Looopでんきのオール電化プランって、どんな評判があるの?
おすすめタイプや注意点をまとめているから、一緒に見てみよう!
Looopでんきオール電化プランの評判&口コミ
Looop(ループ)でんきのオール電化プランに対して、良い評判と残念な評価が混在しています。従来型の料金形態とは違った「市場連携型」を採用している新電力プランが故に、顧客にとっては電気代の吉凶を分けているようです。
3人の歓喜悲鳴が交わる口コミを、それぞれ解説していきましょう。
電気代が節約できた
投稿者がLooopでんきのスマートプランに変更してから、1ヶ月の電気代が700~800円ほど安くなっていることが分かります。1ヶ月にするとわずかな金額かもしれませんが、1年の合計金額にすると1万円近くの節約につながりますから甘く見てはいけません。
コメントに記載されているように、新電力のオール電化プランは他の割引プランと併用することができませんから、それぞれのプランのメリット・デメリットを理解した上で自分に合ったプランに加入することがとても大切。
在宅勤務で請求金額が高くなった
現在オール電化でLooopでんきスマートタイムプラン契約中
リモートワーク中心になったからプランも間違えすぎてるんだけど、今月えぐい請求きた…
来月引っ越しだからこのままでももういいけど、Looopでんき自体が新規契約も移転契約も受付停止してるくらいだからだいぶやばそう— Sho Kaneko (@74kaneck) December 15, 2022
Looopでんきのオール電化プラン(=スマートタイムプラン)と投稿者の生活パターンが適さず、電気代が値上がりしてしまい、節約生活が失敗に終わった最悪なケースです。
スマートプランは、そもそも在宅時間が短い人におすすめのプランのため在宅勤務が多い人などはかえって損をすることも。Looopでんきを解約しても違約金が発生しないことが、投稿者のせめてもの救いと言えるでしょう。
引っ越し先では新規契約ができないなどの縛りもありますから、「Looopでんきのオール電化プランを申し込む注意点」もチェックしておきましょう。
平日の日中は割高
先月、関西電力のオール電化プランから、Looopでんきに切替後、最初の電気料金の請求が来ました。結果、電気代、半分以下になってました。基本料金が無いのが、やはり大きい。ただ、Looopでんきのスマートタイムプラン、7~9月の平日日中の料金設定がめっちゃ高いので、通年で見極めようと思います。
— goooo太郎@窓際の倹約投資家 (@goooo84476123) July 17, 2021
投稿者の素晴らしいところは、前月から半減していた電気代に満足せず、通年で電気代を比較して見極めようとしている点です。
Looopでんきの基本使用料=0円は非常に魅力であるものの、市場連携型の料金形態がベースにとなり、平日の日中は電気代が割高になるため注意が必要です。
また、電気代が変動するのは1日の時間帯だけでなく、季節によっても変わります。特にエアコンや暖房の使用率が一気に上がる夏・冬の電気代が1年の電気代総額に大きく響きますから、注意したいところ。
LooopでんきのスマートタイムONEとは
スマートタイムONEは、2022年12月よりスタートしたLooopでんきのオール電化住宅向けプランです。
公式サイトのマイページやアプリで電気代の単価を確認できることから、ゲーム感で電気代の節約を楽しめる一方で、生活スタイルにマッチしていないと逆に電気代が高くなってしまうリスクも。
スマートタイムONEの特徴を味方につけて、賢い生活を手に入れてくださいね。
市場連動型の料金形態
スマートタイムONEの最大の特徴は、「市場連動型」の料金形態を導入していること。市場連動型と従来型(一般的な電気料金形態)とでは、以下ような特徴の違いがあります。
料金形態の種類 | 特徴 |
---|---|
従来型 |
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市場連動型 |
|
スマートタイムONEでは、電力量料金単価の一部が30分ごとに変動(=市場連動型)し、その日の日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格に連動して電気料金を決定する方法が取られています。
太陽光発電や蓄電池を併用することで、深夜に貯めておいた格安電気を日中の電気代が高くなった時間に使うなど、無駄なくエネルギーを活用することで電気代を抑えることが可能。
ただし、市場連携型の料金形態は人気がありつつも、電力調達コストの変動を直接受けてしまうことから、生活の仕方次第では今よりも電気料金が高くなる可能性や、毎月の電気代の見通しが立ちにくいリスクもあり、注意したいところです。
