太陽光発電のコストパフォーマンスって、どうなのかな?
太陽光発電の導入を検討している人は、気になる疑問だよね!
だって、せっかく高い費用を支払って設置したのに、コスパが悪いと意味ないじゃん!損したり後悔するのは嫌だよ!
太陽発電のコストパフォーマンスは良いのか、具体的なコストの内訳を交えながら解説していくね!
太陽光発電のコストパフォーマンスは良い?
結論からお伝えしますと、太陽光発電のコストパフォーマンスは良いです。
なぜなら、FITやFIPを活用することで、初期投資に掛かる費用を回収することができ、その後は、継続的に売電収入などの利益を生み出してくれるからです。
- FIT(固定価格買取制度) ⇒ 電力の買取単価を一定期間固定してくれる
- FIP ⇒ 電力の買取価格は流動的だが、買取価格にプレミアム(補助額)が上乗せされる
一般的に住宅用太陽光発電の場合は、自家消費3割、売電7割と言われていますので、売電収入は必ず生まれます。
太陽光発電を導入する際、ほとんどの人はローンを組むことになるんだけど、FITやFIPで得た売電収入を上手くローンの返済に充てれば、実質ゼロ円で太陽光発電を導入することも可能だよ♬
ローンの返済さえ終わってしまえば、そこからは、太陽光発電が生み出す利益は、全部自分の懐に入ってくるからね!
太陽光発電システムは長期運用が可能
太陽光パネルの寿命は20~30年と長く、長期の運用が可能です。
メンテンナンス費用などを差し引いても、コストパフォーマンスは十分に良いと言えるでしょう。
ただし、運用後には、太陽光パネルの処分に費用がかかることを忘れてはいけません。
住宅用と産業用を選択することで無駄なく発電できる
太陽光発電には、住宅用と産業用の2種類があります。
- 住宅用 ⇒ 発電出力10kW未満
- 産業用 ⇒ 発電出力10kW以上
引用:タイナビNEXT
太陽光発電の種類が違えばFITの適用期間も変わり、住宅用なら10年間、産業用なら20年間、固定された買取単価で電力を買い取ってもらうことができます。
売電方法も異なり、住宅用は余剰買取。産業用は、全量買取制度が適用できます。
余剰買取が発電したけど消費し切れなかった余りの電力を売電することに対し、全量買取は発電した電力を全て売電することができるから利益が大きいのが特徴だよ♬
産業用の太陽光発電は、長期的な運用ができるのにリスクが少ないことから、サラリーマンにも人気の投資方法です。
ここで注意点ですが、2020年度から、発電出力が10~50kW未満の太陽光発電には、全量買取が適用されなくなりました。つまり住宅用と同じ、余剰買取が適用されることになるのです。
全量買取制度を利用したい場合は、発電出力が50kW以上の太陽光発電を設置する必要があります。
全量買取制度が、産業用太陽光発電の最大の目玉だったのに!発電出力が50kW以上だと、かなりの規模だよ!土地だって、相当広い面積じゃないと設置は無理だよ!
たくさんの売電収入を得られるってことで個人投資家にも人気だったんだけど、今後は、個人で産業用の太陽光発電を運用する人は減っていくかもしれないね!
これから投資目的で10~50kWの太陽光発電の設置を検討されている方は、余剰買取では利益を出すのが難しいので、やめたほうがいいでしょう。
また、太陽光発電の売電価格は、年々下落しています。
太陽光発電設備の初期費用が安くなってきている
経済産業省資源エネルギー庁は、2021年度の太陽光発電新規設置価格を、平均28万円 / kWhと発表しています。
これは2020年より0.4万円 / kWh(1.3%)、2019年より1.3万円 / kWh(4.3%)減少した数値です。
太陽光発電の初期費用が安くなることで、更に導入のハードルが低くなり、コストパフォーマンスは向上するでしょう。
太陽光発電の導入費用は、平均で100万円以上するけど、企業によっては、値引き交渉に応じてくれるよ!
まずは初期費用にどのくらい掛かるのか調べてみよう!
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太陽光発電の3つの発電コスト
発電コストとは、新たな太陽光発電設備を建設・運転した際にかかる費用を、1kWhあたりで計算した数値のことです。
太陽光発電の発電コストを大まかに分けると、以下の3つになります。
- 資本金
- 運転維持費
- 政策経費
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
※具体的に記された数値は、経済産業省によって発表された、2030年の発電コスト数値です。
資本金
資本金には、1kWhあたり7.3円の発電コストが発生し、具体的な内訳は、以下のとおりです。
- 建設費 ⇒ 6.6円 / kWh
- 固定資産税 ⇒ 0.6円 / kWh
- 破棄費用 ⇒ 0.2円 / kWh
比較すると、やっぱり建設費が占める割合が大きいね!工事費って高いし、ソーラーパネルだけじゃなくて、パワーコンディショナーや、架台の費用も含まれるからね!
