ジンコソーラーって知ってる？中国の太陽光発電メーカーなんだって。中国のメーカーってなんか信用できないんだよね…。
気持ちは分かるけど、中国製品＝悪いっていうイメージはもう古いわよ。
そう言われても、実績がないとやっぱり不安かも。
ジンコソーラーは太陽光発電分野において、世界シェア第1位よ！世界が認めたジンコソーラーを、徹底解析していこう！
ジンコソーラーの良い評判&口コミ
太陽光発電導入にあたり、実際にジンコソーラーを利用している人の声が気になりますよね。
ここでは主に良い口コミを集めましたので、ご紹介します。
電気代が節約できた
蓄電池を設置して電気代が安くなりました。最初は6kWhにしようかなとも思いましたが、どうせ設置するなら電気代も高いので、12kWhの蓄電池にして良かったです。
引用：家庭用蓄電池.com
昨今の電気代高騰で、毎月の電気代に驚愕しているのではないでしょうか。
蓄電池は太陽光システムを導入する際に、必須アイテムになってきました。
なぜなら昼間に太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めておき、夜間に使用すれば電力会社から電気を買わずに生活できるので、電気代の節約に繋がります。
6kWhだと1日に必要な電力の約3分の1しか貯めておけないので、より大容量の12kWhの蓄電池を選んで正解と言えるでしょう。
生み出す電力が大きければ大きいほど、太陽光発電をつけてよかったと思うはず。
価格が安い
価格が安かったのでジンコソーラーの蓄電池に決めました。もちろん中国メーカーに違和感はありましたが、保証も付いていたので良いかなと思ったのが正直な気持ちです。
引用：家庭用蓄電池.com
日本の企業に比べると、ジンコソーラーの蓄電池の価格は安いです。
蓄電池の価格の相場が4.0kWh〜16.6kWhで100万円〜260万円であり、ジンコソーラーの蓄電池は一番容量の小さい6kWhで170万円なので、比較的安いと言えるでしょう。蓄電池の保証も15年付いているので安心ですね。
中には蓄電池はやめたほうがいいという人もいますが、太陽光発電をつけるなら蓄電池はマストとも言える設備です。
対応が丁寧だった
日本支社の対応は丁寧。
引用：太陽光発電リアル見積もり体験談
ジンコソーラーは、保証やアフターサービスも充実しています。
コールセンターがあるので、何か不具合が起きた時にも電話で答えてくれるので安心です。
丁寧に対応してもらえると、信頼に繋がりますね。
東京と大阪に支社があるので、お近くの支社のコールセンターに連絡することをおすすめします。
ジンコソーラーの悪い評判&口コミ
日本人の繊細な気質により、世界的に見ても日本製品の性能品質は世界最高峰です。
日本人の日本企業に対する信頼が高いため、太陽光発電システムも国内メーカーを選びたい気持ちが大きいですよね。
ジンコソーラーは中国の企業のため、日本国内において信用度で言えば低いと言えるので、悪い口コミも中国メーカーという不安からくるものでした。
後から中国メーカーと聞いて不安に
価格が安かったので決めましたが、後から中国メーカーと聞いてちょっと不安です。初めから知っておいたら・・・。これから何も故障など起こらないことを祈っておきます。
引用：家庭用蓄電池.com
自分で中国メーカーだと納得した上で選んだのなら不安は抱きませんが、後から知ったパターンだと不安に思うこともあるでしょう。
故障などの場合、メーカーがしっかり対応してくれるのかも不安要素です。
しかし、ジンコソーラーは日本国内では認知度は低いですが、世界的に見ると出荷量が世界NO.1であり、世界中の人に選ばれているということで信用できる企業と言えるでしょう。
ジンコソーラーは中国製だけど信頼できる？
中国製というと、すぐ壊れるんじゃないかと不安にな人もいることでしょう。
しかし、太陽光パネルの分野において中国のジンコソーラーのクオリティは信頼に値すると言えます。
2023年にジンコソーラーは「2022年度版フォーブス中国持続可能な開発産業企業トップ50」に選ばれるなど、華々しい活躍をしています。
他にも信頼できる評価が沢山あるので、確認していきましょう。
調査機関から最高の評価を受けている
2022年5月、太陽光事業に特化したアメリカの検査機関「PVEL」は、8回目となる太陽光パネルの信頼性に関する検査を行い、その結果をまとめた「PVモジュール信頼性スコアカード」と言う報告書をまとめました。
