太陽光パネル設置基準とは?知っておくべき各メーカーの設置基準

基礎知識
カーミラ
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住宅用の太陽光発電を導入する時、屋根に設置する太陽光パネルを選ぶよね。でもね、太陽光パネルを販売している各メーカーは積雪量などの設置基準を設けてるんだ!

セクメト
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だから、太陽光パネルを選ぶときは自分の家の屋根が設置基準を満たしているか確認する必要があるの。

カーミラ
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今回は、太陽光パネル設置基準や主要な各メーカーの設置基準を解説するよ!

セクメト
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そして、太陽光パネルの設置する方位や傾斜も事前に知っておくと良いわよ~。下にリンク貼っておくからそちらもチェックしてね♪

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太陽光パネルの設置基準とは?

実は太陽光パネルには設置条件があります。「財団法人新エネルギー財団住宅用太陽光発電システム施工品質向上委員会」では「住宅用太陽光発電システム設計、施工指針、同指針補足」を作成し、その条件を公表しています。

  • 屋根に要求される耐久性・防水性を満足できること
  • 安全性を確保できる強度を有する設置方式であること
  • 取付け後に予想される荷重に耐えられる強度・構造を持った建物であること
  • 想定風圧荷重は、建物、太陽光発電システムのそれぞれの荷重強度を超えない
  • 南向きの日当たりの良い場所に設置する

太陽光発電のシステムはかなり重たく、屋根が傷んでいる、雨漏りしているなどがあると、お金をかけて太陽光発電システムを設置してもすぐトラブルが生じることも考えられます。

かなり劣化した古い屋根などは太陽光発電を設置後、屋根の一部が破損したり機械が落下することもあるのでとても危ないです。

カーミラ
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これはあくまでも一例だよ!自分の家が南向きじゃないからダメってことではないよ!

セクメト
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そうね!メーカーによっても違いがあるし。

まずは一般的な設置基準をご紹介するわ!

太陽光パネル設置基準1,築年数

太陽光パネルの設置基準を満たしているかは専門業者に依頼すると検査してもらえます。

この検査で問題になりやすいのが築年数。

太陽光パネルを設置する時に、屋根や建物の強度、状態は重要になります。太陽光パネルはかなり重さがありますが、一般的な太陽光パネルの重量は出力が1KWで約100Kgになります。

平均的に日本の住宅には出力で換算すると3KW~5KWのソーラーパネルが設置されています。そうすると、約300Kg~500Kgの重量ということになります。

カーミラ
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ビックリしちゃうほど重たいよね!

セクメト
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だから、これだけの重さに耐えられる屋根であれば、検査に合格する可能性はあるのよ♪

さらに、築年数をチェックする時、1982年以降に建てられた住宅かどうかも判断基準になります。

カーミラ
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1981年6月に建築基準法が改正されて以降は施工の際に新耐震基準が採用されたんだよ!

結果、1982年以降に建てられた家は新しい耐震基準を満たしている場合が多くなります。

そうなると、それ以前に建てられた住宅は現在の耐震基準を満たしていない可能性があり、そのような建物に300~500Kgもの重い太陽光パネルを設置すると、地震の影響で家が倒壊、または一部破損したりする可能性があります。

もしあなたの家の築年数がかなり経過している場合、太陽光発電を導入する前に専門家に自宅の強度をチェックしてもらう必要があります。

太陽光パネル設置基準2,積雪

こちらもかなり重要なチェックポイントになります。

太陽光パネルの設置基準で次に問題になるのが「垂直積雪量」。これは国土交通大臣が定めた基準に基づき特定行政庁(県知事・市長)が規則で定めた各地域での積雪の深さを示す値になります。

セクメト
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太陽光発電システムを販売してる各メーカーは、この垂直積雪量に一定の基準を設けている場合があるのよ!

カーミラ
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でもね、各メーカーによって垂直積雪量の基準がだいぶ違うんだ!

一例を挙げてみるね!

  • シャープ:200㎝未満
  • サンテック:150㎝未満
  • パナソニック:100㎝未満
  • 東芝:99㎝未満
セクメト
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あとで各メーカーの設置基準をご紹介するからもう少し待ってね!

太陽光パネル設置基準3,設置の高さ

こちらのチェックポイントは、設置した太陽光パネルの高さと屋根の大きさのバランスが重要なポイントになります。

屋根の上に太陽光パネルを設置する際は、屋根の面積分すべてにパネルを設置出来るというわけではありません。

太陽光パネルを設置するには、「最低隔離寸法」という数値に合わせてパネルを取り付けなければいけません。

この「最低隔離寸法」は、屋根の外周からどの程度太陽光パネルを離して設置するかを定めた数値で、この数値は太陽光パネルの設置する高さによって決定され、各メーカーも基準を定めています。

カーミラ
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一例を挙げてみるよ!

