太陽光発電を設置すると、どんな良いことがあるのかな?
太陽光発電は、電気代を安くするだけじゃなくて、電力を売って収入を得ることもできるんだよ!他にも、良いことがたくさんあるよ♬
でもさ、良いことばかりじゃないんでしょ?おいしい話には裏があるって言うし!
もちろんマイナス面もあるけど、事前に把握しておくことで余計なトラブルは回避できるよ。ここからは、みんなが気になる太陽光発電を設置して「よかったこと」と「やらなきゃよかった原因」をお届けするね!
太陽光発電をつけてよかったこと
太陽光発電をつけてよかった5つのことは、以下のとおり。
- 電気代が安くなった
- 売電収入が得られた
- 災害時にも電気が使えた
- 冷暖房の効き目が良くなった
- メンテナンスの手間が掛からない
電気代が安くなった
太陽光発電と聞いて、最初に思い浮かぶのは、電気代が節約できるということではないでしょうか。その認識は正しいです。
太陽光発電は、太陽パネルで太陽の光を受けることで、電力を生み出します。
発電した電力は、パワーコンディショナーを通して、そのまま家庭で自家消費することができるのです。
引用:CHANGE
パワーコンディショナーは、太陽光発電が生み出した電力を、家庭で使用できる電力に変換してくれる装置のことだよ!
自家発電した電力を使用すれば、太陽が出ている日中は、電力会社から電力を購入する必要がありません。
夜間帯は電力単価が低いので、結果的に月々の電気代は安く抑えることができます。
地球温暖化が問題になっているから、とてもエコだよね♬
売電収入が得られた
太陽光発電で発電した電力は、家庭で自家消費するだけでなく、電力会社に買い取ってもらうことで売電収入を得ることができます。
太陽光発電の仕組み
引用:ミライフ
でもさ、家庭でも消費しているのに、売るほど発電ってできるの?
晴れた日の昼間であれば、必ず発電量が消費電力を上回る時間帯が存在します。
発電量が消費電力を上回ることを「余剰電力」と言い、売電には、余剰電力が回されます。
- 発電量 > 消費電力 = 余剰電力
太陽光が最も強くなる正午であれば、かなりの余剰電力を生み出すことが可能です。
また、日中は仕事や学校で家を空けているケースが多いので、消費電力が少ないのも、余剰電力を生み出す追い風になっています。
売電収入を増やすために、自発的に節電を心掛けている家庭も多いんだよ!
災害時にも電気が使えた
あらゆる電化製品が電力で動いていることから、自然災害で電力の供給がストップした場合、私たちの生活に非常に大きな影響をもたらします。
ですが、自宅に太陽光発電を設置していれば、自然災害で電力の供給がストップしたとしても、発電した電力を使用することができるのです。
太陽光発電は電力を貯めておくことはできませんが、蓄電池を併用して日中発電した電力を一時的に貯めておくことで、夜間帯に取り出して使うことができます。
引用:省エネドットコム
蓄電池は、発電した電力を貯めておくバッテリーのようなイメージだよ!
仮に、自宅がオール電化であった場合、発電した電力でお湯を沸かすこともできるので、水道が止まっていなければ入浴することも可能です。
凄いよね!まさに鬼に金棒だよ♬
冷暖房の効き目が良くなった
太陽光発電には、電力を生み出すだけでなく「遮熱効果」というメリットもあります。
遮熱効果とは、文字とおり「熱」を「遮断」することを言います。
つまり、夏場は太陽光から発せられる熱が、住居内に侵入するのを阻止してくれ、冬場は反対に、室内の温かい熱が外に逃げるのを防いでくれます。
引用:みんなの太陽光発電
その効果は、室温にして、2℃~5℃程度だと言われています。
それじゃ、あんまり意味がないんじゃない?
