アブリテックジャパンが太陽光発電から撤退したって、本当なの!?
真相について解説しているから、一緒に確認してみよう!
評判&口コミも参考にしてね♪
アブリテックジャパンは太陽光事業から撤退?
結論から申し上げると、アブリテックジャパンは閉業しており、太陽光発電事業から撤退しています。
まずは撤退の現状について確認しておきましょう。
公式サイトは閉鎖
各ジャンルの企業情報を紹介するこちらのサイトでは、アブリテックジャパンの会社情報も掲載されていますが、「会社サイト」ボタンをクリックすると別サイトに飛ぶため、アブリテックジャパンのドメイン(公式サイト)は既に売却されたものと思われます。
さらにGoogleマップで会社情報を調べると「閉業」となっていることからも、太陽光事業から撤退していることが分かります。
連絡先は不明
Googleでアブリテックジャパンについて検索をかけると、検索予測に「アブリテックジャパン・連絡」というキーワードが上位に出てくることから、会社が閉業してしまったことで困っているユーザーが一定数いることが推測されます。
こちらのサイトは、岡山県岡山市にある「エイトワン株式会社」のページです。
「エイトワン株式会社」はアブリテックジャパンの正規代理店となっており、アブリテックジャパン製品にトラブルが起きた際は、迅速に対応することが記載されています。
既存顧客の中で、もし製品に不具合やトラブルが生じた際は、まず購入した代理店に連絡を取ったうえで、それでもどうしようもない場合は「エイトワン株式会社」に連絡してみると良いでしょう。
アブリテックジャパンの評判&口コミ
アブリテックジャパンの評判はそもそも口コミ数が少なく、さらにユーザーたちが使用しているモデルも不明なことから、良し悪しの判断が付けにくいというのが正直な感想です。
アブリテックジャパンの甲乙つけ難い2名のコメントを、念のため確認しておきましょう。
評価はしづらい
今回私の自宅にはオススメされた
アブリテックのソーラー
210wのタイプを設置することにしました
(他に新しい多結晶250wモジュールも出てます)
出来れば250wを選びたかったのですが
屋根面積の都合と発電量の兼ね合いで
希望通りの枚数設置できなかったため
210wになりましたが、それでも総発電量5.67予定
なので、年間を通した際には十分プラスになる計算です。ただ、設置してから約3か月経ち経過を見てるのですが
瞬間発電量は最高で4kw程度
1日にすると最高で32kwの発電でした。発電量の事で気になりメーカー担当に聞いたところ
設置したワット数×0.9が大体実際の発電量に
なるとの事でしたので、本来であれば
瞬間最高で5.1kwは発電してもいい所なのですが
今のところ最高で4.4kw様々な要因(天候と気温や設置したパネルの角度)があるので、まだアブリテックのパネルが
良いのか?悪いのか?の評価はしずらい所。
コメントのように、太陽光の発電量は天候などの条件によって変動しますので、この段階で良否を判断するのは難しいでしょう。
また「屋根面積の都合と発電量の兼ね合いで、希望通りの枚数設置できなかった」ということですが、アブリテックジャパンのソーラーパネルが合うかどうかは、屋根の形状とも関係します。
ちなみにアブリテックの太陽光パネルは、2016年の発売当初、パネルの大きさや重力を考慮すると、寄棟屋根(屋根面が四方へと広がっている屋根)が適しているとされていました。
お隣さんに発電量で負けている
屋根に穴を開けずに設置してくれるということでアブリテックに決めました。
施工に関しては満足していますが、発電量に関してはちょっと期待はずれな感じもします。
お隣さんがパナソニックの太陽光発電を設置していますが、毎月発電量で負けています。
パナソニックにすれば良かった!!!!
