最近、自宅に太陽光発電を設置する人が増えているよね!
発電した電力を使うことで電気代が抑えられるし、余った電力は売ることもできちゃうから嬉しいよね♬
でもさ、発電した電力だけで消費電力をまかなえるのかな?それに、売るほど発電ってできるの?
このページでは、太陽光発電だけで生活ができるのか、効率よく売電するにはどうすればいいかなど、みんなが気になる情報をお届けするね!
太陽光発電だけで生活は可能?
結論からお伝えしますと、太陽光発電だけで生活は可能です。
太陽光発電は、自宅の屋根に太陽光パネルを設置するのが一般的で、発電量>消費量になれば太陽光発電だけで生活が行えると言えます。
さらに、生み出した電力が余った場合には、電力会社に売電することも可能。
引用:ミライフ
これを、オフグリッド生活といいます。
オフグリッドとは、電線(グリッド)をほどく(オフ)という意味です。
電気を買わず、家庭で作った電気で消費をまかなう、完全な自給自足の生活です。
一般家庭の平均電気使用量
以下の数値はあくまで平均ですが、家族構成に合わせた電力を生み出すことができれば、月々の電気代ゼロ円を達成することが可能です。
属性 平均電気使用量 平均電気代 1人暮らしの場合 219kWh 5,791円 2人暮らしの場合 331kWh 9,515円 3人家族の場合 386kWh 10,932円 4人家族の場合 436kWh 11,788円 引用(平均電使用料):東京都環境局公式サイト
引用(平均電気代):総務省統計局ホームページ
例えば、4人暮らしの場合には、月々436kWhの電力を太陽光発電システムから生み出すことができれば、電気代が賄えるということ。
住宅用太陽光発電の発電例
こちらも一例とはなりますが、大阪府のO様宅の発電量の実例です。
引用:ソーラーフロンティア
年間発電量が7,114kWhということは、1ヶ月あたりの発電量が約592kWhとなります。
この発電量を、先程紹介した「一般家庭の平均電気使用量」に当てはめてみると、4人家族であっても月々436kWhの電力があれば足りますので、太陽光発電で得た電力だけで十分に生活可能であることが分かります。
※昼間に発電した電気を蓄電池に貯めて利用した前提でお話していますので、蓄電池がない(発電した電気を貯められない)場合は、この限りではありません
一般家庭の平均電気使用量
属性 平均電気使用量 平均電気代 1人暮らしの場合 219kWh 5,791円 2人暮らしの場合 331kWh 9,515円 3人家族の場合 386kWh 10,932円 4人家族の場合 436kWh 11,788円 引用(平均電使用料):東京都環境局公式サイト
引用(平均電気代):総務省統計局ホームページ
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余った電気は売電できるから、むしろお金が入ってくるわよ♡
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蓄電池がなくても余った電気を売るほど発電できる?
太陽光発電の設置を検討されている方は、家庭で消費するだけではなく「売電収入」を得ることも考えているでしょう。
ですが「売電収入は欲しいけど、売るほど発電できるのかな?」という疑問を抱いている方も多いと思います。
ご安心ください。たとえ蓄電池が無かったとしても売電に回す電力を生み出すことは、十分に可能です。
なぜなら、発電量が消費量を上回る時間帯が必ず発生するからです。
図のオレンジの部分が、発電量が消費量を上回っているところだよ!
引用:関西電力
発電効率は、環境に左右され、天候や太陽光の強さに大きな影響を受けます。
1日のうちで、最も太陽が高い位置にくるのが午前10時~午後3時といわれており、この時間帯は、高い発電量を期待することができます。
発電量が消費量を上回った場合、未消化電力を「余剰電力」といいます。
余剰電力を電力会社が買い取ってくれることで、売電収入を得ることができるのです。
また、発電効率を上げるための工夫や、節電を心掛けることにより、多くの売電収入を期待することができます。
太陽光発電の導入には、多額の費用が発生しますが、売電収入をローンの返済に充てることで、実質ゼロ円で太陽光発電が導入できる可能性があります。
太陽光発電の売電の仕組み
売電には、「余剰売電」と「全量売電」の2種類があります。
- 余剰売電
⇒家庭で消費しきれなかった電力を買い取ってもらう - 全量売電
⇒発電した電力を消費せず、すべて買い取ってもらう
全量売電には、太陽光発電システムの出力が10kW以上という条件があります。
10kWというと、工場や商業施設、メガソーラーなどが該当する、大規模な太陽光発電です。
一般の家庭でこれほど設備を導入することは、非常に難しいことです。
そのため、一般家庭は基本的に余剰売電での契約となります。
固定価格買取制度(FIT)とは
「固定価格買取制度(FIT)」とは、国によって、売電の買取価格が一定期間保障される制度のことです。
つまり10年間は、ずっと同じ金額で電力を買い取ってもらえるんだよ!
