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日立の太陽光発電の評判&口コミ|住宅用では事業撤退済み?

日立の太陽光発電の評判&口コミ メーカー

日立は日本が誇るトップクラスの総合電機メーカーですが、太陽光発電事業における評判や口コミはどうなのか、気になるところですよね。

日立は住宅用の太陽光発電業界ではほかの大手家電メーカーより遅く、2012年に生産・販売を開始しました。

後発組の日立が提供する住宅用太陽光発電の評判を知るために口コミを調査したので、その結果を紹介します。

太陽光発電メーカーを比較検討する際の参考にしてください。

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日立の住宅用太陽光発電システムは事業撤退済み

2024年現在、日立の住宅用太陽光発電システムと周辺機器全ての受注を終了しています。

日立は古くから、産業用の太陽光発電システムやメガソーラー事業の実績がありましたが、住宅用太陽光発電システムにおいては、以下の大手家電メーカーの後発組として2012年に参入しました。

大手家電メーカー 住宅用太陽光発電の事業参入時期
シャープ 1994年
三菱電機 1996年
パナソニック 2010年
東芝 2010年
日立 2012年

2012年8月20日、日立製作所の子会社である日立アプライアンス株式会社が、独自開発の高効率パワーコンディショナー搭載の住宅用太陽光発電システムを発売したのが始まりです。

日立アプライアンス株式会社は2017年7月、住宅用・産業用の太陽光発電システム向け、屋外設置用パワーコンディショナーの新機種を発売したのですが、以降、住宅用太陽光発電システム関連の新製品情報は確認できませんでした。

日立の住宅用太陽光発電システムが受注終了となった正確な日付は不明ですが、現在は、公式ページに以下のとおり記載されています。

日立住宅用太陽光発電システムおよび周辺機器 (出力制御機器含む)は全ての受注を終了いたしました。
長らくご愛顧いただき誠にありがとうございました。詳しくはお取り扱いの販売店にお問い合わせください。

引用: 日立グループ公式ページ

日立の太陽光発電の評判&口コミ

日立の住宅用太陽光発電についての評判をチェックするために、GoogleマップやX(旧Twitter)等の書き込みや掲示板を調査しましたが、良い口コミも悪い口コミも確認できませんでした。

日立の太陽光発電のメリット

日立の住宅用太陽光発電は、ほかの大手家電メーカーより後発で発売されました。

日立製作所は、昭和49年から産業用の太陽光発電の研究や開発を積極的に進めてきたメーカーであり、多くの実績があります。

そのような歴史をもつ日立の住宅用太陽光発電にはどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

日立独自のオリジナル施工方法

産業用の太陽光発電で多くの実績をもつ日立は、屋根の種類や形状に合わせた自社のオリジナル施工方法を開発しました。太陽光発電システムの設備設置によって発生しがちな雨漏り等のトラブルを回避するために、日立のもつ技術が生かされた独自の施工方法です。

さらに施工認定者の制度を導入することで、工事の施工品質確保にも努めており、安心感があります。

横レール式のパネル取付架台

日立の住宅用太陽光発電システムでは、パワコンやモニター、パネル取付架台など太陽光パネル以外の設備品は全て、日立ブランドの技術力で開発されたオリジナル製品が採用されています。

中でもパネル取付架台には、日立が同時開発した横レール式を採用。作業負荷が軽いだけでなく、建物の外観を損ねることなく設置できるのが大きな魅力です。

HI-MPPT制御搭載のパワコン

日立の国内工場で製造されるオリジナルのパワーコンディショナーには、日立独自のインバータ技術やHI-MPPT制御機能が搭載されています。

HI-MPPT制御とは、どんな天候環境でも電力のピーク点を探索して電力のロスを抑制、太陽光発電システムが最大限の出力を引き出せるよう制御する、日立独自のシステムです。

この独自システム搭載により、太陽光モジュールに部分的な影がかかるような状況でもロスなく効果的に、電気を取り出すことを実現しています。

日立の太陽光発電のデメリット

日立の住宅用太陽光発電は、独自の技術搭載で他社との差別化を図っていますが、デメリットもあります。

詳しく見ていきましょう。

太陽光パネルは他社製品

日立の住宅用太陽光発電システムで採用されている太陽光パネル(モジュール)は、他社からの供給であり、日立が製造したものではありません。

サービス開始当初は、国産メーカーのソーラーフロンティアや中国メーカーのサンテックのソーラーパネルを採用していました。2013年10月からはOEMで、中国メーカーのトリナソーラーのパネルを日立ブランドとして販売しています。

