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太陽光発電のブレーカーが落ちる5つの原因&対処法|復旧方法は?

太陽光ブレーカーが落ちる トラブル
ひかり
ひかり

太陽光発電のブレーカーが落ちると、発電できないから困るよね!どうしたらいいのかな?

てんか
てんか

ここではブレーカーが落ちる原因や復旧方法、予防策を説明するので、ぜひ参考にしてね。

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太陽光ブレーカーが落ちる原因

太陽光ブレーカーが落ちる原因
太陽光発電のブレーカーが落ちるのには、いくつかの要因があると考えられます。

以下では、どのような問題が原因で太陽光発電のブレーカーが落ちるのか、詳しく説明します。

容量が適していない

太陽光発電において容量が合わずにブレーカーが落ちる原因には、以下2つのパターンがあります。

  • 電力会社と契約したアンペア数よりも大きい電力が流れている
  • 太陽光発電ブレーカーの容量よりもパワコンから流れる電流のほうが大きい

太陽光のエネルギーを電気に変換させる太陽光発電ですが、パワコンなどは電力会社から供給される電気が動力です。

このため、契約よりも大きい電力が回路に流れた場合は、アンペアブレーカーが落ちる原因になります。

またパワコンよりも小さい容量のブレーカーの場合も、自動スイッチがオフになり電気が遮断されます。

漏電している

電気の漏電は、漏電遮断器が落ちる原因です。

漏電したまま太陽光発電システムで発電を続けると、感電や火災などのトラブルが起きかねません。

発電できない時間があるともったいないように思えますが、そのまま漏電ブレーカーの電源をオンの状態に戻すのはとても危険です。

全てのブレーカーの電源をオフにした状態で販売店や施工業者に調査を依頼し、漏電箇所をつきとめてから修繕してもらいましょう。

高温多湿になっている

太陽光発電専用の分電盤内部の温度が上昇したり、湿気が多くなったりすると、ブレーカーが落ちる原因になります。

屋外に分電盤を設置している野立て太陽光発電では、夏場に誤作動でブレーカーが落ちるトラブルが起きやすいです。

また湿気で結露が発生すると漏電の危険があるため、分電盤の中が高温多湿だと漏電ブレーカーが電気を遮断する可能性もあります。

住宅用太陽光発電の分電盤は屋内に設置されるケースが多いですが、風通し良くできる場所を選べば、ブレーカーが誤作動するのを防止できるでしょう。

落雷があった

落雷がブレーカーの電源が落ちる原因になることもあります。

雷が近くに落ちると、コンセントに繋がっている電化製品が故障することがあるように、太陽光発電でもパワコンが故障する可能性があります。

落雷があったときに機器が故障するのを防ぐ対策が必要なため、ブレーカーが危険を感知して落ちるのです。

天気が落ち着いて雷が鳴っていない状態なら、そのままスイッチを上げれば元通り発電できます。

ブレーカーを戻しても太陽光発電システムが正常に動作しない場合は、業者に相談しましょう。

施工不良があった

発生すると困ることですが、施工不良も太陽光発電のブレーカーが落ちる原因の1つです。

考えられる施工不良には、以下の2つがあります。

  • ケーブル接続間違い
  • 太陽光発電のブレーカーを間違った配置で取り付けている

太陽光発電のブレーカーが落ちる症状が続いても、電気系統に詳しくないと初期不良かどうかの判断は難しいです。

施工不良の疑いがある場合は、太陽光発電システムを設置した業者に相談することをおすすめします。

太陽光発電のブレーカーが落ちるの対策方法

