
太陽光発電を導入する時は、もしもの時に備えて保険に入ったほうが安心と思う人は多いと思うの。

そうよね!もし自然災害などで太陽光発電が壊れたりするかもしれないから、何らかの保証が欲しいわよね♪

でもね~、太陽光発電に関係した「地震保険がない」という話があるんだよね~。

その話が実際どうなのか、今回は太陽光発電に関しての地震保険があるのかないのか、太陽光発電を導入したらどの保険が良いのかなどご紹介していくわよ!
太陽光発電に関する地震保険はあるのか?
簡単に結論から言いますと、太陽光発電に適用される地震保険はあるにはある。
じつは地震保険と言う名前の保険はありますが、住宅以外の野立て太陽光発電には当てはまりません。

でも、どうしても保険に入りたい場合は保険会社と交渉するんだよ!
交渉次第では、地震保険を付けることが出来るんだ~。
いつ、なんどき、何か起きるかわからないのが自然災害。昨今日本では大型地震による被害が多くなってきていますので、特に地震に関しては心配になります。
だから地震保険に加入できるか気になるところですが、例えば、火災や落雷、飛び石などの自然災害の場合「火災保険の総合タイプ」に加入していれば保証は受けられます。
ですが、地震や津波などの被害の補償は受けられません。
地震災害の場合は地震保険で補償はされますが、全損・大半損・小半損・一部損と区別されて支払われるので、損害額そのままが支払われるわけではないので注意が必要になります。
さらに、地震保険の単独での加入はできません。火災保険の付帯として地震保険に加入することになります。

ややこしいわよね~。実はね、太陽光発電を導入している事業者は地震保険に入っていない方が多いの。何故なら地震保険の費用が高いからなの。
地震保険に入るべきか?
この問題に関しては難しいところがあります。地震保険は価格が高い、でもメーカーがうたっている災害補償は地震に対しては適用範囲外。

一体どうしたらよいの!!!
なんて焦らないで!この記事を最後まで読めばわかるから!
結果から申しますと、やはり地震保険には加入しておくべきでしょう。何故なら、日本は地震のリスクが高い国だからです。
寿命が長い太陽光発電を導入するのなら、いざという時に備えるのが一番かと思います。

でもやはり地震保険って高いのよね~。だから参考に地震保険の保険料をまとめてみたわ!
地震保険の保険料
鉄骨・コンクリート造り | 木造造り | 鉄骨・コンクリート造りから 木造造りに変更された建物 | |
岩手県・秋田県・山形県・栃木県・群馬県 富山県・石川県・福井県・長野県・滋賀県鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県 | 6,500円 | 10,600円 | 8,400円 |
福島県 | 6,500円 | 13,000円 | 8,400円 |
北海道・青森県・宮城県・新潟県・山梨県 岐阜県・京都府・奈良県・兵庫県・香川県大分県・宮崎県・沖縄県 | 8,400円 | 16,500円 | 10,900円 |
茨城県・愛媛県 | 11,800円 | 24,400円 | 15,300円 |
埼玉県・大阪府 | 13,600円 | 24,400円 | 17,600円 |
徳島県・高知県 | 11,800円 | 27,900円 | 15,300円 |
千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県 三重県・和歌山県 | 20200円 | 32600円 | 26,200円 |

地震保険の料金は、保険金額、建物の所在地、建物の構造によって決定されるんだ!だからこの一覧はあくまでも平均的な価格だと思ってね!
こちらの一覧ですが、政府機関の地震調査研究推進本部の「確率論的地震動予測地図」を使って算定しています。
保険会社はこの料率を使い保険料を計算しており、建物や家財も同様になります。

う~ん、高いから無理かしら….。なんて思わないで!
地震保険料控除というものがあるのよ!
平成19年1月から地震災害による損失に対する備えに関わる国民の自助努力を支援するために新たに地震保険料控除が作られました。
これは、地震保険の振込料に応じ一定額がその年の契約者の課税所得から差し引かれ、税負担が軽減される仕組みになっています。

でも、色々計算してみて加入するか決めてね!
そして太陽光発電に利用できる保険も知っておくといいよ!
太陽光発電に関する保険とは?
地震保険のことについてはお分かりいただけたと思いますが、そもそも太陽光発電に関する保険にどのような種類があるのかご存知でしょうか?
太陽光発電に関して利用できる保険は主に4つに分けられます。
- 火災保険
- 動産総合保険
- 賠償責任保険
- 休業補償保険