太陽光発電システムの周辺機器は全て日立オリジナルです。日立ブランドとはいえ、パネルだけ海外メーカーの製品であるのは、デメリットといえるでしょう。

後発組で知名度が低い

日立が住宅用太陽光発電事業に参入した2012年頃には、シャープや京セラ、サンヨー、三菱電機の4社が太陽光発電シェアの大半を占めていました。

後発組の日立においては、住宅用太陽光発電への参入を認知している方や利用者が少ないことが理由なのか分かりませんが、口コミや評判が確認できません。

日本でトップクラスの電機メーカーといえども、口コミ評判が分からないというのは不安材料となるでしょう。

日立の太陽光発電の保証・アフターサービス

日立の住宅用太陽光発電は受注を終了していますが、設置済みの機器では今後も故障等トラブルが発生する可能性はあります。

公式ページには、「詳しくはお取り扱いの販売店にお問い合わせください」との記載がありますが、メーカー保証やアフターサービスについても確認しておきましょう。

サポートセンターは、以下の内容で対応しています。

【日立太陽光長期サポートセンター】
TEL:0570-007-100(有料)
受付時間:9:00~20:00(12/31、1/1~3は休み)
サポートサービスや各種補償の内容は、それぞれ以下のとおりです。

長期サポートサービス

日立の住宅用太陽光発電には、以下の長期サポートサービスがついています。

項目 内容
補償の対象 太陽光発電システム一式(表示ユニット・出力ユニットを除く)
補償限度額 ・10年間で200万円(5.5kWを超える場合は400万円)
・修理不能(全損)となった場合、または1回の事故で保証限度額が支払われた場合は保険契約が失効

太陽電池モジュール出力保証

太陽電池モジュールの出力保証は、無料保証のほかに、条件を満たす必要のある保証も用意されています。

保証期間 保証内容
保証期間(無料) 10年間(出力の90%を10年間保証)
保証期間(条件あり) リニア出力保証25年(保証開始日から1年は出力注3の96.5%を、その後1年ごとに0.68%ずつ下がり、25年では80.18%を保証)

【条件】日立の施工認定者による施工・メーカー定期点検(有料)の実施

システム補償

システム補償には、無料補償のほかに有料のパワコン補償、架台・金具の条件ありの補償と、全部で3種類用意されています。補償ごとの内容は以下のとおりです。

システム補償 補償期間 料金等
システム補償(無料) 10年間 無料
システム補償(有料) パワーコンディショナー補償15年間
  • 定格出力4.0kW、4.9kW→15,000円(税別)
  • 定格出力5.5kW、5.9kW→20,000円(税別)
日立純正架台・金具(条件あり) 10年間 【条件】日立の施工認定者による施工・メーカー定期点検(有料)の実施

メーカー定期点検

日立の太陽光発電のメーカー定期点検は有料で、システム容量によって料金が異なります。

項目 内容
定期点検費用
  • システム容量10kW未満→59,800円(税別)
  • システム容量10kW~11kW→89,800円(税別)
点検回数 1年・5年・9年の3回の定期点検(作業費、出張費込み)
点検内容 システムの点検・太陽電池モジュールの点検・
パワーコンディショナーの点検・接続箱/昇圧ユニットの点検

参照:日立公式サイト

日立の会社概要

日立アプライアンス株式会社は、2019年4月1日付けで日立コンシューマ・マーケティングと合併し、日立グローバルライフソリューションズ株式会社に商号変更しました。

項目 内容
会社名 日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代表者 取締役社長 大隅 英貴
発足年月日 2019年4月1日
本社所在地 東京都港区西新橋二丁目15番12号
日立愛宕別館

日立の住宅用太陽光発電システムは受注終了

既に大きくシェアを伸ばしていた大手家電メーカー4社に遅れて、2012年に一般家庭用の太陽光発電システム販売を開始した日立。

2024年現在、住宅用太陽光発電システムの受注は終了しています。

後発組ということで知名度やシェア数が低かったせいか、口コミも確認できませんでした。

現在、日本の大手家電メーカーのうち、住宅用太陽光発電システムで人気が高いのは、シャープパナソニックです。

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