太陽光発電の設置を検討したとき、気になるのはデメリットだよね!
一般の人は太陽光発電に関する知識なんて持ち合わせていないから、知らず知らずのうちにトラブルに巻き込まれることも多いみたいだよ!悪質な詐欺とかもあるみたい!
そんなの困るよ!トラブルを回避するための方法ってないのかな?
このページでは、太陽光発電のデメリットを解説するとともに、予防・解決策についてもお届けするね!
- デメリットを把握せずに契約してトラブルが続出
- デメリットを知ればトラブルは防げる
- 太陽光発電のデメリット1 初期費用が高い
- 太陽光発電のデメリット2 発電量が天候に左右される
- 太陽光発電のデメリット3 メンテナンスコストが発生する
- 太陽光発電のデメリット4 設置に向いていない家がある
- 太陽光発電のデメリット5 反射光トラブルが発生するリスクがある
- 太陽光発電のデメリット6 業者による施工不良のリスクがある
- 太陽光発電のデメリット7 パワーコンディショナーの設置場所が必要になる
- 太陽光発電のデメリット8 売電ができない可能性がある
- 太陽光発電のデメリット9 詐欺に合う可能性がある
- 太陽光発電のデメリット10 確定申告と固定資産税が必要になる場合がある
- 太陽光発電デメリット&解決策まとめ
デメリットを把握せずに契約してトラブルが続出
太陽光発電は、風力発電や水力発電と同様に、再生可能エネルギーとして、地球や家計に優しいといったメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
太陽光発電の仕組み
引用:ミライフ
太陽光発電が、一般家庭にも導入され始めた2007年頃から、PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、数多くのトラブル相談が寄せられました。
2012年度には相談件数が過去最悪を更新し、国民生活センターがホームページで太陽光の訪問販売への注意喚起を行う異常事態に。
インターネットが普及し、太陽光発電に関する知識を手軽に得ることが可能となった現在では、相談件数は減少していますが、ゼロになったわけではありません。
以下の表は、経済産業省資源エネルギー庁が、毎年出している資料「太陽光発電に関するトラブルにご注意ください」を基に作成したものです。※2020年、2021年は未発表。
太陽光発電導入件数(住宅用) ソーラーシステムに関する相談件数 割合 2010年 187,664 2,697 1.43% 2011年 235,817 3,935 1.66% 2012年 276,051 4,463 1.61% 2013年 288,117 4,746 1.64% 2014年 206,921 4,370 2.11% 2015年 178,536 3,362 1.88% 2016年 160,917 2,866 1.78% 2017年 133,012 2,925 2.19% 2018年 146,640 2,930 1.99% 2019年 152,130 2,420 1.59%
確かにピークを越えてからは減少しているけど、まだまだ相談件数は多いね!
毎年、これだけの人が太陽光発電に関するトラブルに悩まされているなんて、全然知らなかったよ!
実際のトラブル相談の内容は、以下のとおりです。
契約・解約 販売方法 価格・料金 接客対応 品質・機能 安全・衛生 2015年 2,272 2,240 753 484 359 82 2016年 1,889 1,894 619 443 337 73 2017年 1,937 1,845 568 447 308 65 2018年 1,955 1,838 548 451 304 87 2019年 1,556 1,585 381 385 242 48
デメリットを知ればトラブルは防げる
こういったトラブルに陥る原因には、2つの種類があります。
- 太陽光発電の基礎知識がなく、自ら招いた場合
- 悪質な業者につけこまれた場合
どちらの場合も、太陽光発電に関する基礎知識やデメリットを把握していれば防ぐことができた可能性が高いと言えます。
事前に太陽光発電のデメリットを知っておくことで、無用なトラブルを避けるだけでなく、その解決策を準備しておくことができます。
備えあれば患いなしだよ!
ここからは、実際のデメリットと解決策を紹介していくね!
太陽光発電のデメリット1 初期費用が高い
世界中で再生可能エネルギーを普及させる動きもあり、太陽光発電の需要は高まっています。
それに伴い、太陽光発電システムや蓄電池の価格は、以前と比較すれば下がってきていますが、それでも数十万~数百万の費用が必要です。
家庭用太陽光発電の相場は、1kWあたり20万~30万円が相場といわれております(一般家庭には4.5kWの太陽光発電が必要)。
あくまで一例ですが、具体的な初期費用の内訳は、以下のとおりです。
設置費用 初期費用額(1kWあたり) パネル費 20万円 架台費 2万円 パワーコンディショナー費 5万円 工事費 7万円 その他 3千円 引用:経済産業省公式サイト
上記の金額に、値引きや補助金を適用すると、1kWあたり20万~30万円という数値が算出されます。
仮に、一般家庭の平均といわれる、4.5kWの太陽光発電を設置した場合、1kWあたり30万円であるなら、135万円の費用が必要になる計算です。
- 30万円(1kW)x4.5kW(一般家庭の平均値)=135万円
ちなみに、蓄電池の設置費用の相場は、容量によって異なりますが、平均で80万~200万円といわれています。
太陽光発電との併用を検討した場合、初期費用が更に高額となるので注意をしてください。
高いね!そんなお金を一括でなんて払えないよ!
