太陽光発電を導入したい人は、現在ガスを使っているから太陽光発電とガスを併用したらお得なのか?オール電化にしたほうが良いのか?ってな具合に悩むよね~。
太陽光発電にするならオール電化にしないと!って勘違いしている人もいるわよね。
そうだね!太陽光発電とガスの併用はできるし、ぶっちゃけ併用したほうがメリットが多いんだよね。でもね、安いかどうかは考え方によって違ってくると思うんだ。
今回は太陽光発電&ガスの併用とオール電化の違い、ガス併用は安いのか?メリットなどご紹介するわね♪
太陽光発電&ガス併用とオール電化の違い
太陽光発電はガスとの併用は可能ですが、ガスと併用した場合とオール電化にした場合、一体何が違うのでしょうか。
太陽光発電にする場合、オール電化にしないとダメと勘違いしている方もいらっしゃるでしょう。
どうしても太陽光発電とオール電化はセットとして考えてしまうのには、理由があります。
その理由は、太陽光発電を普及してきた訪問販売会社が太陽光発電を売るときにオール電化もセット販売してきたからです。
太陽光発電が本格的に普及し始めて2012年7月までの長い間、訪問会社が太陽光発電販売の主流だったことも要因の1つです。
訪問販売会社の戦略によるものなんだよ!
厳密に言うと「太陽光発電とオール電化にしたら光熱費削減効果が得られますよ」とアピールしてきたのよ♪
オール電化は光熱費を抑えるのにはとても有効な手段でもあるので、太陽光発電とオール電化をセットで使用するとより大きな効果を発揮すると考えられますが、太陽光発電とガス併用する場合と比較すると、ガスを併用する方が太陽光発電のメリットを最大限に生かすことができるのです。
理由は、太陽光発電で得た電力を全部売電できるようになるからです。
でもね、10KW未満の住宅用太陽光発電の場合に限るよ!
10KW以上の産業用の太陽光発電の場合はガスもオール電化もどちらも同じなのよ。
太陽光発電とガス併用のメリットとは
現在ガスを使用していて、太陽光発電をこれから導入したい方は、気になるよね!
太陽光発電は電気を発電しますが、蓄電機能を持っていません。
太陽光発電で作られた電気は、常時使用されることになるのです。
10KW未満の住宅用太陽光発電の場合ですが、全量買取制度の仕組みでは、発電した電力は初めに自家消費されて、余った分の電力が売電されるようになっています。
全量買取制度の買取価格は年度ごとに見直されますが、認定を受けた年度の単価が一定期間固定されるようになっています。
例えば、2014年度に太陽光発電を導入した場合、住宅用の太陽光発電で1KW37円が10年間固定されます。
一般家庭で使用する電力は契約プランで異なりますが、平均で1KW24円ほどになります。
オール電化の場合、日中が1KW30円ほどで夜間は14円ほどなのよ~。
これを考慮すると、太陽光発電で発電された電力は自家消費するより売電したほうがお得になります。
オール電化の場合、給湯は1日に使うお湯の全てを夜間にまとめてエコキュートが作ってくれるので、太陽光発電は関係ないのですが、IHクッキングヒーターは日中でも使用します。
そうした面で自家使用をなるべく減らすことが出来る、その分売電できるガス併用の方がお得=安くなると考えることが出来ます。
太陽光発電で得た電気37円/KWを自身の家で使用するよりも、電力会社から24円/KWで買う方がお得ってことだね!
そして37円/KWを売電すると。
そう考えると、太陽光発電で得た電力で自給自足するよりもお安くお得に感じるわね♪
そうだね~♬
でもね、ガチで光熱費を削減したい人にはこちらもチェックだよ!
太陽光発電とガス併用でもっとお得になる秘訣とは?
実は家の光熱費の多くを占めるのが給湯なのよ♪
本気で光熱費削減したいのなら給湯器を見直す必要があるわ!
給湯機の平均寿命15年で考えた初期費用と光熱費の合計を(コスト)を一覧にしました。
給湯方法 | 15年間の総コスト(3人家族) |
太陽熱温水器+ガス給湯器 | 72万円 |
石油給湯器 | 81万円 |
エコキュート | 88万円 |
エコジョーズ(都市ガス) | 100万円 |
ガス給湯器(都市ガス) | 105万円 |
エコジョーズ(LPガス) | 140万円 |
こちらをみてわかるとおり、太陽熱温水器+ガス温水器が一番お得になります。
エコキュートに関しては、電気代のプランにもよります。
太陽光発電とガス併用は安い? まとめ
太陽光発電とガス併用は安いのか?結果は安い!!!
でもね~、長期的に見たら結果が変わる可能性もあるんだ~。
固定価格買取制度で保証されている住宅は10年の売電機関が終了したらどうなるのか?という疑問が残ります。
売電が終了する10年20年後、太陽光発電で作られた電気の価格が大幅に下がると予測されており、今後の電気代は再エネ付加金の金額が上がるにつれ高くなっていくことが予想されます。
そうなると、太陽光発電で作った電気はなるべく自分の家で使うほうがお得になると言う可能性も高くなります。
どちらにせよ、ガスを併用したらメリットは大きいけど、給湯器の市場もその頃には変わってくるから、10年ご20年後のことも考慮に入れて判断してね!