太陽光発電の保証期間って、どれのくらいなのかな?
メーカーによって異なるよ!あとは、保証内容によっても様々だね!
保証内容って、たくさんあるのかな?
みんなが気になる太陽光発電の「保証期間」や「保証内容」をお届けするね!
太陽光発電の保証期間はどのくらい?
結論からお伝えしますと、太陽光発電の保証期間は、平均で15年~20年です。
各メーカーの保証期間を調べると、40年保証という驚異的な海外メーカーも存在しますが、最低でも10年の保証がつきます。
太陽光発電の保証内容
太陽光発電の保証期間は「保証内容」によっても変わってきます。
太陽光発電の「保証内容」は、以下のとおりです。
- 製品保証
- 出力保証
- 周辺機器保証
- 自然災害保証
それぞれの「保証期間」と「保証内容」を、詳しく解説していきます。
製品保証
「製品保証」とは、太陽光パネルに対する保証のことです。
実際に太陽光パネルを設置した際に、製品に不具合があり、発電に支障を来す場合や、破損個所が見つかった場合は、無料で修理や交換に応じてくれます。
テレビやエアコンなどの電化製品を買った時にも、製品保証ってついているよね?あれと同じシステムだよ!
製品保証の期間は、最低でも10年、平均で15年~20年です。
国内メーカーの東芝やパナソニックでは、製品によっては、25年の保証期間をつけています。
また、アメリカに拠点を置くサンパワーでは、40年保証という、業界最長を掲げています。
保証期間は、太陽光パネルを選ぶ上で重要な要素だから、各メーカーからの見積もりを吟味してみてね!
出力保証
「出力保証」とは、各メーカーが公称する「最大出力」を保証するものです。
つまり、発電量の保証に繋がってくるんだよ!
出力保証は、太陽光発電を設置した際に、公称する出力の値が、一定期間下回るなのど事態が発生した場合、無料で修理や交換に応じてもらえます。
また、出力保証に関しては、ほとんどのメーカーが「公称最大出力の90%」といった形で記載をしています。
なぜ「100%」の保証ではないかと言うと、太陽光パネルも電気機器である以上、経年劣化を免れることができないからです。
太陽光パネルの発電量は、年々少しずつ低下していきます。
つまり、経年劣化までは、保証ができないということですね。
参考までに、国内メーカー「シャープ」の「プレミアム保証」の内容をご紹介します。
シャープでは、設置してからの経過年数に沿って、以下のように、出力保証の値が落ちていきます。
経過年数 出力保証値 10年 90% 11年~15年 85% 16年~20年 80% 引用:シャープ公式サイト
出力保証は、発電量に大きく関わってくるから、各メーカーの保証期間をしっかりチェックしてね!
周辺機器保証
「周辺機器保証」とは、太陽光パネル以外の設備に関する保証のことです。
「パワーコンディショナー」や「架台」といった、太陽発電設備に欠かせない機器が対象となります。
パワコンがないと発電した電力を使用できないから、保証がつくのは嬉しいことだよね!
保証期間は、メーカーごとに異なりますが、10年~15年に設定していることが多いです。
参考までに「京セラ」の「トリプル保証」をご紹介します。
トリプル保証の内容は、以下のとおりです。
- 機器保証 ⇒ 15年(標準保証は10年)
- 自然災害保証 ⇒ 15年(標準保証は10年)
- 出力保証 ⇒ 20年(標準保証は20年)
引用:京セラ公式サイト
特徴としては、追加料金を支払うことで、保証期間を15年に延長することができます。
延長をしなくても、10年保証はついてきますので、金銭面に余裕がある場合は、オプションの1つとして、検討すると良いでしょう。
標準保証で15年をつけてくれるメーカーもあるから、しっかりリサーチをしてみてね!
自然災害保証
「自然災害保証」とは、その名のとおり、台風や洪水などの、自然災害に対する保証です。
日本は、自然災害の多い国ですので、もしも時の備えとして、自然災害保証がついていると心強いですね。
難点としては、自然災害保証を、無料オプションでつけてくれるメーカーが少ないということです。
追加で料金が発生しちゃうけど、つけておくと安心だよ!
料金も各メーカーで異なるから、色々なメーカーを見比べてみてね!
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太陽光発電システムの設備機器別の寿命
太陽光発電システムにも「寿命」があります。
太陽光発電を構築する機器の寿命は、以下のとおりです。
機器 | 寿命 |
太陽光パネル | 20年~25年 |
パワーコンディショナー | 10年~15年 |
蓄電池 | 10年~15年 |
接続箱 | 10年~15年 |
分電盤 | 10年~15年 |
電力計 | 10年~15年 |
架台 | 20年以上 |
それぞれの寿命を把握しておくことは、保証期間を選択する上で重要な資料となります。
詳しく見ていきましょう。
太陽光パネルの寿命
「太陽光パネルの寿命」は、20年~25年と言われています。
日々のメンテンナス具合で変わってきますが、多くのメーカーが「製品保証」を15年~20年に設定していますので、製品保証が切れる前に、太陽光パネルが寿命を迎える心配はないでしょう。
パワーコンディショナーの寿命
「パワーコンディショナー」の寿命は、10年~15年と言われています。
先に述べましたが、パワーコンディショナーは「周辺機器保証」の対象となります。
周辺機器保証の期間は、各メーカーで、最低でも10年に設定しています。
15年まで延長することも可能なので、太陽光パネルと同様に、保証期間が切れる前に、パワーコンディショナーが寿命を迎える心配はないと言えるでしょう。
注意点としては、太陽光パネルよりも寿命が短いので、パネルが寿命を迎える前に、修理や交換といった作業が必要になってきます。
パワコンの交換費用は、平均で20万円ほどだと言われているよ!