そんな時のために、多くの施工業者では「ソーラーローン」を用意しているんだよ!
初期費用が高い解決策1 ソーラーローンを活用する
ソーラーローンとは、太陽光発電や蓄電池を導入する際に受けられる融資のことです。
引用:タイナビNEXT
通常、銀行などから融資を受ける場合、返済期間が長くなれば金利も高くなっていきます。
ところが、ソーラーローンは、10年~15年と長めの返済期間を設けても、比較的に低金利で融資を受けることができるのです。
また、頭金がゼロ円であっても融資を受けられるのは、大きなメリットといえるでしょう。
ソーラーローンには、一般の融資と同じように「固定金利」と「変動金利」があります。
引用:新生銀行
- 固定金利 → 金利が一定なので返済額が変わらない
- 変動金利 → 金利が変動し返済額が変わる
どちらにも一長一短がありますので、ソーラーローンを利用する際は、よく検討しましょう。
初期費用が高い解決策2 地方自治体の補助金を利用する
補助金制度は、一般家庭による太陽光発電の普及に一役買っています。
現在、国から出る補助金制度は終了していますが、多くの都道府県や地方自治体が、独自の補助金を交付しているので安心してください。
引用:ソーラーパートナーズ
補助金制度は、都道府県・市区町村の2段階で受けられる仕組みとなっています。
交付金額や条件は、住んでいる地域によって違うから事前に確認してね!
受付件数に上限がある場合もあるから、要注意だよ!
申請方法がやや複雑ですが、補助金申請代行も行ってくれる施工業者も多いです。
見積もりを依頼する際に、あわせて確認をしていくといいでしょう。
初期費用が高い解決策3 複数の施工業者に見積依頼をする
太陽光発電の設置を検討する際、複数の施工業者に見積もり依頼をするのは必須です。
なぜなら、同じ商品であっても、施工業者によって販売価格や工事費用が、大きく異なってくるからです。
極端なケースですと、設置するパネルのメーカー・数・性能が全く同じあるにも関わらず、最高値と最安値の間に数十万円の開きがある場合もあります。
相場より高額な契約条件を提示してくる業者もいますので、適正価格を把握する意味もこめて、複数の見積もりを取ってください。
どうせなら一番安いとろがいいね!
安さをウリに粗悪な工事をする業者もいるから注意してね!
\Amazonギフト券200円分プレゼント/
太陽光発電のデメリット2 発電量が天候に左右される
太陽光発電システムは、太陽光があることを前提として設置します。
なぜなら、太陽光をソーラーパネルで受けることにより、初めて家庭で電力を生み出すことができるからです。
そのため、雨や曇りの日が続いてしまうと発電量は大幅に落ちてしまい、その性能を生かすことができません。
引用:中部電力
まさに、宝の持ち腐れ状態といえるでしょう。
せっかく設置したのに電気が作れないとかヒドイよ!
そんなトラブルを回避する方法もしっかり用意しているよ!
