太陽光発電の電気プランに、おすすめとかあるのかな?
もちろんあるよ!太陽光発電を設置している場合しか契約できない電気プランとかあるから、自分の合ったプランを選ぶことは重要だよ!
そうなんだ!太陽光発電の電気プランのおすすめには、どんなものがあるのかな?
みんなが気になる、太陽光発電の電気プランのおすすめをお届けするね!
太陽光発電の電気プランのおすすめは?
太陽光発電の電気プランでおすすめなのは、夜間割り引きのある料金プランです。
なぜなら、太陽光発電を設置して場合、日中は発電した電力を自家消費することで、電気代を節約することができるからです。
太陽光発電の仕組み
引用:ミライフ
一般的に、自家消費は3割、売電は7割と言われていますので、電気代を抑えながら、売電収入も得ることができます。
なるほど!日中は自分たちで作った電気を使うから、電気を買うのは夜だけなんだね!
それなら、夜得プランで安く電力を買えるほうがお得だよね♬
エコキュートを設置しているなら、お湯を沸かす時間帯を夜間に設定することで電気代を抑えることができますし、蓄電池が設置してあれば、日中に発電した電力だけではなく、夜間帯の安い電力を蓄電池に充電しておくこともできます。
蓄電池の仕組み
引用:GODA
では、どの電力会社のプランが安いのか、2022年5月時点での、太陽光発電にお得な電気プランをご紹介していきます。
具体的には、以下の4つです。
- 東京エナジーパートナー ⇒ スマートライフS
- 九電みらいエナジー ⇒ N(ナイト)プラン
- LoooPでんき ⇒ スマートタイムプラン
- LoooPでんき ⇒ おうちプラン
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
東京電力エナジーパートナー スマートライフS
基本料金(10Aにつき) | 電力量料金(1kWh) / 午前1~6時 |
286.00円 | 17.78円 |
引用:yuta
東京電力エナジーパートナーの「スマートライフS」は、午前1~6時までの電力量料金が17.78円とお得な料金プランで、主に、オール電化住宅にお住まいの方におすすめです。
基本料金は、10~60Aまで選択することができるので、家族構成や、ライフスタイルに合わせてアンペア数を決めることができます。
アンペア(A)数って、重要なの?
もちろん、重要です。アンペア数が少ないと料金は安いですが、1度にたくさんの電力を使うことができないというデメリットがあります。
例えば、4人家族のご家庭が、1番安い10Aの料金プランを契約したとします。
朝の出勤や通学の忙しい時間帯に、エアコン、ドライヤー、電動髭剃り器、電子レンジ、洗濯機、IHクッキングヒーターを同時に使ったら、どうなるでしょうか。
ブレーカーが、落ちて停電してしまいます。
家族が多ければ、電力の消費量も増えてしまうから、どのアンペア数で契約するかは慎重に検討しないとね!
また、スマートライフプランを契約すると、住宅設備修理サービスが無料でついてきます。
これは、IHクッキングヒーターや、エコキュートなど、対象となる機器が故障した際に、最大で50万円までの修理費が無料になるという、オール電化住宅には嬉しいサービスです。
ただし、機器が自然に故障した場合に限るからね!みんなの不注意や、意図的に壊した場合は対象外だから注意してね!
- 夜間帯の電力量料金が安い
- 家族構成やライフスタイルに合わせて、契約アンペア数を選べる
- 住宅設備修理サービスが無料(最大で50万円)
九電みらいエナジー N(ナイト)プラン
基本料金 | 電力量料金(1kWh) / 23~7時 |
285.19円 | 17.72円 |
引用:九電みらいエナジー
九電みらいエナジーの「N(ナイト)プラン」は、23~7時まで電力量料金が17.72円の料金プランです。
九電みらいエナジーは、再生可能エネルギーの積極的な開発と、導入を目的とし、平成26年7月1日に、九州電力が設立した企業です。
このプランの特徴は、夜間割りの時間が長いことです。23時から電気料金の割引きが受けられるのは、大きなメリットでしょう。
N(ナイト)プランは、夜間だけでなく、昼間の電力量料金と、基本料金も安く設定されていますので、まさに、オール電化住宅向けのプランです。
また、電気代の削減だけでなく、dポイントやマイルなど、ポイントを貯めることのできる料金プランの選択もできます。
公式ホームページでは、東京電力エナジーパートナーのスマートライフプランより安いって公言しているよ!
注意点ですが、N(ナイト)プランを契約するには、エコキュートや、電気温水器等の夜間蓄熱式機器、または、オフピーク蓄熱式電気温水器の設置が必要です。
- 夜間の電力量料金が安い
- 夜間割りの適用時間が長い
- 昼間の電力量料金と基本料金が安い
- ポイントをお得に貯めることができるプランがある
LoooPでんき スマートタイムプラン
基本料金 | 電力量料金(1kWh) / 22~6時 |
0円 | 20.5円 |
引用:新電力比較
LoooPでんきの「スマートタイムプラン」は、先に説明した2社に比べれば、電力量料金は高めですが、基本料金は驚異の0円です。つまり、電力の使用量だけ料金が掛かるということです。
0円は凄いね!おまけに、LoooPでんきは解約金も0円なんだよ!
