
太陽光発電の屋根貸しとは、自分の家の屋根を企業に貸してゼロ円で太陽光発電を設置できる仕組みの事を言うんだよ!

最近は自治体なんかでも屋根貸しで太陽光発電の設置を進めていて、太陽光発電の普及が進んでいるな~って感じよね♪

太陽光発電を自分で設置したくても費用がない人にとっては良いことずくしに見える屋根貸しだけど、メリットデメリットを知ったうえで判断するといいよ!

もしかしたら自分で設置したほうが結果的に良かったりするかもしれないですわね~。今回は屋根貸しの仕組みやメリットデメリットをご紹介するわ!

屋根貸しか自分で設置どちらが良いか、最後のまとめで私たちが考察した結果も発表しちゃうから最後まで見なきゃ損だよ!

太陽光発電の屋根貸しの仕組みとは
太陽光発電の屋根貸しとは、太陽光発電の設置業者に自分が所有している建物の屋根を貸し出すことです。
初期費用は設置業者が負担するので、自分は0円で太陽光発電を設置することが出来ます。
ですが、設置した太陽光発電で得た電気は全て業者のものになります。そして貸主に対して設置業者は利用料を定期的に支払う仕組みになっています。
屋根を貸した人は、太陽光発電で得た電気の所有権がないのです。
初期費用は無料で管理費や修繕費などはかからず、太陽光発電で得た電気の売電収入は入らない代わりに定期的に屋根の使用量が得られることにまります。

太陽光発電の屋根貸しの特徴をまとめたらこうなるよ!
- 初期費用・管理費用など無料
- 売電収入は得られない
- 屋根の使用量を得ることが出来る

太陽光発電の屋根貸しメリット

太陽光発電の屋根貸しについての特徴がわかったかところで、ここからはメリットをご紹介するわ♪
負担額0円で太陽光発電を設置できる

まあ、これはさっきも伝えたけど、それだけじゃないよ!
自分が一切お金を払わずに太陽光発電を設置できますが、10年間ほどの一定期間は所有権が企業側にあり、契約で決められた期間が終了すると所有権が自分にうつります。
約10年の一定期間は企業側に所有権があるので、その期間は太陽光発電に関するメンテナンス費用なども企業側が負担しますので、自分は一切負担がかかりません。

もし太陽光発電のシステムに不具合が生じたとしても、企業側が負担するから安心ね♪
電気代が安くなる
自分が所有する建物に設置した太陽光発電で得た電気を無償で使うことが出来るので、電気代が安くなります。
例えば昼間に在宅する人がいる場合でも、晴れている日ならほぼ全ての太陽光発電で電気を賄うことが出来ます。
昼間にIHクッキングヒーターなどを使って料理することが多い方ならさらに節電が期待できます。

これは、企業や契約内容によって変わってくるよ!

そして当たり前だけど、日が沈んでからはいつも通り電気を買って使うことになるわよ~。
停電した時は非常用電源として使える
もし地震などの影響で停電した場合は、停電時にパワーコンディショナを自立運転モードに切り替えることで非常用の電源としても使えます。
ここ近年、自然災害などが多いですが、太陽光発電で炊飯器や洗濯機などが使え、近所の人とも分け合ったりできたとの声があり、非常用の電源として太陽光発電は今後大きく活躍を期待できます。

2018年9月には北海道で大規模な停電があったけど、私の友達が経験してて凄い大変だったって言ってた!

あったかいごはんが食べられないとも言っていたわよね!
冬に入る前で良かったわ!冬なら暖房がないと死活問題!
でも太陽光発電なら心配しなくてよいわね♪
広い屋根なら固定の賃料がもらえる

広い屋根であれば、という条件付きだけど………….。
太陽光発電は、10KW未満の住宅用、10KW以上の産業用とに分けられます。10KW未満の太陽光発電はFIT(固定価格買取制度)というものがあり、10年間の売電が認められています。
10KW以上の産業用太陽光発電は20年の売電が認められています。
これにより、屋根に太陽光発電を設置できる面積で住宅用と産業用と売電期間が変わるので、10KW以上の太陽光発電を設置できる程の広い屋根ならば、契約期間中は固定の賃貸料を得ることが出来ます。
平均的な賃料は、300~500円/1㎡となります。

賃料を得られるにはかなりの広さがないとダメなので、設置する場所は自宅の屋根ではなく倉庫やビルの屋上とかの施設が対象となるのよ!

