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新電力はやばい会社ばかり?噂の根拠や選び方を解説!

新電力はやばい会社ばかり? Q&A
ひかり
ひかり

やばい新電力ランキングというのを見つけたよ。

てんか
てんか

新電力だけではなく、東京電力も赤字でやばいと言われているわね。

ひかり
ひかり

新電力から撤退する事業者が増えるのかな?新電力がやばいなら、申込みはしないほうが良いのかしら?

てんか
てんか

新電力の全部がやばいわけではないわ。そもそも新電力がどのようなものかを一緒に確認していこう。

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  1. 新電力とは?
    1. 新規に参入した小売電気事業者
    2. 新電力の仕組み
    3. 新電力が安い理由
  2. 新電力はやばいと言われる根拠
    1. 撤退や倒産する会社が増加しているから
    2. 電気料金を値上げする会社が出てきたから
    3. 電気の供給が停止されるから
  3. 新電力がやばいと言われる噂には事実無根の内容もある
    1. 停電が起きる?
    2. 一度変えると契約は戻せない?
    3. 新たに工事が必要?
  4. 新電力のメリット
    1. 電気料金が節約できる
    2. 自由に会社を選べる
    3. 特典がある
    4. 環境にやさしい
  5. 新電力のデメリット
    1. 必ず節約できるとは限らない
    2. 倒産するリスクがある
    3. マンションやアパートは契約できない場合がある
  6. 結局新電力は安い?高い?
  7. 安心度が高い新電力会社
    1. 東京ガス
    2. 大阪ガス
    3. TERASELでんき
    4. 新日本エネルギー
    5. ドコモでんき
    6. auでんき
    7. ONEでんき
  8. 新電力の会社を選ぶポイント
    1. 年間料金
    2. 特典の内容
    3. 対応地域
    4. 支払い方法
    5. 運営会社
  9. やばい新電力の会社に騙されないポイント
    1. 個人情報を気軽に伝えない
    2. 電話営業や訪問販売は断る
  10. 新電力に乗り換える方法
    1. 検針票を確認する
    2. 新電力会社の料金プランを検討する
    3. 新電力会社へ切り替えを申し込む
    4. スマートメーターの設置工事を行う
  11. 新電力に乗り換える注意点
    1. 違約金が発生する場合がある
    2. クレジットカードが必須の場合がある
    3. 引越し時に対応できない場合がある
    4. 検針票はペーパーレス化する
  12. 新電力はやばいと言われているがお得感もあり!

新電力とは?

新電力とは、東京電力や関西電力などの大手電力会社以外で新たに電力小売に参入した事業者が提供する電力のことです。

2016年4月に電力自由化が全面的に開始され、それまで大手の電力会社しか販売できなかった電気がどのような企業でも販売できるようになりました。

新規に参入した小売電気事業者

新電力には、ガス会社や鉄道会社、通信会社などが小売電気事業者として新規参入しています。

経済産業省が2022年に公表した「小売電気事業者に関する最近の動向及び今後の対応について」によると、2016年4月時点では291社だった小売電気事業者数は、2022年6月時点で738社になっています。

この結果だけだと6年間で事業者数が2.5倍に増えているように見えますが、2022年に入ってからは減少傾向にあることが読み取れます。

新電力の仕組み

新電力は自前の送電設備を持たず、大手電力会社の送電網を借りて電力供給を行っています。大手電力会社が所有している電線を借りて、家庭に電気を供給している状況です。

新電力会社が独自に電線など送電設備を整えるとなると、膨大な費用と時間が掛かります。設備投資にお金を費やしていたら、新電力の魅力の一つである電気料金の安さは実現できません。