太陽光発電のブレーカーが落ちるのを防ぐ対策
電気の使用量を少なくする、または設置場所を工夫するなどの対策で、ブレーカーが落ちないようにできます。

どのように対策すれば太陽光発電のブレーカーが落ちないようにできるのか、詳しく見ていきましょう。

落ちる時間や使用家電などを記録する

太陽光発電のブレーカーが落ちる頻度が多い場合は、以下のことを記録してみましょう。

  • ブレーカーが落ちる時間帯
  • ブレーカーが落ちたときに使用していた全ての家電

数回記録を続けてみると、ブレーカーが落ちる時間帯や使っている家電が同じなど、共通している何かが見つかるかもしれません。

太陽光発電のブレーカーが落ちやすい時間帯に使用する家電を、一度減らしてみましょう。

使用する家電を減らしても改善しない場合は、ほかに原因があるため業者への相談が必要になります。

同時に使用する家電の量を減らす

太陽光発電ブレーカーのアンペアブレーカーが落ちるのは、家電の使用量が多いからです。

専用のコンセントを必要とするエアコンやIHヒーター、電子レンジなどは、使用する電力量が多いと言われています。

アンペアブレーカーが落ちないようにするためには、同時に使用する電化製品を減らして電力量を少なくするほかありません。

洗濯や食事の準備など家事を同時進行する場合、一気に電化製品を使いがちですが、ブレーカーを落とさないためには時間差を付けるなどの工夫が必要です。

直射日光を避ける

太陽光発電のブレーカーを屋外に設置する場合は、直射日光が当たらない所を選びましょう。

ブレーカーが取り付けられている分電盤のボックス内部が高温の状態は、ブレーカーが落ちる原因を作るためです。

既に直射日光が当たる場所に太陽光発電のブレーカーを設置しているときは、日よけを作るなどの対策で改善する可能性があります。

風通しを良くする

太陽光発電の分電盤内部に湿気が多かったり結露したりすると、漏電の可能性があるため漏電ブレーカーが落ちることがあります。

このため太陽光発電のブレーカー周囲の風通しを良くすると、ブレーカーを落ちにくくするための対策になります。

風通しが良い状態にしても状況が変わらない場合は、どこかで漏電している可能性が高いです。

放置せず、業者に回路の確認を依頼することをおすすめします。

業者に相談する

ここまでに紹介してきた対策を試してもブレーカーが落ちる症状が改善しない、原因が特定できない場合は、早い段階で業者に相談しましょう。

電気系統に関わる設備であるブレーカーのトラブル対応には、専門知識が必要です。

不具合を放置したまま太陽光発電システムで発電を続けると、機器の故障や住宅の火災など大きな事故につながりかねません。

早いタイミングで不安を取り除いておけば、長く安心して発電を続けられるでしょう。

太陽光発電ブレーカーが落ちた後の復旧方法

太陽光発電ブレーカーが落ちる!どこで復旧する?
太陽光発電システムのブレーカーは、様々な原因で急に落ちることがあります。

ここでは太陽光発電のブレーカーがどこに設置されているか、復旧するときに気を付けるべきポイントを説明します。

ブレーカーは分電盤のボックスにある

分電盤と呼ばれるプラスチック製のボックス内に、ブレーカーがあります。

分電盤とブレーカーの役割は、以下のとおりです。

機器 役割
分電盤
  • 電力会社から供給される電気を集約する
  • 分電盤から宅内の各部屋のコンセントまで配線されたケーブルで接続して電気を分配する
ブレーカー
  • 電気の回路に異常が起きた場合に、事故防止のために自動的に回路を遮断する
  • ブレーカーのスイッチがオンになっていないと、電気を使えない

