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北海道でオール電化をやめたい理由とは?とれる選択肢や準備を解説

北海道でオール電化をやめたい理由 オール電化
ひかり
ひかり

北海道でオール電化をやめたい原因は、電気代が高いからよね?それならガスに変更すれば光熱費は安くなるはず!

てんか
てんか

ガスに変更しても必ず安くなるとは限らないよ!北海道でオール電化をやめたいときは、とれる選択肢を多くすることや準備が大切なの。まずは北海道でオール電化をやめたくなる理由から見ていこう♪

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北海道でオール電化をやめたい理由とは?

北海道でオール電化をやめたい理由とは?

火を使わないので火災の心配がなく、光熱費の支払いが一本化されて省エネにつながるなどメリットが多いオール電化。

総合マーケティングビジネス会社の富士経済の調査によると、導入数は増加で推移しており、2030年度にはオール電化住宅戸数が累計1,000万戸を突破、普及率が19%に達すると予想されています。

一方で、北海道在住の方からは導入したものの後悔する声がSNSやブログで見受けられます。「オール電化はやめるべき」「オール電化はやめとけ」などの文言を見て、オール電化の導入を検討している人は悩んでいるのではないでしょうか。

そこでまずは、北海道でオール電化をやめたい理由をチェックしてみましょう。

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電気代がかかる

オール電化ではエコキュートや蓄熱温水器の貯湯を電気料金が安くなる深夜帯に行うので、電気代が安くなるイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、深夜電力を割安で使える代わりに昼間の電気料金は割高になります。日中の在宅時間が長い家族がいる場合などには、思ったよりも電気代が安くならない可能性があるのです。

情報 詳細 順位
札幌市の年平均気温 9.5℃ 全国で最も低い(47位)
札幌市の最高気温(日最高気温の月平均の最高値) 25.7℃ 全国で最も低い(47位)
最低気温(日最低気温の月平均の最低値) -7.6℃ 全国で最も低い(1位)
雪日数(年間) 131日 全国で最も多い(1位)

参照:総務省統計局

表が示すように、北海道は最低気温が全国で最も低く、雪の降る日も多いのが現状。

しかも、調査対象の札幌市は実は北海道でそこまで寒い地域とはいえず、気象庁のデータでは歴代最低気温のベスト10すべてに北海道の他の地域がランクインしています(静岡県の富士山を除く)。

冬に在宅時間が長くなると、暖房にかかるお金がかさんでしまいます。

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停電に弱い

住宅設備のすべてを電気で賄っているオール電化は、停電が起きるとキッチンにあるIH調理機器や電子レンジなどの家電を始め、照明もテレビもお風呂もヒーターも使えなくなります。

そのため、オール電化は停電に弱いのは間違いありませんが、必ずしもオール電化のみが停電に弱いとは言えないことをご存知でしょうか。

停電時でもガスが通っていればお湯を沸かすことはできます。しかしそれは、ガスコンロが電池式であればの話です。同様にオール電化から灯油に変更した場合も、灯油ストーブが電池式であれば問題なく使えますが、コンセントがついていて電気が必要であれば使えません。

停電になると、オール電化とガスのどっちも使えなくなる可能性が高いのです。

暖房やヒーターが弱くて寒い

オール電化で一般的に使用されているボイラーは、灯油ボイラーやガスボイラーに比べて熱量が低いため、部屋が暖まるまで時間がかかってしまいます。

また、北海道のオール電化の家庭では、冬の暖房利用に「ホットタイム22ロング(※)」、暖房以外の電気利用は「ドリーム8(※2)」のプランを使うケースが多いのですが、「ホットタイム22ロング」は夕方の4時から夜の9時までの間に計2時間通電が遮断されるので、室温が下がって寒さを感じやすくなります。

(※)(※2)現在はどちらのプランも新規加入は停止となっています。

お湯を使いにくい

エコキュートや蓄熱温水器の給湯システムや仕組みでは、貯湯を使い切ってしまうと沸き増しが必要になります。沸き増しをしている間はお湯を使うことはできません。

また、割高な昼間の時間帯に沸き増しをすれば、電気料金が高くなってしまいます。

残量を考えながらお湯を使うことや、日中の沸き増しで電気代が気になる人はお湯を諦めて冷水を使うことにストレスを感じる場合があるでしょう。

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北海道でオール電化をやめたいときの選択肢

北海道でオール電化をやめたいときの選択肢

冬が長く寒い北海道でオール電化を使うのは、電気代の高さ以外にも様々なネックがあります。

「それならガスに変更してしまえば良いのでは?」と思いますが、先に問題の解決に努めてみてからでも遅くありません。

北海道でオール電化をやめたい場合は、以下の対策を行ってみましょう。

電気料金を節約する

昼間は割高になる料金プランを使用しているなら、家事を夜から早朝の電気料金が安くなる時間帯に行うように意識を変えてみましょう。

  • 洗濯や乾燥機
  • 炊飯器やホームべーカリーの炊き上がり
  • 食器洗い乾燥機
  • スマホや電気シェーバーの充電

炊飯器やホームベーカリーはタイマー機能で早朝に設定しておけば、昼間に使うよりも電気代を安く抑えられるだけではなく、炊き立てのご飯やパンが食べられるので一石二鳥です。