2022年度のトップパフォーマーに選ばれたのは、ジンコソーラーです。
「PVモジュール信頼性スコアカード」で8回連続トップパフォーマーに選ばれたのは2社のみで、そのうちの1社がジンコソーラーであり、快挙を成し遂げました。
製品の信頼性が調査機関によって証明されているので、安心して製品を使うことができると言えるでしょう。
エネルギー効率のテストを通過している
中国品質認証センター「CQC」とは、中国の製品の品質を認証しますよ、というサービスのひとつです。
日本におけるJISマークにようなもので、品質を保証するひとつの証拠と言えるでしょう。
ジンコソーラーは「CQC」エネルギー効率レベル1級の「トップランナー」のテストに、初めて合格した企業です。
- 建設基準
- 技術進歩
- コスト削減
- 経営健全化
上記の基準を設け、技術と経営の両面から企業を評価し、基準に達する太陽光関連企業の製品に「トップランナー」を認証します。
ジンコソーラーは、中国国内においても唯一無二の企業と言えるでしょう。
160カ国で導入されている
太陽光発電事業の世界最大手のため、世界160カ所で住宅用の太陽光製品からメガソーラーまで幅広く取り扱っています。
世界で14ヶ所の生産拠点、14ヶ所の海外子会社、24ヶ所の販売チームが存在しています。
2022年シリコンウェハースの生産能力が約65GW、太陽電池が55GW、太陽光発電モジュールが70GWになりました。
ジンコソーラー太陽光発電パネルの特徴と相場
ジンコソーラーの太陽光パネルの特徴は、下記の3つに分かれます。
| 技術 | 説明 |
| ハーフセル技術 | 太陽光パネルのセルを半分にしたものです。 |
| 両面技術 | 太陽光パネルの両面で発電を行えます。 |
| タイリングリボン技術 | セルを結ぶつける部分の技術のことです。 |
さらに詳しく確認し、また気になる価格もご紹介します。
耐久性が高い
太陽光発電においては、耐久性も重視すべきポイントになります。
ジンコソーラーは耐久テストにおいて、風圧荷重2,400パスカル、風速で言うと毎秒62メートルの強風に耐え、雪荷重5,400パスカル、約2.5メートルの積雪に対する耐久性が証明されています。
単結晶に比べ耐久性に劣る多結晶パネルですが、ジンコソーラーの太陽光パネルは多結晶の割に、単結晶にも負けない耐久性があると言えるでしょう。
塩害地域にも対応している
塩害地域に太陽光発電は導入することはできますが、寿命が短くなるのでおすすめはできません。
しかしジンコソーラーの太陽光パネルは、塩分やアンモニアに耐性のある製品を取り扱っており、耐アンモニア、耐塩霧試験に合格しているので非常に耐久性に優れています。
熱、雹、氷、雪、風、塩霧に耐久性があると証明されているので、安心して導入できると言えますね。
塩害地域や畜産産業施設にも太陽光発電の導入が可能なので、建設する場所の選択肢が広がるのは嬉しいポイントです。
影によるロスが出にくい
太陽光パネルは、四角いセルが集まってできています。
ジンコソーラーの太陽光パネルは、セルの大きさを半分にすることで太陽光パネルが陰った時のロスを軽減することに成功しました。
ジンコソーラーの太陽光パネルは多結晶で、単結晶と多結晶の違いを簡単に説明すると、単結晶は密度が高く発電ロスが少なく、多結晶は単結晶に比べると密度が低いので発電ロスが多くなるのが常でしたが、ジンコソーラーの太陽光パネルは単結晶にも劣らないモジュール変換効率20％超えを実現しました。
発電効率が高いのは、太陽光発電を選ぶポイントになると言えますね。
太陽光パネルが相場より安い
太陽光発電設備の導入費用の平均コストは、1kWhあたり約29万円です。
ジンコソーラーの太陽光発電設備の導入費用は1kWhあたり約22万円と、平均よりも安い結果と言えます。
中国メーカーの中では高いので、価格重視の人は他の安い中国メーカーを選びがちですが、太陽光製品において企業の実績や信頼度は重要なので、ジンコソーラーをおすすめします。
ちなみに、太陽光パネルの価格を比較する際には、1枚あたりではなく、1kWあたりで比較することが一般的です。
ジンコソーラー蓄電池の特徴と相場
ジンコソーラーといえば、蓄電池も有名です。
