、メーカーごとの機器仕様やラインナップに顕著な違いは見られませんが、今後どのように展開、発展していくのか楽しみですね。