また、その他の特徴として、スマートタイムプランは、太陽光発電の発電量が多い、春(3~6月)と秋(10~11月)の昼間の電力量料金を安く設定しています。
同じLooPでんきの「ビジネスプラン(東京電力エリア)」と比較すると、10円 / kWhも安いので、その差は明確ですね。
- 基本料金と解約金が0円
- 春(3~6月)と秋(10~11月)の昼間の電力量料金が安い
LoooPでんき おうちプラン
基本料金 | 電力量料金(1kWh) / 東京電力エリア |
0円 | 26.4円 |
引用:新電力比較
LoooPでんきの「おうちプラン」は、電力量料金の夜間割引きはありませんが、アンペア数が高いご家庭におすすめのプランとなっています。
注意点ですが、おうちプランを契約するには、現在契約中の電力会社で従量電灯B(関西電力・中国電力・四国電力は従量電灯A)の契約に切り替えてから、LoooPでんきに申し込まないといけない条件があります。
これを忘れると申し込めないから気をつけてね!
また、LoooPでんきには「LoooPでんき +(プラス) 」というものがあり、ソーラーや、ガスなど新たな価値をプラスすることで、更にお得な割引きサービスを受けることができます。
つまり、電気契約に加えて、ガスなどをセットで契約すると、更に電気代を安くしますよってことだよ♬
具体的には、以下のとおりです。
- ガス割 ⇒ 電力量料金から0.4円値下げ
- ソーラー割(太陽光発電設置済の家庭) ⇒ 電力量料金から1円値下げ
- ソーラー割L(LoooPでんきで太陽光発電を設置) ⇒ソーラー割適用後の電力量料金から更に1円値下げ
- LoooPでんち割( LoooPでんきで蓄電池を設置した場合) ⇒ 電力量料金から3円値下げ
- EV割(LooPでんきを契約中で電気自動車を所有している場合) ⇒ 電力量料金から1円値下げ
ご自宅に太陽光発電を設置しているだけで電力量料金の割引きを受けることができるので、まさに太陽光発電向けの電気プランと言えるでしょう。
- 基本料金と解約金が0円
- セット料金で電力量料金の値引きが適用される
購入と売却は電力会社を分けるのがお得?
皆さんは、電力契約についてこのように考えていませんか?
「〇〇電力で電気の購入をしているから、売電も同じ電力会社じゃなきゃダメなんだよね」
これは、大きな勘違いです。
えっ!どういうことなの!?
電力の購入と契約は、それぞれ別の契約ということです。
つまり、電気の購入は電力単価の安い〇〇電力、売却は買取単価の高い〇〇電力というように、分けて契約をすることができるというわけです。
近年、電力会社を選ぶ際に、従来の大手電力会社に加え、新電力という選択肢が出てきました。
新電力については、後ほど詳しく解説をしますが、大手電力会社と比較して、電力の買取単価が高い場合がありますので、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
電気は安く買って、高く売る!これって商売の基本だよね♬
現在契約中の電力会社を、他社に乗り換える際の注意点ですが、契約解除料が発生など、何らかのペナルティが課せられる可能性があります。
乗り換える前に、必ず契約事項の確認をしてください。
新電力とは
皆さんは、新電力という言葉をご存じでしょうか?
新電力とは、2016年4月に施行された、電力の小売全面自由化に伴い出現した、新規参入の小売り電気事業者のことを指します。
つまり、これまで電気事業に関わってこなかった、旅行会社や、ガス会社などの異業種企業が、満を持して電気事業に参入してきたということです。
東京電力とか関西電力とか、誰もが知っている大手電力会社以外の電気事業者を新電力って認識して大丈夫だよ!
携帯電話事業を思い浮かべると、イメージしやすいんじゃないかな。これまで、ドコモ・au・ソフトバンクの3つのキャリアが事業を独占していたけど、近年、楽天を始めとして、色々な企業が参入しているよね!
新電力を選ぶメリットの1つに、お得なセットプランなどがあります。
例えば、旅行会社と電力契約を結ぶと、旅行代金から最大5,000円割引きなどのキャンペーンがあります。
電気代も最安値を公言している企業も多いので、消費者からすると、より安く、よりお得に電力契約を結ぶことができるわけです。
新電力の特徴は、電気を家庭に届けるまでの過程にあります。
通常、電気が家庭に届けられるには、以下の過程が必要です。
- 発電(電気を作る)
- 送電(電気を送る)
- 小売(電気を販売)
これまでは、大手の電力会社が、発電から小売までを行っていました。
しかし、電力の小売全面自由化に伴い、新電力が電力の小売部分から参入をしてきました。
つまり新電力は、電気を売るだけで、作ったりはしないんだよ!
新電力の中には、自ら電気を作る企業もありますが、多くの場合は、市場取引や、発電所から電力を購入しています。電力を作るには、設備投資などのコストが掛かるので、他社から購入したほうが都合が良いのです。
電気を家庭に届ける送電に関しても、大手電力会社の送配電網を借りているのが現状です。
引用:カナエル
これは携帯電話事業と同じだよね!新規参入の企業は、大手キャリアの回線を借りて営業をしているからね!
また、送配電網を借りるには、託送料金という使用量を支払う必要があります。
太陽光発電の電気プランのおすすめは? まとめ
ここまで、太陽光発電の電力プランのおすすめを解説してきました。
まとめると、以下のようになります。
- 東京エナジーパートナー ⇒ スマートライフS
- 九電みらいエナジー ⇒ N(ナイト)プラン
- LoooPでんき ⇒ スマートタイムプラン
- LoooPでんき ⇒ おうちプラン
上記の料金プランは、オール電化住宅にしないと、逆に電気料金が高くなってしまう可能性があるので、申し込む前に、必ず見積もりをしてください。
また、各社が定期的にキャンペーンを打ち出しているので、今回ご紹介した割引などは終了している可能性があります。必ず、公式のホームページなどで確認をしてください。
近年は、新電力の登場で、選択肢の幅が広がっています。
各社で価格競争を繰り広げてくれるのは、消費者である我々には、非常にメリットが大きいことです。
ぜひ、ご自分にあった電力会社を探してみてください。