天候問題の解決策1 事前に発電シュミレーションを依頼する
太陽光発電は、確かに天候に大きな影響を受けます。
ですが、発電量が完全にゼロになる日は、ほぼないと言ってもいいでしょう。
太陽光発電は、晴れの日の発電量と比較して、曇りの日は40~60%、雨の日は5~20%の発電が可能だといわれています。
引用:株式会社ティー・ワイ
つまり、太陽光が直接パネルに当たらなくても、雲などに反射してくる弱い光であっても充電が可能なのです。
それを踏まえて、事前に施工業者に発電シュミレーションを依頼しましょう。
大まかな発電量が把握できれば、消費量だけでなく、売電収入の予測も立てやすくなります。
電力の買取価格は、固定価格買取制度(FIT)によって、10年間は同じ金額が保証されます。
シュミレーションで算出された発電量を、現在の売電価格に当てはめることにより、ソーラーローンの返済プランも、無理のない範囲で組むことができます。
\Amazonギフト券200円分プレゼント/
天候問題の解決策2 発電量を上げるための工夫を検討する
工夫次第では、発電量を上昇させることができます。
一般家庭でも導入しやすい方法として、以下の2つがあります。
- 太陽光パネルを設置する方角を南向きにする
- 太陽光パネルの設置角度を20~30度にする
太陽光パネルを設置する方角や角度を調節するだけで、発電量の向上が期待できます。
太陽の角度が、1日のうちで最も高い位置となる方角が南だといわれています。
あらかじめパネルを南向きに設置することにより、最大の発電量を得られるという訳です。
引用:太陽光ポータル
また、地域によって異なりますが、太陽光パネルの理想設置角度は20~30度といわれています。
引用:ソーラーサポートセンター
傾斜角によっても発電量に差が出ますので、お住まいの地域の理想角度を事前に調べておくといいでしょう。
太陽光発電のデメリット3 メンテナンスコストが発生する
太陽光発電も電気機器である以上、メンテナンスは必要です。
太陽光パネルは、自宅の屋根に設置するため、日常的に自分の目で点検することが難しいです。
そのため、天災や人災による被害にあっても気づかずに放置してしまい、結果的に発電効率が大きく低下してしまうといったトラブルに見舞われる可能性もあります。
引用:エコでんち
雨や埃による汚れでも発電量は低下するみたいだよ!
太陽光システムは、精密な装置や部品を使っているから、壊れる前に点検することが大切だね!
太陽光発電の点検時期に明確な決まりはありませんが、資源エネルギー庁の資料によると、4年に1度の点検が推奨されています。
メンテナンスコストの解決策1 売電収入の一部を積み立てておく
冷蔵庫やエアコンなどの電化製品と同様に、太陽光発電も急に故障することがあります。
ですが、定期的なメンテナンスでそのリスクを回避できるのなら、多少の費用は安いものではありませんか?
事前にメンテナンス費用が必要だと分かっているなら、日々の売電収入の一部を積み立てておくのは、非常に賢いといえるでしょう。
いつ何があっても対応できるよう、少額であっても、毎月積み立てる習慣を持ってください。
塵も積もれば山となるってやつだよ!
太陽光発電のデメリット4 設置に向いていない家がある
ご自分の家が太陽光発電を設置するのに適しているのか、考えたことはありますか?
そもそも太陽光発電は、どんな家であっても、そのパフォーマンスをフルに発揮できるというわけではありません。
家の構造や周辺環境を考慮せずに設置した結果、まったく発電ができなかったというトラブル相談は、未だに後を絶たない状況です。
太陽光発電の導入を検討する際は、自宅の設計や周辺環境を入念に調査する必要があります。
設置に向いていない家の解決策1 屋根の方角を確認する
先にもお伝えしましたが、太陽光パネルを設置するのは、南向きがベストです。
なぜなら、太陽が1日のうちで最も高い位置となる方角が南だといわれており、効率の良い発電が期待できるからです。
引用:太陽光ポータル
そのため、屋根が太陽の位置に面した南向きの設計であれば、最大の発電効率を得ることができます。
逆に、屋根の方角が北側の設計だと、南向きの発電量を100とした場合、北側は60程度の発電量にまで落ちてしまうので注意が必要です。
設置に向いていない家の解決策2 屋根のデザインを確認する
屋根のデザインによっても、発電効率は変わってきます。
屋根の形状は様々で、近年は、太陽光発電を設置することを前提としたデザインも増えています。
そのなかで、太陽光発電の設置に最も適しているといわれているのが「片流れ屋根」です。
片流れ屋根は、片側から一方向だけに勾配がある形を指します。
引用:PR TIMES
一面の面積が広く、太陽光パネルの枚数を多く設置できるので、効率のよい発電を期待することができます。
屋根の向きが南向きなら言うことなしだね♬
逆に、デザインを重視して、パネルの設置面積の少ない屋根は、太陽光発電には不向きだといえるでしょう。
これで屋根の方角が北側だったら、目も当てられない状況となります。
屋根の方角のデザインは要チェックだよ!
設置に向いていない家の解決策3 周辺環境を確認する
太陽光発電の設置で失敗しないためには、周辺環境を確認することも重要です。
周辺に背の高い木や建物があると、屋根に影ができてしまい、太陽光を遮ってしまいます。
引用:現役商社マンの太陽光投資
いくら方角や屋根のデザインに気を配っても、パネルに太陽光が届かなくては本末転倒です。
事前に障害となるものがないか、しっかり確認をしましょう。
太陽光発電のデメリット5 反射光トラブルが発生するリスクがある
実は、太陽光発電には「反射光トラブル」というものがあります。
太陽光パネルが受けた光が反射し、近隣の住居などに反射した光が差し込んでしまうことで、住人に眩しさや熱さというストレスを与えてしまうことです。
引用:環境ビジネスオンライン
もちろん、意図的にやっている訳ではありませんが、実際にこういったクレームから、裁判訴訟に発展したケースもあります。
反射した光がどこに行くかなんて、自分では気づけなくない?