基本料金は今までどおり0円
スマートタイムONEに移行しても、今までどおり基本料金は不要です。
一般的なオール電化住宅の場合、契約アンペア数が7kVA以上となっており、例えば東京電力エリア内の4人暮らしでは毎月約2,860円の基本料金がかかる計算になりますが、Looopでんきでは以下のとおり基本料金はかかりません。基本的に使用した分だけ料金を払うというコンセプトは、非常に嬉しいポイントですね。
従来の電灯プラン | スマートタイムONE | ||
---|---|---|---|
期間 | ~2022年11月30日 | 2022年12月1日~ | |
基本料金 | 0円 | ||
電気料金の内訳 | 電力量料金 = 電力量料金単価 (一律) + 燃料費調整額 (毎月変動) × 電気使用量 (kWh) |
電力量料金 = 電源料金単価 (30分ごとに変動) + 固定従量料金単価 (一律) × 電気使用量 (kWh) |
ピークシフトでお得
スマートタイムONEでは、料金単価が30分ごとに変動します。 電力量料金の単価が安い時間帯に家電を使うなどして時間帯をピークシフトすれば、電気代を抑えることができて非常にお得です。
1日のうちで電力需要における時間帯の傾向は、以下のとおり。
時間帯 | 電力需要 | 市場価格 |
---|---|---|
夕方(17~19時) | 高い | 高い |
深夜・朝方 | 低い | 安い |
夕方は夕飯・団欒(だんらん)の時間帯であることから、照明、エアコン、テレビ、電子レンジ、ドヤイヤーなど家電の使用量が多くなります。一方、電気をあまり使わなくなる深夜や朝方は、消費電力量も少なくなるため市場価格も安価に。
例えば夕食の時間帯を通常より少し遅め(20時~21時)にずらしたり、休日の午前中にまとめて洗濯を済ませるなど。30分毎の単価を見ながら家電の使用時間を変えること(=ピークシフト)によって、電気の需要が最も高くなる夕方の時間帯にいかに電気を使わないかが、市場連動型で電気料金を安く抑えるためのポイントです。
サービス提供エリア
Looopでんきでは、全国47都道府県にて「スマートタイムONE」のサービスを供給しています。ただし、離島は対象外。
- 東京電力エリア
- 北海道電力エリア
- 東北電力エリア
- 中部電力エリア
- 北陸電力エリア
- 関西電力エリア
- 中国電力エリア
- 四国電力エリア
- 九州電力エリア
- 沖縄電力エリア
契約電流は、10アンペア、15アンペア、20アンペア、30アンペア、40アンペア、50アンペア、60アンペアのいずれかとし、ユーザーの申し出によって決定されます。
LooopでんきのスマートタイムONEで料金シミュレーション
スマートタイムONEでピークシフトを行うと、以下のとおり年間の電気代を節約することが可能です。
世帯数 | 年間の電気代における節約想定額 |
---|---|
1人 | 約4,800円 |
2人 | 約2,600円 |
3~5人 | 約5,400円 |
上記はあくまで一例であり、電力エリアによって金額が異なりますので、詳しくはスマートタイムONEのシミュレーションをご利用ください。
調べ方は、「お住まいの電力エリア」と「世帯人数」を選択するだけで完了。電気料金の月別・年間平均を簡単に知ることができます。
電気代シミュレーションを3例ほど見てみましょう。
東京電力エリアで2人暮らしの場合
月平均250kWhを使用すると仮定した場合、電気料金の月間平均と年間合計額は以下のとおり。
月平均の利用量 | 月間平均 | 年間 |
---|---|---|
250kWh | 約11,518円 | 約138,215円 |
東京電力エリアで4人家族の場合
月平均450kWhを使用すると仮定した場合、電気料金の月間平均と年間合計額は以下のとおり。
月平均の利用量 | 月間平均 | 年間 |
---|---|---|
450kWh | 約20,732円 | 約248,786円 |
関西電力エリアで一人暮らしの場合
月平均150kWhを使用すると仮定した場合、電気料金の月間平均と年間合計額は以下のとおり。
月平均の利用量 | 月間平均 | 年間 |
---|---|---|
150kWh | 約6,364円 | 約76,372円 |
Looopでんきのオール電化プランが向く人・向かない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