引用:サンサン太陽光発電
太陽光発電は誰かと勝ち負けを競い合うものではありませんが、環境条件がほぼ同じであるお隣さんの発電量よりも自分の方が低いとなると、さすがにショックですね。
とはいえ、アブリテックが2020年6月に発売を開始した「6MH6A335-B0」は最大モジュール変換効率が22.6%、一枚あたりの公称最大出力は400Wとなっています。この数字は、世界トップレベルの性能と言っても過言ではありません。
製品モデルによって値段も性能も異なりますので、太陽光発電の導入を検討する際は、必ずモデルのスペック・特徴を確認したり、他業者の内容と比較検討しておくことが大切です。
アブリテックジャパンの特長やメリット
2011年に日本に初上陸した台湾の太陽電池製造メーカー「アブリテック」は、2016年に住宅用の太陽光発電システムを販売開始し、日本製に劣らない性能の高さも注目されていました。
製品の魅力をアップさせている自社ブランドの工夫を、早速見ていきましょう。
自社工場でパネルを製作している
アブリテックでは、自社工場でパネルを作製しており、国内メーカーと比べても遜色ない性能に仕上げています。パネルの表面に以下のような工夫が施すことで、従来パネルの出力数と比べて約14%も発電効率がアップしています。
施しの内容 | 目的 |
---|---|
ARコーティング | 太陽光の反射を防止する |
透過フィルム | 太陽光をより多く吸収する |
バスバー処理 | パネル内に取り込んだ太陽光を逃げにくくする |
保証が充実している
アブリテックジャパンの保証内容は長期で手厚く、業界でもトップレベルの体制を誇っています。
延長保証や自然災害、お見舞金制度も大きな魅力となっており、本記事の「アブリテックジャパンの保証やアフターサービス」で詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
アブリテックジャパンのデメリット
台湾企業であるアブリテックのデメリットは、日本での施工実績が少ないことです。
日本上陸当初(2011年)において、アブリテック製モジュールは重量が重いと指摘されていましたが、日本の住宅屋根用として「FIT ROOF」が発売(2016年5月)されたことでパネルの重量問題は解消されたものの、そもそも日本での施工実績があまりないので、ユーザーによるリアルな感想を知る機会がほとんどありません。
会社に問合せする前に、施工内容や日本の気候に適したパネルかどうかなど事前に確認しておきたい人にとっては、日本での施工実績の少なさは大きなデメリットと言えるでしょう。
アブリテックジャパンの保証やアフターサービス
アブリテックジャパンでは、定期点検はないものの、発電保証25年、システム保証10年と業界でもトップレベルの保証体制をとっており、バックアップはしっかりしています。
それぞれの保証(補償)の特徴を、確認しておきましょう。
発電保証
モジュール機器の発電性能について、アブリテックジャパン保証書の規定条件を下回った場合は、同等の太陽光モジュールと交換してもらえます。出力保証値の条件は、以下のとおり。
年数 | 最大出力の下限値(公称最大出力90%のうち) |
---|---|
設置日~1年以内 | 97.5%未満 |
2年目~10年以内 | 90%未満 |
10年目~25年目 | 80%未満 |
自然災害補償
アブリテックジャパンでは、設置後の自然災害・事故についても手厚い補償が付いています。自然災害補償適用範囲は、以下のとおり。
- 火災
- 震災
- 風災
- 雪災
- 落雷
- 破裂
- 土砂崩れなどの水災
- 建物外部からの物体の落下、衝突、飛来
さらに「工事お見舞金制度」があり、設置工事中の事故や施工不良による雨漏りなどのトラブルが起きた場合は、被害額相応のお見舞金(上限200万円)が支払われます。
システム保証
アブリテックジャパンのシステム保証は10年となっており、太陽光システム一式(太陽電池モジュール・パワーコンディショナー・接続箱など)を正常に使用していたにも関わらず、故障・異常が発生した場合は、修理または同等品と交換してもらえるので安心です。
オプション
アブリテックジャパンでは、従来のシステム保証(10年)が終了した後もさらに5年延長できる「もっと安心保証15」がオプション保証として追加されました。
長期間使用する太陽光発電システムだからこそ、5年の延長保証は嬉しいものです。
項目 | 保証期間 | 留意点 |
---|---|---|
システム保証 | 10年 | 設置容量50kWまでのシステムに限る |
オプション保証 | 5年 |
アブリテックジャパンの会社概要
アブリテックジャパンは、台湾トップの太陽光発電メーカー「アブリテック」を親会社として、2011年に東京で設立されました。
太陽光発電事業に取り組む外資系モジュールメーカーとして、日本国内への事業参入し、産業用・住宅用の太陽光発電システムを販売していましたが、その後、日本から撤退しています。
現在は、岡山県にある「エイトワン株式会社」がアブリテックジャパンの代理店として、太陽光発電の販売、設置、アフターフォローなどを行っています。
主要事業
アブリテックジャパンの主な事業は、以下のとおり。
- 太陽光モジュールの設計・販売
- BIPVの製造
など
会社情報
アブリテックの会社概要は、以下のとおり。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | AblyTek Co., Ltd.(綠晁科技股份有限公司) |
本社所在地 | No.6 Yuandong Street, Pingtung Export Processing Zone, Pingtung City, Pingtung Country 90088, Taiwan, R.O.C (台湾屏東縣屏東加工出口區園東街6號) |
設立年 | 2011年3月 |
資本金 | 9500万円 |
代表者 | 侯健才 |
アブリテックジャパンの評判は少ない
2020年に発売された住宅用モデルは、日本の家屋にもおすすめだという評価もありますが、アブリテックジャパンは既に日本から撤退しているということもあり、評判自体が少なく、ユーザーによるリアルな声が拾いにくいというのが現状です。
現在は、代理店を通じてのみ太陽光の販売設置を行っており、情報は限られていますが、太陽光発電を検討中で台湾企業を応援したい人は、引き続き注視しておきたいメーカーと言えるでしょう。