住友林業で家を建てるなら、太陽光発電も一緒にお願いするのが安心かしら?
それなら住友林業で太陽光パネルを設置した人の、評判や口コミをチェックしてみるのがおすすめね。
住友林業太陽光の良い評判&口コミ
太陽光発電の設置では、屋根や建物が傷みやすくなるのではないかと心配になりますよね。太陽光発電を設置していない屋根と比べて、修繕工事の回数が増えるのか気になる方は多いでしょう。
また、太陽光発電で電気代が安くなっても、数年で太陽光パネルの取り換えがあれば結局は高くついてしまいます。実際に住友林業で太陽光を設置したユーザーの評判や口コミを見れば、これらの不安を解消できるかも知れません。
まずは住友林業の太陽光の良い評判や口コミを確認してみましょう。
営業担当の説明が信頼できた
営業さん「住友林業の施工でパネルをつけることで屋根が痛むことはありません。防水もばっちりです。」
信頼できる営業さんのお言葉
住友林業の屋根の標準仕様は、スレート材になっています。
スレート材は瓦やガルバリウム鋼板と比べて低コストのため人気が高いのですが、耐久性が低く、10~15年でメンテナンスが必要というのが主な特徴です。そのため、スレート材に荷重がかかる太陽光発電を設置しても大丈夫なのか心配になりますよね。
ですが、住友林業が使用しているスレート材は30年持つ高い耐久性を誇ります。
住友林業のスレート材は耐久性が高い無機系塗膜「グラッサコート」を採用。一般的な有機系の屋根素材とは違い紫外線に強く、色あせを防ぎます。
太陽光発電のような高価な商品やサービスを購入する際の決め手には、商品自体の魅力だけではなく、担当の人の丁寧な説明や誠実な人柄も重要になります。
自社が取り扱っている商品やサービスに詳しく、ユーザーの疑問にもしっかりと答えてくれる担当者との出会いがとても大切だと気づかせてくれる口コミですよね。
住宅に防水の保証が付いているので安心できる
太陽光パネルの設置では屋根に穴を空けるので、浸水や漏水が心配になる方は多いでしょう。
住友林業では住宅の初期保証に防水が含まれており、期間は30年となっています。更に5年ごとの点検も無料です。
一般的な太陽光パネルの定期点検は1回の点検で1~2万円程度の費用がかかるため、6~12万円もコストを削減することができますね。
また、屋根は素人には簡単に登れないところ。無料点検で太陽光パネルも一緒に見てもらえれば、安心・安全の面でも嬉しいポイントとなるでしょう。
SNSやブログでは住友林業に限らず施工した方の口コミが拾えるので、太陽光パネル設置の本格的な検討に入る前に必ずチェックしておきましょう。
住友林業太陽光の悪い評判&口コミ
口コミをチェックするメリットには、メーカーの公式サイトや広告からは見えにくいユーザー目線の情報を手に入れられる点が挙げられます。特に悪い口コミは、購買意欲に対して大きな影響を及ぼすもの。「悪い口コミを見て購入を止めた」という経験は誰でも一度はあるのではないでしょうか。
ですが、悪い口コミの全てが本当に悪いわけではありません。人それぞれ価値観や解釈が違うので、同じ条件でも受け取り方は変わるからです。
そのため、悪い口コミもそのまま鵜呑みにするのではなく、注意点を見えやすくするための判断材料として使うというスタンスで読むことをおすすめします。
他社に比べて見積もりが高い
@masatakki ハイムだからソーラーと蓄電池装備できたってのもあるんだ。比較検討してた住友林業で同じ装備したら、すごい金額。。。備えあればって感じで非常電源使わずに済むことを願うさー。
— なち (@nachi_musashi) February 16, 2014
住友林業の太陽光発電は、相場と比べると割高です。
ただし、そもそも大手ハウスメーカーの太陽光発電の設置は工務店や専門業者に比べて割高となっているため、住友林業だけが飛び抜けて高いわけではありません。
コストを下げて太陽光発電を設置するなら専門業者に依頼するのが良いですが、専門業者による設置ではハウスメーカーの屋根の保証が途切れる場合があります。新築で太陽光発電の設置を考えている方は注意してください。
また、住友林業は住宅保証の期間が長いので、メンテナンスを含めて考えた場合にはそれほど割高感はなくなる可能性もあるでしょう。
経済産業省が発表した『令和4年度以降の調達価格等に関する意見』では、2021年の住宅用太陽光発電の設置費用の平均値は28.0万円/kWでした。