10年間を過ぎても、電力会社への売電契約を継続することはできますが、買取価格が大幅に下落するので注意をしてください。
これまでのように、高い売電収入を得ることが難しくなるので、家庭での消費量を増やすなど、電力の使い道を再検討する必要性が出てきます。
また、固定価格買取制度は、初期費用回収の期間短縮を助けるという側面もありますので、ローンを組む際は、10年で完済できるよう計算するといいでしょう。
現在の売電価格
売電価格は、年々少しずつ下がっています。
令和に入ってからの売電価格は、以下のとおり。
年度 売電価格(税込み) 令和4年度 17円/kWh 令和3年度 19円/kWh 令和2年度 21円/kWh 令和元年 24円/kWh 引用:経済産業省公式サイト
げっ!毎年2円ずつ下がっているじゃん!
試しに、令和4年度の年間売電予想価格を計算してみましょう。
今回は、以下の簡易的な計算式を用いてシュミレーションをしてみます。
この計算式に必要な数値を当てはめると、こうなります。
年間で、84,150円の売電収入を得ることができます。
もちろん、地域によって天候や日照時間はことなるので、あくまでも一例だと考えてください。
ちなみに、令和3年度だと年間94,050円となり、その差は9,900円にもなります。
比較すると2円の差って意外に大きいね!
太陽光発電の設置を検討しているなら、少しでも売電単価が高い時にしないと損をしちゃうね!
効率よく売電するには
効率よく売電する方法は、いくつかあります。
ここでは、一般家庭でも始められる3つの方法をご紹介します。
たくさん売電したい人は要チェックだよ!
蓄電池を併用する
皆さんは「ダブル発電」という言葉をご存じでしょうか?
ダブル発電とは、太陽光パネルのような発電システムとは別の発電方法を同時に運用することです。その代表的な機器が「蓄電池」との併用です。
例えば単価の安い夜間帯の電力を蓄電池に貯めておき、日中の時間帯に消費するとします。
そうすると、日中発電した電力はあまり消費されず、余剰電力を多く生み出すことができ、必然的に売電収入が増えていきます。
引用:ピージーエスホーム
また、災害時に電力の供給が止まったとしても、太陽光発電と蓄電池の両方があれば、昼夜を問わず、電気を使うことができます。これは、大きなメリットといえるでしょう。
オール電化住宅にした場合は、ガスの供給が止まっても、電気でお湯を作ることができるのです。
ソーラーカーポートを併用する
「ソーラーカーポート」とは、自宅の駐車スペースに設置できる太陽光発電です。
カーポートの屋根部分がソーラーパネルになっているといえば、イメージしやすいでしょう。
引用:カクイチ
発電システムとしてだけではなく、大切なお車を守る車庫としての役割も果たしています。発電容量によっては、売電収入の増加が十分に期待できます。
まさに一石二鳥だね♬
自宅の屋根が狭い人は、積極的に活用したいね!
節電を心掛ける
基本的な方法として「節電」も有効な手段です。
消費する電力が少なければ、そのぶん売電にまわすことができるからです。
以下に、家庭ですぐに始められる節電方法をまとめました。
- 不要なテレビは消す
- 冷蔵庫の開閉を少なくする
- 日中は照明を消し、夜間の点灯も最小限にする
- 冷房時の室温は28℃を目安にする
- 暖房時の室温は20℃を目安にする
- 寒い時は重ね着をする
- エアコンのフィルターをこまめに掃除する
- 白熱電球をLED電球や電球型蛍光灯に交換する
- 家電製品は省エネモードを活用する
これなら無理なく節電に挑戦できるね!
子供がいる家庭なら、電気の大切さを教えるいい機会になりそう!
太陽光発電システムの発電量を増やすには
発電量を増やす方法ってあるのかな?
もちろんあるよ!
後からでも大丈夫だけど、できれば太陽光発電を設置する段階から検討するのが1番だね!
