自宅に太陽光発電を設置する人が増えているよね!
月々の電気代が抑えられるのは、やっぱり魅力的だよね♬
じゃあさ、例えば4人家族の一家が太陽光発電を設置する場合、何kWの設備が必要なのかな?
具体的なkW数から、太陽光発電設備の維持費まで、みんなが気になる情報をお届けするね!
4人家族で何kWの太陽光発電設備が必要か
結論からお伝えすると、4人家族の理想的な太陽光発電設備容量は、4.5~5kWと言われています。
なぜ、4人家族には4.5~5kWが最適なのかというと、それは4人家族が消費する平均電力を完全に賄える容量が4.5~5kWだからです。
電気料金から消費電力を計算
総務省統計局の家計調査によると、2020年の4人家族の平均電気料金は、1ヶ月あたり11,788円、年間で141,456円となっています。
この年間の電気料金を消費電力に換算してみましょう。今回は「東京電力」の1kWhあたり26円という電気料金プランを使用します。
参考:東京電力
必要電力の計算方法
141,456(年間料金) ÷ 26(1kWhあたりの電気料金) = 5,454kWh(年間消費電力) |
4人家族だと、年間5454kWhの電力を使うってことだよ♪
太陽光発電の出力1kWあたりの年間発電量は、およそ1000kWhですので、4人家族の年間消費電力5454kWhを賄うためには、約4.5~5kWの発電設備が必要とななる計算です。
電力は「売る」より「消費」する時代へ
太陽光発電設備の設置を検討されている方の中には、発電した電力を自家消費するよりも「売電」に回して、より多くの収入を得ようと考えている方も多いと思います。
ですが、今や電力は「売る」より「消費」することがスタンダードとなりつつあります。
「固定価格買取制度(FIT)」が終了すると、売電単価は大きく落ちてしまいます。
少ない単価で電力を売却するよりも、全て自家消費に回すことで、月々の電気代を大きく抑えることが可能となるのです。
電力会社から電力を買わなければエコに繋がるし、地球にも優しいよね♬
太陽光発電の初期費用に掛かる金額は?
経済産業省資源エネルギー庁は、2021年の太陽光発電新規導入価格を、1kWあたり平均28万円だと発表しています。
この金額を発電容量4.5~5kWに当てはめると、約126万~140万円という計算になります。
げっ!やっぱり高いね!
昔に比べると安くなったとは言え、簡単に買える金額ではないね!
ご安心ください。ここからは、初期費用回収のポイントを解説していきます。
太陽光発電の初期費用回収のポイント
太陽光発電の初期費用回収のポイントは、以下の4つです。
- 固定価格買取制度(FIT)を活用する
- 年間売電額をシュミレーションする
- 現在の売電単価
- 地方自治体の補助金を活用する
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
固定価格買取制度(FIT)を活用する
「固定価格買取制度(FIT)」とは、一定期間同じ金額で、電力会社に電力を買い取ってもらえる制度のことです。
10kW未満の太陽光発電設備は「家庭用」に分類されるんだよ!
「家庭用」の太陽光発電設備は、10年間同じ金額で電力を買い取ってもらえるからね♬
FITの一番のメリットは、売電単価が高いことです。
引用:みんなの太陽光発電
上の表は「家庭用」の太陽光発電設備の、売電単価推移です。
見てもらうと分かるように、FIT適用後の売電単価は、2012年の1kWhあたり42円がピークとなっています。
残念ながら、売電単価は年々減少していますが、現時点では、まだ高値で電力を売却することができます。
FITは、太陽光発電初期費用の回収を助ける側面を持っているので、上手に活用すれば、10年間で元を取ることは十分に可能です。
年間売電額をシュミレーションする
太陽光発電設備を購入する際は、ほとんどの方がローンを組むことになると思います。
先に述べた、FITを上手に活用すれば、月々の返済額を売電収入で賄うことが可能です。
その際に重要となるのは、事前に「年間売電額」をシュミレーションすることです。
年間の売電収入額が事前に分かっていれば、ローンの返済プランを検討する際に役立ちます。
年間売電額は、以下の計算式で導き出すことができます。
年間予想発電量=年間平均日射量×損失係数×太陽光発電システム容量×365÷標準日射強度
売電収入でローンが返済できるようにプランを検討してね!