一般的な住宅用太陽光発電の出力は3~5kWなので、84~140万円の設置費用と想定できます。この金額を目安に、メンテナンスなどを含めて価格の検討を行うのが良いでしょう。
担当者の説明が詳しくない
太陽光発電で期待できる発電量や効果額については住友林業の担当営業マンや設計さんに何度か尋ねたことがあるのですが、きちんとした回答を得られたことはありませんでした。
「太陽光発電を販売しているのだから、ハウスメーカーの担当者なら太陽光パネルについて詳しく知っているだろう」と思うのは危険です。必ずしも担当者が太陽光発電に詳しい人とは限りません。
ハウスメーカーの担当者にとっては、太陽光パネルはあくまでもオプションとしてつけられる設備に過ぎません。
また、太陽光パネル自体は詳しくても、補助金やキャンペーンなどをよく知らない担当者であれば、本来なら得られたはずの権利を失ってしまいかねませんよね。
もちろん全ての担当者が太陽光発電にうといわけではありません。「担当者が詳しく知らない」という悪い口コミによってそういう人もいると知れば、住宅の購入を検討する際に「詳しい人を担当者にしてください」と先手を打つことができます。
住友林業太陽光の特長やメリット
住友林業ではZEHを目指した家作りのために、「涼温房」という独自の住宅設計を提案しています。
ZEHとは、net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
住友林業によると、旧省エネルギー基準の一般住宅に比べて、住友林業のZEH仕様の家は年間光熱費が約20.8万円もお得になると試算が発表されました。
また、光熱費の節約だけではなく、太陽光パネル設置数を増やして売電に取り組む事もできます。
ただし、売電単価は毎年変動するため、先の見通しが立ちにくいのが現状でしょう。経済産業省資源エネルギー庁の調査では、2022年の売電単価は17円/kWh(一般的な家庭の容量10kW未満)となっていますが、売電単価は年々減少傾向にあります。
住友林業で家を建てた方が売電収入を記事にしているブログをご紹介しますので、参考になさってみてください。
積載量が増やせる平屋を推奨している
住友林業が平屋を推奨しているのは、2階建ての住宅に比べて屋根の面積が広くなり、太陽光パネルの設置数を増やすことができるからでしょう。
太陽光パネル設置の数が増えると自ずと費用は高くなるものの、平屋は足場を組む必要がないので工事費自体は下がります。トータルで見た場合、2階建てと平屋では値段が変わらない可能性もあります。
また、住友林業には木の家作りのイメージだけではなく、平屋のイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。
平屋の施工件数は2010年には全戸建ての約6%でしたが、2020年には約12%にまで上昇しています。
全体の1割が平屋を建てる時代となったわけですが、住友林業で家を建てる人の実に3割は平屋を選んでいます。
住友林業の施主のうち、なんと約3割弱が平屋を選択している
住友林業は平屋作りの実績が多く、そのためのノウハウも多く持っているハウスメーカーという点も、太陽光発電の設置に平屋を推奨する理由なのかもしれませんね。
リフォームや庭造りにも対応している
住友林業の太陽光パネル設置は、新築とリフォームの両方に対応しています。そのため、後のせで太陽光発電を始めたい方のニーズにも応えることができます。
また、住宅を購入した当初から、年を追うごとに家族構成や環境は変化していくもの。子どもが巣立って夫婦2人の生活になれば、広い空間は必要がないと感じるかも知れません。キッチンやお風呂、トイレなどの水回りの劣化に伴い、使い勝手を良くしたいと思うこともあるでしょう。老後を見据えてバリアフリー化を希望する方も多くいます。
さらに住宅の中だけではなく庭や外構に目を向けることで、より充実した暮らしを実現できるでしょう。花や緑に溢れた庭はそれだけで癒しの空間ですし、緑化によってエアコンの使用を抑えたエコな暮らしを手に入れられるかも知れません。
住友林業では、こうしたリフォームや庭造りにも柔軟に対応しています。家を建てて終わりではなく、そこからも長く続くユーザーの人生設計に寄り添っています。
涼温房で快適な暮らしを実現できる
住友林業独自の住宅設計である「涼温房」は、風や太陽、緑といった自然を取り込みながら、優れた断熱性能や省エネ性能とエネルギーを生み出す太陽光発電によって、年間のエネルギー消費量を0にするというものです。