ところが、この2℃~5℃は、冷暖房の温度設定に大きく関わってきます。
夏場は高めに、冬場は低めにエアコンの温度を設定すれば、それだけ電気代が安く済むことになるのです。
太陽光発電を設置している真下を寝室にすれば、夏場の熱帯夜でも快適な睡眠を取ることができるかもしれません。
メンテナンスの手間が掛からない
太陽光発電は、基本的にメンテナンスフリーと言われており、一度設置すればある程度の期間は放置することができます。
「ある程度」と表現したのは、必ずしもメンテナンスが不要というわけではないからです。
太陽光パネルは、汚れや異物の付着で発電効率が下がってしまいますし「野立て」であれば、太陽光パネルに影ができないよう、雑草の処理をする必要があるからです。
引用:エコでんち
「野立て」は、地面に設置した架台に太陽光パネルを乗せることだよ。
郊外の広い土地に太陽光パネルが整然と並んでいる光景を見たことがある人も多いんじゃないかな!
また、太陽光パネルやパワーコンディショナーには寿命がありますが、定期的にメンテナンスをすることで長く使うことができます。
頻繁にメンテナンスをする必要はありませんが、数年に一度くらいのメンテナンスは必要だと言えるでしょう。
数年に一度であれば、費用も手間もそれほど掛かりません。
太陽光発電をやらなきゃよかったと思う原因
太陽光発電を設置することで得られるのは、よかったことだけではありません。
後悔に繋がる要因を知っておくことで、これから設置を検討されている方は、トラブルを回避することができます。
太陽光発電をやらなきゃよかったと思う原因は、以下の4つです。
- 初期費用が高い
- 期待していたより発電量が少なかった
- 屋根から雨漏りがした
- 発電した電気を貯めておくことができない
それぞれ詳しく見ていくとともに、解決策もお伝えします。
初期費用が高い
設備の価格は抑えられたとはいえ、依然として太陽光発電の導入には、高い初期費用が付き物です。
太陽光発電の新規導入費用は、2021年設置の平均値は1kWあたり28万円となっています。
この金額は、太陽光パネルだけはなく、パワーコンディショナー等の周辺機器や、工事費が含まれた金額であり、仮に5kWの太陽光発電を設置する場合は、約140万円の費用が掛かる計算になります。
安くなったとは言え、まだまだ簡単に払える金額じゃないよ!
そんな人のために、ここからは初期費用を捻出するための解決策をお届けするね!
解決策 1 売電収入でローンが返せるように返済プランを組む
家庭用の太陽光発電を設置した場合「固定価格買取(FIT)」によって、10年間は高値の売電収入が保証されます。
10年間は、同じ金額で電力を買い取ってもらえるんだよ!
太陽光発電を設置する際は、ほとんどの場合でローンを組むことになりますが、FITには、初期費用の回収を助ける側面があります。
つまり、電力が高値で売れる10年間でローンが完済できるように返済プランを組めば、実質ゼロ円で太陽光発電を導入することが可能です。
10年経過すると、売電単価は大きく下がってしまいますので注意してください。
設備価格や工事費用は業者によって異なるから、必ず複数の業者に見積もりを依頼してね!
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解決策 2 地方自治体の補助金を活用する
残念ながら国の補助金は終了しておりますが、地方自治体では独自の補助金制度があります。
引用:ソーラーパートナーズ
例として、令和4年度の東京都品川区「太陽光発電システム設置助成のご案内」を載せておきます。
内容 家庭用 業務用 太陽光発電システム 助成金額:3万円 / kW(1件あたり上限9万円) 助成金額:3万円 / kW(1件あたり上限15万円) 予算総額 315万円 75万円 ※1キロワットあたり3万円を助成します。
各都道府県ごとに補助金の内容は異なりますので、必ず公式サイトをチェックしてください。
申込数には上限があるから早い者勝ちだよ!
