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太陽光パネルの価格推移をグラフで確認|ソーラーパネルの価格相場とは?

太陽光パネルの価格推移 価格・コスト

太陽光発電システムは、自家消費のみならず、余剰電力の買取制度(FIT)を活用した収入源としても注目されていますが、問題なのは導入時の高額な費用。

2023年、その価格相場にはどのような変動があったのでしょうか。

本記事では、そんな太陽光パネルの価格推移をグラフで分かりやすく紹介していきます。

太陽光パネルの単価を具体的に比較検討いただけるよう、メーカー別のkW価格も紹介しています。ぜひ最後までご覧くださいませ。

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太陽光パネルの価格推移

太陽光発電の設置費用は、太陽光パネルも含めた全体で考えられます。

そのため、太陽光パネルを含めた太陽光発電発電システム全体の設置費用と、設置費用の変動による性能の変化を見ていきましょう。

設置費用は年々安くなっている

上記グラフは、経済産業省の太陽光発電設置費用の推移です。年々、太陽光発電の設置費用が安くなっていることが分かるでしょう。

少し前のデータになりますが、例えば2011年と2016年の設置費用を比較すると、30%近くも設置費用が低下していることが分かります。

年度 住宅用1kW単価
2011年 5,370,000円
2016年 3,760,000円
太陽光発電の設置費用は、1kWあたりを導入するのにいくらかかるのか?という考え方で計算されます。1kWあたりの金額には、施工費も含まれていることが一般的です。

価格低下に反比例して性能は上がっている

太陽光発電システムが導入され始めたころに比べると設置費用が大幅に下がってきていますが、価格の低下に反比例して、太陽光発電の性能は年々上がってきています

技術革新が目まぐるしいため、今後も発電効率の高い太陽光パネルが開発されることでしょう。

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最近では、日本にも海外メーカーの参入が一般的となってきたため、海外メーカーの太陽光パネルを利用するという選択肢も視野に入ります。

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太陽光発電の設置費用を比較する際は、同じ発電量(実発電量)と同じシステム容量なのかどうかで比較しないと意味がありませんので注意してください。

太陽光パネルのメーカー価格相場

メーカー別の1kWあたりの太陽光パネルの価格は、下記のとおり。

メーカー 相場価格(1kW) 最大変換効率 セル種類
RECソーラー 180,000円 16.10% 多結晶
カナディアン・ソーラー 184,000円 19.86% 単結晶
JAソーラー 200,000円 19.30% 単結晶
ソーラーフロンティア 205,000円 14.20% 化合物
Qセルズ 208,000円 19.30% 単結晶
インリーソーラー 210,000円 19.50% 単結晶
アブリテック 220,000円 18.10% 単結晶
サンテック 230,000円 18.70% 単結晶
三菱 248,000円 18.50% 単結晶
パナソニック 252,000円 19.90% 単結晶
東芝 260,000円 22.10% 単結晶
長州産業 265,000円 19.50% 単結晶
トリナ・ソーラー 268,000円 18.00% 単結晶
ソラキューブ 280,000円 18.30% 単結晶
サンパワー 290,000円 21.20% 単結晶
京セラ 290,000円 17.80% 単結晶
リクシル 322,000円 18.04% 単結晶
シャープ 330,000円 19.60% 単結晶
キングダムソーラー 350,000円 17.40% 単結晶
フジプレアム 360,000円 15.75% 単結晶

メーカーによって大きく価格に差がありますが、18万円~36万円が太陽光パネルの価格相場となっています。

現状最も設置費用の安いTOP5のメーカーを見ていきましょう。

RECソーラー

RECソーラーは、1996年にノルウェーで設立されてから26年間愛されている太陽光発電パネルメーカーです。

1KWあたりの太陽光パネルの価格は180,000円で、ほかのメーカーと比べて一番安いことが特徴です。

安いから性能が心配だと思われる方もおられるかもしれませんが、パナソニックに太陽光発電パネルをOME供給していることでも、信頼できるメーカーと言えます。

また、保証についても充実しており、25年のリニア出力保証、10年の製品保証があるので安心して選べる製品でしょう。

OME供給とは、製造する会社と、販売する会社が異なることです。
リニア出力保証とは、年度毎に決められる出力を下回った時に保証されるものです。

パネル自体は他社と比べると大きめですが、積雪による重みでパネルが破損しない工夫が施されているので、豪雪地帯にお住まいの方にもおすすめです。

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カナディアン・ソーラー

カナディアン・ソーラーは2001年カナダで設立された、世界的に有名な太陽光発電メーカーです。

設立されたのは比較的最近ですが、日本に進出したのが早いことから知名度が高いメーカーと言えます。

日本での知名度が高いので口コミや情報も入りやすく、安心して購入することができるでしょう。

1KWあたりの太陽光パネルの価格は184,000円で、RECソーラーに続いて第2位です。

生産体制が整っているため、高品質なパネルを低価格で作ることができ、さらに購入した後のサポートも手厚いのが特徴です。

太陽光発電システム15年保証、太陽電池モジュール(パネル)15年製品保証、太陽電池モジュール25年出力保証など、長期保証が充実しています。

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カナディアンソーラーの評判&口コミをまとめています。2001年カナダ・オンタリオ州で誕生し、2009年には子会社である「カナディアン・ソーラー・ジャパン」を設立。初期費用の安さや充実した保証内容が好評のカナダ企業。世界160ヶ国以上でシェアされており、日本国内の実績では外資の中でNo.1。ただし、カナディアンソーラーがあまりおすすめできない家も。

