ソーラーフロンティアの評判って悪いの?
ソーラーフロンティアは評判自体が少ないよ。でも、評判は良いよ!
ソーラーフロンティアの悪い評判&口コミ
ソーラーフロンティアには悪い評判があまり多くはありませんが、検索ワードには「ソーラーフロンティア 評判 悪い」といったKWが上位に上がってきます。それはなぜなのでしょうか。
その理由の一端は、口コミを見ることで分かるでしょう。
悪い評判は非常に少ない
それにしてもソーラーフロンティアは最悪だったなぁ。設置がムリなのわかってて訪問したいとか、どうかしてる
— 人生の黄昏(常時フレーメン反応) (@yuki76y) August 13, 2012
そもそもソーラーフロンティアについての悪評は非常に少ないです。
インターネット上で口コミを検索しても、2012年の一つのツイートしか見当たりませんでした。それ以降、同様の声は確認されていないだけでなく、ほかの悪評も見受けられませんでした。
生産から撤退したので評判が悪くなった?
国内の多くのメガソーラーがソーラーフロンティアのパネルを採用していた実績がありましたが、ソーラーフロンティアが生産から撤退したことにより、評判を悪化させた可能性があります。
CIS化合物半導体系の薄膜太陽光パネルの開発・販売で知られ、宮崎と宮城の2つの工場で約1GWの生産能力を持っていた力強い企業だったにも関わらず、ソーラーフロンティアが製造から撤退したのは、中国メーカーによるパネル価格の低下という外部要因が主な要因でした。ソーラーフロンティアは国内の太陽電池製造から身を引き、中国製のシリコン型パネルのOEMに切り替えました。
生産から撤退したことにより、ソーラーフロンティアの評判が悪化した可能性は否定できません。
社員からの評判が悪い?
人手が足りないと、泣きついてきたから休み返上で働いた連休やクリスマス、お正月。もはや、我慢の限界。挨拶すれば無視。人を部品の一部としか思わない言動。ソーラーフロンティアとワールドインテックは最悪だ。
— オレンジ0717 (@RYOSOUBITO) January 12, 2014
ウェブ検索で「ソーラーフロンティア 評判 悪い」と調べると、転職サイトが表示されます。これは製品のクオリティーやパネル価格、CIS太陽電池の効率といった要素よりも、むしろ企業文化に対する評価が低いことを示唆しています。
上記ツイートではソーラーフロンティアに対する非難の声が見受けられますが、この情報はあくまで個別の意見であり、全体像を反映しているわけではない点には気を付ける必要があるでしょう。
従って、一部の声が必ずしも全体を代表するわけではなく、社員全体から見たソーラーフロンティアの評判が一概に悪いとは断定できません。
経営状況が悪い?
年 | 資産 | 負債 | 純利益 |
---|---|---|---|
第24期 | 72,296 | 51,290 | -13,660 |
第25期 | 31,053 | 27,040 | -26,892 |
第26期 | 29,129 | 25,213 | -1,598 |
第27期 | 24,608 | 21,980 | -5,787 |
(単位:百万円)
上の表は、ソーラーフロンティアの第24期(2018年1月1日~2018年12月31日)から第27期(2020年4月1日~2021年3月31日)までの決算公告から抜粋した資産、負債、純利益の一覧です。
一覧を見て分かるように決して堅調な推移とは言えないものの、各業界の大企業の中にも赤字転落する企業は存在します。また、これらの指標だけで経営状況を判断するには、材料が少なすぎるでしょう。
経営の判断材料にはこの他にも指標が数多く存在するだけでなく、施工の技術力や社風、営業の人柄など、数字だけでは判断できない材料もあります。そのため、この一覧だけを見て顧客にとって悪い企業とは断定できません。
ソーラーフロンティアの良い評判&口コミ
太陽光発電設備の導入は、多くの方にとって人生の中で何度も繰り返し行うことではありません。最終的に契約するのは1社という方がほとんどです。そのため、気持ちよく取引できる企業を選びたいものです。
ソーラーフロンティアには良い評判が多く存在します。ここでは3つをピックアップしてご紹介するので、取引や製品をイメージしながらご覧ください。
説明が分かりやすく工事も早い
営業担当の方が建物の耐久性まで丁寧に調べてきちんと説明してくれたので、納得してお願いすることができましたね。結局、設置工事そのものも2日間くらいであっという間でしたから、工事のストレスも感じませんでしたよ
引用:ソーラーフロンティア
この事例を見ると、ソーラーフロンティアは、説明の分かりやすさと工事の迅速さで一定の信頼を得ていることが伺えます。これはソーラーフロンティアが提供するサービスの品質と、効率的な作業プロセスの証明となります。