投資家が多く加入しているのが、火災保険と動産総合保険なのよ!
火災保険と動産総合保険は重要度が高いと判断され、多くの投資家が加入していますが、賠償責任保険、休業補償保険は加入するかどうかの意見が真っ二つに分かれていますので、それぞれの特性を知り自身の家に合った保険を選びましょう。
太陽光発電に関する保険1,火災保険と動産総合保険
こちらの2つは、どちらも火災、風災などの自然災害を受けた時に使える保険になります。共通点が多いですが、一部の補償内容に違いがあるので注意しましょう。

火災保険と動産総合保険の補償範囲はこちら!
火災保険 | 動産総合保険 | |
火災・落雷・爆発 | ○ | ○ |
風災・雪災・雹災 | ○ | ○ |
水災 | ○ | ○ |
電気的事故・機械的事故 | ○ | 補償範囲外 |
盗難 | 補償範囲外 | ○ |
不測かつ突発的な事故 | 補償範囲外 | ○ |

一部違うわね!これ迷うわ~。
火災保険と動産総合保険を比べると、動産総合保険の方が保険料が高い傾向にあるのですが、保険会社によって補償内容や保険料が大きく違います。
あくまで一般的な金額の目安になりますが、50KW未満の太陽光発電の場合は1年あたりの保険料が1~4万円となります。

かなり金額の差があるね!でも実際に多くの太陽光発電導入者が火災保険と動産総合保険のどちらかに加入しているんだ!それだけ重要な保険ということだよね!
太陽光発電に関する保険2,賠償責任保険
こちらは自分が持っている太陽光発電が、台風など何らかの形で他者に損害を与えた時に受けられる保険です。
台風などの強風で太陽光パネルが飛んでしまい、近隣の住宅や車などにぶつかったり、もしかしたら歩行者に怪我を負わせてしまう可能性もあります。
もしこのような事故が起こった場合、ケースによってはかなりの賠償金になる可能性があります。
そんな場合に備えるために賠償責任保険は大変助かるのです。
保険料は太陽光発電を設置した場所によってピンからキリまでありますが、おおよそ年間1万円未満でおさまることもあります。

もし住宅街や人通りの多い場所に太陽光発電を導入しているなら賠償責任保険は重要ですわね!
太陽光発電に関する保険3,休業補償保険
もし自然災害などで太陽光発電が稼働しなくなったら、電気を作ることが出来なくなります。
そうなると売電収入がなくなり、稼働停止期間が長くなればかなり大きな利益を失うことになります。
さらに、太陽光発電を導入する前に詳細に練られたシミュレーションも結果が変わってきてしまいます。
休業補償保険はこのような「何らかの理由で稼働停止になった際の売電収入の損失」を補償してくれる保険になります。

これは嬉しい保険だね!休業補償保険はさらに2種類あって、それぞれ異なる損失を補償してくれるよ!
- 自然災害などの問題を対象としたもの
- 出力抑制(出力制御)による損失を対象としたもの
後者のタイプの出力抑制(出力制御)は、発電の需要を供給量が上回った時に実行されるのですが、そうなると売電を制限されて利益が減少してしまいます。
それをカバーするのが出力抑制(出力制御)による損失を対象とした休業補償保険になります。
太陽光発電に地震保険は適用される?まとめ
地震保険は太陽光発電に適用されるものもある。
というか、地震保険単体での加入が出来ないので、「太陽光発電に適用する地震保険はない」と言う意見が出てきているのでしょう。
ですが、火災保険の付帯として地震保険は存在しています。
そして野立ての太陽光発電の場合は適応する地震保険がないため、保険会社との交渉次第で地震保険が付きます。

ややこしいけどね~。地震が多い日本だからこそ重要になる地震保険。
これは見積もりしてもらって、加入するかどうか決めないと、逆に赤字になってしまう恐れもあるから気を付けてね~。

地震保険もやはり重要だし、地震以外の補償も大事だし迷うわね~。
もしあなたの太陽光発電が何らかの理由により破損してしまったら、修繕費を自身が負担するとかなりの経済的負担がかかりますし、稼働停止したらその期間の売電収入が得られず、他者に損害を与えてしまったらかなり大変になりますし、色々と迷うと思いますが、問題が起こってからでは遅いので、後悔しないように自分の太陽光発電にあった保険を吟味して加入しましょう!