昨今の電気代高騰や卒FITなどの影響もあり、蓄電池を利用して発電した電気を貯め、いかに自家消費して電力会社から電気を買わない生活を送るかに考え方が移行してきました。
太陽光発電と蓄電池は、セットに考える時代に突入しています。
ジンコソーラーの蓄電池「SUNTANK」は、パワーコンディショナと一体型になっており、省スペースで設置ができるのも嬉しいポイントでしょう。
サイクル寿命が長い
ジンコソーラーの蓄電池「SUNTANK」はサイクル回数保証が15年付いており、各メーカーと比較しても長いです。
サイクル回数とは、蓄電池寿命を表す単位なのですが「SUNTANK」内蔵のリチウムイオン電池は、1万2,000回のハイブリッド蓄電池として長寿命を誇っています。
使い方によって寿命は前後しますが、単純計算すると1万2,000日使用できると言うことです。
蓄電池も高額なので長寿命で、15年保証なのはありがたいですね。
対応する気温が幅広い
ジンコソーラーの蓄電池は、内蔵されたパワコンは–30度〜60度、蓄電池は−30度〜55度まで動作が可能です。
動作の可能な気温の幅が広いと言うことは、日本の気候だと設置できる地域の環境を選ぶことがないので、気温が原因で設置できないなどのトラブルが起こることがまずありません。
一般的な蓄電池の動作可能な気温は0〜35度なので、いかにSUNTANKが幅広い温度に対応しているかがわかることでしょう。
バッテリー容量が選べる
ジンコソーラーの蓄電池は、バッテリーが選べる設計になっています。
| 容量 | 例え |
| 6.1kWh | 1日に必要な電気の約3分の1 |
| 9.2kWh | 1日に必要な電気の約半分 |
| 12.3kWh | 1日に必要な電気の約3分の2 |
上記の中から、ライフスタイルに合わせて選択することが可能です。
また、電気を貯める力もハイパワーの5.9kWで、太陽光発電で作られた電気を素早くたっぷりと貯めることができます。
さらに使う時の出力もハイパワーの5.9kW、停電時には全負荷型になり100V、200Vの家電製品にも対応しているので安心と言えるでしょう。
相場
ジンコソーラーの蓄電池「SUNTANK」の値段が気になりますよね。
| SUNTANK蓄電容量 | 相場の価格 |
| 6.1kWh | 170万円〜 |
| 9.2kWh | 200万円〜 |
| 12.3kWh | 230万円〜 |
蓄電容量が上がるにつれ、大体30万円ずつ価格が上がっています。
一番安くて約170万円となっており、蓄電池の価格の相場が4.0〜16.6kWhで100万円〜260万円というのを考えると、相場より安いと言えるでしょう。
ジンコソーラーの保証やアフターサービス
海外の企業なので、もし壊れた時にどうしたらいいか困ってしまうと導入をためらってしまいますよね。
ジンコソーラーは保証やアフターサービスも充実していますので、ひとつずつ確認していきましょう。
保証期間は15年
ジンコソーラーの蓄電池の保証は、リチウムイオン電池を含めて15年間無料で付いています。
長期間使用する蓄電池の長期保証は、安心に繋がりますね。
太陽光パネルも標準で25年のリニア出力保証が付いており、25年先まで80％以上の出力が保証されています。
太陽光パネルの発電量は、経年劣化で年々下がってくるものですが、25年の出力保証は最高レベルに長い保証なので安心と言えます。
コールセンターを用意
太陽光システムに、なにかトラブルが起きた時や不具合が生じた場合、コールセンターが用意されています。
| ジンコソーラージャパン | 電話番号 |
| 東京 | 03–6262–6009 |
| 大阪 | 06–7663–1556 |
現在構築途中ではありますが、全国を対象にした駆け付けサービスも実施予定なので、安心と言えるでしょう。
ジンコソーラーを選ぶデメリット
ここまで主にジンコソーラーのメリットをご紹介してきましたが、デメリットも存在しますので確認していきましょう。
情報が少ない
中国のメーカーなので日本国内において取り扱っている販売店が少なく、細かい情報がないのはデメリットです。
ジンコソーラーの日本進出が比較的遅かったというのが、原因と考えられます。
ジンコソーラーの公式サイトは中見出しが多く、詳細な情報が書かれていないので、実際に申し込まないと分からない点が多い印象です。
