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太陽光ローンの審査に落ちた!ソーラーローンは通らないって本当?

太陽光ローンの審査に落ちた ローン

太陽光ローンの審査に落ちたら、太陽光発電の設置は諦めるしかないのでしょうか?

本記事では、太陽光ローンの審査に落ちたときすべき5つのことをご紹介していきます。

「太陽光ローンに落ちてしまった・・・」と肩を落としている人も、ご安心ください。今からでもできることは複数あります。

本記事を読むことで、太陽光発電を設置するために今後とるべき行動が明確に分かりますので、ぜひ最後までお読みください。。

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太陽光ローンの審査に落ちたときすべきこと

ローンの審査に落ちたときすべきこと

初めての太陽光ローンの審査に落ちてしまっても、太陽光発電の設置を諦める必要はありません。

太陽光ローンの審査合格まで、複数回に渡って申請を行っている人は少なくないからです。

ソーラーローンの審査に落ちた場合、次の審査に通過するために行う対策は次のとおりです。

異なる業態の金融機関に申し込む

一般的にローンの審査は大手銀行(メガバンク)になるほど厳しく、反対に地方銀行やネット銀行はやや緩めの傾向があります。

また、政策金融公庫なら、銀行では融資が不可となった事業に対して融資が可能な場合も。

個人であれば銀行よりも審査が簡単な信販会社(オリコやジャックスなど)も、ローン先の対象として検討してみましょう。太陽光発電の販売業者は信販会社と提携しているケースが多く、実際に太陽光ローンの多くは信販会社が利用されています。

返済負担率を下げる

返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のこと。

返済負担率が高いと、当然ながら毎月返済する金額も高くなります。

返済負担率を下げるには返済期間を長く設定する方法がありますが、ほかの借り入れを完済しておけば、それだけ収入に対するソーラーローンに余裕が生まれます。特にショッピングなどのリボ払いや自動車ローンは金利が高いので、早めに完済しておきましょう。

準備する頭金を増やす

頭金が増えて借り入れ金額が減ると、金融機関から「収入に対する返済額に無理がない」と判断されて審査が通りやすくなります。

借入金額を減らす

太陽光発電システムの設置に必要な金額を全額ローンで返済するのではなく、一部は現金で支払いを済ませることで金融機関からの借り入れ金額を100%から90%や80%まで引き下げられます。

借り入れる金額が下がれば、審査基準も低くなって審査に通りやすくなります。

信用情報を確認してみる

頭金を用意し、借り入れ金額を減らして返済負担率を下げているのに審査に通らない場合は信用情報を確認してみましょう。

信用情報はCICJICCなどで確認ができ、情報開示料は1,000~1,500円ほどです。

ローンの審査に落ちたときにやってはいけないこと

ローンの審査に通らないときやってはいけないこと

太陽光ローンの審査に通らないと焦ってしまい、「とにかくなんとかしなければ」と誤った行動に出てしまいやすいです。

以下は、審査落ち後に絶対にやってはいけない3つの行動になります。自分は大丈夫と思わず、必ずチェックして行動を回避するように努めてください。

続けて審査を申し込む

1社のソーラーローンの審査に落ちた後、ほかの金融機関のローンに申し込むこと自体は問題ありません。

しかし、信用情報にはローンの契約だけではなく、ローンに申し込みをした履歴も残ります。

そのため、落ちてからすぐに申し込んでしまうと、先に申し込んだローンは審査で落ちていることも知られてしまいます。この情報を得た金融機関が「どうして審査に落ちたのだろう」と思うのは至極当たり前のこと。結果としてさらに厳しい基準であなたを審査することになってしまいます。

