太陽光パネルって、中古でも売っているのかな?
もちろん、売っているよ!近頃は、中古のソーラーパネルは需要が高いんだよ!
そうなんだね!全然知らなかったよ!もちろん、お値段も手頃なんだよね?
中古の太陽光パネルの価格相場や選ぶ際の注意点など、みんなが気になる情報をお届けするね!
太陽光パネルの中古相場は?
結論からお伝えしますと、太陽光パネルの中古相場は、新品の10分の1程度だと言われています。
型式や経年劣化によって価格は変動しますが、インターネットのオークションサイトには、約1~10万円ほどの商品が多数出品されています。
キャンピングカーや、ベランダに設置する300W程度の太陽光パネルであれば、1万円以下で購入することも可能です。
オークションサイトに、最新モデルの太陽光パネルが、中古価格で出品されていることは少ないので、ほとんどは数年前の古いモデルだと思ってください。
要するに、使い込まれた型落ちのモデルってことだよ!
また、住宅展示場や、大型電気店で、展示に使用された太陽光パネルが、展示品のため〇〇%オフ、といった形で販売されているケースもあります。
こういった商品は、展示こそされていますが、実際に電力を発電させていたわけではないので、発電効率の低下が少なく、お買い得品です。
確かにお得だけど、こういった商品に出会えるかは、完全に運任せだよね!
太陽光パネルの中古品はどこで購入するのか
中古の太陽光パネルは、以下のような場所で購入することができます。
- オークションサイト
- フリマサイト
- リサイクルショップ
- 太陽光パネル専門店
- 住宅展示場や大型電気店
インターネットで買うか、お店で買うかってことだね!
価格の安いお値打ち品を見つけたいなら、インターネットを利用して購入することをオススメします。
オークションサイトであれば、入札のタイミングとライバルの数次第で、高性能のパネルを低価格で落札できる可能性があります。
フリマサイトの場合は、入札者が商品の価値を知らず、適正価格より安い価格で出品しているもケースがあります。
これは、正にお宝と呼ぶに相応しい商品です。
専門的な知識がなきゃ、太陽光パネルの適正価格なんて知らないもんね!
また、配送ではなく、商品を指定された場所まで取りに行くから、その分の値引きを交渉することで、さらに安く太陽光パネルを手に入れることが可能な場合もあります。
デメリットとしては、実際に商品を見ることができないので、記載された内容よりも状態が悪かったり、出品者が嘘の情報を記載しているといった詐欺被害に遭うケースがあるということです。
引用:特選街web
価格が安過ぎる太陽光パネルは要注意かも!安さの裏には何かあるって、疑うのも大事だよ!
リサイクルショップや、太陽光パネル専門店では、不要になった太陽光パネルの買取を積極的に行っているため、商品のラインナップは豊富です。
一方で、インターネットと比べて価格が高くなってしまうというデメリットがありますが、以下のようなメリットもあります。
- 自分の目で現物を確かめることができる
- 店員から商品の詳しい説明を聞くことができる
- さらに値引き交渉に応じてくれる可能性がある
- 店舗特有のアフターサービスが付いてくる場合がある
わおっ!こうやって見ると、お店で買うメリットって多いね!
店頭で新品の太陽光パネルを購入する場合、インターネットで見えない相手と取引するよりも安心感があるのは間違いありません。
太陽光パネルをインターネットで購入するのも店舗で購入するのも、どちらにも一長一短があります。
ご自分の懐具合と相談して決めるのがいいでしょう。
\Amazonギフト券200円分プレゼント/
中古の太陽光パネルを購入するときの注意点
中古の太陽光パネルを購入する際の注意点は、以下のとおりです。
- 経年劣化により発電量が低下している
- メーカー保証が受けられない
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
経年劣化により発電量が低下している
太陽光パネルも電気機器である以上、経年劣化を防ぐことはできません。
経年劣化のよる発電量の低下は、以下のようになっています。今回は、一般社団法人太陽光発電協会と、太陽電池モジュール各社の出力保証範囲のデータを載せておきます。
一般社団法人太陽光発電協会 | 太陽電池モジュール各社の出力保証範囲 |
0.27% / 年 | 0.5~1% / 年 |
参考:平成19年度 住宅用太陽光発電システム価格及び発電電力量等について(新エネルギー財団)
使用開始日から10年経過した太陽光パネルなら、2.7%~10%も発電量が低下している計算になるね!
保存状態や劣化具合によっては、さらに発電量が低下している可能性もあります。
発電効率は、太陽光パネル選びには重要な要素です。最大の発電効率を望むなら、新品の太陽光パネルを買ったほうが間違いないでしょう。
メーカー保証が受けられない
太陽光パネルのメーカー保証には、以下のようなものがあります。
- 出力保証
- 製品保証
- 周辺機器保証
- 自然災害保証
どれも太陽光パネルを購入する際に欠かすことのできない保証ですが、中古の太陽光パネルの場合は、これらの保証を受けることができません。
万が一、太陽光パネルに何らかのトラブルが発生した場合、全て自費により、修理や交換をする必要があります。
メーカーとしては、太陽光パネルを買ってくれた本人にしか、保証を提供できないんだよ!