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毎月の電気料金にあまり差がない場合でも、年間合計額でみると雲泥の差が出てしまうのがピークシフトの怖いところでもあります。ピークシフトを上手に行えるかどうかが節約への近道となり、Looopでんきのオール電化プランに向く人・向かない人に分かれますので、それぞれの特徴を見てみましょう。
向く人
Looopでんきのオール電化プラン(スマートタイムONE)が向いている人は、そもそも在宅時間が短い人です。
仕事などで一日のほとんどを外で過ごし夜間帰宅するビジネスマンや、電気料金の単価を考慮しつつ在宅・外出の時間を自由にずらせる人もおすすめと言えるでしょう。ピークシフトをゲーム感覚で楽しめるような人であれば、特に向いていると言えますね。
向かない人
大家族や高齢者・乳幼児のいる家庭などでは、簡単に生活スタイルを変えることは難しく電気代も割高になるため、Looopでんきのオール電化プラン(スマートタイムONE)は向いていないと言えるでしょう。
また、社会情勢などによって電気料金が割高になることもあるため、毎月の電気代の見通しが立たないことを不安に思う人もあまり向かないかもしれませんね。
さらに離島地域ではLooopでんきオール電化プランのサービス供給を行っていないため、離島にお住まいの方もおすすめできません。
Looopでんきのオール電化プランを申し込む注意点
引っ越しを予定している人や、他の割引プラン・特典と併用してLooopでんきのオール電化プランに加入しようとしている人は要注意。新規契約ができないケースもあるようですから、しっかりと内容を確認しておきましょう。
引越し先で新規契約はできない
引越し先が以下のような場合は、残念ながら新規契約はできません。他社の電力会社に加入後、再度Looopでんきへの切り替え連絡や手続きを行う必要があります。
- 新築戸建
- 新築集合住宅物件
- 一括受電をしているマンション
など
細かい条件はケースバイケースなようですから、引っ越し予定のある方でLooopでんきのオール電化プランを検討される方は、事前にLooopでんき or 管轄の電力会社へ詳細を確認されることをおすすめします。
Looopでんき+の割引特典が受けられない
Looopでんきには、「Looopでんき+(プラス)」という割引特典付きプランもありますが、オール電化プランを利用する場合は、Looopでんき+の割引特典を受けることはできません。
例えば東京エリアの方限定で申し込める「Looopでんき+ガス」は、電気代もガス代もお得になる魅力的なセットプランですが、残念ながらオール電化プランとの併用は受付不可となっていますのでご注意を。キャンペーンなどの割引特典が受けられないのは残念ですね。
Looopでんきのよくある質問
サービス内容や電気代の高騰時期に関する質問の中で、特に知っておくべき3つの内容を見ていきましょう。あらかじめ傾向と対策を知っておけば、あなたも怖いもの知らずの賢者へ一歩近づけるはず。
解約金はかかる?
Looopでんきの契約期間は1年となっていますが、仮に契約期間内に解約した場合でも解約金は発生しません。契約期間は供給開始日から1年ごとに自動更新されますが、最低契約期間もないので安心ですね。
電気料金はどうやって調べる?
Looopでんき公式のアプリをダウンロードすれば、すぐに電気料金を調べることができます。
今後はお得な料金で電気が利用できる時間帯を知らせてくれたり、ピークシフトを行った成果が分かる機能も登場予定となっており、新規者にとってもピークシフトへのハードルを下げてくれることでしょう。
30分ごとに変わる電気料金だからこそ、いつでも確認できるようにしておきたいものですね。
対応機種 | 対応OS |
---|---|
iPhone | iOS 15.0以上 |
Android | Android 10.0以上 |
ガラケー | 未対応 |
電気代が高くなりやすい時期は?
一般的に夏(7月~9月)・冬(12月~3月)の時期は、エアコン・暖房などの使用頻度が増え、市場単価が高くなる傾向があるため、ひいては電気料金が高騰するリスクが大いにあります。
一方、春(4月・5月)・秋(10月・11月)の時期は、電気代が比較的安くなります。節約上級者になるためにも、通年での電気料金の変化には今後も注視しておきましょう。
Looopでんきのオール電化プランは市場連動型
ピークシフトを行うことで節約を実現するLooopでんきのオール電化プラン=スマートタイムONE。
市場連動型の料金形態を採用しているため、大手電力会社の電気料金に比べると単価が日・時間帯によって大きく変動しますから、電気代の高い時間帯(朝・夕方)はできるだけ在宅せず、電気代の安い時間帯(午前~昼・夜8時以降)を狙って家電を使うことがポイントです。
メリット・デメリットを理解して、ぜひお得な生活を手に入れてくださいね。