ローンの申請の情報は半年間保存された後は消去されるので、半年を過ぎればまっさらな状態で再び申請ができます。

半年も期間を空けるのは待てないという場合は、ソーラーローンの申請を1社に絞らず、同じタイミングで複数の金融機関に行うと良いでしょう。

転職や退職をする

ソーラーローンの審査に落ちたのは年収が低かったからだと、転職をして年収の高い会社に就職したとしても、残念ながらソーラーローンは通りません。

ローンの審査では年収だけではなく、勤続年数も重要な条件であるからです。転職したばかりでは勤続年数が条件を満たしていない可能性が高くなります。

虚偽申告する

ソーラーローンの審査に通るために、年収や勤続年数などを偽るのは絶対に止めましょう。

万が一、虚偽申告で審査に通っても、その後に嘘だと判明するとローン金額の全額返済を求められたり、虚偽申告罪として訴えられる可能性もあります。

また、虚偽申告をすると信用情報に掲載されるので、ソーラーローン以外のローンも通らなくなります。

ローンの審査基準内容の例

ローンの審査基準内容の例

ソーラーローンでは、どのようなことが審査されるのでしょうか。

ソーラーローンで審査される内容には、次のものがあります。

個人信用情報

信用情報とは、銀行やクレジットカード会社などから得たローン契約、借入や返済の状況、公共料金の支払い履歴などが記録された個人情報のこと。

新しくローンを組む場合、金融機関は信用情報に基づいて融資の有無を判断します。

なお、信用情報は7年以内のものが記録されているので、たとえば7年以上前に返済が遅れたことがあっても問題はありません。また、クレジットカードの引き落としに間に合わなかった経験があっても、その後の支払い期限までに支払っていれば、信用情報には登録されません。

いわゆるブラックリストは、信用情報では「異動情報」と呼ばれ、支払日から61日の延滞・遅延や、3回以上の不払い、任意整理などを起こすと掲載されます。ブラックリストは5年経過すると信用情報から消えるといわれていますが、任意整理の場合は完済してから5年後になるので実際には5年では消えません。

また、自己破産の前にローンの申請をすれば、ブラックリストに名前が載っていないのでは?と考える人がいますが、借金が払えない時点で何度も催促が届いているので、自己破産の手続き前に既にブラックリスト入りしているケースがほとんどです。

仕事情報

勤務先の情報 審査される基準
規模
  • 規模が大きいほど安定した収入が得られると判断される
  • 10人未満の小規模の会社では審査が通りにくい
業種
  • 離職率の高い業種は審査に通りにくい
  • 収入が安定しない業種も審査に通りにくい
雇用形態
  • 正社員や公務員は収入が安定しているので審査に通りやすい
  • 契約社員や派遣社員は正社員よりも審査が厳しくなる
  • たとえ高収入でも個人事業主やフリーランスに対しては審査が厳しくなる

多くのローンは年単位で返済を行います。

そのため、金融機関は収入の高さだけではなく、毎月安定した返済が行えるのか、という点を厳しくチェックします。

年齢

ソーラーローンは10~20年の長期間で組むため、契約者の年齢が審査に大きく影響します。

ローンの借入時の年齢が若いほど将来性があるので、審査は通りやすくなるでしょう。具体的には、同じフリーターでも20代はこの先正社員として働く可能性が高いと判断され、審査に通りやすくなりますが、反対に30代後半から40代でフリーターの場合では、正社員になれる確率が下がるので審査も厳しくなります。

また、ローンの完済時の年齢も重要です。現役で働いている世代であれば返済が滞るのは少ないですが、年金生活になっていれば生活費が不足してローンの支払いができなくなってしまうかもしれません。

つまり、太陽光ローンの審査は、若い年齢で借入をし、現役世代に完済する計画を立てると通りやすくなるといえるでしょう。

健康状態

持病がある、病院に通院しているなど、健康状態に不安があるとローンの返済が滞りやすくなると判断されます。

ただし、「〇〇(病名)だから審査に通らない」という基準は金融機関によって異なり、たとえ持病があっても適切な投薬や治療が行われ、仕事に支障がないと判断されれば問題ないケースもあります。持病がある場合などは、正直に申請して金融機関の判断を待ちましょう。

ローンに通りたいがために病名を告知せずに審査を受けるのは、虚偽申告となるので注意してください。

返済負担率

一般的に、返済負担率が20~25%であれば、無理なく返済が可能と考えられます。

たとえば、年収500万円であれば100~125万円が年間に返済が可能な金額。月にすると8~10万円の返済となります。

この金額にはソーラーローンだけではなくほかのローンも含まれるので、住宅ローンや自動車ローンなど契約しているローンが多いほど、ソーラーローンに割ける金額は下がってしまいます。

太陽光ローンの審査は厳しい?

