PR

シャープが太陽光発電から撤退?ソーラーパネルの修理や保証は?

シャープが太陽光発電撤退 メーカー
ひかり
ひかり

シャープが太陽光発電から撤退って本当?

てんか
てんか

ソーラーパネルの修理や保証はどうなるのか確認していこう!

シャープ太陽光発電の口コミ&評判|利用者のレビューはどう?
シャープの太陽光発電の口コミ&評判を紹介しています。大企業ならではの安心感のほかに、どのようなメリットがあるのか?反対に、どのようなデメリットが目立つのか紹介しています。シャープの太陽光パネルを検討している人はぜひ参考にしてください。
30秒でサクッと見積もり可能
ソーラーパートナーズ

シャープが太陽光発電から撤退?

シャープが太陽光発電から撤退?

2015年の報道では、シャープは価格競争激化で採算が悪化したことを理由に太陽光パネルの生産を停止する方針を発表。

シャープは太陽光パネル事業から撤退し、事業をソーラーフロンティアに売却する方向で調整に入ったという記事も出回り、人々の不安を煽りました。

東京新聞webでも、以下のような記事がありました。

経営再建中のシャープは太陽光パネル事業から撤退し、事業をソーラーフロンティアに売却する方向で調整に入った。

引用:東京新聞web

改めて報道を確認しておきましょう。

太陽光発電事業からの撤退が報道される

液晶パネルの採算性悪化や中国メーカーによる安価な太陽光パネルの出現によって、太陽光パネル事業の収益が悪化。2015年時点では、シャープは太陽光発電事業から撤退する旨の内容が各誌で報道されました。

報道の背景として、中国メーカーの太陽光パネルはシャープよりも1kWあたり約5万〜10万円ほど安く購入できることから、価格競争に敗れてしまったことが最大の理由だとされています。

シャープは国内でもトップクラスの太陽光パネルメーカーですが、中国勢に対抗できず、国内の太陽電池市場は固定価格買い取り制度(FIT)での価格見直しによってピークアウト。撤退後は主力取引行の資本支援を得て、2016年3月期中に構造改革を実行する構えを示していました。

台湾企業に買収されたものの販売・開発は継続か

結果的にシャープは太陽光発電から撤退はせず、台湾企業の鴻海(ホンハイ)に買収されることになりました。

シャープが鴻海に買収される

引用:東京新聞web

鴻海はアジア・ヨーロッパなど海外にも生産拠点があり、電子パーツの製造で受託製造サービスを行う世界最大級の企業。このような世界トップレベルの企業に買収されたのですから、今後もシャープの太陽光発電事業がなくなることは考えにくいと思われます。

実際、シャープの公式サイトでは太陽光発電システムの販売ページもありますので、販売や研究開発は引き続き継続されるものと考えて良いでしょう。

シャープのソーラーパネルの修理や保証はどうなる?

シャープのソーラーパネルの修理や保証はどうなる?

太陽光パネル製品の使用年数は一般家電製品よりもかなり長いため、故障のリスクは常に考えておかなかればなりません。

シャープが鴻海に買収された後も、保証や修理はきちんと継続されていますから安心して良さそうです。公式サイトに記載されている保証や修理について見ていきましょう。

修理

シャープの「まるごと15年保証」に加入しておけば、太陽光発電システムが発電しないといったトラブルが発生した場合でも、手頃な料金で修理が依頼できます。保証期間中であれば、何度でも保証を利用可能です。

保証対象は以下のように発電システムを構成する機器全般となっており、システム容量によって保証金額が変わります。

項目 保証対象機器
15年保証
  • モジュール
  • 架台
  • ケーブル
  • パワコン
  • モニター
  • 電力センサー
  • 接続箱
    など
太陽光発電の保険加入は必要?メーカー保証外のトラブルも解説
太陽光発電にはメーカー保証が付きますが、対象外となる事態も数多く存在します。パネルの飛散で他人に怪我を負わせたり、飛来物の落下で破損したりしても、メーカー保証の対象外となってしまいます。本記事では太陽光発電の保険について、保証内容や選び方などをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

無償&有償保証

太陽電池モジュールの出力値については、10年保証(無償)と15年保証(有償)の2つの制度から選べます。設置したシステム容量に応じて、以下のとおり保証してもらえます。

項目 有償・無償 保証期間 公称最大出力
10年保証 無償 お渡し日~10年 90%
15年保証 有償 お渡し日~10年 90%
11年~15年 85%

出力保証だけでなく、10年間の自然災害補償も付きます。自然災害でパネルが壊れてしまった場合も修繕費用を保証してくれるのは安心ですね。

自動回答や故障診断などのアフターサポートあり

公式サイトでは、太陽光発電システム・蓄電池システム・HEMSの故障診断ナビページがあり、自分でもマニュアルに沿って故障の診断可能です。

アフターサポート画面では、故障診断のエラーコードが細かく一覧表示されるので探しやすく、さらに自動回答の質問チャットがあるので気軽に問い合わせできる点は非常に助かります。

