近頃、太陽光発電を副業にするサラリーマンが増えてるよ!
設置さえしてしまえば、後はほとんど手放しで運営できるから副業にピッタリだよね♪
でもさ、具体的にどうやって始めたらいいのかな?
このページでは、初心者の人がゼロから始められるように、太陽光発電投資を副業で始めるノウハウをお届けするね♬
太陽光発電投資の基礎知識
太陽光発電は、資金がなくても手軽に始められる投資法として人気があります。
ローリスクなうえに、安定した売電収入を得られることがウリですが、何の知識も持たずに手を出すのは、いささか不用心です。
引用:スマエネ
初心者の方が、太陽光発電投資で失敗しないための、基礎知識を解説していきます。
太陽光発電は副業になるのか
太陽光発電投資は副業になるのか、心配する人は多いと思います。
働き方改革が進んでいる現在も、就業規則で副業を禁止している企業がほとんどです。
規則を破れば、それ相応の処罰を受けることになり、公務員法で副業の禁止が定められている公務員の方からすれば、もしバレるようなことになれば死活問題でしょう。
結論からお伝えしますと、太陽光発電投資は副業にあたります。
なぜなら、投資目的で始める太陽光発電は「産業用」だからです。
太陽光発電には、以下の2つがあり、産業用は副業に該当するのです。
引用:タイナビNEXT
- 住居用 → 発電容量10kW未満
- 産業用 → 発電容量10kW以上
居住用の太陽光発電は副業には該当しない
一般家庭の太陽光発電は、10kW未満である「住居用」がほとんどです。
発電した電力は家庭で消費し、あくまで使い切れなかった余剰電力を、電力会社に買い取ってもらう「余剰売電」が適用されているだけなので、営利目的ではありません。
言い換えれば、再生可能エネルギーを積極的に取り入れたエコ活の一環なのです。
産業用の太陽光発電は副業に該当する
産業用の太陽光発電には、発電した電力を全て売る「全量売電」が適用されます。
つまり、最初から電力を売ることで利益を得る、営利目的だと認識されるのです。
規模が大きくなるほど利益が増し、50kWを超える太陽光発電を設置する場合は、設備の監督者として、電気主任技術者を選任しなければならなくなります。
人を雇うようなことになったら、立派な事業になっちゃうね!
この場合、太陽光発電で得た利益は「事業所得」扱いとなり、自分で事業を始めたとみなされ、副業と認識されます。
しかし、先にも述べたように、働き方改革の一環として、副業や兼業を推進する動きが活発化してきています。
事前に会社に確認と報告をすることで、副業が認められるケースが増え、公務員の場合でも、上司の許可を得れば、投資など一部の事業に関しては、副業が許されるケースもあります。
このくらいなら大丈夫だろう、と自己判断はせず、必ず勤務先の就労規則を確認してね!
太陽光発電の土地は慎重に選ぶ
太陽光発電投資は、土地を選ぶところから始まります。
なぜなら、自分の好きな場所に好き勝手に設置できる訳ではないからです。
「地目」が農地となっている土地には、太陽光発電を設置することができないことをご存じですか?
「地目」っていうのは、その土地をどんな用途で使うのかを示す区分のことだよ!
地目が農地の場合は、農業以外の用途でその土地を使用することができないの💦
地目が農地である場合、太陽光発電を設置することができません。
どうしても農地に設置したい場合、申請をすることにより、地目の変更は可能です(宅地や駐車場に変更することも可能)。
これを「農地転用」と言います。
引用:ホームズ
農地転用の申請先は、以下のとおりです。
- 居住する市町村内の農地を申請する場合 → 農業委員会
- 居住地以外の農地を申請する場合 → 農地がある都道府県知事
電力を生み出すからには、日射量の多い土地を選ぶことが大前提となりますが、そもそも太陽光発電の設置が許可された土地なのか、事前にしっかりリサーチしましょう。
太陽光発電の現地を視察する
土地の候補が決まりましたら、必ず現地に足を運び、自分の目で確かめましょう。
太陽光発電には、設置に適した土地というものがあります。
その具体的なポイントは、以下の4つです。
- 日射量
- 土地の整地
- 電柱が近くにあるか
- 自然災害が起きる頻度
自分が住む家にしたって、実物を見ないで契約を決めることはないよね!