新電力会社は、大手電力会社に送電網の利用料として「託送料金」を支払って電力供給する仕組みを取っています。

新電力が安い理由

新電力の電気代が安いのは、第一に設備投資に掛かる費用が少ないからです。

電力の供給には地域の大手電力会社の送電網を利用しているため、大きな支出なく電力の小売りに新規で参入できています。

また、電力の小売り以外に基幹となるビジネスがあるので、電力での利益が少なくても経営状況への影響が少ないです。

このため、新電力では、思い切った価格設定ができていると言えます。

新電力はやばいと言われる根拠

新電力会社のランキングが発表されているのを見たことがあるのではないでしょうか。

おすすめの新電力だけではなく、やばいと評価されている新電力もあるのが事実です。

やばいと言われている根拠には、次のようなことが挙げられます。

  • 撤退や倒産する会社が増加しているから
  • 電気料金を値上げする会社が出てきたから
  • 電気の供給が停止されるから

どのようなことか、詳細を見ていきましょう。

撤退や倒産する会社が増加しているから

2020年の12月から2021年1月に、JEPX(日本卸電力取引所)で電力の卸価格が高騰しました。

厳しい寒波で電力の需要が急激に増えたことや火力発電用の燃料が不足していること、燃料調達費が値上がりしたためです。

また、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したこともエネルギー価格の高騰に影響しています。

2023年1月時点で新電力の2割が営業停止や倒産になっており、東京ガスと東北電力が共同出資した新電力も燃料価格高騰の影響により、2022年11月で小売電気事業から撤退しています。

電気料金を値上げする会社が出てきたから

電気料金が安いことが魅力の新電力ですが、燃料調達費高騰の影響を受けて値上げをする会社が出てきています。

燃料調達費は、私たちが支払っている電気料金の項目に含まれています。

利用者に請求される燃料調達費の上限が設定されているプランもありますが、この上限設定を撤廃したり、基本料金や電力量料金が値上げされたりしています。

燃料調達費が高騰している状況では、電気が利用されればされるほど電力会社が赤字になることが電気料金値上げの理由です。

新電力に限らず、大手電力会社が値上げを発表したことはニュースで取り上げられていますので、電力市場が電気料金値上げの方向を向いている状況と言えます。

電気の供給が停止されるから

契約している新電力会社が電力の事業から撤退すれば、いずれ家庭への電力の供給が停止されます。

とは言っても、新電力会社が電力の供給を終了する日からいきなり電気が使えなくなるわけではなく、しばらくは各エリアで送電網を持っている電力会社から電気の供給があります。

新電力会社には、電力供給終了日の15日前までに契約者に通知する義務があるため、通知を受けた利用者がただちに電力会社切り替えの手続きを行えば電力の供給が停止になることはありません。

新電力がやばいと言われる噂には事実無根の内容もある

一部で新電力がやばいと噂されています。

これは新電力がどういう仕組みでどのようなサービスなのかが分からないために発生した疑問が噂の元になっていると考えられます。

次にあげるのは、消費者が疑問に思っていることの代表です。

  • 停電が起きる?
  • 一度変えると契約は戻せない?
  • 新たに工事が必要?

どのような噂なのかを説明していきます。

停電が起きる?

大手電力会社と違い、新電力会社から電力の供給を受ける場合だと停電が起きやすくなるのではないか?と不安に思われるかもしれません。

新電力は大手電力会社の送電網を利用して電力を供給していますので、使える電気の質や、設備の質が大手電力会社よりも劣るということはなく同等です。

大手電力会社でも、台風や地震などの災害時に停電することがあります。

新電力においても、停電の発生頻度は大手電力会社と同じと言えます。

一度変えると契約は戻せない?

新電力に乗り換えてみたけれど、期待したようなメリットを感じられずに大手電力会社に契約を戻したいと思われることがあるかもしれません。

一度新電力に変えても、大手電力会社に契約を戻すことはできます。

ただし、新規の受付を終了しているプランは、解約する前に契約していたとしても新たに申し込むことができません。

電力会社の切り替えをする時は生活のスタイルや電力の使用量、現在規約しているプラン電気料金などをよく確認して検討することをおすすめします。

新たに工事が必要?

