
パワーコンディショナーの価格は、年々安くなっているんだよね?

そうだね!パワーコンディショナーだけじゃなくて、太陽光パネルや架台といった、太陽光発電設備全体が安くなっているんだよ♬

へぇー、そうなんだ!昔と今じゃ、どのくらい価格に違いがあるのかな?

そこは気になるところだよね!じゃあ、パワーコンディショナーの価格推移をお届けするね!
パワコンの価格推移
経済産業省資源エネルギー庁は、2021年のパワコン価格を以下のように発表しました。
- 発電出力10kW以上の産業用 ⇒ 33,000円 / KW
- 発電出力10kW未満の住宅用 ⇒ 42,000円 / kW
住宅用のパワーコンディショナーに関しては、20年に1度は交換するとして、交換費用の相場は22万4千円程度が一般的としています。
日本は1993年から太陽光発電の導入が始まりましたが、その当時は太陽光発電設備全体の設置費用が1kWあたり約370万円もしました。

単純計算で5kWの太陽光発電設備を導入する場合は、約1,850万円の費用が発生するってことだよね!?恐ろしいね!
経済産業省資源エネルギー庁は、2021年度における太陽光発電設置費用を、1kWあたり平均28万円と発表していますから、その差は歴然ですね。
過去のパワコン価格を詳細にお伝えするのは難しいですが、太陽光発電設備でソーラーパネルの次に費用が高いのがパワーコンディショナーです。
詳細なデータがなかったものの、1993年当時はパワコンも1kWあたり100万円近くはしたのではないかと推測されます。

今はだいぶ価格が抑えられているから助かるね♬

メーカーや業者によってパワコンの価格や工事費用は異なるから、必ず複数の業者に見積もりを依頼をしてね!1社で決めちゃダメだよ!
パワコンの設置費用
先に述べたように、経済産業省資源エネルギー庁は、パワコンの交換費用を22万4千円程度だとしています。
そのため、業者での本体価格や工事費の値引きを考慮すると、1台あたり20万円前後の設置費用が発生するでしょう。
一部の部品だけの修理であれば、5万円程度で済みます。

安くなったとはいえ、結構高いよね!パワコンの本体だけ購入して、取り付けを自分でやることで工事費を節約できないかな?
それは、絶対にやめてください。
近年、DIYで中古のパワコンを購入して自分で設置をしようと試みる方が増えていますが、パワコンの設置は電気工事士でないと実施できません。電気工事法で定められているのです。

パワコンに限らず、電気工事全般が該当するからね!
素人がパワコンの設置工事を行うことで、漏電による火災事故や、感電による怪我、最悪の場合は死に至るケースもあります。
パワコンが故障した際は、最初にメーカー保証の期間内かどうか確認をしてください。
保証期間内であれば、無料で修理や交換に応じてもらえます。下手に自分で手を出してしまうと、メーカー保証から外されてしまう場合がありますので、注意してください。

パワコンの本体価格や工事費だけじゃなくて、設置後のアフターサービスも業者によって様々だから、見積もり内容をきちんと見比べてね!

なるべく保証期間が長い業者がおすすめだよ♬
パワコンに使える補助金はある?
太陽光パネル(太陽電池モジュール)や蓄電池と同様に、パワーコンディショナーにも地方自治体の補助金制度を活用することができます。
引用:ソーラーパートナーズ
参考までに、福岡県みやま市の住宅用太陽光発電システム、蓄電池ならびにパワーコンディショナーに対する補助金の概要で、パワーコンディショナーに関する項目を載せておきます。
- 定格出力10kW未満
- 未使用品
- システム設置後10年が経過し発電効率低下による取り替え
上記の条件を満たすことで、パワーコンディショナーに対する1kWあたり1万円(上限5万円)の補助金を受け取ることができます。
補助額や支給条件は地域によって異なりますので、詳細を知りたい方はお住まい自治体に問い合わせてみてください。

少しでもお得にパワコンを設置できる業者が見つかれば、補助金と併せることで導入コストを抑えられるからね!

さっそく見積もりシュミレーションを活用してみよう♬
パワコンの価格推移 まとめ
ここまで、パワコンの価格推移について解説をしてきました。
まとめると、以下のようになります。
- 発電出力10kW以上の産業用 ⇒ 33,000円 / KW
- 発電出力10kW未満の住宅用 ⇒ 42,000円 / kW
日本で太陽光発電の導入が始まった1993年と比較すると、パワコンの価格はだいぶ安価になっています。
パワコンは太陽光発電に欠かせない機器ですので、少しでも安く導入できるように、様々な業者やメーカーに相談をしてみてください。
補助金の活用もお忘れずに。