太陽光ローンの審査は厳しい?

ローンの審査を緩くして誰にでもお金を貸してしまえば、金融機関は回収が難しくなってしまいます。太陽光ローンも、申請すれば必ず審査が通るわけではありません。

とはいえ、太陽光ローンにはほかのローンとは異なる2つの状況があります。

法人は個人より通りやすい

太陽光発電は国のFIT制度により、設置から20年間(産業用太陽光発電の場合)は市場よりも高い売電価格が保証されています。

また、自然を相手にしているとはいえ、年間の発電量を大きく下回るような予想外の事態が起こりにくいのも太陽光発電の特徴。安定した収益が得られやすい側面から、お金を貸す側にとっても貸し倒れのリスクが低い融資といえるでしょう。

太陽光発電は不動産と比べても高い利回りというメリットを生かし、投資目的で太陽光発電所を所有して実績を積んでいるケースも存在します。

ほかのローンに比べると通りやすい

  • 太陽光発電を設置するには、持ち家や広い土地を所有している必要がある
  • 売電による収入が見込める

太陽光ローンは持ち家や土地を所有していれば物件を担保にできる点が、担保となる物件がない状態で申請する住宅ローンとの違いです。

また、売電で得られる収益の予想は、太陽光発電を設置する地域や条件などの過去のデータによって、より実態に近い数値が得られるメリットも。

このような理由で、太陽光ローンはほかのローンと比べて非常に通りやすくなっています。

太陽光ローンの審査に通るには?

太陽光ローンの審査に通るには?

ソーラーローンの申込をする場合は、必要な書類などを揃えておくだけではなく、以下のような準備をしておくと審査に通過しやすくなります。

太陽光発電について説明できるようにしておく

ソーラーローンを取り扱っている金融機関の担当者が太陽光発電に詳しくなければ、審査結果が出るまでに不要に時間がかかってしまったり、太陽光発電自体に理解が得られずに審査に落されてしまう可能性が高くなります。

「太陽光発電を設置したいのでお金を貸してください」とだけ伝えるよりも、太陽光発電を設置して得られるベネフィットや、収益の具体的な見積もりなどを一緒に説明すれば、担当者に「しっかりと計画を立てているし、返済の目途も立っている」と納得してもらえます。

ほかのローンを返済しておく

ソーラーローンを申請するにあたり、既に複数のローンを抱えている場合は注意してください。

金融機関にとっては、貸したお金がきちんと返ってくるかが大事なので、当然ながら多重のローンを抱えている人は返済が滞りやすいリスクが高いを見なされます。

自動車ローンや教育ローン、カードローンなどに借り入れがあるときは、太陽光ローンの申請の前に完済しましょう。

 

太陽光ローンを組む注意点

太陽光ローンを組む注意点

電気代を少しでも安く抑えたい、売電で収入を得たい。

このように考えて太陽光発電の設置を検討する人は増えています。多くの場合はローンを利用しますが、太陽光ローンを組むときにはいくつか注意が必要です。

やるなら早期に始める

太陽光発電の設置費用(初期費用)は年々下がっており、これ自体は現在、太陽光発電の設置を検討している人にとって嬉しい話ですが、売電価格は設置費用に連動しているので、売電価格も年々下がっています。

設置費用が安くなっているので、売電価格が下がっても損をするわけではないものの、2021年には10kW未満の住宅用太陽光発電で19円/kW(経済産業省のFIT価格より)。それが2025年には11kWになると予想されています。

