太陽光発電の設置後に蓄電池の導入を検討する人って、意外と多いよね?
そうだね!実際に太陽光発電を使うことで蓄電機能がないなどデメリットが浮き彫りになるから、そうした弱点を補いたいと考える人は多いよ!
でもさ、蓄電池って結構なお値段がするよね!後付けする場合はどれくらの費用が発生するの?
蓄電池の種類によっても変わってくるから、太陽光発電の蓄電池の後付け価格を詳しく解説していくね♬
太陽光発電の蓄電池の後付け価格は?
太陽光発電の蓄電池の後付け価格は、以下のとおりです。
蓄電池の種類 | kWh単価 |
---|---|
リチウムイオン蓄電池 | 13~20万円 / kWh |
鉛蓄電池 | 5万円 / kWh |
NAS蓄電池 | 4万円 / kWh |
ニッケル水素蓄電池 | 10万円 / kWh |
設置する蓄電池の種類によって、価格は異なります。それぞれの特徴や、メリットデメリットなどを詳しく解説していきましょう。
リチウムイオン蓄電池
リチウムイオン蓄電池の設置価格は、1kWhあたり13~20万円です。
一般的な家庭であれば蓄電池の容量は7~10kWhが最適容量なので、リチウムイオン蓄電池の設置には約91~200万円の費用が発生する計算となります。
リチウムイオン蓄電池のメリット
リチウムイオン蓄電池には、以下のようなメリットがあります。
- サイズが小型
- 高容量
- 電圧が高い
リチウムイオンは小さくてパワフルなのが特徴だよ!小型で高容量な蓄電池が欲しい人にはピッタリだね♬
蓄えられる電力の容量が大きいことから、家庭用蓄電池ではリチウムイオン電池が主流です。
リチウムイオン蓄電池のデメリット
リチウムイオン蓄電池のデメリットは、価格が高いことです。
近年、世界的に電気自動車の普及率が高くなっている影響を受け、リチウムイオン電池の価格高騰が懸念されているんだよ!
今後ますます電気自動車や小型で高性能な電化製品が増えていくことが予想されますので、リチウムイオン蓄電池の導入費用も高くなっていく可能性があります。
鉛蓄電池
鉛蓄電池の設置価格は、1kWhあたり5万円です。一般家庭であれば約35~50万円の費用が発生します。
名前の印象からもお分かりになると思いますが、電池の中で最も古い歴史を持っているのが鉛電池です。
鉛蓄電池のメリット
鉛蓄電池には、以下のようなメリットがあります。
- 値段が安価
- 蓄電池の設計面でノウハウが確立しているので安全性が非常に高い
安くて安全っていうのは大きな魅力だよね♬なんか日本人向きって感じ!
鉛蓄電池のデメリット
鉛蓄電池には、以下のようなデメリットがあります。
- サイズが大型で重い
- 寿命が短い
- エネルギー効率が悪く使用回数を重ねるごとに容量が減る
少しでも寿命延ばすには、毎回蓄えた電気を使い切ってから満タンまで充電するなどして、充電放電の回数を減らすしかないね!
寿命と短さとエネルギー効率の悪さは確かにマイナス面ではあります、安全性とコスト面に優れているからこそ長年に渡って親しまれているということです。
NAS蓄電池
NAS蓄電池の設置価格は、1kWhあたり4万円です。残念ながら家庭用蓄電池の販売はしていませんので、設置予想価格をお伝えすることはできません。
NAS蓄電池は、日本ガイシが開発と製造を行っている蓄電池です。鉛電池よりも安価で購入できるというのが驚きですね。
NAS蓄電池のメリット
NAS蓄電池のメリットは、以下のとおりです。
- 大容量
- 高エネルギー密度
- 長寿命
- 鉛電池の約3分の1サイズでコンパクト
価格は鉛電池より安いのに、性能面は高いっていうのが凄いね!
構成材料が資源的に豊富で長寿命であることから、今後は工場などを中心に産業用として普及していくことが予想されます。
NAS蓄電池のデメリット
NAS蓄電池のデメリットは、作動温度が約300℃であることに加え、有機電解液を用いていることから安全面での確約が今後の課題となります。
凄く高性能なんだけど、家庭用蓄電池としての販売はされていないのがデメリットだね!現在はオフィスや大型商業施設で主に使われているから産業用って感じ!
