フリーソーラープロジェクトって、名前からして怪しくない?
愛媛を拠点とした地域密着型の太陽光発電業者だよ。評判&口コミを調査しているから、早速見てみよう!
フリーソーラープロジェクトは怪しい?悪い評判&口コミ
フリーソーラープロジェクトとは、2016年に株式会社「デンカシンキ」が企画・運営を始めた分散型電源普及促進企画で、初期費用もローンも発生せず太陽光パネルが設置できる点が魅力だとされていますが、口コミを検索してみると当然のことながら辛口コメントも。
特に「屋根貸し」ビジネスを彷彿とさせる名前や、訪問営業についての悪評がありましたので、その真相を確認していきましょう。
名前が怪しい
Looop発電量連動型リースは良さげ…
デンカシンキのフリーソーラープロジェクトは名称が怪しい…— ガルダイーグル (@iPM8ugZ06J2OQTg) September 12, 2021
「デンカシンキ」「フリーソーラープロジェクト」という名称が怪しいということですが、企業名や企画名には創業者の想いや理念が詰まっているもの。
名前だけで結婚相手を決める人がいないように、長期間生活をともにする太陽光発電や蓄電池だからこそ、名前だけで判断せず、企業サイトを見たり、複数企業と内容を比較検討するなどして自分で調べてみることも大切なことですね。
メリットだらけで逆に怪しい
フリーソーラープロジェクトってご存知の方いますー???実家が営業かけられてて、無料で設置、10年後くらいにソーラーの所有権貰えるっていうプロジェクトらしいのだけど怪しくないかい?
— 三姉妹のかーちゃん☺︎7y5y2y (@5girl_7m) June 21, 2021
上記コメントでは、訪問営業者がメリットだけを説明したと断定することはできませんが、メリットばかり並べられると、逆にフリーソーラープロジェクト=悪徳業者のプロジェクトか?と疑いたくなる気持ちも理解できます。
もちろん顧客にとってメリットだけということはなく企業が設ける「からくり」も存在しますから、メリットと同時にリスクを知っておくことも大切です。
太陽光パネルの設置を後悔しないためにも、「フリーソーラープロジェクトのデメリット」を参考にしてくださいね。
忙しい時間の訪問営業が煩わしい
あーもう本当にソーラーパネルの訪問とかいらない。
今回はフリーソーラープロジェクトって言われたけどよく分かんないし、もう今日はいろいろバタバタしてイライラしてるなか言われて本当に嫌だ。
お昼過ぎに担当が来ますって言われたけどお前は何をしに来たんだ。— ひひひ (@chunt0p) November 3, 2021
忙しい時間帯の販売訪問を煩わしく思うのは誰でも同じ。一方、ノルマ達成に必死の営業マンは、顧客の都合の良い時間帯を聞いて訪問再来の「お約束」をしたがりますから、自分にとって不必要な訪問販売は最初から毅然とした態度でお断りすることも大切です。
もちろん訪問販売が一概に悪いわけではありませんので、突然訪問営業で煩わしいと感じたら、営業マンの名刺をもらっておきましょう。必要があればこちらから連絡する旨を伝え、時間がある時に自分で情報収集しておくのも良いですね。
度重なる訪問営業でお困りの場合は、玄関先に「セールスお断り」などの張り紙を貼るなどするのもおすすめの方法です。
フリーソーラープロジェクトの良い評判&口コミ
フリーソーラープロジェクトに対する良きコメントは複数あり、特に「太陽光発電を設置する意義」「営業マンの対応」「破格の価格」がキーポイントとなっています。投稿者の満足感を想像しつつ、内容を確認していきましょう。
環境保護と災害の備えになっていて満足
ソーラーを設置したかったのですが、資金が無かったところへデンカシンキさんかの営業さんがきて、ほんとに設置費用がいらないとのことだったのでお願いしました。電気代は正直安くなった実感はあんまりないのですが、環境に貢献できてるかなーというのと、災害が起きたときに昼間なら利用できるであろうコンセントを確保出来て私的には満足しています。
引用:サンサン太陽光発電
コメントにあるように、太陽光発電があれば、蓄電池がなくても停電時に電力を確保することは可能です。蓄電池があれば夜間も安心であることは言うまでもなく、停電時における太陽光発電システムの存在意義は、以下のようなことにあると考えられます。