太陽光パネルを設置する高さの中心が13m以下なら、“屋根の外周より200㎜と除く範囲が設置可能範囲”となります。

この基準を設けているメーカーの商品を使う場合は、屋根の外周より200㎜程度内側に太陽光パネルを設置しなければいけません。

太陽光パネル設置基準4,基準風速とモジュール設置範囲

太陽光パネルは屋外に設置しますので、風雨にいつもさらされる環境にあります。

台風の多い地域では風の影響はかなり大きくなってしまいますので、設置基準の風速はその地域が過去に受けた台風の最大風速に基づき算出されています。

この風速数値は50年に1度の大型台風を想定して算出しており、市町村別に30m/秒~46m/秒までのデータがまとめられています。

先ほどご紹介した「太陽光パネル設置基準3,設置の高さ」でも述べていますが、屋根の面積全てに太陽光パネルを設置出来るわけではありません。

もし屋根から太陽光パネルがはみ出していたりすると、風圧でパネルが飛ばされ屋根が壊れる危険性もあります。

セクメト
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台風の危険性もあるからこれも大事よね!

台風に関しての記事もあるからチェックしてね♪

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各メーカーの太陽光パネル設置基準とは

各メーカーによって太陽光発電システムの設置基準が違います。

屋根の形状や材質、北向きはダメ、屋根の設置工法などなど細かく基準が設けられていますので、事前に調べて設置基準を満たしているかチェックしないと、もし条件を満たしていなかった場合、メーカー保証が受けられなかったリ、雨漏りや耐久性などでトラブルが起きる可能性もありますので注意が必要です。

そのようなトラブルを回避するためには、導入前にしっかりと信頼できる業者などに調査を行ってもらい、正確な見積もり、シミュレーションを出してもらうことが大事になります。

屋根の傾斜もチェックしてもらうとよりベストです。

カーミラ
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では主要各メーカーの設定基準をまとめてみたからチェックしてね!

Panasonic

勾配2.5~10寸(スレート)、2~10寸(金属屋根)
4~10寸(瓦屋根)、2.5~10寸(野地ピタ)
野地板12mm以上の構造用合板
垂木必要
(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高)13m以下(屋根置きタイプ)
11m以下(野地ピタ)
基準風速46m/s以下(屋根置きタイプ)
38m/s以下(野地ピタ)
積雪170cm以下(アンカー方式)
250cm以下(金属屋根方式)
250cm以下(支持瓦方式)
99cm以下(差し込み・スレート工法)
*勾配によっても異なるため注意
60cm以下(野地ピタ)
塩害※エリアにより異なるため注意
1km以上(関東・静岡東部・東北太平洋側)
100m以上(静岡西部・東海・関西太平洋側・四国太平洋側・九州太平洋側)
1km以上(北陸・東北日本海側)
300m以上(山陰・関西日本海側・九州日本海側)
50m(瀬戸内海)
保証モジュール:10年 (公称最大出力81%以下) 周辺機器:10年 (パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:1年
モジュール設置範囲軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上
(屋根置きタイプ)
※建物高さ、風速により異なる 棟・ケラバ・隅棟より400mm以上 (野地ピタ)

 

三洋電機

勾配2~10寸 (屋根材・工法により異なる)
※要施工基準書確認
野地板12mm以上の構造用合板
垂木必要(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高)24m以下(屋根置きタイプ)
13m以下(陸屋根タイプ) (風速・工法により異なる)※要施工基準書確認
基準風速34~46m/s以下(36m/sが基準)
※工法により異なる
積雪170cm以下(アンカー方式)
250cm以下(金属屋根方式)
250cm以下(支持瓦方式)
99cm以下(差し込み・スレート工法)
※勾配によっても異なるため注意
60cm以下(野地ピタ)
塩害1km以上離れていること
保証モジュール:10年
(公称最大出力90%未満)
周辺機器:10年
(パワコン・接続箱)
カラーモニター:2年
モジュール設置範囲軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上
(屋根置きタイプ)
※建物高さ、風速により異なる 棟・ケラバ・隅棟より400mm以上(野地ピタ)

 