公式サイトは整理されていますが、ある程度太陽光発電についての知識を持っていないと理解できない内容であり、公式サイトの「強化された信頼性」が何を指しているか分からないのも問題と言えるでしょう。
中国製品のなかでは安くない
中国製品＝安いが道理ですが、ジンコソーラーは中国製品の中では安くはありません。
代表的な中国の太陽光発電メーカーのパネルの価格を、比較しましょう。
| パネル | 出力 | 価格 1kWh |
| トリナソーラー | 205W | 26.4万円 |
| サンテック | 255W | 36.3万円 |
| アップソーラー | 200W | 28.6万円 |
| カナディアンソーラー | 300W | 16.4万円 |
ジンコソーラー情報が少なく価格は不透明な部分が多いのですが、上記に記載した価格よりは高いと言えます。
ジンコソーラーはこんな人におすすめ
これまでの情報を合わせて、おすすめタイプ・おすすめしないタイプを解説していきます。
| おすすめタイプ | おすすめしないタイプ |
|---|---|
| 試験や評価の結果が高いメーカーが良い | 中国製品が苦手 |
| 耐久性や寿命を重視する | 問い合わせ前に情報を吟味したい |
| 世界的に有名なメーカーが良い | 価格を重視する |
中国製品に信用が出てきたのはここ最近になるので、中国製品を苦手とする考えは昔から根強いと言えます。
ジンコソーラーは日本ではまだメジャーとは言えず、情報も少ないので慎重に検討したい人にはおすすめできません。
しかし、世界基準で考えると信頼できる企業と言えるので、試験や評価の結果が高いメーカーを選びたい方や、耐久性や寿命を重視する人にはおすすめと言えるでしょう。
ジンコソーラーが良いならこんな会社もおすすめ
ジンコソーラーのほかにも、優秀な中国メーカーは多数存在するので、ご紹介します。
- ロンジ
- トリナ・ソーラー
- JAソーラー
- カナディアンソーラー
- ハンファQセルズ
- ライセンエネルギー
太陽光パネルメーカーのランキングを見ると、上記の中国の太陽光メーカーが上位を占めていることがわかりますね。
中国メーカーは安いのに高品質のため、人気・実力ともに信頼に値すると言えると言うことでしょう。
太陽光パネルメーカーのランキングを下記に貼りましたので、合わせてご覧ください。
ジンコソーラーの会社概要
ジンコソーラーは、2006年に中国で創設された太陽光パネル製造メーカーです。太陽光発電業界において、世界最大手企業。
太陽光発電産業の世界最大手企業で、2013年には東京と大阪にも代理店ができました。
世界的な脱炭素に向けた動きのなか、中国は再生可能エネルギーの発電量の世界ランキングで第1位を獲得しており、太陽光パネルメーカーのランキングでも、中国メーカーが上位を独占しています。
導入国は160ヶ所以上、拠点は１４ヶ所にのぼり、太陽光発電製品のソリューションと施工、技術サービスを供給しています。
| 会社名 | 晶科能源控股有限公司 ジンコソーラー |
|---|---|
| 所在地 | 中国 |
| 日本にある支社 | 東京、大阪 |
| 設立年 | 2006年 |
| 従業員 | 1万2,000人以上 |
ジンコソーラーは、2016年には太陽光パネルの供給量が世界第1位になるなど、世界において十分な実績があると言えるでしょう。
2013年に東京と大阪に支社ができました。
ジンコソーラージャパンの社長は「孫 威威」氏で、女性の社長です。
ジンコソーラージャパンの求人情報を見ると、月収は約30万円と高く、年収も日本企業に比べて高い水準です。
中国語を生かした職に就きたい人におすすめの企業と言えます。
ジンコソーラーの評判は不安視がありつつも高い
ジンコソーラーは、世界に認められた太陽光発電の企業です。
日本においては、まだ中国製品に対する信頼度は低く、導入率も高くはないので情報が少なく、またもしもの時の駆け付けサービスが構築中のため、すぐにジンコソーラーを選ぼうとは考え難いですよね。
しかし認定機関に8年連続でトップパフォーマーに選ばれたり、太陽光発電の分野においてランキングのトップを中国企業が独占しているのを踏まえると、世界的に見ると中国企業のジンコソーラーは総合してかなり強いです。
もちろん日本のメーカーの方が何かあった時の安心感はあると言えますが、これからは中国メーカーも選択肢に加えるのもおすすめと言えるでしょう。
