家の解体や引っ越しなどで不要になった太陽光パネル(ソーラーパネル)は、買取りしてもらえる場合があります。太陽光パネルは産業廃棄物であり、処分には相当の金額がかかるものです。買取りしてもらえれば収入にもなり一石二鳥です。
このページでは、全国対応の太陽光パネル買取り業者を厳選して紹介します。取り外した後の流れや注意点なども解説しますので、最後までご覧ください。
【全国対応】太陽光パネルの買取業者3選
太陽光パネルの買取りを行う業者は複数ありますが、多くは企業向けのサービスです。一般家庭で利用していた太陽光パネルを買取ってくれる業者はそれほど多くありません。ここでは、家庭用の太陽光パネルを買取りしてくれる全国対応の業者を3社紹介します。
エルライン
エルラインは埼玉県を拠点とする建材買取専門店です。年中無休、全国即日対応で相談可能。出張費用も査定も無料です。
建材買取専門で、太陽光パネルの取り外しにも対応しています。
会社名 | エルライン住設 |
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設立日 | 不明 |
事業内容 | 建材買取事業 |
本社所在地 | 埼玉県新座市野火止3-16-32 |
買取方法 |
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出張エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・長野県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県・静岡県 |
取り外し対応 | 可 |
関連機器の買取 | 可 |
相談方法 | 電話またはホームページの申込みフォームから連絡 |
電話番号 | 0120-527-257(受付時間:10:00~19:00) |
URL | http://www.eco-suru.com/solar_kaitori.html |
良品企画
良品企画は埼玉県の不用品買取専門店です。生もの以外ならなんでも買取り可能とのこと。持込拠点が各地にあるほか、宅配買取にも対応しています。
出張費用も配送費用も無料。取り外しの相談にものってくれます。商品査定フォームもあり、気軽に見積もり可能です。
会社名 | 株式会社自己責任 |
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設立日 | 不明 |
事業内容 | 不用品買取 |
本社所在地 | 埼玉県戸田市下前2-9-25 |
持込拠点 |
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買取方法 |
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出張エリア | 北海道・関東・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県 (他地域の相談可能) |
取り外し対応 | 可 |
関連機器の買取 | 可 |
相談方法 | 電話または査定フォームから連絡 |
電話番号 | 0120-222-458(受付時間:9:00~21:00) |
URL | https://www.rkikaku.com/solar-panel/ |
家電高く売れるドットコム
家電高く売れるドットコムでの太陽光モジュールの買取りは、新品・未使用の製品がメインです。状態や型番等により中古でも買取りしてもらえる可能性はあります。
査定は無料です。専用フォームを利用すれば1分で簡単に買取価格を調べられるので、チェックしてみるといいでしょう。買取価格の見積もりは、最短で当日中に分かります。
会社名 | 株式会社マーケットエンタープライズ(MarketEnterprise Co., Ltd.) |
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設立日 | 2006年7月7日 |
事業内容 |
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本社所在地 | 東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビル3F、5F |
支店 |
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買取方法 |
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出張エリア | 東北・関東・中部・近畿・中国・九州地方 (他地域の相談可能) |
取り外し対応 | 不可 |
関連機器の買取 | 可 |
相談方法 |
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電話番号 | 0120-945-991(受付時間:9:15~21:00) |
URL | https://www.kaden-takakuureru.com/articles/395.html |
太陽光パネルを取り外した後の処理
太陽光パネルを取り外し、新たな太陽光発電システムを導入する場合は工事業者が入りますが、撤去のみの場合は、後処理の手配が必要です。
太陽光パネルを取り外した後は、以下の流れで処理を行います。
- 関連機器の処分
- 補修やメンテナンス
- 屋根塗装
関連機器の処分
太陽光発電システムで使用していた架台やパワーコンディショナーなど、一部の機器は太陽光パネルと共に買取りしてもらえることもありますが、別途処分が必要になることもあります。
太陽光パネルの破棄費用や関連機器の処分方法について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
補修やメンテナンス
太陽光パネルの撤去後は、パネルを固定していたビス穴の処理など、屋根の補修が必要となる場合があります。しっかり処理しておかなければ、雨漏り等のトラブルにもなりかねません。
正しい処置で屋根を守り、住宅の安全を確保しましょう。
屋根塗装
長年設置されていた太陽光パネルを撤去すると、屋根の色が異なるなど塗装が必要になる場合もあります。
塗装の劣化は屋根の劣化にも繋がります。状況に応じて適切な塗装の実施を検討しましょう。
太陽光パネルの買取りで必要な手続き
太陽光パネル売却の際は、FITの廃止や補助金の財産処分申請が必要です。それぞれ解説します。
FITの廃止届出
FIT(固定価格買取制度)の認定を受けている場合、廃止届が必要です。設置の際に手続きした事業者に相談してください。
自身で手続きをした場合は、再生可能エネルギー電子申請のマイページから手続きを行います。操作方法については以下のマニュアルを参照してください。
→ FIT制度・FIP制度 再生可能エネルギー電子申請 操作マニュアル【廃止届出登録】
補助金の財産処分申請
補助金を受けている場合、太陽光パネルを買取り等で処分すると、一部返還が必要となるケースがあります。
例えば太陽光発電協会(JPEA)からの補助金を受けていた場合は、法定耐用年数17年間として、使用しなかった年数分、補助金を返還しなければなりません。買取り依頼の前に、財産処分の申請手続きが必要です。
補助金を受けた自治体などにより、手続きが異なる場合もあります。事前に確認しておきましょう。
太陽光パネルの買取りを依頼する際の注意点
廃棄される太陽光パネルは一般的には産業廃棄物であり、処分費用がかかりますが、買取りしてもらえれば負担を回避できます。ただし、買取りを依頼する際には把握しておくべき注意点もあります。
家庭用の太陽光パネルの買取業者は少ない
太陽光パネルの買取りを専門に行う企業は多数ありますが、家庭で使用していた中古のパネルを買取ってくれるところは多くありません。
リサイクルショップなど、身近に処分業者がない場合は、全国対応の買取業者を利用しましょう。太陽光パネルの買取実績が多い業者を選ぶと安心です。
買取りが難しい場合がある
太陽光パネルの買取りは可能でも、新品のみに対応している業者もあります。パネルの状態(破損や故障)だけでなく、メーカー、型番によっては買取り不可となる可能性があることを認識しておきましょう。
処分にも対応可能な買取業者に依頼すれば、買取ってもらえない場合の処分で困ることもありません。
基本的に撤去には対応していない
太陽光パネルの買取りに対応している業者には、多様な業態があります。取り外したパネルの買取りや回収、運搬のみで、屋根からの撤去には対応していない業者がほとんどです。
太陽光パネル撤去に伴う電力系統の遮断は、電気工事士の資格がなければできません。高所作業で、パネルの重量もあるため、専門の施工業者に依頼する必要があり、費用もかかります。
不要になった太陽光パネルは買取りも検討しよう
太陽光パネルの買取業者を3社紹介しました。買取りの依頼をどこにするか、判断するのにお役立てください。
太陽光パネルは再利用可能です。産業廃棄物として処分するには多額のコストがかかりますが、買取りならパネルの処分ができる上で収入にもなります。不要になった太陽光パネルが新たな場所で活躍できれば、資源も無駄にならず環境保護にも役立つでしょう。
不要になった太陽光パネルの買取りが可能か、お近くの買取り業者に問い合わせてみてください。