住宅用太陽光発電では、宅内で使用する電気のものとは別で、専用の分電盤を使用します。

ブレーカーはすぐに戻さない

ブレーカーが落ちる理由は様々なことが考えられますが、基本的には回路に負荷がかかることが原因です。

このため、何も対策しない状態でブレーカーの電源をオンにしても、またすぐに落ちてしまう可能性があります。

太陽光発電専用分電盤のブレーカーが落ちた原因が漏電だった場合、そのまま元に戻して発電を継続すると火災が発生してしまうかもしれません。

安全に太陽光発電を使い続けるためには、業者に電気の状態を調査してもらってからブレーカーをオンにするようにしましょう。

ブレーカーの種類別の対処方法

ブレーカー種類別の対処方法
ブレーカーには種類があり、それぞれ落ちる原因や落ちたときに必要な対策が異なります。

以下では、ブレーカーの種類別に落ちたときにどのような対処が必要か説明します。

アンペアブレーカー|家電の電源を切る

アンペアは電化製品を使用する際に流れる電流の量を表す単位で、電力会社との契約によって一度に使える電気量が決まっています。

アンペアブレーカーは、使用している電気量を検知して契約よりも大きい電力が使われた場合、電気を自動的に遮断します。

電気の使用量が多すぎることがアンペアブレーカーが落ちる原因のため、まずは全ての電化製品のスイッチをオフにしてからブレーカーを元に戻す必要があります。

漏電ブレーカー|修理を依頼する

漏電は文字のとおり、電気がケーブルの外に漏れてしまう現象です。

結露や湿気による水漏れが、漏電を引き起こします。

漏電ブレーカーは宅内で電気が漏れていると検知したときに、自動で電源を落として電気の供給を止める装置です。

どこかで漏電が発生している状態で電気を使い続けると、感電の危険があります。

自分で解決しようとせず、全てのブレーカーをすぐオフにして安全を確保してから、業者に点検を依頼しましょう。

安全ブレーカー|落ちた部屋を特定する

許容量を超えた電気を使用している状況になると、安全ブレーカーの電源が落ちます。

宅内の各部屋に繋がっているケーブルごとにブレーカーを取り付けて、各回路を監視するのが安全ブレーカーの役割です。

使っていた家電のスイッチを全て切ってから、安全ブレーカーを元にに戻せば改善できるでしょう。

そもそも太陽光発電のブレーカーとは

そもそも太陽光発電のブレーカーとは
容量10kW未満の住宅用の太陽光発電では、システム専用の分電盤を使用します。

この分電盤の内部に、太陽光発電のブレーカーがあります。

太陽光発電システムの専用ブレーカーの種類やどのような仕組みになっているのか、それぞれ見ていきましょう。

仕組み

太陽光パネルで発電した電気は、パワーコンディショナーで直流から交流に変換されてから分電盤に集まる仕組みです。

分電盤から各部屋に電気を送ったり、電力会社に余剰電力を売電したりしますが、この電気の流れを太陽光発電のブレーカーが管理しています。

電力会社から供給される電気を家庭で使うときと同様に、回路に不具合を検知した際は太陽光発電のブレーカーが落ちて、太陽光発電システムや家電に負荷がかかるのを防ぎます。

種類

太陽光発電のブレーカーにも以下3つの種類があり、それぞれ担っている役割が違います。

機器 役割
分岐ブレーカー(アンペアブレーカー) 許容量を超える電気が流れたときに、ブレーカーを落として電気を遮断
漏電遮断器(漏電ブレーカー) 太陽光発電の回路に漏電の可能性がある場合に電気を遮断
配線用遮断器 限度を超えた量の電気が流れたまたは、回路のショートを見つけたときに電気を遮断

いずれも太陽光発電で発電した電気を安全に使用するために、必要な装置です。

太陽光発電のブレーカーに関するよくある質問

太陽光発電のブレーカーに関してよくある質問
太陽光発電のブレーカーについて、選定方法などを疑問に思われている方が多い傾向です。

以下では太陽光発電のブレーカーに関する、よくある質問とその回答を紹介します。

太陽光発電のブレーカーを選定する方法は?

太陽光発電設備に適切な定格電流の製品選びが必要です。

パワコンから流れる電気よりも、ブレーカーのアンペア数が少ないとブレーカーが落ちやすいです。

ブレーカー側のアンペア数が大きすぎても遮断機として機能しないため、業者に最適な機器を相談しながらブレーカーを選定しましょう。

漏電の原因とは?

漏電が発生する主な原因は、以下のとおりです。

  • 高温多湿な結露などによる水漏れ
  • ケーブルの経年劣化

電気のケーブルは壁の中などに隠されていることが多いため、不具合があっても簡単には分かりにくいです。

しかし放置すると感電や火災などの危険があるため、漏電の疑いがある場合はすぐに業者に相談が必要です。

太陽光発電のブレーカーが落ちるなら業者に相談しよう

太陽光発電のブレーカーが落ちるなら業者に相談しよう
ここまで、太陽光発電のブレーカーがなぜ落ちるのかや対策方法などを紹介してきました。

ブレーカーは電気に関わる設備のため、頻繁に落ちる現象を放置するのはとても危険です。

太陽光発電のブレーカーが落ちるのには複数の要因がありますが、何が原因でも早急な対策が必要なため業者への相談をおすすめします。

ブレーカーが頻繁に落ちるとお悩みの方は、本記事を参考にして対策してみてはいかがでしょうか。

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