具体的には、庭に大きな木を植えて日光を遮る、風が通り抜けやすい位置に窓を配置、南側に大きく窓をとり太陽光を室内に蓄えて夜間の気温低下を防ぐといった工夫がされています。
住友林業といえば木の家。そもそもが省エネルギーを意識した家作りを行ってきましたが、さらに自然環境を上手く利用することで、電気使用量を抑えながらも、夏は涼しく冬は暖かく暮らす家作りを目指しています。
住友林業太陽光のデメリット
「住友林業で家を建てるなら、太陽光発電も一緒に契約したい」と思う方は多いでしょう。住宅ローンに太陽光発電の設置費用を組み込めるので、支払いが楽になるメリットが生まれます。
しかし、住友林業の公式サイトでは、太陽光パネルのメーカーの確認ができません。
発電シミュレーションもできないので、契約の前に「あらかじめ情報収集をしてから見積や相談を申し込みたい」という方にはデメリットに感じてしまうかも知れません。
それぞれを詳しく確認してみましょう。
公式サイトでメーカーや商品が確認できない
太陽光発電を導入する場合に、メーカーを気にする方は多いですよね。大手のメーカーは安心感がありますし、保証内容も充実しています。
反対に、知名度は低くても、価格が安いところにお願いしたい方もいるでしょう。
太陽光発電を比較検討し、依頼したい太陽光パネルメーカーが決まったとしても、住友林業で取り扱いがなければ住宅の建築と同時に設置することができません。
住宅の完成後に希望のメーカーを取り扱っている専門業者に工事を依頼する事もできますが、見栄えが良い瓦一体型の太陽光パネルは後のせはできないので注意が必要です。
なお、瓦一体型の太陽光パネルは軽いため、屋根にかかる重量の負担が軽減されるメリットがありますが、屋根裏に熱がこもりやすくなるので夏はエアコンの稼働率が高くなりやすい、屋根の一部とされるので固定資産税が発生するなど、年間のコストが上がりやすいデメリットもあります。
ハウスメーカーで太陽パネルを設置するなら瓦一体型がおすすめということではなく、専門業者では最初から選べないのに対し、ハウスメーカーでは「つける」「つけない」の選択肢があると覚えておくのがよいでしょう。
公式サイトで発電シミュレーションができない
太陽光パネルを販売している各メーカーのサイトでは、住所や電気容量、電気代などの条件を入力して簡易的な計算をすることが可能となっています。
そのため、発電シミュレーションを全く行えずに太陽光発電の設置を行わなくてはならない、という事態は免れます。
とは言え、住友林業の公式サイトで直接計算ができないのは、手間と言わざるを得ないですよね。
住友林業太陽光の保証やアフターサービス
太陽光パネルは設置して終わりではありません。安く購入できても、保証が少なくメンテナンスにお金がかかるのであれば意味がありませんよね。
長く安全に使用するには、充実した保証やアフターサービスも視野に入れて契約を行うことが大切でしょう。
住友林業では、充実した保証内容と、万全のアフターサービスを敷いています。
住宅設備の保証
住友林業は標準仕様で、構造躯体と防水に初期保証期間30年と5年ごとの無料点検が付帯しています。
木造住宅の構造躯体とは、以下のとおりになります。
- 小屋組
- 屋根板
- 斜板
- 壁
- 横架材
- 柱
- 床版
- 土台
- 基礎
さらに防水の対象となる箇所は、次の3ヵ所。
- 屋根
- 開口部(窓)
- 外壁
また、30年目以降についても、有料メンテナンス工事を行うとさらに保証が10年延長され、最大で60年目まで延長することができます。
ただし、住友林業の初期保証と延長保証を受けるには、10年ごとの防蟻再施工が条件となります。防蟻再施工には1回につき10~15万円程度かかるので、30年ないし60年の間に全くお金をかけずに保証を受けられるというわけではありません。
コールセンター
住友林業には、24時間365日受付のコールセンターがあります。
住宅に関する悩みや不安をいつでもすぐに相談できるのは、ユーザーにとって心強いですよね。
コールセンターでは、主に以下の相談に対応しています。
- 住宅の補修
- 住宅設備の修理
- 建具の不具合
- 玄関鍵の紛失
- 増改築について
- 庭造りについて
住友林業コールセンターの電話番号は、0120-370-222となります。
電話以外で各種問い合わせをしたい場合は、公式サイトからフォームにて相談も可能です。