また、エアコンの設定温度を夏季は1℃上げる(冬季は1℃下げる)と、消費電力量を約10~13%削減できます。

さらにエアコンを使うときは、扇風機やサーキュレーターを活用しましょう。部屋の空気が撹拌されるので、室温を早く下げる(上げる)ことができます。

電気料金プランを変更する

新築当時は夫婦共稼ぎで昼間は出払っていたため、オール電化の料金プランは適切だったという家庭でも、現在は子供が生まれて家で過ごす時間が長くなったり、リモートワークの推奨で在宅の時間が増えているなら、一般的なオール電化向けの料金プランでは電気料金が高くなってしまいます。

「オール電化だから夜間が安くなるプランに入るのがお得になる」という固定概念は捨て、家族の生活に合った料金プランへ変更してみましょう。

防寒対策を行う

寒いからといってヒーターやエアコンの設定温度を高くすれば、当然ですが電気料金も高くなります。

とはいえ、体の冷えは万病の元ですから、お金のために身を削り過ぎてもいけません。

暖房器具に100%頼らなくても、部屋や体を暖める方法があるので試してみましょう。

防寒対策 得られる効果
カーテンやシートを使う カーテンを閉めたりシートを敷くことで、冷気が入り込むのを遮断します。断熱効果があるものならさらに良いです。
重ね着をする 下着の上に厚手のセーターを1枚着るよりも、薄手のシャツなどを重ね着したほうが繊維の間に空気の層ができ、暖かくなります。
首、手首、足首を温める 首や手首、足首には動脈が通っている上に皮膚が薄いので、集中して温めると温かい血液が全身に流れやすくなります。
電気毛布や湯たんぽ 寝る前に布団の中を温めておくと、暖房を切って寝ても寒さを感じません。
温かい食べ物を摂る スープや鍋などの温かい料理や、体を温める働きのある生姜やねぎなどを摂取しましょう。

体を温めるときに温かい飲み物を摂ることがありますが、コーヒーや緑茶、紅茶などの飲み物に含まれているカフェインは体を冷やす作用があるので、ほうじ茶などのカフェインレスの飲み物を選ぶようにしましょう。

停電時に備える

北海道に限らず、寒い時期に暖房が使えないと生死に関わることがあります。防災の備えとして、電池式の携帯コンロや灯油ストーブを用意しておくのがよいでしょう。

お湯や電子レンジを使わなくても食べられる物(缶詰など)を常備しておくことも必要です。

2018年9月6日の北海道胆振東部地震では、北海道全域がブラックアウトとなり、生活に大きな支障が出ました。この経験を糧に、LEDランタンやポータブル電源、ガスストーブなどの防災対策グッズを購入した人が増えました。

また、太陽光発電の設置も防災に役立ちます。太陽光発電があれば昼間の電気は太陽光で賄えますし、蓄電池を併用して昼間に発電した電気を夜に使うこともできます。

ただし、設置には初期費用や交換費用がかかるので、発電量と電気使用量のバランスなどを十分に考える必要があるでしょう。

エネルギーを変更する

オール電化をやめたい人の中には、ガスに戻したいという声も多く聞かれます。

オール電化が普及するまでは多くの家庭ではガスを使用していたので、使い勝手も分かっているでしょう。使い始めてみてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することは少ないはずです。

オール電化からガスに変更したいときの準備については、こちらを参考にしてください。

オール電化向け電気料金プランの選び方

北海道におけるオール電化向け電気料金プランの選び方

2016年4月の法改正により、これまでは旧一般電気事業者(北海道電力や東京電力など)が独占していた電力小売市場が開放され、新電力会社が参入できるようになりました。

同じように電気を使えるなら、オール電化向けの安い料金プランの設定がある電力会社と契約したいと思いますが、単に料金が安いという理由だけで電力会社を選んでも良いのでしょうか。