電力会社を切り替えるというと、何か大がかりな工事が必要そうなイメージが浮かんできそうです。

しかし、電力会社を切り替えた後も、今までと同じ送電網を通じて自宅に電気が届けられるので新たな工事は必要ありません。

契約の申込みをしてから新電力会社での手続きが完了すれば、すぐに新電力の供給が開始になります。

新電力のメリット

電気料金を節約したい、特典をお得に利用したいとお考えの方は、新電力への切り替えを検討されているのではないでしょうか。

電気を新電力に切り替えるメリットには、次のようなことがあります。

  • 電気料金が節約できる
  • 自由に会社を選べる
  • 特典がある
  • 環境にやさしい

それぞれのメリットについて詳しく説明していきます。

電気料金が節約できる

新電力会社では、大手電力会社よりも電気料金の価格を安く設定していることが多いです。

また、新電力ではさまざまな料金プランが用意されているので、自分にあったプランを選べばお得感も高まります。

電力自由化が開始された目的の一つに電気料金の抑制があります。

それまで大手電力会社が独占していた電力市場を解放して価格競争を起こし、燃料費の高騰などの事態がなければ電気料金が高くなりすぎないようにする狙いがありました。

この狙いどおり価格競争が起きて、私たちが自由に電力会社を選んで電気料金の節約ができるようになったと言えます。

自由に会社を選べる

電力自由化の制度が開始される前は、電力会社は地域ごとに決まっており利用者が会社を選ぶことができませんでした。

電力の市場は大手電力会社が独占している状態だったからです。

新電力では、「電力自由化」の文字通り、利用者が電力会社を自由に選べるようになりました。

例えば利用している携帯電話の通信会社が新電力に参入していれば、通信会社の電力に乗り換えて携帯電話とセットで料金がお得になるから乗り換えようといった風に自由に電力会社を決められるのです。

特典がある

新電力では、事業者の主力ビジネスである商品やサービスとセットで割引になる特典のほか、提携先のデジタルコンテンツやポイントサービスなどと電気料金のプランを組み合わせた独自の特典が用意されています。

例えばポイントサービスであれば、既に利用しているサービスが特典の対象になっていたらよりお得に感じられるでしょう。

電気料金の安さだけではなく、特典と合わせたときにお得かどうかを考えられるのも新電力を選ぶメリットの一つと言えます。

環境にやさしい

新電力会社が提供している電力の中に、再生可能エネルギーを含んだ電気を供給するプランがあります。

このプランを契約するだけで、発電する過程で温室効果ガスである二酸化炭素を排出しないため、環境にやさしいエネルギーを利用できます。

自分でも地球環境に負担を掛けない生活ができないかとお考えの方にはおすすめのプランです。

新電力のデメリット

新電力に乗り換えをする場合、メリットばかりではありません。

次にあげるようなデメリットがあることも考えられます。

  • 必ず節約できるとは限らない
  • 倒産するリスクがある
  • マンションやアパートは契約できない場合がある

どのようなデメリットなのか、詳細を説明していきます。

必ず節約できるとは限らない

現在の日本の電力は主に火力発電によって賄われています。

火力発電の燃料である石炭や石油などの化石燃料の調達は、ほぼ輸入に頼っている状況です。

このため、世界情勢の動向によって燃料調達費が変動する可能性が常にあります。

燃料価格が増加した分は、電気料金の中の燃料費調整額として反映されています。

大手電力会社ではこの燃料費調整額に上限が設定されています。

しかし、新電力では上限が設定されておらず、燃料価格が高騰したらダイレクトに電気料金に響き、時期によっては電気料金が高くなることがあります。

倒産するリスクがある

新電力会社に限った話ではなく、どの企業においても会社が倒産する可能性はゼロではありません。

新電力に参入する事業者も多く、契約者獲得のハードルがあがっていることが推測できます。倒産しなくても、採算が合わずに電力の小売り事業から撤退することもあり得ます。

もしも契約している新電力会社が倒産したり、電力供給を終了したりすることになっても、電力の供給がすぐに止まるわけではありません。

焦らずに、次に契約したい電力会社を決めて切り替えの手続きを行うようにしましょう。

マンションやアパートは契約できない場合がある

マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる場合、新電力を利用できない可能性があります。

なぜなら、新電力への乗り換えを禁止しているマンションやアパートがあるためです。

賃貸借契約書を確認したり、管理会社に問い合わせたりして、住んでいる集合住宅では電力の乗り換えが可能なのかを申込み前に確認するようにしましょう。

せっかく新電力の申込みをしたのに、乗り換え禁止で契約できなかったという失敗を防げます。

結局新電力は安い?高い?