中古の太陽光パネルだけあって故障が心配だから、せめて製品保証や、周辺機器保証は欲しいところだよね!
ですが、先に述べたとおり、リサイクルショップや、太陽光パネル専門店で購入をした場合、店舗独自のアフターサービスが付いてくる可能性があります。
中古の太陽光パネルをお店で購入する際は、そのあたりをしっかり確認してみてください。
太陽光発電つきの中古物件とは
中古住宅を購入する際、以前の家主が設置した太陽光発電が、そのまま残っているケースがあります。
そんなことがあるの!?他人が設置した太陽光発電って、そのまま継続して使ってもいいのかな?
そのまま利用いただいて大丈夫ですが、住宅の購入者からすれば、古い太陽光発電は取り外して、新しい太陽光発電を設置するか悩むところでしょう。
そこで、太陽光発電つきの中古住宅を購入するメリットをご紹介します。
これから中古住宅の購入を検討している人は、要チェックだよ!
太陽光発電つきの中古物件のメリット
太陽光発電つき中古物件のメリットは、以下のとおりです。
- 過去の高いFITで売電ができる
- 発電実績がある
- 設置と連携が済んでいる
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
過去の高いFIT単価で売電ができる
固定価格買取制度(FIT)とは、国が定めた一定期間は、固定の価格で電力を買い取ってもらえる制度です。
10kW未満の家庭用の太陽光発電の場合は、設置日から10年間、FITを適用することができます。
つまり、購入した中古物件に設置されている太陽光発電が10年以内であれば、設置された年度のFIT価格で、売電を行うことができます。
これは、非常に大きなメリットです。
現在の売電単価は、以下のとおり。
年度 売電単価(税込み) 令和4年度 17円 / kWh 令和3年度 19円 / kWh 令和2年度 21円 / kWh 令和元年 24円 / kWh
2円ずつ下がっているみたいだけど、その差はそんなに大きいのかな?
たとえ2円と言えども大きな差です。
試しに、一般家庭の理想と言われる4.5kWの太陽光発電を、令和4年度と、令和元年の売電単価で、年間売電金額をシュミレーションしてみましょう。
シュミレーションには、以下の簡易的な計算式を用います
こちらの計算式に、必要な数値を当てはめていくと、以下のようになります。
- 17円(令和4年度の売電単価) × 4.5 (太陽光発電の容量) × 1,100 = 84,150円
- 24円(令和元年の売電単価) × 4.5(太陽光発電の容量) × 1,100 = 118,800円
その差は、年間で34,650円にもなります。
凄い金額差だね!これなら、確かに太陽光発電つきの中古物件にはメリットがあるよ!
注意点としては、残りのFIT適用期間が、どのくらい残されているかです。残り期間が1年など短期間の場合は、あまりメリットがありません。
発電実績がある
事前に販売実績を知ることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
通常、太陽光パネルを設置する際は、日射量や方位、角度を計算して、年間の発電量を予測します。
ですが、あくまでもデータに基づいた予測であり、実際の発電量とは多少の誤差が出てしまうものです。
太陽光発電つきの中古物件の場合、不動産会社に依頼することで過去の発電データを知ることができます。
でもさ、発電データなんて保存してあるのかな?
不動産会社としても、太陽光発電の実績というのは、中古物件を売るうえで大きなアピールポイントになりますので、保存してあるケースが多いです。
また、発電量を知ることのできるモニターが設置されている場合は、モニターを操作することで、発電データだけなく、様々な情報を得ることができます。
設置と系統連系が済んでいる
太陽光発電つきの中古物件であれば、設置はもちろんのこと、系統連系が済んでいるのは助かります。
系統連系とは、自宅の太陽光発電システムと、電力会社の電力系統を接続することです。
系統連系をすることで、電力会社から電気を買うだけじゃなく、自宅の太陽光発電システムで発電した電力を売ることができるんだよ!
つまり、電力の通り道を作ってあげるってことだよ!
系統連系には時間が掛かります。運が悪ければ、契約から工事まで数ヶ月を要することもあります。
家を購入して、すぐに売電が行えるのは、願ったり叶ったりでしょう。
太陽光パネルの中古相場 まとめ
ここまで、太陽光パネルの中古相場を解説してきました。
まとめると、以下のようになります。
太陽光パネルの中古相場
- 価格相場は新品の10分の1
- インターネットオークションサイトでは、約1~10万円ほどで出品されている
- 300W程度なら1万円以下で購入できる
太陽光パネルの中古品はどこで購入するのか
- オークションサイト
- フリマサイト
- リサイクルショップ
- 太陽光パネル専門店
- 住宅展示場や大型電気店
太陽光発電つき中古物件のメリット
- 過去の高いFITで売電ができる
- 発電実績がある
- 設置と連携が済んでいる
太陽光パネルの中古市場は、年々拡大しています。
ぜひ、ご自分の希望にあった品を探してみてください。