太陽光発電の屋根貸しデメリット

実際に屋根貸しするのか判断するにはデメリットも知っておくことが大事だよ!

メリットだけでなくデメリットも考慮に入れて決めないとダメよ!
太陽光発電の種類を選べない
太陽光発電には色んな種類があります。当然、自分の家の屋根に適した太陽光発電選びが大切ですが、屋根貸しでは太陽光発電のメーカー選びは企業側が行うので、自分の家の屋根に適切で最適なメーカーではない場合もあります。
太陽光発電の寿命は約30年と言われており、約10年の屋根貸しで契約が終了しても残り20年は発電してくれることになります。
そうなると、自分の家の屋根に合うメーカーの太陽光発電を設置した場合と比べると損をしてしまう可能性があります。
屋根にあっていないから屋根に不具合が起きたり、発電量に差が出たりなども考えられます。

長い目でみると結果が違ってきちゃうね!

一概には言えないけどね。
ちなみに太陽光発電はおおよそ8年ほどで費用が回収できると言われているわよ!
売電収入がもらえない
太陽光発電の屋根貸しは設置費用などが0円ですが、設置した太陽光発電で得た電気の売電収入は全て企業側の収益となります。
2021年度の太陽光発電1KWの相場は約25万円ほどで、4KW設置すると約100万円の費用がかかる計算になります。
一方、売電収入が1か月で平均1万円ほどだと仮定すると、10,000円×12か月×10年=120万円という結果になります。

屋根の条件が良い家や節電節電!ってな家なら1万円以上の売電収入が期待できるよね!

そうよね~。企業側は屋根環境が良い家に営業に行くから、貸す側としては自分で太陽光発電を導入したほうがお得になるわよね♪
設置業者が倒産するリスクがある

もしそうなったらどうなるのか気になるよね!
もし設置業者が倒産してしまったら太陽光発電の行方はどうなるのか?
一般的に債権者に設備の所有権が移り、事業が継続されることが多いですが、設備が破損していたりした場合、資産価値がないのでこの場合は事業が継続されないこともあります。
そうなると、倒産した業者との間に交わされた屋根貸しの契約はそのまま継続されない可能性があります。

もしそうなったら、自分の家に設置された太陽光発電が放置される可能性もあるわね!
途中解約すると重いペナルティの場合がある
契約期間中に途中で解約すると契約解除料がかかったり、契約内容次第では太陽光発電の設備を買い取らないといけない可能性があります。
例えば、何らかの理由で建物を売却、引っ越しする場合や、屋根を貸す側も企業だった場合はそちらが倒産してしまったりというケースも理由としてあげられます。

太陽光発電の屋根貸しの契約は長期にわたるから、長い目でみて判断しないとダメだね!
太陽光発電の屋根貸し まとめ

そうそう!ちなみに、2000年(平成12年)の6月以前に建てた建物は、改正建築基準法の関係で太陽光発電の設置が出来ない場合もあるから注意してね!

では、太陽光発電の設置の屋根貸しはお得なのか、それとも自分で設置したほうがお得なのか、私たちの意見を発表するよ!

結果は~~~~~~~~~。
太陽光発電の設置場所の条件が良い方は、断然自分で設置したほうがお得!!!
屋根貸しのメリットデメリットをご紹介しましたが、極端に屋根が狭い、影になるなどの悪条件でなければ初期費用などがかかっても普通に太陽光発電を自分で購入して設置した方がお得だと思います。
ですが、これが正しいとは言えません。
何故なら、その年によって天候が悪い日が多いと日照時間が減り、発電量も減ってしまいます。
さらには雪がたくさん降る地域でも同じことが言えます。
太陽光発電の寿命は30年ほどになりますので、設置する前に長期的にシミュレーション算出して設置することをオススメします。