期待していたより発電量が少なかった
太陽光発電を設置すると、消費電力を全て発電で賄ったり、多くの売電収入を期待してしまうものです。
ですが、蓋を開けてみると、期待していたような発電量が得られず、ガッカリするというケースも多いでしょう。
太陽光発電は、天候に左右されます。晴れの日は多く発電し、曇りや雨の日は太陽が出ていないので、効率の良い発電が期待できません。
天候による発電量の違い
引用:株式会社ティー・ワイ
地域によって日照時間も異なるので、お住まいの地域があまり日の当たらない土地であれば、発電効率がガクッと落ちてしまいます。
太陽が出ないのでは、正に宝の持ち腐れ状態です。
それじゃ、せっかく高いお金を払って太陽光発電を設置して意味がないよ!
このような失敗を防ぐためには、事前にお住まいの地域で発電シュミレーションを行うことが大切です。
解決策 年間の発電シュミレーションを行う
発電量のシュミレーションをしておけば、先のような失敗だけでなく、年間の売電収入の予測も立てられるので、ローンの返済プランを検討するのに役立ちます。
発電量のシュミレーションには、以下の計算式を用います。
年間予想発電量=年間平均日射量×損失係数×太陽光発電システム容量×365÷標準日射強度
事前に発電量を予測することで、期待が裏切られてガッカリするような事態を回避することができます。
施工業者の事前の見積もり時にお願いすることもできるよ!
無料で請け負ってくれるところも多いから、忘れずに依頼してね!
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屋根から雨漏りがした
太陽光パネル設置後に、稀に雨漏りによる被害が発生するケースがあります。
雨漏りの原因としては、設置工事の際に、業者が誤って屋根を傷つけたり、最悪の場合、穴を開けてしまうケースもあります。
引用:街の屋根やさん
ですが、このケースは業者の施工ミスを立証するのが非常に難しいです。
最初から屋根に穴が開いていたと主張されれば、証拠がないので修理費用を請求するこはできません。
解決策 信頼できる業者に頼む
先のような事態を避けるには、信頼できる業者に工事を依頼するのが一番の方法だと言えるでしょう。
太陽光発電設備の価格や、工事費用の安さばかりを主張してくるような業者ではなく、きめ細かなアフターサービスや、販売実績が確かな業者を見つけてください。
公式HPを持っている業者であれば、必ずチェックしてください。実際に工事を依頼した人の口コミ情報などが得られるかもしれません。
また、工事を依頼する際は、複数の業者への見積もり依頼が必須です。
それぞれの内容を見比べると共に、誠実な対応をしてくれる業者を見極めましょう。
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発電した電気を貯めておくことができない
太陽光発電では、発電した電力を貯めておくことができません。
そのため、災害時などは、太陽の出ている日中であれば、発電した電力を自家消費することができますが、日の沈んだ夜間は、電力を使用することができないのです。
解決策 蓄電池を導入する
災害時の夜間帯に電力を使用するには、蓄電池を設置する必要があります。
日中に発電した電力のうち、未消費分を蓄電池に貯めておけば、夜間に必要な分だけ電力を取り出して使用することができます。
蓄電池の仕組み
引用:GODA
普段の生活の中でも、蓄電池は大いに役立ちます。
例えば夜間帯の安い電力を蓄電池に貯めておき、翌日の日中に消費したとします。すると日中発電した電力は全て売電に回すことができるので、電気代を安く抑えるだけでなく、売電収入も増やせるのです。
太陽光発電をつけてよかったこと まとめ
ここまで、太陽光発電を設置して「よかったこと」と「やらなきゃよかった原因」をお届けしてきました。
まとめると、以下のようになります。
よかったこと
- 電気代が安くなった
- 売電収入が得られた
- 災害時にも電気が使えた
- 冷暖房の効き目が良くなった
- メンテナンスの手間が掛からない
やらなきゃよかった原因
- 初期費用が高い
- 期待していたより発電量が少なかった
- 屋根から雨漏りがした
- 発電した電気を貯めておくことができない
日本でも再生可能エネルギーの普及が急がれる中、太陽光発電を上手に使うことは、生活を豊かにするだけはなく、地球を守る手助けをすることにも繋がるのです。