- 夜間でも照明が使えて安心
- 冷蔵庫・冷凍庫の物が腐らずに済む
- テレビを視聴でき、最新の情報を得ることができる
- スマートフォンを使って情報を得たり、人と連絡を取ることができる
など
環境保護についてですが、太陽光発電は再生可能エネルギーであり、二酸化炭素などの温室効果ガスを排出せず、環境に優しい生活を送れることは実に素晴らしいこと。
ただし、太陽光パネルの耐用年数は20年から30年ほどとなっており、寿命を迎える時期に太陽光パネルの「大廃棄時代」が来ることも考えられますから、その時、環境保護の観点から私たちに何ができるのかを引き続き考えていきたいところです。
親切な対応だった
訪問当初から最後までとっても親切でスムーズでした。
引用:デンカシンキ
営業担当者の対応ひとつが、ひいては会社の印象を揺るがすことを示唆するコメントです。
一般的な営業マンは、訪問当初や契約前までは親切に対応してくれるものですが、契約後は徐々に距離を取ってきたり、だんだん親切さが失われることも多いもの。一方、最初から最後まで親切な対応をしてくれるフリーソーラープロジェクトの担当者は、まさに神レベルと言えるでしょう。
フリーソーラープロジェクトのように、社員教育が行き届いている業者を選び当てたいものですね。
費用面が解決した
今まで、高額なこともあり結局取り付けなかったのですが、日当たりが良いことは自覚していたのでもったいないなという感じはありました。
今回、フリーソーラーについて教えてもらい、これなら!と思い取付を決断しました。引用:デンカシンキ
太陽光発電を扱う業者は数多(あまた)ありますので、その中から1つの業者を選ぶことは大きな賭けとも言えます。とはいえ、投稿者のように、フリーソーラープロジェクトの初期費用0円・ローン不要という費用面でのハードルの低さが太陽光パネルの導入を決断するきっかけになることも事実。
投稿者の家は日当たり良好だということですから、その環境を最大限生かして電気代の節約に期待したい一件です。
フリーソーラープロジェクトの特長やメリット
フリーソーラープロジェクトの特徴は、何と言っても電力販売の新モデルで将来的に電気代を削減する仕組みにあります。その仕組みが功を奏し、設置実績数は約4,000件と好調な模様。「都民ファースト」と言うべき特典も目から鱗ですから、特に東京にお住まいの方は要チェック。
発電決済により設置費用もローンもいらない
初期費用0円で太陽光発電が設置できるのが、フリーソーラープロジェクトの最大のPRポイントです。それにより、以下のような費用は住宅オーナーにかかりません。
- 太陽光パネル代
- システム代
- 工事代
- メンテナンス費用
など
仕組みの中核は、ビジネスモデル特許出願中の「発電決済」というデンカシンキ独自の新しい決済システムにあります。フリーソーラープロジェクトが投資家を募り投資費用を確保。従来なら初期設備投資として200~300万円かかっていたものが、住宅オーナーは設置費用もローンもいらない仕組みを作り上げています。まさにフリーソーラープロジェクトは「0円ソーラー」の先駆けと言えますね。
東京都から助成金がもらえる
フリーソーラープロジェクトでは、東京都の住宅に対して「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進事業」という東京都の助成制度を活用することができます。
助成金額は、太陽光発電システムを構成する太陽電池モジュールに規定されている「公称最大出力」の合計値と、パワーコンディショナーの定格出力の合計値のうちいずれか小さい値(単位はkW)に10万円を乗じた金額。
1kW=10万円の計算となりますから、助成金の支給額例は次のようになります。
例 | 計算式 | 助成金額 |
---|---|---|
太陽光容量280w×18枚=5.04kw/パワコン4.0kwの場合 5.04kw>4.0kw |
4.0kw×10万円 | 40万円 |
太陽光容量280w×19枚=5.32kw/パワコン5.5kwの場合 5.32kw<5.5kw |
5.32kw×10万円 | 53万2,000円 |