新電力に切り替えたら電気料金が安くなるのか?それとも高くなってしまうのか?は、気になるところですよね。

大手電力会社よりも電気料金を安く設定している新電力会社が多いですが、燃料調達費が高騰している状況では、新電力の電気料金のほうが高くなる場合もあるのが事実です。

世帯での電力使用量や、現在契約しているプランと乗り換え後に契約するプランによっても電気料金の高い安いが変わってきます。

電気料金のシミュレーションができる電力会社も多いので、契約前に電気料金がどう変わるかを確認すると良いでしょう。

安心度が高い新電力会社

おすすめの新電力会社のランキングや、やばいと言われている電力会社のランキングがあちこちで発表されています。

新電力会社がたくさんあってどう選べばいいか分からないけれど、ヤバい電力会社と契約してトラブルになるのは避けたいと思われている方も多いのではないでしょうか。

そこで、この章では安心して契約できる人気が高い新電力会社を紹介していきます。

東京ガス

東京ガスは、国内大手の都市ガス事業者で、主に関東エリアでガスと電気を供給している新電力の契約数が1位の新電力会社です。

ガスと電気をまとめると「ガス・電気セット割」が適用されて電気料金が割引になる特典や、二酸化炭素を排出しない電気を調達して実質再生可能エネルギーとして供給する「さすてな電気」プランを用意しています。

関東圏在住で、東京ガスを利用されている方におすすめです。

大阪ガス

大阪ガスは、関西エリアで都市ガスを共有している事業者です。

単身者や電気の使用量が少ない世帯向けの「新生活応援プラン」や家族が多い世帯向けの「ファミリー応援プラン」などがあります。

Amazonプライムやradikoプレミアム、ABEMAプレミアムなどのデジタルコンテンツの年会費とセットになった料金プランもあり、エンタメをもっと楽しみたい方におすすめです。

TERASELでんき

TERASELでんきは、伊藤忠エネクスグループの株式会社エネクスライフサービスが提供する新電力です。

電気の使用量が多いほどお得になるプランや、契約時に6種類あるポイントやギフト券などの中から一つを選べる特典があります。

毎月の電気代で楽天ポイントが貯まる点も魅力です。

世帯人数が多いご家庭や、電気の使用量が多い方におすすめの新電力です。

新日本エネルギー

新日本エネルギーは、株式会社NEXT ONEが提供する新電力で全国に電気を供給しています。

電気を使うほどお得になる料金プランがあり、電気の使用量が多い家庭の場合に年間で約5,500円電気代を削減できる可能性があります。

2022年2月末時点ではオール電化向けにおすすめのプランなど複数のプランで、新規申込みを中止しています。

ドコモでんき

ドコモでんきは、日本では知らない人がいない株式会社NTTドコモが運営している新電力です。

毎月の電気料金でdポイントが貯まるので、通信キャリアがdocomoの方に嬉しい特典です。

ドコモでんきのプランはBasicとGreenの2つがあります。

「ドコモでんきGreen」は、太陽光発電や風力発電などの二酸化炭素を排出しない、再生可能エネルギーで発電した電気を供給するプランです。

ドコモでんきでは、電力調達の見通しが不透明なため、2022年11月から新規申し込みを一時停止しています。

auでんき

auでんきは、KDDI株式会社が運営するauユーザー・UQ mobileユーザーのための新電力です。

auでは、ガスの小売もしており電気とセットでさらにお得になります。

auでんきにも、二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーの電気を供給する「auでんきecoプラン」があり、沖縄県と一部離島を除いた全国で提供されています。