住友林業太陽光の取り扱いメーカーリスト
住友林業で取り扱っているとされる太陽光発電のメーカーは次のとおりとなります。
- パナソニック
- シャープ
- 京セラ
- ソーラーフロンティア
それぞれの特徴を確認してみましょう。
メーカー | 歴史 | 特徴 | 強み | 実績 |
---|---|---|---|---|
パナソニック | 1975年から太陽光発電の研究を開始 | 曇りや雨の日、雪の日でも発電する | 保証が他社と比べて長い | 日本国内の販売数はトップシェア |
シャープ | 50年以上の開発経験を持つ | IECやJIS規格よりも厳しい独自の品質試験を実施 | 黒を基調とした屋根と一体型の洗練されたデザイン | 2023年にはパナソニックと共に国内トップシェアに |
京セラ | 1975年にパナソニック・シャープと共同で開発をスタート | 1993年に住宅用太陽光発電の販売を国内最初に始めたパイオニア | 省エネ大国ドイツに認められた高い耐久性 | 住宅における長期使用実績は国内№1 |
ソーラーフロンティア | 1978年に研究を開始し、40年以上の実績 | 100%出光興産が出資した子会社 | CIS電池による太陽光発電は性能が良い | 住宅用だけではなく産業用の実績も豊富 |
なお、パナソニックとソーラーフロンティアは、2021年に国内生産を終了し、太陽光発電からの撤退を発表しています。
そのため、これから住友林業で家を建てる場合に選べる太陽光パネルのメーカーは、上記とは異なる可能性もあります。
住友林業太陽光の向く人・向かない人
新築で平屋を建てる予定で、大手だからこその安心感が欲しい方には住友林業はおすすめです。
これからの時代は太陽光で電気代を安く済ませるだけではなく、災害などによる停電時に非常電源として使える蓄電池の確保も必要になってくるでしょう。
蓄電池はコストが高めですが、住友林業で住宅を建てる時に太陽光とセットでローンに組み込むことで、導入しやすくなります。
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
新築やリフォームも検討中 | 家を新築・建て替えする予定はない |
平屋の家を建てたい | 公式サイトである程度の情報を掴みたい |
大手企業ならではの安心感が欲しい |
一方で、新築の購入や建て替えの予定がない場合や、公式サイトで得られる情報が少ないことが気になるという方は住友林業の太陽光はおすすめできません。
住友林業の会社概要
住友林業は、創業330年を超える老舗の企業です。
元禄4年に住友家が愛媛県新居浜市の別子銅山を開杭をしたことが、住友林業の始まりです。銅の精錬に使う薪炭用の木材の確保や、採掘・精錬に従事する人のための住宅の建設を行っていました。
しかし、明治27年には森林の伐採により別子銅山は危機を迎え、森を再生するために年間200万本の植林を実施。この経験が住友林業の経営理念となる「保続林業」の原点となります。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 住友林業株式会社 |
設立年 | 1948年2月20日※創業は1691年(元禄4年) |
資本金 | 50,064百万円 |
代表者 | 光吉敏郎 |
昭和23年には現在の社名である住友林業となり、海外の材木の取り扱いや、木造注文住宅の事業に進出しました。
住友林業=木の家というイメージが強いですが、高齢者が住みやすい安全な住環境を提供するための介護事業や、木質バイオマス発電による再生可能でクリーンなエネルギー開発など、幅広い事業を展開しています。
住友林業の太陽光は新築・平屋を推奨!公式サイトの情報は少なめ
近年の電気代やガス代の高騰により、太陽光発電の導入を検討している方は多いのではないでしょうか。
平屋が人気の住友林業の太陽光なら、面積の広い屋根を活用した光熱費の削減や売電も期待できそうですよね。
口コミでは担当者によって得られる情報に違いがあることが分かったので、住友林業で家を建てるときは「太陽光発電に詳しい人を担当にしてほしい」としっかり意思表示をしてみましょう。
また、公式サイトだけではなく、設置を検討している太陽光パネルメーカーのサイトでも情報を収集する必要があります。
太陽光発電は数回使って終わりではなく、長い期間をかけて活用するもの。
より多くの情報を集めて、自分にとっての正解を導き出してみましょう。