太陽光容量280w×42枚=11.76kw パワコン5.5+4.0=9.5kwの場合 11.76kw>9.5kw |
9.5kw×10万円 | 95万円 |
平均9年4ヶ月で無料譲渡される
契約満期後は、株式会社デンカシンキが開発した「発電決済」に基づき、再エネ推進企業から住宅オーナーへ無償で譲渡してもらえるのも魅力。
契約中は、提携先の電力会社「坊ちゃん電力」が1kWh=30円で換算し、累計額が太陽光発電システムの合計費用に達した時点で住宅オーナーに譲渡されます。譲渡時期は契約内容や発電効率によっても異なるものの、平均年数として9年4ヵ月ほどで所有権がもらえるようです。
発電効率が悪かったとしても、最長15年が経過した時点で太陽光発電システムを無償譲渡してもらえます。
フリーソーラープロジェクトのデメリット
フリーソーラープロジェクトは無料で太陽光発電が設置できて無料譲渡されるなどメリットの多い企画ですが、契約前に心得ておかなければならないデメリットも複数あります。
特に今後引っ越しする可能性が少しでもある人や、「0円だから設置したのにかえって損しているじゃないか!」と後で泣き寝入りしたくない人は、ぜひご一読ください。
設置には条件がある
フリーソーラープロジェクトは、太陽光発電が設置費用は0円・電気代が安くなるなどのメリットがあるものの、太陽光パネル設置には「屋根の審査」があり、すべての希望者宅に設置できるわけではありませんので注意しましょう。
無料設置審査に通りやすい屋根は、広くて日当たりが良い家です。もちろん屋根の形状だけでなく、方角も大切。屋根の条件などは、以下のとおりとなっています。
屋根タイプ | 審査の通りやすさ(条件) |
---|---|
片流れ | ◎ |
切妻(きりづま) | 〇 |
寄棟(よせむね) | △ (5kW以上の発電量が見込める場合は可) |
陸屋根 | × |
その他、以下の事項も条件となります。
- 改正建築基準法(2000年6月施工)を満たしていること
- 約5kW以上の発電量が見込める住宅であること
- 建物登記が記載されていること
- 火災保険に加入していること
- 建物は、戸建て、店舗、別荘、事務所、アパート(3階まで)であること
途中解約は残債分が請求される
「0円ソーラー」の特徴でもありますが、基本的に途中で解約することはできません。仮に途中解約した場合は、設置した太陽光発電設備を買い取る必要があります。
10年間で契約したとしても、例えば3年後にやむ得ない事情で引っ越しすることもあるでしょう。
契約期間(10年)ー使用年数(3年)=残債分(7年分)が請求されることとなり、かえって高額出費になる可能性もあります。途中解約しなければならない場合を想定して、解約に係る費用も事前にチェックしておくようにしましょう。
売電収入が入るのは譲渡後になる
太陽光パネルを無料譲渡されるまでの10年前後は、毎月現在と同水準の電気代を払い続けることになり、譲渡後は売電収入が得られる仕組みとなっています。
公式サイトでは、譲渡後には電気代が大幅に削減できることが明記されていますので、早く売電収入が欲しい人にとってはあまり向いていないと言えるでしょう。
フリーソーラープロジェクトの保証やアフターサービス
フリーソーラープロジェクトでは、以下のような保証が付いています。特にアフターサポートの対応が迅速な点は、ユーザーに定評があるようです。
項目 | 保証期間 | 内容 |
---|---|---|
モジュール出力保証 | 20年 | 無料で修理・交換 |
構成機器保証 | 15年 | |
雨漏れ保証 | 10年 | 雨漏れを含む太陽光発電システムの設置工事が起因でのトラブルは、施工保険で現状復帰する |
ただし、自己責任による火災等の場合は保険対象外ですのでご注意を。その他、不具合やトラブルが発生した場合は、下記フリーダイヤルまでお問い合わせください。
電場番号 | 受付時間 |
---|---|
0120-549-547 | 10:00-19:00 (土・日・祝日も営業) |
フリーソーラープロジェクトの取り扱いメーカーリスト
フリーソーラープロジェクトでは、以下のメーカーを取り扱っています。性能を重視した国産大手メーカーを中心に、世界シェア率の高いグローバル企業もありますから、十分なラインナップと言えるでしょう。