太陽光発電事業から撤退した他メーカーリスト

太陽光発電事業から撤退した他メーカーリスト

2000年頃の太陽光発電事業といえば、シャープ、パナソニック三菱電機の大手メーカー4社で世界シェア50%を占めており、持続可能な再生可能エネルギーとして注目されていました。

しかし、中国が太陽電池モジュールの生産に一気に参入し始めたことがきっかけで、2014年後半頃から産業用の需要に変調の兆しが出始め、国内の太陽光発電メーカーが次々と撤退。

2019年の太陽光発電メーカーの出荷量ランキングのトップ10には、中国メーカーが8社もランクインするなど、中国の太陽光発電市場は急成長する一方で、2021年の日本の世界シェアは約1%に留まっています。撤退を余儀なくされたメーカー3社を見ていきましょう。

ソーラーフロンティア

ソーラーフロンティアのCIS薄膜系太陽電池は、グッドデザイン賞特別賞を受賞するなど他メーカーと比較しても発電量が多い割に安い価格帯が特徴でしたが、2021年に国内生産を完全終了。

その後、中国メーカーによるOEMに切り替えることを発表し、自社製品ではなく競合他社製品を製造することで販売コストを大幅に抑えています。撤退後もアフターサポートなど長期保証は存続する模様です。

ソーラーフロンティアの評判は悪い?口コミの出どころを徹底調査!
ソーラーフロンティアは評判が悪いとまことしやかに囁かれていますが、その評判は本当なのでしょうか。この記事ではソーラーフロンティアの評判を中心に、利用するメリット・デメリットや利用をおすすめできる人・できない人、保証やアフターサービスなどを紹介しています。太陽光発電設備を検討している方は必見です。
ソーラーフロンティアの撤退で保証はどうなる?経営状況を調査
ソーラーフロンティアの撤退により、保証はどうなってしまうのでしょうか。この記事では、ソーラーフロンティアの保証やアフターサービス、経営状況についてまとめています。ソーラーフロンティアの今後の活動についても紹介しています。

東芝

東芝は2010年に太陽光発電システムの事業を開始し、これまでに国内で10万戸以上の販売実績がありましたが、2021年に販売を終了。

東芝の太陽光パネルは「Sシリーズ」と呼ばれる単結晶型シリコンは、日射量の少ない朝や曇天&雨天時にも一定の発電量を確保するなど太陽光の有効利用が強みでした。住宅用の太陽光発電システムの販売と施工には20年以上の実績があっただけに、残念です。

東芝の太陽光発電の評判&口コミ|向いていない人これだ!
ひかり太陽光発電のメーカー選びって、ホント迷うよね~。てんか今回は誰でも知っている東芝の太陽光発電の評判と、向いている人、向いていない人はどんな人かをご紹介するわね♪東芝の太陽光発電の評判&口コミ東芝の太陽光発電の特徴は、変換効率世界No1...

三菱電機

2020年3月、三菱電機は太陽光発電に関連する自社ブランド機器の製造・販売から全面撤退を発表しています。

ただし、自社ブランド機器のアフターサービスについては、今後も継続する方針に変わりはなく、購入時の保証書記載内容に基づき従来通り対応してもらえます。

三菱電機太陽光発電の評判&口コミ|販売・生産から撤退した!?
三菱電機の太陽光発電システムの評判&口コミを紹介します。2020年3月に三菱電機は太陽光発電システムの販売製造から撤退し、今後は京セラとゼロエネルギーハウスなどの提案を行っていくということですが、どのような体制になるのでしょうか?

シャープは太陽光発電から撤退していないが子会社となった

シャープは太陽光発電から撤退していない

シャープは2016年8月、鴻海(ホンハイ)グループに対して約3,888億円の第三者割り当てによる新株式発行を行い、事実上鴻海が筆頭株主となりました。結果的にシャープは太陽光発電から撤退はしなかったものの、シャープは鴻海グループの子会社となったのです。

シャープの太陽光パネルの既存客にとっては、まさに「寝耳に水」状態だったかもしれませんが、保証制度やアフターサポートは引き続き行われ、公式サイトでは引き続き太陽光発電システムの販売も行っていますから、ひとまず安心しましょう。

今後も引き続き、ものづくりを巡る日本社会と世界の動向には注視していきたいところです。

TOP