オーダーカーポートを車庫にしているお宅に憧れちゃう。
ガレージみたいなカーポートがあるお家の方は、住まいに拘りを持っていそうだよね。
でもカーポートをオーダーメイドしたら、ものすごく金額が高そう。
駐車したい車の台数でサイズが変わるだろうし、選ぶ素材でも随分金額が変わりそうな気がするね。カーポートをオーダーメイドする場合の相場を一緒に見てみよう。
カーポートをオーダーメイドする相場一覧表
カーポートをオーダーメイドする場合にかかる費用の相場を表で紹介します。
| 台数 | 価格(工事費込み) |
|---|---|
| 1台 | 218万円 |
| 2台 | 294万円 |
| 3台 | 367万円 |
参考：五十嵐工業株式会社
カーポートをオーダーメイドする場合、全体のサイズやデザイン、積雪地域での雪国仕様など様々な要素が値段に影響するため、紹介した費用は一例です。
実際にオーダーメイドのカーポートを購入された方で130万円かかったという口コミもあり、費用は最低でも100万円以上かかると言えます。
カーポートをオーダーメイドする方法
カーポートをオーダーメイドする場合、「セミオーダー」と「フルオーダー」の2通りの方法があります。
セミオーダーは既製品を加工しながら施工する方法で、フルオーダーは完全に自由に選んだパーツを施工していく方法です。
それぞれどのような方法で施工していくのか、詳細を説明していきます。
既製品を自宅に合わせる
デザインや素材など全てオーダーメイドにするのではなく、既製品を自宅の敷地に併せて加工しながら、ぴったりな寸法でカーポートを設置してもらう方法があります。
カーポートは様々な条件の土地に設置できるようにサイズ展開が豊富で、加工性にも優れているのが現場合わせで施工できる理由です。
加工する作業が増えるので作業費が高めになりますが、フルオーダーするよりも既製品のほうがカーポートの本体価格を抑えられるメリットがあります。
完全にオーダーメイドする
自宅の駐車場部分が特殊でどうしても既製品だとカーポートが設置できない、既製品では欲しい機能がないなどの場合は、フルオーダーする方法があります。
エクステリアまたは外構の専門業者と相談しながらカーポートのサイズやデザイン、各パーツの素材など全てゼロから決めていきます。
既製品にはないデザインや色味も選べるため、希望どおりのカーポートにできるのがオーダーメイドの魅力です。
カーポートをオーダーメイドするメリット
カーポートをオーダーメイドにすれば、既製品を購入した場合には手に入らない利点があります。
敷地が広すぎても狭すぎても、既製品のカーポートを設置しようとするとデッドスペースができる可能性が高いです。また、自分の好みに合うカーポートのデザインが見つからないケースも考えられます。
既製品のカーポートではデメリットになる部分が、オーダーメイドでどのようなメリットになるのかを説明していきます。
変形の駐車場でも合わせられる
住宅を新築するときに一緒にカーポートを設置する場合は既製品でも問題なく設置工事できますが、リフォームだと様々な制限が発生する可能性があります。
例えば既にコンクリートが打ってある場所と打っていない場所があって変形的な駐車スペースになっている場合、既製品では納まりが悪くなるかもしれません。
理由としては、既製品のカーポートは標準的な自家用車の外寸や人間工学に基づいた規格サイズのため、標準的な形の土地への施工が向いているからです。
寸法も形も自由に設計できるのが、カーポートをオーダーメイドするメリットの1つと言えます。
デザイン性が高い
オーダーメイドしたカーポートは、デザイン性が高い点が人気です。
既製品だと住宅の外壁の色味と合わないこともありますが、オーダーメイドなら使用する材料の素材や色も全て自由に選択できるので、カーポートの設置で失敗したということがなくなります。
デザインについては個人の主観によるため一概には言えない部分もありますが、デザインへの拘りが強い方にはカーポートのオーダーメイドはメリットが大きいでしょう。
デッドスペースを減らせる
自宅の敷地いっぱいに広げてカーポートを設置すればデッドスペースを減らせる点も、オーダーメイドのメリットです。
もちろん建築基準法に違反しないサイズで、間口が広くなっても強度を保つ必要がありますが、この2点を守れていればスペースを広々と使えます。
カーポートをオーダーメイドするデメリット
カーポートをオーダーメイドで設置する場合、既製品を購入する場合と比較して工事の日数が長いことや費用が高いことがネックになる可能性があります。
それぞれどのような点がデメリットになるのかを説明していきます。
オーダーメイドと既製品のどちらにするか迷われている方は、検討の参考にしてみてください。
工事の日数がかかる
カーポートのオーダーメイドでは、施工が完了するまでの日数が長くかかります。
オーダーメイドの内容を決めるために業者と何度も打合せをして検討を重ねる必要があり、仕様を確定するだけでも時間が必要です。
また、使用する部材の種類によっては工場で量産されておらず、特注対応になると部材の製造のほかに現地での施工も通常よりも時間がかかるようになります。
早くカーポートを設置して愛車を屋根の下に駐車して雨から守りたいという場合は、既製品を選択肢に入れて検討することをおすすめします。
費用が高い
オーダーメイドのカーポートに使用する部材は既製品と違って工場の製造ラインに乗せて量産できないため、本体の価格が高い傾向があります。
施工の際も現場で都度対応しながら設置工事を進めていくので、既製品と比較すると工事費用も高いです。
業者からの提案時に提示される見積もりの内容をよく確認して、オーダーメイドにするのかしっかりと検討する必要があります。
予算を抑えたい場合は、既製品のカーポートにするのがおすすめです。
カーポートのオーダーメイド相場は幅広い
ここまで、カーポートをオーダーメイドする場合の費用の相場などを説明してきました。
選ぶカーポートのタイプによって費用に幅がありますが、好みのデザインを選択できたり自宅の敷地に合わせたサイズで設置できたりするのはポイントが高いです。
ただ、費用が高いというデメリットもあるので、ご家族とデザインや予算を相談しながらカーポートのオーダーメイドを検討されてみてはいかがでしょうか。
選択肢の1として、太陽光発電を設置したソーラーカーポートを選ぶのもありでしょう。