モジュールの設置から稼働までのスムーズな進行は、システムの導入を検討する際の大きなポイントと言えるでしょう。ユーザーの声に耳を傾けることで、企業の真価が見えてくると言えます。
発電量が高い
ソーラーフロンティアの実発電量は凄いですね。ただ5月がどの時期よりも
良い発電するのに天気悪いですからね。
4kw設置という事ですが年間で1kw=1200kwh以上ので
発電されてますか?— kemimaru (@kemimaru3) May 16, 2017
ツイートの内容から、ソーラーフロンティアの太陽光発電システムは高い発電量で評価されており、環境に配慮した生活を送りたい方にとって、魅力的な要素となっていると言えるでしょう。
これはソーラーフロンティアの太陽光発電パネルの性能が高いことを示しており、ユーザーにとっての大きな満足点となっています。そして、高い発電量は、ソーラーフロンティアのシステムを導入する際の大きな決め手となり得ます。
デザインが良い
これからの時代はソーラーフロンティアの太陽光発電でしょうか。見た目もカッコ良いし。
引用:ヤフー知恵袋
スタイリッシュなデザインによって家の外観を損なわれず、むしろ一層見た目が引き立てられていることが分かります。見た目の美しさと高い機能性を兼ね備えたソーラーフロンティアの太陽光発電は、今後のエネルギー事業における一つの解となるでしょう。
これからの時代、エネルギーを意識した生活を選ぶ人々にとって、ソーラーフロンティアの見た目の良さは大きな魅力となるはずです。
ソーラーフロンティアのデメリット
デメリットはどのメーカーにも存在します。太陽光発電設備を検討する際は、デメリットが存在するから利用しないと考えてしまうのではなく、デメリットが許容できるかできないかと考えることが重要です。
ソーラーフロンティアは、発電量の高さに定評のある太陽光パネルに関して、デメリットがいくつか存在します。一体、どのようなデメリットなのでしょうか。
パネルの質量が重い
ソーラーフロンティアのパネルの重さは、デメリットと捉えられる場合があります。これはソーラーフロンティアがCIS太陽電池を使用するため、一枚あたりのパネルが他社の製品と比較して重くなるからです。全体のシステム重量が増えると、屋根への負担も増大します。
これが特に問題となるのは、雪の多い地域でしょう。北陸地方のように、冬季に大量の雪が降る地域では重いソーラーパネルが屋根に余計なストレスを加えるため、導入事例が少なくなっています。
しかし、見積もりを取得する際には、この点を考慮した評価が可能です。専門家に相談し、自宅の屋根構造がソーラーフロンティアのパネルの重さを支えられるかという点の確認が必要です。
以上から、ソーラーフロンティアのパネルの重さは、一部の地域や状況においてはデメリットとなる可能性があることが分かります。しかし、そのデメリットも事前の適切な準備と評価により、最小限に抑えることが可能です。
変換効率が他社より低め
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの変換効率は、他社に比べて低いです。これはソーラーフロンティアのCIS太陽電池の特性によるものです。
しかし、これは一面的な評価であり、ソーラーフロンティアのパネルは熱や影に強いという大きな特徴があります。また、太陽光が当たると出力が上がるというメリットもあるのです。これらの特性を考慮に入れると、シミュレーション上の値を実際に上回る発電量が期待できます。
ソーラーパネルの選択を考える際には、無料で提供される見積もりを活用して、蓄電池との組み合わせや年間の発電量などを具体的に評価することが重要です。変換効率のみに注目せず、他の要素をバランス良く考えることで、ソーラーフロンティアのパネルが持つデメリットを理解し、適切に対応できます。
費用が高い
ソーラーフロンティアのパネルの費用が、他社製品に比べて高いというデメリットがあるのは事実です。CIS太陽電池を製造するための特定の化合物が、大量生産に適していないことが主な要因であり、これが高価格につながっているのです。
しかし、技術は常に進歩しており、今後は大量生産が実現する可能性もあります。そうなると、CIS太陽電池の価格が下がっていくでしょう。
ソーラーフロンティアのメリット
太陽光発電の導入を検討しているのはなぜでしょうか。それは導入することにメリットがあると考えているからでしょう。利用する際にメリットがなければ、決して安くない太陽光パネルに大金を注ぐことはしません。
具体的にソーラーフロンティアのメリットを見ていきましょう。
有害物質が使用されていない