うっかり忘れがちだけど、太陽光発電にも寿命があるから、破棄費用の積立は大切だよ!
運転維持費
運転維持費には、合計で1kWhあたり3.2円の発電コストが発生します。
具体的な内訳は、以下のとおりです。
- 人件費
- 修繕費
- 諸費
- 業務分担費
有料だけど、太陽光発電システムにはメンテナンスも大切だよ!
ソーラーパネルが汚れていると発電量が落ちるし、定期的に点検をすることで、機器の故障を防ぐことができるからね!
引用:エコでんち
太陽光パネルの破損や、周辺機器の故障を想定して、修繕費もしっかり考えておいてね!メーカー保証や保険には期限があるからさ!
また、住宅用は、屋根に太陽光パネルが設置してあるので難しいですが、産業用の太陽光発電であれば、自分でソーラーパネルを拭いたり、周辺の草むしりをすることで、メンテンナンス費用の節約をすることができます。
政策経費
政策経費には、1kWhあたり0.7円の発電コストが発生します。
具体的な内訳は、以下のとおりです。
- IRR相当政策経費 ⇒ 0.6円 / kWh
- 予算関連政策経費 ⇒ 0.1円 / kWh
IRRっていうのは内部収益とも呼ばれて、投資に対して期待される利益のことだよ!
電源別の発電コストを比較してみよう
それでは、電源別の発電コストを比較してみましょう。
下の表は、経済産業省が2021年7月12日に開いた、総合資源エネルギー調査会の発表内容をまとめたものです。
太陽光(事業用・住宅)という項目の金額と、他の電源発電コストを見比べながらご覧ください。
電源名 | 2020年発電コスト試算 | 2030年発電コスト試算 |
---|---|---|
石炭火力 | 12円台後半 | 13円台後半~22円台前半 |
LNG火力 | 10円台後半 | 10円台後半~14円台前半 |
原子力 | 11円台後半 | 11円台後半 |
石油火力 | 26円台後半 | 24円台後半~27円台後半 |
陸上風力 | 19円台後半 | 9円台後半~17円台前半 |
洋上風力 | 30円台前半 | 26円台前半 |
太陽光(事業用) | 12円台後半 | 8円台前半~11円台後半 |
太陽光(住宅) | 17円台後半 | 9円台後半~14円台前半 |
小水力 | 25円台前半 | 25円台前半 |
中水力 | 10円台後半 | 10円台後半 |
地熱 | 16円台後半 | 16円台後半 |
バイオマス(混焼) | 13円台前半 | 14円台後半~22円台後半 |
バイオマス(専焼) | 29円台後半 | 29円台後半 |
ガスコジェネ | 9円台前半~10円台後半 | 9円台後半~10円台後半 |
石油コジェネ | 19円台後半~24円台前半 | 21円台前半~25円台後半 |
表を見ると、確かに太陽光の発電コストが一番安いね♬
2020年の段階では太陽光より安い発電コストもあるけど、これからどんどん安くなっていくってことだね!
発電コストが安い = 初期費用も安くなると考えていただいて大丈夫ですので、今後、太陽光発電の導入ハードルは、更に低くなることが予想されます。
まずは、現段階の初期費用を調べてみましょう。
見積もりシュミレーションを使えば、手軽に太陽光発電の初期費用を知ることができるので、積極的に活用してください。
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太陽光発電を設置する4つのメリット
太陽光発電を設置するメリットは、以下の4つです。
- 電気代の削減
- 売電収入を得られる
- 自然災害対策
- 地球環境に優しい
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
電気代の削減
太陽光発電を設置することで、電気代を削減することができます。
その理由は、太陽光発電で発電した電力は、自家消費することができるからです。
太陽光発電の仕組み
引用:ミライフ
家庭で使う電気を、自家発電で賄うことができれば、電力会社から電力を購入する量が減り、結果的に、電気代の削減に繋がるというわけです。
また、蓄電池を導入することで、日中だけではなく、夜間も発電した電力を消費することができます。
太陽光発電には、発電した電力を蓄電する機能がありません。
だから、太陽光発電で生み出した電力は、自家消費と、売電の2パターンしか使い道がなかったんだよ!