全く意図しないうちに誰かに迷惑をかけているかと思うと、心苦しいね!
反射光の解決策2 屋根の北面に太陽光発電を設置するのは避けよう
反射光トラブルを防ぐには、北側に面した屋根には太陽光パネルを設置しないことが重要です。
通常、太陽光パネルは日当たりの良い南側に設置します。そうすると、パネルが受けた光は南の空に反射され、反射光トラブルは起きにくくなります。
ですが、北側に太陽光パネルを設置した場合、太陽の位置や高度によっては、反射した光が地上に向かい、近隣の住宅に差し込んでしまう可能性があります。
引用:タイナビNEXT
無用なトラブルを避けるためにも、太陽光パネルを設置する方角はしっかり検討してね!
反射光トラブルで裁判沙汰になったケースもあるからね!
太陽光発電のデメリット6 業者による施工不良のリスクがある
業者による施工不良で最も多いのが、太陽光パネル設置後の雨漏りです。
架台などの金具を設置する際に、業者が誤って屋根に穴をあけるといったケースは後を絶ちません。
引用:街の屋根やさん
ここで問題となるのが、雨漏りの原因が本当に施工不良によるものか、立証することが難しいことです。
業者に「穴は初めからあいていた」と主張されれば、こちらとしては確かめる術がありません。
そんなのヒドイよ!泣き寝入りするしかないじゃん!
トラブルを回避するためには、契約の段階できちんと保障内容を確認しておくことが大切だよ!
施工不良の解決策1 契約時に施工業者の保障内容を確認する
通常、太陽光パネルやパワーコンディショナーには、10年~15年の保障期間がついていますが、業者によっては、施工に関する修繕保障をつけてくれるところもあります。
太陽光発電設置後に、万が一、雨漏りなどのトラブルが発生した場合は、無料で修理をしてくれるので、必ず確認しておくようにしましょう。
施工不良の解決策2 慎重に施工業者を選ぶ
基本的な対策として、施工依頼をする業者は慎重に選ぶ必要があります。
太陽光発電には、多額の初期費用が発生することから、こちらとしては少しでも導入コストを抑えたいという気持ちがあります。
悪徳な業者は、その隙を巧みについてきます。
金額の安さをばかりをアピールしてくる会社は、要注意です。
確かな技術を持っているのか確認をすることは難しいですが、保障内容をしっかり確認し、万が一の時は誠実に対応をしてくれそうか見極めましょう。
「安さには裏がある」と思うくらいの用心深さも必要だよ!
太陽光発電のデメリット7 パワーコンディショナーの設置場所が必要になる
太陽光発電を導入する際は、太陽光パネルだけでなく、パワーコンディショナーという機器を設置する必要があります。
パワーコンディショナーとは、発電システムで発生する直電力を交流電流に変換した上で、消費や売電に適した、安定した出力に整える装置です。
引用:CHANGE
つまり、太陽光発電には必須の機器となります。
パワーコンディショナーって、案外大きいんだよね!
設置場所に困るケースも多いみたいだよ!
パワコン設置場所の解決策1 事前に業者に設置場所を確認してもらう
パワーコンディショナーの設置場所は「屋内」と「屋外」を選ぶことができます。
ですが、原則として、配電盤の近くに設置するのが推奨されています。
なぜなら、屋外に設置した場合、配電盤までのケーブルが長くなってしまい、電圧抑制が発生するリスクがあるからです。
配電盤は洗面所や台所などの水回りに設置されていることが多いので、事前に施工業者に設置場所の確認をしてもらうと安心でしょう。
室内のインテリアとの調和も大切だよね!
太陽光発電のデメリット8 売電ができない可能性がある
売電は、発電した電力を家庭で消費しきれなかった「余剰電力」を、電力会社に買い取ってもらう仕組みで成り立っています。
引用:ミライフ
ですが、状況によっては、この売電の仕組みが成り立たない場合があります。
売電不可の解決策1 出力制限が起きる可能を考慮する
太陽光発電には「出力制限」というものがあります。
これは、電気が需要以上に発電されてしまった場合、電力会社が太陽光発電設備等の電力系統への接続を制限することです。
つまり、太陽光発電で発電した電力を、一時的に電力会社に流れないよう止めてしまうのです。
せっかく発電したのに、何でそんなことするのさ!