ソーラーフロンティアの大きな魅力の一つは、有害物質を使用していないことです。多くの海外製品が人体に有害なカドミウムを用いたCIS系太陽電池を製造している一方、ソーラーフロンティアのパネルにはそのような物質は含まれていません。
さらにソーラーフロンティアは新エネルギー・産業技術総合開発機構と共同で研究を行っています。この研究の成果として、カドミウムが含まれないCIS系薄膜太陽電池のセルで、驚くべきエネルギー変換効率23.35%を達成しました。現行の製品では変換効率は15%程度ですが、今後の研究の成果が製品に反映されれば、より高い効率が期待できます。
これらの事実は、ソーラーフロンティアが健康にも地球環境にも優れた製品を提供し続けている証拠であり、そのメリットは確かなものであると言えるでしょう。
高温への耐性が高い
ソーラーフロンティアの太陽電池が高い評価を得ている要因の一つに、高温に対する優れた耐性があります。一般的に、太陽電池は温度が上がると発電効率が下がるため、発電量が減少します。しかし、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池は、ほかのタイプと比べて高温に強く、発電効率の低下を抑制できるのです。
例えばパネル温度が25度から1度上がると、発電効率は0.4%下がるとされています。真夏の晴天時ではパネルの温度が60〜80度まで上昇し、発電効率のロスが20%にも達します。しかし、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池なら、このロスを15%まで減らせるのです。
そのため、ほかの結晶シリコン系太陽電池と比べて、ソーラーフロンティアの出力ロスは明らかに少ないと言えます。これは特に高温環境で太陽電池を使用する際の大きな利点となります。
影が発電量に影響しづらい
ソーラーフロンティアの太陽電池は、影の影響を受けにくいメリットがあります。通常の結晶シリコン系太陽電池の場合、パネルの一部が影に隠れてしまうと、発電能力が全体に影響を受けるのです。しかし、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池は違います。
この種の太陽電池では、一部が影になっても残りの部分で発電を続けることが可能です。従って、影が発電量に与える影響は少なくなります。例えば時間帯によって木や電柱の影が発生してしまう状況でも、ソーラーフロンティアのCIS太陽電池はその影響を受けづらいというわけです。
光照射効果で出力が上がる
ソーラーフロンティアの太陽電池には「光照射効果」という、ほかの電池にはない特徴があります。これは日光が太陽電池に当たった後、10日から2週間ほどで最大出力が5〜10%上昇する現象を指します。その詳しいメカニズムはまだ完全には解明されていませんが、ソーラーフロンティアの工場で行われた実験でそのデータは確認されているのです。
ソーラーフロンティアがおすすめなタイプ・しないタイプ
いくらメリットやデメリットがあったとしても、ニーズや価値観によって顧客への適性は変わります。つまり同じメーカーであっても、ある人にとっては利用することが適している一方で、別の人にとっては適していないかもしれません。
ここでは、ソーラーフロンティアの特徴やメリット・デメリットをもとに、おすすめできるタイプとできないタイプをご紹介します。
おすすめタイプ | おすすめしないタイプ |
---|---|
夏の暑い時期でも発電量を確保したい | 屋根が古くて重みに耐えられない |
周囲の影が気になる | 悪い評判が気になる |
デザイン性も追求したい | 変換効率を追求したい |
おすすめタイプ
ソーラーフロンティアの太陽電池は高温に強く、夏でも出力の低下が少ないのが特徴です。従って、夏の長い地域や高温が多い地方に住んでいる方にとっては非常に有用と言えるでしょう。
また、影の多い場所での発電量について心配する方にもソーラーフロンティアは適しています。同社の太陽電池は影の影響を受けにくい設計になっているため、周囲に建物や樹木がある場合でも安定した発電量を期待できるでしょう。
デザイン性を追求したい方にもおすすめです。
おすすめしないタイプ
おすすめできないタイプは、屋根が古くて重さに耐えられない状況にある方です。ソーラーフロンティアのパネルは他社のものに比べて重いため、屋根の耐荷重が問題となる可能性があります。
ソーラーフロンティアの保証やアフターサービス
保証やアフターサービスは、太陽光発電の設備導入後に長年関わってくる要素ですので、特に注意して検討する必要があります。
ソーラーフロンティアの保証やアフターサービスについては、他社と比較して充実していると言えるでしょう。ただし、注意が必要な点もあるので見ていきましょう。
出力保証
