太陽光発電にも保険ってあるんだね!
そうだよ!もしもの時の備えとして、入っておくと安心だよね!
保険料ってどのくらいなのかな?それに、どんな保険があるのか、いまいち分からないよ!
みんなが気になる「保険料の相場」や「保険の種類」をお届けするね!
太陽光発電の保険料の相場
結論からお伝えしますと、保険料の相場は、保険会社や、保険の種類によって異なります。
そこで、保険別にある程度の相場をお伝えしますので、参考にしてみてください。
太陽光発電に必要な保険は、以下の5つです。
- 火災保険
- 動産総合保険
- 休業保険
- 地震保険
- 施設賠償責任保険
保険の相場から内容まで、それぞれ詳しく見ていきましょう。
火災保険の相場
「火災保険」は、一般の住宅で加入するものと同じです。
太陽光発電にも、一般住宅用の火災保険が適用できるんだよ!
火事や台風などの災害時に起きた損害を補償してくれるよ!
試しに「東京海上日動」の「トータルアシスト住まいの保険」で試算をしてみます。
トータルアシスト住まいの保険で補償されるのは、以下のとおりです。
- 火災
- 風災
- 水災
- 盗難・水濡れ等
- 破損等
※「充実タイプ」を適用
引用:東京海上日動公式サイト
次に、具体的な補償内容は、以下のとおりです。
保険会社 | 東京海上日動 |
所在地 | 埼玉県 |
建物構造 | M構造 |
築年数 | 新築 |
建物の保険金額 | 1,000万円 |
家財補償 | 500万円 |
地震(建物) | 500万円 |
地震(家財) | 250万円 |
保険期間 | 10年 |
この内容で、火災保険の保険料をシュミレーションすると、10年間で143,330円となります。
ちなみに、保険期間を三段階に設定すると、以下のようになります。
1年 | 22,210円 |
5年 | 101,880円 |
10年 | 143,330円 |
安くはない金額だけど、故障時に自己負担で修理や交換することを考えると、必要経費かも!
動産総合保険の相場
「動産総合保険」の補償内容は、火災保険とかなり似通っていますので、ここでは、動産保険で補償できないものを挙げていきます。
- 加工・製造中の動産
- 自動車・航空機・船舶
- 運送中の危険のみを対象とするもの
引用:損保ジャパン日本興亜
「動産」っていうのは、不動産以外の財産のことだよ!
上記に加え「水災」に関する補償もありませんので、幅広く保証内容をカバーしたい場合は、火災保険を選択するほうが良いかもしれません。
本題の保険料は、以下のとおりです。
動産総合保険の、保険料の相場は、一般的に初期費用の2.5%~3.5%だと言われています。
引用:ソラチエ
仮に、太陽光発電の初期費用が150万円だった場合、年間で37,500円~52,500円という計算になります。
休業保険の相場
休業保険で対象となるのは、以下のとおりです。
- 火災・落雷・破裂・爆発
- 風災・雹災・雪災
- 水災
- 不測かつ突発的な事故
休業保険っていうのは、何らかの原因で太陽光発電の運用が止まってしまったときに、売電収入を補償してくれるものだよ!
つまり、事前に年間の「日照時間」などのデータを基に、発電量と、売電金額を予想しておき、事故が起きなければ得られるはずだった「売電収入」まで補償をしてくれるのです。
保険料の相場は、以下のとおりです。
発電設備が48kWの場合、年間の保険料は7,000円前後です。
引用:タイナビ発電所
産業用の太陽光発電は発電量が多いから、この金額なら入っておくと安心だね!
地震保険の相場
地震保険は、基本的に火災保険とセットで加入するシステムになっています。
地震が原因で起きた、火災などを補償してくれるんだよ!
保険料は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲内の設定となっています。
引用:ほけんスタート
先にお伝えした、1年間の火災保険の保険料を当てはめてみると、6,663円~11,105円となります。
施設賠償責任保険の相場
施設賠償責任保険は、台風や地震などで破損した太陽光発電が、万が一、他人に危害を及ぼした場合を補償してくれる保険です。
自動車保険にも、同じシステムの補償があるよね!
強風で飛ばされたソーラーパネルが、人に直撃することもあるからね!
保険料は、年間で約5,000円となっております。
引用:TOSMO
年間でこの金額であれば、加入する価値は十分にあるでしょう。
太陽光発電に保険は必要なのか
太陽光発電設備には、元々メーカー保証がついておりますが、自然災害などで発生した損害は、メーカー保証の適用外となっています。
特に「産業用」の太陽光発電設備は、10kW以上と規模が大きいことから、故障した際には、修理などの自己負担額はかなり大きくなってしまいます。
そんなときに、保険に加入しておけば、最低限の出費で損害を賄うことができるのです。
自然災害は、予期せぬときに起きるものです。「備えあれば憂いなし」と言うように、万が一に備えて、保険に加入することをオススメします。
以下の保険会社で、太陽光発電に対しても適用できる保険を販売しています。
- 三井住友海上
- 東京海上日動
- 損保ジャパン日本興亜
- あいおいニッセイ同和損保
引用:ソラチエ
太陽光発電の保険料の相場まとめ
ここまで、太陽光発電の「保険料の相場」と「保険の種類」をお伝えしてきました。
保険は、メーカー保証適用外の範囲を補ってきくれる重要なものです。
自分には、どんな保険が必要なのかじっくり検討をし、万が一に備えてください。