実は、電気も需要と供給で成り立っています。
発電量が消費量を上回り供給過多になれば、バランスを崩した電力の流れが発電所にダメージを与えたり、場合によって逆流してしまい、大規模な停電トラブルを招く危険性もあります。
このような事情から、電力会社は常に需要と供給のバランスを保つ必要があります。
出力制限には細かなルールがあって住んでいる地域によって異なるから、事前に確認してね!
売電不可の解決策2 10年後の電力の使い道を検討しておく
固定価格買取制度(FIT)は、契約年から10年で終了します。
その後も売電を続けることはできますが、買取単価は大幅に下落します。
そのため、安い金額で電気を売るくらいなら、家庭での消費量を増やしたしたほうが、結果的に得をするケースもあります。
日中消費する電力を全て発電で賄い、夜間は安い単価の電力を購入すれば、家計にはかなり優しいといえるでしょう。
FIT後の電力活用法は、消費をメインに考えるといいかも!
電気代も抑えられるしね!
太陽光発電のデメリット9 詐欺に合う可能性がある
太陽光発電が普及するに伴い、それを利用する詐欺被害も増加しています。
その最もたる例が、相場より高い値段で契約をさせられたというケースです。
太陽光発電の導入を検討した切っ掛けとして、最も多いのは業者による訪問販売です。
彼等は、こちらが太陽光発電の知識を持ち合わせていないことを知っています。
- 「うちが業界最安値ですよ」
- 「今ならモニター価格で導入できます」
- 「パネル代は無料です」
このような甘い言葉は、要注意です。
商品代は無料と言いながら、工事費や、その他の雑費で高額な費用を請求してくる悪質なケースもあります。
人を騙してお金を儲けるなんて最低だよ!
詐欺被害の解決策1 相場価格と比較する
訪問販売などで太陽光発電に興味を持った場合、すぐに契約をせず、必ず相場を調べましょう。
一般の方は、相場の価格など知る由もないので、悪徳業者はここぞとばかりに高額な費用を吹っかけてきます。
インターネットでも調べられますが、複数の業者に見積依頼をするのが最も確実です。
適正価格を知るだけでなく、誠実な施工業者に出会う切っ掛けにもなりますからね。
\Amazonギフト券200円分プレゼント/
詐欺被害の解決策2 保証期間やメンテナンスパックの確認をする
金額や対応に問題がなくとも、契約内容に見落としが発生しては意味がありません。
特に「保障内容」と「メンテナンス」に関してはしつこいくらいに確認したほうがいいです。
太陽光パネルやパワーコンディショナーには寿命があり、通常は、10年~15年の保証期間がつきますが、悪徳業者はこれらをつけていないことがあります。
引用:遊休地バンク
その場合、もし途中でこれらの機器が故障した場合、全て実費で修理や交換をしなければなりません。
想像しただけでも恐ろしい金額になりそうだね!
また、適当な工事による施工不良の可能性も考慮し、修繕保障や各種メンテナンス保障も忘れずに確認してください。
太陽光発電のデメリット10 確定申告と固定資産税が必要になる場合がある
確定申告と固定資産税が発生するケースを解説していきます。
知らない方も多いと思うので、しっかり読んでください。
税金関係の解決策1 年間売電収入が20万円以下なら確定申告は不要
会社員の場合は、年間の売電収入が20万円を超えると確定申告が必要になります。
一般家庭の発電容量は10kW未満が殆どなので、あまり超えることはありませんが、売電の他に副業などされている方は、そちらの金額も合わせて20万円となりますので注意してください。
税金関係の解決策2 屋根材一体型の太陽光発電は課税対象となる
太陽光発電の固定資産税は、設備容量によって課税対象となるか決まります。
- 住宅用 → 発電容量10kW未満
- 産業用 → 発電容量10kW以上
固定資産税の対象となるのは、産業用です。
ですが、住居用であっても、10kWを超える太陽光発電を設置してしまうと営利目的とみなされ、課税対象となるので注意してください。
また、新築住宅などで太陽光パネルが屋根と一体型であれば、パネルが住宅の一部だとみなされ、固定資産税が発生してしまいます。
そんなの全然知らなかったよ!
これも事前に確認したほうがいいね!
太陽光発電デメリット&解決策まとめ
ここまで、太陽光発電のデメリットと解決策を解説してきました。
デメリットを事前に把握しておくことにより、事前に様々な対策を練ることができます。
太陽光発電に関するトラブルは、依然として後を絶ちませんが、これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。