太陽光架台メーカーのランキングが紹介されているね。
ランキングを見ていると、色々な種類の架台やメーカーがあるのが分かるわね。
種類がありすぎて、どの架台メーカーにしたらいいか迷いそう。
架台を選ぶときは、設置場所や素材に注目するといいわよ。メーカーごとの架台の特徴や、選び方を一緒に確認しよう。
太陽光架台メーカーランキング
太陽光架台メーカーの中で、2023年現在日本国内でシェアが大きい会社の独自ランキングを一覧にしました。
順位 | メーカー名 | 国 |
---|---|---|
1位 | リープトンエナジー株式会社 | 日本・中国 |
2位 | WWB株式会社 | 日本 |
3位 | ソウイジ技術有限会社 | 中国 |
4位 | 株式会社アクシア | 日本 |
5位 | 株式会社ベルテック | 日本 |
6位 | 株式会社茂山組 | 日本 |
7位 | A-スタイル | 日本 |
第1位 リープトンエナジー
リープトンエナジーは、架台だけでなく太陽光発電システムやモジュールの開発、製造、販売、施工、保守管理を一貫して提供している太陽光発電の総合システムメーカーです。
架台の特徴を、以下にまとめました。
- 材質はJIS規格のアルミのため強度がある
- 防錆対策のアルマイト処理をしているので、腐食しにくい
- 設置場所の気象条件や土地の傾斜などに合わせて架台を設計・製造できる
アルミ架台は品質マネジメントシステムであるISO9001認証を取得しているので、品質面においても信頼できるメーカーと言えます。
第2位 WWBソーラー
WWBソーラーは太陽光発電システムの企画や製造のほか、販売と施工も行っている企業です。
建築機械を取り扱う事業のノウハウを活かして「WWB ソーラードリラー」という太陽光架台の基礎になるスクリュー杭打設専用の重機を開発しています。専用重機を導入すれば、工事にかかる時間が従来の8分の1に短縮されるメリットがあります。
工事が完了するまでの期間が短くなるので、1日も早く発電を開始したいとお考えの方におすすめです。
第3位 ソウイジ技術
ソウイジ技術は、太陽光発電システムの開発、施工、メンテナンスを専門に事業を展開している中国のメーカーです。様々な太陽光発電システムを開発しており、次のような種類があります。
- 産業用太陽光発電システム
- 商業用の太陽光発電
- 住宅用の太陽光発電
- バルコニーソーラー
- フローティングソーラー
- ソーラーフェンス
- ソーラーカーポート など
ソウイジ技術の太陽光発電は価格が安価で、架台の施工が簡単な点が特徴です。世界シェア率も高く、2022年末には世界の100以上の国と地域に太陽光発電所を建設した実績があります。
第4位 アクシア
アクシアは、太陽光パネルが太陽の動きを追って向きを変える「追尾式太陽光発電システム」を開発しているメーカーです。一般的な太陽光発電では太陽光パネルの向きは固定のため、季節や時間帯によって十分な発電量が得られません。
追尾式太陽光発電システムなら、太陽の1日の動きだけでなく季節も考慮してパネルの向きが変わるように設計されているため、常時最大に効率良く発電できるのが特徴です。
第5位 ベルテック
ベルテックは、設備用鋼製基礎の「ベルベース」という製品を製造している企業です。ベルベースは、主にビルの屋上に太陽光パネルを設置する際に、架台と屋根を繋ぐコンクリート基礎部分に採用されています。
通常のコンクリート基礎工事では、コンクリートの材料であるモルタルが乾くのを何日も待つ必要があるため、工事に時間がかかる点がデメリットです。
ベルベースは、既製品のコンクリート基礎をアンカーボルトで屋根に固定するのみのため、工事期間を短縮できます。
第6位 茂山組
茂山組は、太陽光架台を専門で製造しているメーカーで、製造している太陽光架台は種類が多く一般的な架台では施工が難しい土地にも対応できる点が特徴です。
太陽電池のほかに、蓄電池の販売、施工も行っているため太陽光発電との併用を検討されている方におすすめします。
蓄電池の開発はしておらず、パナソニックリビングや京セラ、シャープエネルギーソリューションなどの製品を取り扱っています。
第7位 A-スタイル
A-スタイルは、野立て太陽光発電の架台である「Aスタンドシステム」を製造しているほか、メガソーラーの用地仕入れから造成、施工までワンストップで行っている企業です。
架台の基礎になるスクリューの部品を減らしてシンプルな構造を追求し、施工しやすい点が特徴です。従来のコンクリート基礎工法では、工事に7日程度時間を要していましたが、Aスタンドシステム」は工期を2日間に短縮できます。
太陽光架台メーカーの選び方
太陽光架台メーカーを選ぶ際は、設置場所や素材から希望に合う架台を選択します。
それぞれ、どのような点を確認するのか具体的に見ていきましょう。
設置場所
設置場所にポイントを置いて架台メーカーを選ぶ場合、住宅用と野立てでは注目する箇所が違います。
住宅用の太陽光発電の場合は、屋根設置用の架台やパネルと架台が一体型の製品があるメーカーを選びましょう。
野立ての太陽光発電の場合に、確認したいポイントを表にまとめました。
確認項目 | 確認するポイント |
---|---|
自然災害への耐久性 | 強風や地震、積雪などそれぞれの耐久性があるか |
軟弱地盤への対応 | 地盤が緩い土地での施工に対応した羽根付きスクリューが用意されているか |
塩害対応の製品か | 塩害地域に該当する場合は、架台が錆びにくいように塩害対応の塗装がされているか |
野立ての太陽光発電では、設置する土地の自然環境によって注目するポイントが変わります。
素材の種類
架台に採用している素材もメーカーを選ぶ際のチェックポイントになります。太陽光発電の架台はアルミ製が主流ですが、スチール製やステンレス製などもあります。
それぞれの素材の特徴を表にまとめました。
素材 | 特徴 |
---|---|
アルミニウム |
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スチール |
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ステンレス |
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架台の強度や見た目、コストが素材によって変わるので、優先したいポイントに合わせてメーカーを選ぶのがおすすめです。
撤去費用
太陽光発電設備の撤去費用は、メーカーではなく規模によって決まります。
2022年から出力容量が10kW以上の太陽光発電を所有する事業者に、廃棄費用の積み立てが義務付けられました。撤去に備えて積み立てをしていれば、いつ廃棄が必要になっても安心です。
太陽光発電では最適な架台を選ぼう
ここまで太陽光架台メーカーの独自ランキングや特徴、選び方を紹介してきました。
太陽光の架台は、パネルを設置する場所の環境や材質を確認して、最適なメーカーの製品を選ぶのがおすすめです。どうしても太陽光架台メーカーを決められない場合は、業者に提案してもらって選ぶのも良いでしょう。
ぜひ本記事を参考にして、希望に合った太陽光発電の架台を選んでみてください。
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