蓄電池は、そのデメリットを補うことができるのです。
蓄電池を設置しておけば、日中に発電した電力を充電しておき、夜間帯に取り出して使うことができます。これにより、電気代を大きく削減することが可能となります。
蓄電池の仕組み
引用:GODA
夜間に消費する電力も自家発電で賄えれば、電力会社から電気を買う必要がないもんね♬
新たなに蓄電池の導入費用は掛かるけど、十分に元は取れるからね!
メーカーや施工業者によっては、太陽光発電と同時に、蓄電池を導入することで、お得なセット割りなどのキャンペーンを実施していることがあるので、ぜひ、チェックしてみてください。
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売電収入を得られる
太陽光発電を設置することで、売電収入を得ることができます。
発電した電力は、消費電力と、余剰電力に分けられます。
余剰電力っていうのは、発電したけど消費し切れなかった電力のことだよ!
引用:坊ちゃん電力
よく「余るほど電気を発電できるものなの?」という疑問を耳にしますが、余剰電力は、雨や雪の日でなければ、必ず生まれます。
日中は、仕事や学校などで、家を空けているご家庭が多く、その時間帯は、消費電力が少ないので、必然的に余剰電力が発生するのです。
太陽光パネルの方位や、角度を調整することで、発電量の底上げが可能となり、より多くの余剰電力を生み出すことが可能となります。
余剰電力が増えれば、その分売電収入が増えるから嬉しいね♬
また、蓄電池を導入することで、更に売電収入を増やすことも可能です。
電力の会社の料金プランには、お得な夜間割りというものがあります。夜間帯の安い電力を購入して蓄電池に貯めておけば、日中に取り出して使うことができるのです。
わかった!昼間に消費する電気を、全て夜間の安い電力で賄えれば、発電した電力は全て売電に回すことができるんだね!
蓄電池は、年々設置費用が下落しています。地方自治体の補助金制度などを活用することで、予想よりも、安く導入できることもあるので、まずは、初期費用にどのくらい掛かるのか見積もりシュミレーションをしてみてください。
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自然災害対策
太陽光発電が設置してあれば、災害時にも電気を使うことが可能となります。
近年、日本は数々の自然災害に見舞われてきましたが、電気が使えない不便さを訴える声は、頻繁に聞こえてきました。
夜は蝋燭や懐中電灯で明かりを確保している光景を、ニュースで見たことあるよ!きっと心細い思いをしただろうね!
災害時に電気が使えるだけで、精神的な負担が軽くなるのは間違いありません。
また、蓄電池を設置すれば、昼間だけでなく、夜も発電した電力を使うことができます。
引用:省エネドットコム
さらに、エコキュートを設置することで、電気でお湯を沸かすことができますし、タンク内の水を取り出して、非常用水をして使うこともできます。
引用:中国電力
万が一の備えとして、太陽光発電と、蓄電池を導入しておけば、非常に心強いと言えるでしょう。
まずは、どのくらいの費用が必要か、見積もりシュミレーションを活用して調べてみてください。
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地球環境に優しい
太陽光発電は、地球環境に優しい再生可能エネルギーとして、注目を集めています。
再生可能エネルギーを大まかに分けると、以下のようになります。
- 太陽光
- 風力
- 地熱
- 中小水力
- バイオマス
出典:しらかわソーラーパネル
この中で、太陽光に関しては、日本でも普及が急がれています。
太陽光は、再生可能エネルギーでも個人でも導入することが可能だからね!みんなで地球を守っていこう♬
また、日本は資源の乏しい国でありますが、エネルギー供給のうち、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料が、8割を占めています。
そのほとんどを海外からの輸入に頼っているというから驚きですね。
エネルギーの自給率を上げるためにも、太陽光発電の普及が急がれているというわけです。
現在は国からの補助制度というのは終了していますが、状況に応じて再開する可能性もあるので期待したいですね。
太陽光発電のコストパフォーマンス まとめ
ここまで、太陽光発電のコストパフォーマンスについて解説をしてきました。
結論は、太陽光発電のコストパフォーマンスは良いというものでした。
理由としては、以下のようなことが挙げられます。
- FITやFIPを活用することで初期費用の回収ができる
- 太陽光発電の導入コストが年々下落している
太陽光発電のコストパフォーマンスは、初期費用を回収してからが真価を発揮します。
使える制度は、上手に活用するようにしてください。