オール電化向けの料金プランの選び方を解説します。

対応エリア

ユーザーは利用する電力会社を自由に選べるようになりましたが、電力会社を選ぶときには以下の2点に注意が必要です。

  • お住まいの地域が電力供給エリアであること
  • オール電化向けの料金プランの設定があること

電力会社によっては、オール電化の料金プランが供給外となる地域があります。

特に北海道は他の地域と比べて対応不可としている電力会社が多いので、必ず確認をしてください。

オール電化と太陽光発電におすすめの電力会社5選!電気プランの違い
オール電化と太陽光発電におすすめの電力会社について解説しています。エリアごとの電力会社とオール電化向けプランの電気料金、オール電化におすすめの新電力会社とランキング、オール電化向け料金プランのメリットとデメリット、料金選びの注意点をまとめました。

割引やポイント還元などの特典

オール電化向けの料金プランの料金を比較する場合は、料金プランそのものだけではなく割引や特典にも注意をしましょう。

料金はやや高いものの、ポイント還元や割引などの特典が多いと、結果的には安いプランよりも得になる可能性があります。

たとえば、ガソリンスタンドでお馴染みの出光が提供している新電力会社のidemitsuでんきでは、指定のガソリンスタジオで事前登録したクレジットカードを使えば、ガソリン代が割引の対象となります。

車をよく使うなら、料金プランの料金だけを比較して決めるよりもお得になるかもしれません。

オール電化からガスに変更したいときの準備

オール電化からガスに変更したいときの準備

節約効果を期待してオール電化を使ってみたものの、思ったほどの成果が挙げられない場合、オール電化をやめてガスに変更すれば問題は解決すると思ってしまいます。

ですが、安易にガスに変更してしまうのはおすすめしません。

オール電化からガスに変更する場合には、メリットだけではなくデメリットもあるからです。

変更によるメリット・デメリットを把握する

種類 オール電化 ガス
メリット
  • 夜間の電気料金が安い
  • 太陽光発電との相性が良い
  • IHクッキングヒーターは掃除しやすく快適に使える
  • IHクッキングヒーターは室温を上げにくい
  • 光熱費をまとめて支払えるので分かりやすい
  • 停電時でも使える場合がある
  • 電気料金の値上げ時に影響を受けにくい
  • 都市ガスと併用で電気代がお得になる場合がある
  • コンロの火力が強く、調理器具を選ばない
デメリット
  • 昼間の電気料金が割高
  • 停電時に使えない
  • 調理器具に制限がある
  • ガスと比べて火力が弱いと感じることがある
  • 火事の危険がある
  • ガスコンロは掃除しにくい
  • ガスコンロにより室温が上がる
  • ガスと電気それぞれに基本料金が発生する
  • 災害時の復旧が遅い
  • 価格が変動しやすい
  • 都市ガスは導管がない地域では契約できず、プロパンガスは割高になる

停電が起こるとすべての住宅設備が使えなくなってしまうオール電化ですが、実はガスに比べて災害時の復旧が早くなります。

これは、厚生労働省土木学会が発表した東日本大震災における水道・都市ガス・電力の復旧状況の報告書を見ると明らか。

また、オール電化住宅で多く使われているエコキュートは飲用には使えないものの、災害時にはタンク内のお湯や水を取り出して使うことができます。

日本は、災害が多い国です。地震による火災の心配がなく、水が止まってもすぐに焦る必要はないオール電化から得られる安心感は大きいでしょう。

費用の目安を知る

ガスコンロのタイプ 価格(目安)
置き型 18,000~57,000円
ビルトイン 工事費用込みで60,000~180,000円

オール電化からガスに変更する場合、引き込み菅工事はガス会社が負担しますが、本支菅工事や敷地内配管工事ではユーザーが負担することになります。

ガス工事の工事費用は、一般的な住宅では15~20万円程度が目安。ただし、建物の規模などによって費用は変わるので、複数の業者から見積もりをとって単価などを確認してください。

また、この他にエコキュートや蓄熱温水器の撤去(1万円程度)や、ガスコンロを設置する場合はガスコンロの費用も必要になります。

賃貸の場合は許可を取る

賃貸にお住まいの場合は、大家さんや管理組合から許可を得る必要があります。

ガス管がなければ土地を採掘して菅を埋めなければならないので、採掘工事許可も得なければなりません。

そのため、大家さんや管理組合によっては、申請をしても必ず通るわけではありません。

北海道でオール電化をやめたいなら選択肢を把握しよう

北海道でオール電化をやめたいなら選択肢を把握しよう

オール電化からガスに変更する場合、ガス管の設置工事が必要であれば費用は高額になります。

また、電気代高騰が叫ばれる昨今ですが、ガスや灯油の料金も今後上がり続ける予想されており、オール電化からガスに変更しても光熱費を抑えられるとは限りません。

簡単にガスに変更する前に、まずはオール電化の料金プランや家電の使い方を見直してみましょう。

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