設置してから後悔しても遅いから、しっかり読んでね!
太陽光パネルを設置する方角を検討する
発電効率を上げるには、太陽光パネルを設置する方角が非常に重要です。
せっかくパネルを設置しても、十分な光が当たらなければ宝の持ち腐れといえるでしょう。
では、どの方角がベストなのでしょうか。すばり、それは南向きです。
引用:新潟おてんとサン
東西南北のうち、最大の発電量を得られるのが南向きだといわれています。
なぜなら、太陽の角度が1日のうちで最も高い位置となる方角が南だからです。
一般的に、家族が団欒するためのリビングスペースは、日当たりの良い南向きに設けられており、屋根も南向きに設計されている場合が多いです。
太陽光パネルを南向きに設置することにより、効率のいい発電が期待できるでしょう。
太陽光ソーラーパネルを設置する角度を検討する
太陽光ソーラーパネルの設置角度は、20~30度が理想だといわれています。
引用:ソーラーサポートセンター
これは地域によって異なり、沖縄は北緯27度なのに対し、北海道は北緯45度と開きがあります。
南の地区ほど傾斜を緩く、北の地区ほど、傾斜を大きくすると発電量が高まります。
太陽光パネルの設置枚数を増やす
思い切って、太陽光パネルを増設するのも1つの方法です。
太陽光パネルの枚数が増えれば、光を受け止める面積が広がるので、発電効率は上昇します。
もちろん、多額の投資費用が発生しますが、将来的なことを考え、必要な投資だと割り切ることも大切です。
ここで注意点ですが、太陽光パネル増設後も出力容量は10kWhを超えないようにしましょう。10kWhを超えてしまうと、売電価格が下がってしまいます。
場合によって大きな損をする可能性もあるので、気をつけてください。
せっかく高いお金を払ったのに、損をしたら元も子もないよね!
太陽光発電の価格の相場
経済産業省のデータによれば、2021年の太陽光発電の設置費用は、1kWhあたり平均28万円となっております。
一般家庭用の太陽光パネル容量は3~5kWhといわれていることから、設置費用は84万円(3kWh)~140万円(5kWh)ほどになるでしょう。
また、定期的なメンテナンスが必要になる場合もあるので、メンテナンス費用がどれくらい掛かるのかも忘れずにチェックしましょう。
施工業者によって費用は変わるから、複数社に見積依頼をしてね!
設置後のアフターケアも気になるよね!
保証期間やメンテナンスパックなども忘れずにチェックしてね♪
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太陽光発電と固定資産税
太陽光発電は、容量によって課税対象となるか決まります。
住宅用の太陽光発電は「固定資産税」の課税対象にはなりません。
ただし、容量が10kWhを超えてしまうと、「家庭用」ではなく、収益を得ることを目的とした「産業用」とみなされ、課税対象となってしまうので注意をしましょう。
また、給与所得がある場合、売電収入が年間で20万円以上となったら確定申告が必要となります。
デメリットも把握しておこう
太陽光発電の導入には、初期費用が高いというデメリットもあります。
なるべく早く投資金額が回収するためにも、必ず複数の施工業者に見積もりを依頼してください。
同じメーカーで、同じ性能の機器であっても、施工業者によってコストは大きく変動します。
商品なら、工事費用や値引き率を優遇してくれる会社のほうが絶対にお得だよね!
ほとんどの会社がローンを用意しているから、事前に返済シュミレーションを依頼しておくと安心だよ!
初期費用をできるだけ抑えて、オフグリッドを目指しましょう。
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太陽光発電だけの生活まとめ
売電収入を得ながら、太陽光発電だけで生活することは十分に可能です。
具体的な方法を以下にまとめました。ぜひご参考にしてください。
どれも大事なことだから、しっかりおさらいしていくよ!
オフグリッド生活への第一歩だよ!
効率よく発電する方法は、以下の3つ。
- 蓄電池を併用する
- ソーラーカーポートを併用する
- 節電を心掛ける
発電量を増やす方法は、以下の3つ。
- 太陽光パネルを設置する方角を検討する
- 太陽光パネルを設置する角度を検討する
- 太陽光パネルの設置枚数を増やす
太陽光発電は、決して安い買い物ではありません。
お住まいの自治体によっては、助成金や補助金が出る場合もありますので、入念な下調べをしたうえでご検討ください。