太陽光発電の価格や工事費用は業者によって異なるから、複数の見積もり依頼は必須だよ!
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現在の売電単価
先に述べたように、売電単価は年々下落しています。
令和になってからの売電単価は、以下のとおりです。
年度 売電単価(税込み) 令和元年 24円 / kWh 令和2年度 21円 / kWh 令和3年度 19円 / kWh 令和4年度 17円 / kWh
ピークの頃と比較すると、だいぶ下落しているね!
毎年2円ずつ下落しているから、太陽光発電を設置するなら急いだほうがいいかもね!
地方自治体の補助金を活用する
ここまで効率良くローンを返済する方法を解説しましたが、元の購入資金を増やすのも重要です。
そこで、太陽光発電の導入に関する補助金についてご紹介します。
残念ながら国の補助金は廃止となっておりますが、各地方自治体で独自の補助金を出しておりますので安心してください。
引用:ソーラーパートナーズ
1例として、東京都品川区「太陽光発電・蓄電池設置助成事業(令和4年度)」をご紹介します。
太陽光発電システム助成金額 3万円 / kW(1件あたり上限9万円) 予算総額 315万円 ※1kWあたり3万円を助成します。
最大で9万円の補助金を申請できるんだよ♬
予算額には上限があるから、早い者勝ちだからね!
ぜひ、お住まいの自治体のホームページを確認してみてください。
太陽光発電に維持費は掛かるのか
ここまで、お得に太陽光発電を設置するための方法を解説してきましたが、太陽光発電にも維持費が掛かることをご存じですか?
太陽光発電って、設置したら放置でいいんじゃないの?
太陽光発電は、基本的には「メンテンナンスフリー」と言われています。
ですが、発電効率の低下を防いだり、太陽光パネルなどの機器が、トラブルなく寿命を迎えるには、ある程度のメンテナンスは必要になってきます。
太陽光発電のメンテナンス費用
太陽光パネルは、汚れや異物が付着することで、発電効率が低下してしまいます。
引用:エコでんち
「野立て」のように、地面に近い位置に太陽光パネルがある場合は、設置者が自分で清掃をすることができますが、自宅の屋根に太陽光パネルが設置してある場合は、専門の業者にメンテナンスを依頼する必要があります。
「野立て」っているのは、下の写真のようなタイプだよ!
引用:石井建築設計事務所
野立てタイプであれば、比較的簡単に清掃ができるので費用は掛かりません。
経費削減のため、中には自分で屋根に上って太陽光パネルを清掃する人もいますが、素人が屋根に上るのは非常に危険なので、絶対に止めてください。
落ちたら命に関わるからね!
また、太陽光パネルの清掃を、専門の業者に頼んだ場合の費用ですが、一般的には、パネル1枚分の料金設定となっており、1枚あたり約1,000円前後です。
清掃頻度としましては、年に数回の清掃が推奨されていますが、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
年に1度、または数年に1度でも大丈夫です。
施工業者によっては、アフターサービスとして、機器のメンテナンスや、清掃を無料で請け負ってくれるところもあるので、必ず複数の業者に見積もりを依頼して、内容を見比べてください。
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太陽光発電の保険代
あまり知られていませんが、太陽光発電は保険に加入することができます。
基本的に、太陽光発電には「出力」と「製品」のメーカー保証がついていますが、自然災害などに備えた保険に入っておくと安心でしょう。
自然災害などで壊れた太陽光発電は、メーカーの保証適用外になることが多いんだよ!
4人家族で何kWの設備が必要か まとめ
ここまで、4人家族で何kWの設備が必要か解説してきました。
まとめると、以下のようになりました。
4人家族なら4.5~5kWの設備が必要
太陽光発電を上手に活用することで、電気代を大幅に抑える、エコな暮らしをすることができるのです。