- 東芝
- シャープ
- パナソニック
- 三菱
- サンテック
- カナディアンソーラー
- RECソーラー
- 長州産業
- ウィルパワー
フリーソーラープロジェクトが向く人・向かない人
向いている人 | 向いていない人 |
---|---|
費用を抑えて導入したい | 設置条件をクリアできない |
屋根の形状が適している | 予算が十分に用意できる |
東京都に住んでいる | 最初から売電収入がほしい |
フリーソーラープロジェクトのウリでもある「0円ソーラー」に魅力を感じている人(費用を抑えて太陽光発電を設置したい人)や、日当たり良好な環境にお住まいで屋根タイプも適している人、東京都内にお住まいに人にとってはおすすめと言えます。
一方、屋根の形状が適応していなかったり、築年数が古い家にお住まいの人、初期費用の支払い能力が既にある人、太陽光発電を設置当初から売電収入がほしい人などはあまり向いていないかもしれません。
さらに以下の地域(2019年6月時点)では設置が難しいようですから要注意。
項目 | 都道府県名 |
---|---|
全域 | 北海道、青森県、秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、沖縄県 |
県内の一部地域 | 岩手県、宮城県、福島県、兵庫県、京都府、滋賀県、岐阜県、島根県、長野県、群馬県、鳥取県 |
フリーソーラープロジェクトの会社概要
フリーソーラープロジェクトは、愛媛県松山市に拠点を置く地域密着の太陽光発電施工販売会社「デンカシンキ」の新モデル企画です。
社長の木村賢太氏は27歳で起業し、2015年には子会社となる電力会社「坊っちゃん電力」「デンカシンキ」グループを一代で築き上げ、年商は21億円に。2016年5月より電力小売事業にも参入。
在庫増加を改善する為「PVシステム完全無料設置企画」を考案するほか、木村氏自身が自社の投資家となり本編で紹介した「フリーソーラープロジェクト」を開始。2020年8月には、「株式会社DSグリーンパワー」を「株式会社再エネ思考電力」に社名変更して、精力的に邁進している模様。
事業内容
フリーソーラープロジェクトの主な事業は、以下のとおり。
- 太陽光システムの研究
- 開発
- 製造
- 設計
- 販売
- 申請
- 施工
- 保守管理
- フリーソーラープロジェクトの運営
など
支店一覧
フリーソーラープロジェクトの代理店は、以下のとおり。
支店名 | 住所 |
---|---|
東北支社 | 宮城県仙台市青葉区堤町1-1-2 エムズ北仙台4F |
関東支社 | 埼玉県川越市脇田本町15-13番地 東上通運ビル3F |
東京恵比寿支店 | 東京都渋谷区恵比寿4-22-2 恵比寿ガーデンズ3F |
宇都宮支店 | 栃木県宇都宮市松が峰1-3-16 グラン宇都宮 304号 |
広島支店 | 広島県広島市中区基町12番3号COi広島紙屋町ビル6階 |
会社情報
デンカシンキは各支店と連携により電気料金の適正化を進めながら、将来的にはクリーンエネルギー比率100%を目指していく方針を示しています。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社デンカシンキ |
所在地 | 愛媛県松山市南吉田町30-1 |
設立 | 2002年10月 |
資本金 | 5,000万円 |
代表者 | 木村賢太 |
電話番号 | 089-905-6575 |
メール | info@sinki.jp |
フリーソーラープロジェクトは0円ソーラーの先駆け
フリーソーラープロジェクトの新モデル「発電決済」というデンカシンキ独自の新しい決済システムを採用し、太陽光発電を完全無料で設置・契約満期後は無料譲渡などという点ではまさに「0円ソーラー」の先駆けとなっています。
もちろん全ての費用が0円ではなく、会社に利益が出る「からくり」を知っておくことも大切。仮に発電効率が好調で売電収入が計算上高かったとしても、太陽光発電を譲渡されるまではユーザーが売電収入を得ることはできませんし、途中解約した場合は残債分の請求があることは絶対に押さえておきたいポイントです。