今後、NAS蓄電池の家庭用が実用化されれば大きな注目を集めることでしょう。
ニッケル水素蓄電池
ニッケル水素蓄電池の設置価格は、1kWhあたり10万円です。一般家庭であれば約70~100万円の費用が発生します。
価格帯としては、リチウムイオン蓄電池の次に高額ですね。
ニッケル水素蓄電池のメリット
ニッケル水素蓄電池のメリットは、以下のとおりです。
- 過充電・過放電に強い
- 急速充電が可能
- 安全性が高い
- 高容量
- サイズが小型
基本性能は文句なしだよ!安全性が高いことも魅力的だね♬
ハイブリッドカーや、一般家庭でも使われる充電式の充電池にも使われていますので、まだまだ活躍の場は広いですね。
ニッケル水素蓄電池のデメリット
ニッケル水素蓄電池のデメリットは、以下のとおりです。
- 価格が高い
- 寿命が短い
ニッケル水素蓄電池の使用サイクルは約2,000回で、5~7年の寿命なんだよ!
高性能でも寿命が短ければ初期費用分の元を取るのが難しくなります。
その上、外的要因による影響でさらに寿命が短くなる可能性もあるので、長く使うという部分で不安予想が大きいですね。
どの蓄電池を選べば良いか分からないときは、迷わず専門家に相談してみましょう。
きっとあなたにピッタリな蓄電池を探してくれますよ。
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太陽光発電の蓄電池を後付けするタイミング
太陽光発電の蓄電池を後付けするには、以下のタイミングがおすすめです。
- パワーコンディショナーの故障や買い替え
- 固定価格買取制度(FIT)が終了
もちろん蓄電池設置のタイミングは個人の自由ですが、ここでは所謂「損をしない方法」をご紹介します。
パワーコンディショナー(パワコン)の故障や買い替え
蓄電池を後付けするのならパワコンが故障したり、新しいものに買い替えるタイミングがおすすめです。
なぜなら、一般的に蓄電池を設置する場合は既設しているパワコンとは別に、蓄電池専用のパワコンを購入する必要があるからです。
どうせパワコンを設置するなら、既設のものを取り換えるときのほうが余計な手間を省けますし、同時に設置すれば寿命を迎えるタイミングも予想がしやすくなります。
施工業者によっては、太陽光発電のパワコンと同時に設置することで工事費を割引してくれる可能性があるよ♬
また、太陽光発電と蓄電池のパワコンが一体化している「ハイブリッド型」というタイプがあります。
既設しているパワコンを交換するときにハイブリッド型を選択すれば、購入するパワコンは1つで済みます。
パワコンも結構大きいから設置場所も必要だしね!1つで済むなら設置スペースの確保も助かるね♬
固定価格買取制度(FIT)が終了
固定価格買取制度(FIT)が終了したタイミングで蓄電池を設置するのもおすすめです。
家庭用であれば太陽光発電の設置から10年間は比較的に高い単価で電力を買い取ってもらえますが、FIT終了後の買取単価は大きく下落してしまいます。
蓄電池を上手に活用することで、月々の電気代を安くすることが可能です。
日中に発電した電力を自家消費しつつ蓄電池に貯めておけば、太陽が沈んだ夜間帯に取り出して使用することができます。
蓄電池の仕組み
引用:GODA
蓄電した電気の容量にもよるけど、上手くいけば電気代ゼロ円も実現できるかも♬
これからの時代は電力を「売る」から「消費」する流れへと変わっていきます。
太陽光発電と蓄電池を上手に併用すれば電力会社から電気を買わず、自家発電だけで生活をすることも可能です。
太陽光発電と蓄電池に興味のある人は、まずは無料シュミレーションで複数の見積もりを一括請求してみてね!