パワコンはメンテナンス次第で寿命が変わってくるから、アフターサービスが充実している業者を見つけるとお得かもね!
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蓄電池の寿命
「蓄電池」の寿命は、10年~15年と言われています。
蓄電池は、電力貯めておけるバッテリーのようなものだよ!
蓄電池は「周辺機器保証」の対象となり、保証期間は各メーカーによって異なりますが、参考までに「長州産業」の保証期間を載せておきます。
保証内容 保証期間 モジュール出力 25年 構成機器 15年 施工 10年
蓄電池の保証期間が、15年と長くて安心ですが「施工」保証がついているのが、大きな特徴です。
施工保証は、太陽パネルを設置後に、万が一雨漏りが発生した場合に、無料で修理に応じてくれます。
設置業者の施工不良により、雨漏り被害を訴えるケースもありますので、この保証は心強いですね。
引用:街の屋根やさん
施工不良は立証が難しいものの、保証があれば泣き寝入りせずに済む可能性が高まります。
接続箱の寿命
接続箱の寿命は、10年~15年となっており「周辺機器保証」が適用されます。
「接続箱」とは、太陽光パネルなどから引き出された配線を1本にまとめ、パワーコンディショナーに接続するための機器です。
自宅の電化製品の配線も1本にまとめたりするよね?あれと同じことだよ!
分電盤の寿命
分電盤の寿命は、10年~15年と言われています。
「分電盤」とは、パワーコンディショナーによって変換された電力を、住居内の電源や、蓄電池に分配する機器のことです。
電力の仕分け屋さんみたいだね!
分電盤は「ブレーカー」のことなので、一般家庭には最初から設置されていますが、太陽光発電システムに取り込む場合は、専用のものを設置する必要があります。
電力計の寿命
電力計の寿命は、10年~15年と言われています。
「電力計」とは、電力を計測するための装置です。
電力会社から購入した電力を計測する「買電メーター」や、売却した電力を計測する「売電メーター」など、用途によって設置するメーターの種類が異なります。
架台の寿命
架台の寿命は、設置する環境にもよりますが、一般的には20年以上の耐久性があると言われています。
「架台」とは、太陽光パネルを乗せる、金属製の台のことです。
住居の屋根に設置する「屋根置き型」や、地面に近い位置に設置する「野立て」でも、太陽光パネルを乗せるために、架台を設置する必要があります。
架台も「周辺機器保証」の対象となり、保証期間は10年~15年なので、保証期間が切れる前に、寿命を迎えることはないと言えるでしょう。
ここまでの解説で、周辺機器に関しては、保証期間前に寿命を迎えて、新品に買い替えるといった事態には、ほぼならないと理解してもらえたと思います。
保証期間中なら、万が一故障しても、無料で修理や交換をしてもらえるから安心だね♬
寿命を少しでも伸ばすには、日々のメンテナンスも重要だから、アフターサービスが充実した業者を選んでね!
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保証期間中であっても適用外になるケースがある
保証期間中であっても、保証が適用されないことがあることをご存じですか?
以下の2つが、保証適用外となるケースです。
- メーカー認定外の施工業者に工事を依頼する
- 自然災害による故障
詳しく見ていきましょう。
メーカー認定外の施工業者に工事を依頼する
太陽光発電システムを購入した際、本体価格だけではなく、設置するための工事費用が発生します。
専門の業者による設置工事ですので、当然費用は高い傾向にあります。
そこで、太陽光パネルなどの機器だけを購入して、設置工事は別の安い業者に任せることで、導入コストを削減するといった方法を考える方もいるでしょう。
ですが、それは止めてください。
例えば「シャープ」で太陽光発電システムを購入したとします。
すると、その後の設置工事は、シャープから正式に業務を委託された施工業者が請け負うことになります。
この施工業者は、技術面や実績など、仕事を依頼する上で定められた、メーカの合格ラインを通過した業者なので、メーカー側の保証が適用されるのです。
製品だけをシャープで購入し、設置工事を激安で請け負う別業者に任せてしまうと、メーカー側は、業者の詳細を把握していませんので、保証を適用させることができません。
つまり、胡散臭い業者の尻拭いはできません、ってことだよ!
太陽光発電システムを購入した際は、必ずメーカーの定める施工業者に工事を任せてください。
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自然災害による故障
先に述べたように、台風や洪水などの自然災害は、メーカーの保証適用外となるケースがあります。
ですが、有料で「自然災害保証」をつけることもできますので、万が一の備えとして、つけておいたほうが安心です。
無料で「自然災害保証」がついてくるメーカーもあるから、しっかりチェックしてみてね!
太陽光発電の保証まとめ
ここまで、太陽光発電の「保証内容」と「保証期間」を解説してきました。
まとめると、以下のようになります。
保証内容
- 製品保証
- 出力保証
- 周辺機器保証
- 自然災害保証
保証期間
- 製品保証 ⇒ 平均15年~20年
- 出力保証 ⇒ 平均15年~20年
- 周辺機器保証 ⇒ 平均10年~15年
- 自然災害保証 ⇒ メーカーによって異なる
「保証内容」や「保証期間」は、太陽光発電システムを選ぶ上で、重要な参考資料となります。
しっかり、チェックしてみてください。