ソーラーフロンティアの出力保証は、お客様の安心と信頼を第一に考えたものです。これは、CIS太陽電池モジュールの購入者に対し、20年間保証される特筆すべきサービスです。保証の範囲は、モジュールの公称最大出力の95%に対して、保証開始日から10年間で10%以上、または、保証開始日から20年間で20%以上低下した場合に適用されます。
具体的には、出力が予定どおりでない場合、追加モジュールの提供、修理、または交換が行われます。この保証は無償で提供されるため、安心して製品を使用できると言えるでしょう。結論として、ソーラーフロンティアはお客様の利益を保護し、一貫した性能を維持することを約束する強力な出力保証を提供しています。
機器保証
ソーラーフロンティアの太陽光発電システムでは、機器保証の選択肢があることが注目すべき点です。まずは無償の10年保証です。システム機器を購入した場合、製造上の問題が見つかったら、保証開始日から10年間修理や交換が行われます。
さらに15年ワイド保証という有償の保証も選べます。こちらはパワーコンディショナの定格出力合計値に応じた保証料が必要です。保証料を払うことで、同様の問題が発生した際に、15年間の保証を受けられます。
項目 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
10年保証 | 無償 | システム機器を購入した場合、製造上の問題が見つかったら、保証開始日から10年間修理や交換が行われる。 |
15年ワイド保証 | 有償 | 保証料を払うことで、同様の問題が発生した際に、15年間の保証を受けられる。 |
アフターサービスは代理店による
ソーラーフロンティアのアフターサービスは、販売店を通じて行われることが重要なポイントです。製品に何か問題があった場合、まずは購入した販売店に連絡します。次に、販売店がソーラーフロンティアの担当部門に連絡し、状態を伝えて早急な復旧に努めるのです。
アフターサービスの利用前には、保証書や保証規定を確認しましょう。そして、販売店が分からない場合、直接ソーラーフロンティアのお客様サービスセンターへ問い合わせることが可能です。
ソーラーフロンティアの価格相場
型 | 枚数(設置容量) | 相場価格 (税込) | kW単価(税込) |
---|---|---|---|
SFK185-S | 18枚(3.33kW) | 941,000円 | 282,000円/kW |
22枚(4.07kW) | 1,109,000円 | 273,000円/kW | |
28枚(5.18kW) | 1,360,000円 | 263,000円/kW | |
33枚(6.11kW) | 1,542,000円 | 252,000円/kW |
国内で生産されたソーラーパネルの相場は、275,000円/kW程度です。ソーラーフロンティアのkW単価は設置容量が増すにつれて安くなり、概ね相場の金額を下回ります。
製品の質が良く、価格も安いため、ソーラーフロンティアはコストパフォーマンスに優れた製品を提供していると言えるでしょう。
ソーラーフロンティアの会社概要
東京都千代田区に本社を持つソーラーフロンティア株式会社は、太陽光発電システムの開発と販売が主力事業の企業です。
2021年に日本国内の太陽光パネルの生産から撤退し、中国メーカーの結晶シリコン型パネルであるOEMに切り替えています。
本社以外の事業所
項目 | 住所 |
---|---|
本社・営業拠点(東日本) | 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 帝劇ビル |
国富事業所 | 宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地 |
営業拠点(西日本) | 大阪府大阪市中央区南船場3-4-26 THE PEAK SHINSAIBASHI |
営業拠点(九州) | 福岡県福岡市中央区天神3-11-1 天神武藤ビル |
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | ソーラーフロンティア株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内三丁目1番1号 帝劇ビル |
資本金 | 1億円 |
設立 | 2006年8月 |
ソーラーフロンティアの評判は悪いものばかりではない
ソーラーフロンティアの悪評は決して多いわけではなく、製品の質についてもメリットが多いものを提供しています。また、価格に関しても良心的であり、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
ソーラーフロンティアは、検討に値する企業です。ぜひ様々な企業と比較してみましょう。