東芝

勾配瓦:4~10寸
スレート・金属・瓦棒:3~10寸
野地板12mm以上の構造用合板
垂木必要
高さ(地上高)13m以下
基準風速40m/s以下
積雪70cm以下 (標準施工)
99cm以下(強化施工)
※支持瓦・瓦棒は標準施工OK
130cm以下(多雪施工or条件付)
150cm以下(多雪施工、金属屋根)
塩害300m以上離れていること
保証 モジュール:10年 (公称最大出力90%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:1年
モジュール設置範囲棟:160~470mm以上
ケラバ:250mm以上
軒:250~1170mm以上
※寄棟(ストレート・金属屋根)の場合、隅棟は0cm可能※勾配・軒寸法により異なるため施工基準書要確認

サンテック

勾配3~10寸
野地板9mm以上の構造用合板
支持金具の場合は12mm以上
垂木必要
(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高)10m以下
基準風速36m/s以下
支持瓦(通常施工)支持金具(強化施工)は38m/s以下
積雪75cm以下 (標準施工)
99cm以下(強化施工、ストレート・金属屋根)
150cm以下(支持瓦・強化施工のみ)
60cm以下(陸屋根)
99cm以下(人文字架台・サンテック支給品)
塩害直接波しぶきがかからない距離
(最低でも50m以上)
保証モジュール:25年(公称最大出力80%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・ケーブル)
屋根防水:10年(条件により摘要外あり)
カラーモニター:2年
モジュール設置範囲軒・棟・ケラバ・隅棟より200mm以上

ソーラーフロンティア

勾配瓦:4~10寸
スレート:3~10寸
金属横葺:3~10寸
瓦棒:2~10寸
※7.5~10寸は急勾配施工
※その他細かく条件あり
野地板12mm以上の構造用合板
(コンパネ不可)
垂木必要(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高)10m以下
基準風速38m/s以下
積雪50cm以下(標準施工)
50~100cm以下(標準or補強施工)
100~140cm以下(多雪地域施工)
※屋根材によりさらに細かく条件あり
塩害直接波しぶきがかからない距離 (瓦・スレート)
海岸線より500m以上
北海道・東北の日本海側は7km以上
(その他の屋根材)
保証モジュール:20年(公称最大出力80%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・昇圧器)
カラーモニター:2年
モジュール設置範囲(スレートの場合)
棟:200mm以上、ケラバ:400mm以上
隅棟:100mm以上、軒:400mm以上
(瓦の場合)
棟:300mm以上、ケラバ:400mm以上
隅棟:100mm以上、軒:400mm以上
※施工基準書要確認

シャープ

勾配3寸~10寸
(2寸以下はメーカーに要相談)
野地板12mm以上の構造用合板
(9mm以下要問合せ)
垂木工法による(条件付きで小幅板OK)
高さ(地上高)地上13m以下
(設置高さ地上8m要確認)
基準風速40m/s以下
(40m/s地域要確認)
積雪勾配と積雪量により判断
屋根勾配標準架台の最深積雪量積雪対応架台の最深積雪量
3寸60cm160cm
4寸65cm165cm
5寸70cm170cm
6寸70cm180cm
7寸75cm190cm
8寸80cm205cm
9寸90cm220cm
10寸95cm240cm
塩害直接波しぶきがかからない距離
(基本的には500m以上。
それ以下の場合は要相談)
保証モジュール:10年(公称最大出力の90%未満)
周辺機器:10年(パワコン・接続箱・架台)
カラーモニター:10年
モジュール設置範囲ケラバ
スレート300mm300mm400mm
300mm300mm400mm
設置位置が8mを超える場合要確認

太陽光パネル設置基準 まとめ

カーミラ
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太陽光発電を導入する時には自分の家や周辺の環境などをチェックして、信頼のおける業者と相談することが大切だよ!

自分の家の状態が設置基準を満たしているかどうか、業者(専門家)などに相談して判断してもらうことが大事になってきますが、業者(専門家)によっても精度が違ってきます。

人間なのでそれは仕方ないですが、悪意を持っている人もいますので、信頼できる業者選びも重要となります。

大雑把でいい加減な現地見積もりを出したり、不適正な判断や数値を出したり、発電量のシミュレーション結果も本当は低いのに高く見積もりを出したり、設置基準を満たさないメーカーの太陽光パネルを導入してメーカー保証が受けられなくなったり、雨漏りしたりなどなど、色々と気を付けなければいけません。

セクメト
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でも信頼できる業者さんってどうやって判断していいかわからないわよね。

あくまで一例だけど業者選びのポイントをご紹介しておくわ!

見極めポイント

  • 色んな質問や疑問などに的確に即答できる
  • 直感で不快感を覚えることなく、お客様を大切にしていると感じる

 

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あくまで一例だけど、これは最低でもこれを満たしていないとダメ~って感じだよ!

 

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