同じ発電量なら売電価格が高いほうがより収益になるため、太陽光発電の導入の予定がある場合は少しでも早いほうがお得になります。

発電設備の保険に加入しておく

太陽光パネルは屋外に設置するため、自然災害による破損や盗難のリスクなどがあります。また、太陽光発電の要となるパワコンは、24時間365日常に稼働しているので、故障や経年劣化による修理・取替を前提として導入しなければいけません。

それぞれメーカーの保証がありますが、保証対象にならなければ、修理や取替が実費になります。さらに、再稼働を始めるまでの期間は売電もできません。収入が断たれ、ローンの返済が滞ってしまう可能性があるでしょう。

太陽光発電に対応した保険には以下の種類があります。

  • 火災保険
  • 地震保険
  • 施設賠償責任保険
  • 休業損害保険

必要に応じて保険に加入しましょう。

太陽光発電の保険加入は必要?メーカー保証外のトラブルも解説
太陽光発電にはメーカー保証が付きますが、対象外となる事態も数多く存在します。パネルの飛散で他人に怪我を負わせたり、飛来物の落下で破損したりしても、メーカー保証の対象外となってしまいます。本記事では太陽光発電の保険について、保証内容や選び方などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

新築はソーラーローンより住宅ローンが良い

住宅の建設時に併せて太陽光発電を設置する場合は、太陽光発電の設置費用を住宅ローンに組み込めます

ソーラーローンに比べて住宅ローンのほうが金利が安く、住宅ローン控除も適用され、長期間の返済となるので返済の負担が減ります。

住宅ローンとソーラーローンを別に組まずに、2つを併せた返済を検討しましょう。

太陽光発電を住宅ローンに組み込む!合算して借り換えるメリットは?
太陽光発電を住宅ローンに組み込むことは可能なのか?可能な場合、合算して借り換えるメリットにはどんなことがあるのか?住宅ローン控除は適用できるのか?などなど、このページでは、そんな太陽光発電をローンを使って上手に設置する方法について、ご紹介していきます。

太陽光ローンのよくある質問

太陽光ローンのよくある質問

太陽光ローンを組むときに気になるのが、返済期間と金利ではないでしょうか。

どちらも返済に大きな影響を及ぼす重要な情報のため、申請前に疑問を解決しておきましょう。

返済期間は何年?

太陽光ローンの返済期間は金融機関に寄って異なりますが、一般的には最長15年となっています。

あくまでも長く組む場合の最大の期間なので、10年での契約も可能です。

金利を比較すると?

太陽光ローンは、金融機関によって金利やタイプが異なります。

例えばイオン銀行は「ソーラーローン」で2.75%の固定制。信販会社のアプラスは「ecoローン」という産業用太陽光発電の独自ローンを展開しており、固定制で2.5%となっています。

また、直接ソーラーローンと謳っている金融機関ばかりではなく、楽天銀行の「スーパーローン」では資金使途が自由になっており、太陽光発電の投資や資金に生かせます。

金融機関各社それぞれのソーラーローンの比較を確認したい方は、下記の記事を参考にしてください。

ソーラーローンの金利比較一覧表|太陽光発電の導入負担を減らすには
ソーラーローンの金利比較一覧表を紹介しています。太陽光発電の返済シミュレーションや借り入れ審査について、ソーラーローンの選び方や金利を抑えるポイント、メリット・デメリットのほかソーラーローンを利用する際の注意点などをまとめました。

太陽光ローンの審査に落ちたとしてもできることがある

太陽光ローンの審査に落ちたとしても出来ることがある

太陽光ローンは銀行に限定されるものではなく、信販会社など様々な金融機関での利用が可能です。

短期間に確実にソーラーローンを組みたいなら、同じタイミングで複数の金融機関に審査を依頼してみましょう。

また、金融機関によるソーラーローンに関する無料相談や、サイトでの返済シミュレーションを活用するのもおすすめ。気軽に依頼や問い合わせをして、有益な情報を得ておくのも審査通過への近道です。

なお、クレジットカード会社や消費者金融のローンを利用して太陽光発電を設置する場合は、貸金業法の総量規制により、借入上限が最大で年収の3分の1までに制限されているので注意してください。

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