少しでも安く太陽光発電や蓄電池を導入したければ、見積もりの比較は必須です。
蓄電池も安い買い物ではないので、一番条件の良い施工業者を探してみてください。
シュミレーションの利用は完全無料ですのでお気軽にどうぞ。
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太陽光発電の蓄電池の導入には補助金が利用できる
太陽光発電の蓄電池の導入には、以下の補助金を利用することができます。
- DER補助金
- 各自治体で実施されている補助金
蓄電池の導入費用は高額です。少しでも自己負担を軽くしてお得に設置したいのなら、補助金は必ず申請をしてください。
DER(分散型エネルギーリソース)補助金
DER補助金は、Sii(環境共創イニシアチブ)から交付される補助金制度のことです。
Siiの管轄は経済産業省なので、言い換えればDER補助金は国からの補助金制度ということですね。
DER補助金を申請するには太陽光発電設置済、もしくは太陽光発電と蓄電池を同時に設置する必要があります。
DER補助金の対象条件は、以下のとおりです。
- 太陽光発電設備
- 蓄電池
- HEMS(電力使用最適化の仕組み)
この3つが揃っていないと対象外になるから注意してね!
蓄電池の導入にDER補助金を利用する場合は、蓄電池の初期容量1kWhあたり3.7万円(2022年度)を受け取ることができます。補助金の上限は、設備と工事費を含めた総額の3分の1です。
補助金額 | 補助金額上限 |
---|---|
1kWhあたり3.7万円 | 設備費と工事費の総額の3分の1 |
設備費とは蓄電池本体の価格だよ!つまり蓄電池の本体価格と設置工事費の合計額から3分の1の援助を受けることができるんだね♬
ただし、適用には条件があります。
- Sii(環境共創イニシアチブ)で事前に登録されている蓄電池
- 設備費と工事費の合計が1kWhあたり16.5万円以下
蓄電池であれば、どのメーカーのどんな機種でも良いというわけではありません。また、あまりに高額な蓄電池の場合は補助金の対象外となってしまうので注意をしてください。
DER補助金の内容も年度ごとに変更されています。
2021年度の補助金が1kWhあたり4万円だったのに対し、2022年は3.7万円に減少されているので今後も価格変動は起きるでしょう。
DER補助金を利用する際は、公募スケジュールや申請条件などを予めご確認ください。
分からないことがあれば、無料シュミレーションで見積もり請求後に担当者に尋ねてみてください。専門家であればしっかり助言をしてくれるので安心ですよ。
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各自治体で実施されている補助金制度
各自治代でも、太陽光発電や蓄電池に対する独自の補助金制度を設けています。
引用:ソーラーパートナーズ
参考までに、2023年(令和5年)の東京都の蓄電池に対する補助金制度の内容を載せてみましょう。
想定件数 | 補助率 | 補助金額上限 |
---|---|---|
9,000件 | 2分の1 | 【太陽光4kW以上と蓄電池を設置する場合、以下のうち金額の低いほうを適用(最大1,000万円)】
・蓄電池容量1kWhあたり10万円 ・太陽光発電設備容量1kWあたり20万円 【太陽光4kW未満と蓄電池、または蓄電池のみを設置する場合】 ・1kWhあたり10万円、最大80万円 |
※2023年1月31日以降の受付分は、想定件数や補助金額が大幅に見直されています。詳しくは、東京都の公式ホームページをご覧ください。
参考:東京都公式ホームページ
蓄電池を設置して太陽光発電をお得に活用しよう
太陽光発電と蓄電池を同時に活用することで、お得に生活をすることができます。
蓄電池は高価な製品だからやめたほうがいいという声も聞かれていますが、そんなことはありません。
蓄電池があれば夜間や停電、自然災害時にも電力を使用することができますし、IHやエコキュートを導入したオール電化住宅であれば受ける恩恵は非常に大きいです。
蓄電池の設置には高額な初期費用が必要ですが、少しでも安く導入したいなら複数の施工業者に見積もりを依頼をしてください。
業者によって料金プランやアフターサービスが異なるから、少しでも良い条件の業者を見つけてね!
見積もり取得後には、経験豊富な担当者が相談に乗ってくれますよ。
蓄電池の必要容量やおすすめの製品、補助金の申請方法や工事の段取りまで難しい話は全てプロに教えてもらいましょう。
蓄電池を設置してから後悔をしないように、分からないことや不安なことは何でも相談してね♬
太陽光は家計だけではなく、地球にも優しい再生可能エネルギーです。みんなで地球を守ろうという意識付けにも良いことですね。
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