ONEでんき

ONEでんきは、株式会社グランデータが運営する新電力で、沖縄県と一部離島を除いた全国で利用できます。

シンプルなプラン設定が売りで、基本料金が0円、使った分だけ電気料金の支払いが発生するという分かりやすい料金体系になっています。

解約手数料や違約金がないこともONEでんきがおすすめな新電力の理由の一つです。

新電力の会社を選ぶポイント

多くの事業者が電力の小売り事業に参入していますので、どのような基準で乗り換え先の新電力会社を選んだら良いのか悩んでしまいますよね。

新電力会社を選ぶときに注目したいポイントは次のとおりです。

  • 年間料金
  • 特典の内容
  • 対応地域
  • 支払い方法
  • 運営会社

それぞれのポイントについて説明していきます。

年間料金

新電力会社を選ぶ時に一番に注目したいポイントは、何といっても電気料金です。

大手電力会社から新電力への乗り換えを検討されているのは、電気代の節約をしたいという目的があるからだと考えます。

基本料金と電力量料金の金額をよく確認し、比較することが大切です。

新電力会社のホームページで電気料金のシミュレーションができることが多いので、年間で電気料金がどれくらい節約できるのかを確認したうえで、新電力会社を選ぶようにしましょう。

特典の内容

新電力には、ガス会社や通信会社が多く参入しています。

ガスや携帯電話とセットで電気を契約すると料金がお得になったり、電気料金でポイントが貯まったりする特典などがあります。

新電力への乗り換えを検討するときは、今契約しているガス会社や携帯電話のキャリアで新電力事業をやっていないか確認するのがおすすめです。

対応地域

全国対応をしている新電力会社もありますが、関東のみ、関西のみなど電力の供給エリアが限られている新電力もあります。

電力の供給エリアは、ホームページで確認できますので、利用したいと思う新電力があったら供給エリアを最初に確認するようにしましょう。

全国展開している場合でも、沖縄県や一部離島がエリア外となるケースもあります。

支払い方法

新電力会社の大半が、振込用紙での電気料金支払いが不可になっています。

銀行口座からの引き落としまたは、クレジットカードでの支払いのどちらかになるケースが多いです。

希望する方法で電気料金の支払いができるのかも、申込み前に確認するようにしましょう。

運営会社

新電力会社選びでは、運営会社の確認も重要です。

事業者が展開しているメインのビジネスの業績が安定していれば、2023年現在のように燃料費が高騰していても、経営への影響が少なく安定して電力が提供され続ける可能性が高いです。

企業の経営状況を読み取ることは難しいですが、運絵会社のホームページなどで顧客数が伸びているか、年商額が増えているかなどを見れば好調かどうかのイメージが湧いてくるのではないでしょうか。

やばい新電力の会社に騙されないポイント

利用者を騙すような会社があるとは信じがたいお話です。

しかし、実際に遭遇したらどう対応したら良いか分からないですよね。

やばいと言われている新電力の会社に、無理やり契約に持ち込まれないためのポイントがいくつかあります。

  • 個人情報を気軽に伝えない
  • 電話営業や訪問販売は断る

これらのポイントについて説明します。

個人情報を気軽に伝えない

新電力以外でも普段から気を付けていただきたいポイントですが、個人情報を聞かれても必要性を感じなかったら簡単に教えないようにしましょう。

営業トークの中で、「どれくらい電気料金が安くなるかシミュレーションさせてほしい」と電力供給地点を確認するために住所などを聞かれることがありますが、信頼できると思わない限り個人情報は教えないことが得策です。