JAソーラー

JAソーラーは2005年に中国の上海で創立した、世界的に知られた太陽光パネルメーカーです。

なんと国際品質保証の認証機関において、太陽光発電モジュール最高AAA「トップ・パフォーマー」を7年連続で獲得しています。

高品質なうえ、1KWあたりの太陽光パネルの価格は200,000円と、低価格も実現しています。

保証が特徴的で、もしJAソーラーが日本から撤退しても損害保険会社が「バックアップ保証」を提供してくれるので、安心して製品を使い続けることができます。

太陽光発電システム10年保証、太陽電池モジュール25年出力保証と充実した長期保証も安心の材料と言えるでしょう。

ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティアは2006年に日本で設立した、CIS太陽電池パネルを製造しているメーカーです。CIS太陽電池パネルとは

  • インジウム
  • セレン

この3つを主成分として作られており多結晶、単結晶シリコン太陽電池と比べて変換効率は低いですが、熱に強く、影にも強い特徴があります。

見た目もシンプルで美しく、2007年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

1KWあたりの太陽光パネルの価格は205,000円と、海外メーカーと変わらない低価格を実現しているのは嬉しいですね。

国産メーカーなので何かあった時にすぐに対応してもらえるのも、安心につながるでしょう。

太陽電池モジュール20年出力保証、所定の住宅用太陽光発電システム機器をセット購入した場合、周辺機器も10年保証してくれます。

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Qセルズ

Qセルズとは1999年にドイツで設立し、2012年に韓国に買収された太陽電池モジュールのパイオニアメーカーです。

低日照のドイツで生まれたので悪天候に強く、セル同士の間隔を無くしたことにより高出力、高効率を実現しているので人気の高いメーカーと言えます。

セルとは、太陽光電池の基本単体のことです。

悪天候に強い特徴があるので、雨や曇り、雪がよく降る地域にお住まいの方には特におすすめです。

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1KWあたりの太陽光パネルの価格は208,000円と、低価格なのも嬉しいポイントですね。

太陽電池モジュール25年出力保証、太陽光発電システム保証15年、蓄電システム最長15年など保証も充実しています。

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太陽光パネルを選ぶポイント

太陽光発電を選ぶ際には、一般的な価格相場以外にも確認したい下記のようなポイントがあります。

  • 見積もり価格
  • コストパフォーマンス
  • 総容量
  • アフターサポートの有無

導入後に失敗したと痛い目を見ないためにも、ひとつひとつの項目を詳しく見ていきましょう。

見積もり価格

太陽光発電システムの価格相場は、あくまで目安です。あなたの家に設置した場合は、相場よりも大幅に高くなったり、反対に安くなる可能性もあります。

導入する太陽光発電の性能や設置場所、太陽光パネルの枚数などによって大きく変動してくる部分ですので、必ず正確な見積もりをお取りください。

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コストパフォーマンス

太陽光発電システムを選ぶときは、予算を気にして価格を重視してしまうでしょう。

ですが、それよりもコストパフォーマンスの方が重要になります。

コストパフォーマンスとは費用対効果のことで、太陽光発電システム費用の回収年数で判断します。

太陽光発電システム費用の回収年数が短いほどお得ということになりますので、何年で投資金額を回収できるのかという損益分岐点の把握を怠らないようにしましょう。

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総容量

太陽光発電は設置する容量が増えるほど1KWあたりの単価が低くなります。

例えば2KWの太陽光発電を設置しても4KW設置しても、施工費は倍にはならないですし、パワーコンディショナーや周辺機器が増えるわけでもありません。

結果、なるべく大きい容量の太陽光発電を設置した方がお得になります。

ですが、例外もあります。

それは50KW以上の太陽光発電システムだと、電力会社との決まりでキュービクルという高圧受電設備を設置する必要があり、その費用がおおよそ100万円になるからです。

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アフターサポートの有無

太陽光発電は、設置して完了ではありません。設置してからが運用の始まりです。

太陽光発電システムの金額には、施工会社のアフターメンテナンスの料金も含まれてケースもあります。

少し金額が上がったとしても、アフターフォローのメンテナンスが含まれているタイプを選ぶと、何か問題が発生した際にもすぐに対応してもらえるのでおすすめです。

下記のポイントは、忘れずにチェックしてください。

  • 自社で販売、施工、アフターメンテナンスを行っている業者か?
  • 24時間対応か?
  • 定期的な訪問点検があるのか?

もし点検が別料金なら、メンテナンス料金も含めて比較すると安心です。

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太陽光発電はkW単価で比較しよう

初期経費を抑えるため、設置費用の安い太陽光発電のメーカーを選びたくなりますよね。

ですが、メーカーによって発電量も変わってくるので、単純に設置費用だけで比較するのは危険です。

導入する太陽光発電のメーカーや性能が違っても、kW単価で比較すると適切な価格が比較することができます。

kW単価は「設置費用の総額÷パネルのkW数」で計算できますので、ぜひ計算してみてください。

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