電力供給地点やその他の個人情報があれば、電力会社切り替えの手続きが簡単にできてしまいます。

消費者センターに、勝手に新電力に切り替えられたという内容の相談が増えているという情報もあります。

電話営業や訪問販売は断る

新電力において、電話営業や訪問販売での悪質な勧誘があったと消費者センターへの相談が増えていると言われています。

電話営業も訪問販売も現在のようにインターネットが普及していなかった時代からあるビジネスモデルですので、その全てが悪質と言うことはできませんが、悪質な営業をする人がいることは事実です。

電話営業や訪問販売では、その場で契約をせずに新電力会社の口コミなどを確認するようにしましょう。

新電力に乗り換える方法

乗り換え先の新電力を決めたら、次は申込みをします。

新電力の申込みから利用開始までは次のような流れになります。

  1. 検針票を確認する
  2. 新電力会社の料金プランを検討する
  3. 新電力会社へ切り替えを申し込む
  4. スマートメーターの設置工事を行う

乗り換え手続きの方法を説明していきます。

検針票を確認する

まずは検針票を確認します。

新電力の申込みをする際に次の情報が必要になります。
検針票が発行されていない場合は、契約中の電力会社のWebサイトで確認できます。

  • 契約中の電力会社名
  • 契約中の電力会社のお客様番号
  • 供給地点特定番号

新電力会社の料金プランを検討する

一つの新電力会社の中でも複数の料金プランが設定されています。

各料金プランを確認し、自分に合うのはどれかを検討したうえで、申込みする料金プランを事前に決めておきます。

新電力会社へ切り替えを申し込む

新電力会社と申込みをするプランが決まったら、新電力会社のWebサイトから契約の申込みをします。

この時に、検針票に記載されている情報の入力が必要になりますので、手元に用意しておくようにしましょう。

契約中の電力会社との解約は、申し込みを受けた新電力会社が行うことになっています。

スマートメーターの設置工事を行う

スマートメーターとは、電力をデジタルで計測する機器のことです。

電気を使用する全ての世帯に設置されています。

既にスマートメーターが設置されている場合は、新たな設置は不要です。

スマートメーターの設置についても新電力会社が手配し、作業時の立会いも不要になります。

新電力に乗り換える注意点

新電力に乗り換え手続きをする際に注意が必要な点があります。

次にあげるのは、乗り換え時の注意事項になります。

  • 違約金が発生する場合がある
  • クレジットカードが必須の場合がある
  • 引越し時に対応できない場合がある
  • 検針票はペーパーレス化する

それぞれ詳細を説明していきます。

違約金が発生する場合がある

新電力の中には、一定期間契約を継続しないと違約金が発生する取り決めになっている会社があります。

違約金については、約款に記載されています。

約款は文章が硬くて読みにくいかもしれませんが、新電力で失敗しないために大事なことですので、しっかりと確認するようにしましょう。

クレジットカードが必須の場合がある

電気料金の支払い方法が、クレジットカード一択の場合があります。

クレジットカードを持っていない、または持っていても利用したくないとお考えの場合は、事前に支払い方法について確認してから申込みをすると良いでしょう。

引越し時に対応できない場合がある

電力の供給エリアが限定されている新電力の場合、引っ越し先によっては契約を継続できないことがあります。

新電力は、申込みから電気の利用開始までに時間が掛かることがあるため、一度引っ越し先の大手電力会社に利用申し込みをした後で、ゆっくりと新しい新電力会社を探すことをおすすめします。

検針票はペーパーレス化する

スマートメーターを利用している場合、基本検針票が発行されません。

Webサイトやアプリで電気代や電気の使用量を確認できるからです。

検針票を紙で発行してもらうこともできますが、有料になるためペーパーレスがおすすめです。

新電力はやばいと言われているがお得感もあり!

新電力がやばいと言われている噂や、切り替えるメリットについて解説してきました。

「やばい」と言われても仕方がない部分もありますが、自身の生活スタイルや家族構成、既に利用しているサービスと組み合わせてお得に新電力を利用できることもご理解いただけたのではないでしょうか。

世界情勢の影響で電気代が値上がりして節約を強いられている状況にこそ、お得になる新電力を探してみてはいかがでしょうか。

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