太陽光発電も家を選ぶのと同じように、必ず自分の目でチェックしてね
日射量を確認する
太陽光発電は、天候の影響を大きく受けます。
せっかく適当な土地を見つけても、日射量が少なければ効率の良い発電は行えません。
日射量は、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)で調べることができます。
引用:NEDO
候補の土地を見つけたら、必ずNEDOで日射量をチェックしてください。
日射量が判明すれば、年間の発電量の予測が立てやすくなります。
また、実際に現地に足を運ぶのは、周囲に大きな樹や背の高い建物がないか確認する意味もあります。
こういった障害物は、太陽光パネルに影を作ってしまい、発電量の低下に繋がってしまいます。
電信柱の影により発電量が減少しているソーラーパネルの例
引用:日経BP
土地の整地が必要か確認する
日射量に問題がなければ、次は土地の状態を確認しましょう。
投資用の太陽光パネルの設置は、土地に架台を取り付け、その上にパネルを設置する「野立て」タイプが多いです。
引用:アムニモ
そのため、地面に傾斜や凹凸があると、架台を安定した状態で取り付けるため、地面の整地を行わなければなりません。
当然多額の費用が発生するので、土地選びの段階で、平らな場所を探しておくのがベストです。
電柱が近くにあるか確認する
投資目的で太陽光発電を設置するなら、ある程度広い土地を選ぶ必要があります。
都市部から離れた土地であれば、比較的に安価で広い場所を確保することができますが、安さに目が眩むと、思わぬ落とし穴にはまるかもしれません。
実際に現地を視察した際は、必ずその土地に電柱が立てられているか確認してください。
なぜなら、電柱がなければ売電ができないからです。
発電した電力は、送電しなければ電力会社に買い取ってもらうことができないのです。
引用:スマエネ
送電するためには、電線や電柱が必要なので、その土地に設置されていない場合、自己負担で、新たに電線と電柱を設置する必要があります。
設置費用は電力会社によって違うから、事前にチェックしてね。
場所によっては、100万円以上の負担を負うことになるからね!
自然災害が起きる頻度を確認する
太陽光発電投資で、最も運に左右されるリスクに「自然災害」があります。
ここ数年、各地で大規模な震災や台風が発生し、太陽光発電の投資家にも、少なくないダメージを与えています。
メガソーラーのパネルが台風で飛ばされた事故事例
引用:JAPAN UPDATE
日本は、もともと自然災害の多い国なので、こういった可能性も考慮し、事前に対策を立てる必要があります。
でもさ、自然災害なんて予測できるものなの?
自然災害の対策として、ハザードマップの利用を推奨します。
ハザードマップは、災害の到来を予測できる訳ではありませんが、実際に災害に見舞われたとき、どの程度の範囲で、どれだけの被害を受けるといった予測図を閲覧することができます。
引用:ALSOK
候補となる土地が、過去に自然災害に見舞われたことがあるのか、また、どの程度の被害を被ったのかを調べることにより、その土地に太陽光発電を設置するか、否かを判断する材料となります。
また、自然災害への対策として、保険に入っておくというのも1つの方法です。
一言で災害といっても、台風や地震、津波などいろいろあるからね!
災害の種類によっては保険の適用外もあるから、しっかり調べてね!
賃貸か売買か検討する
土地探しをするうえで「賃貸」か「売買」で悩む人も多いでしょう。
どちらにも一長一短がありますが、最も大きい違いは、固定資産税の有無でしょう。
- 賃貸 → 固定資産税が発生しない
- 売買 → 固定資産税が発生する
賃貸の場合は、自分の所有ではないので固定資産税が発生しません。
その代わり、他人の土地を借り受けている訳ですから、月々の賃貸料が発生します。
一方で、売買であれば固定資産税が発生しますが、賃貸料は掛かりません。
結局、どっちを選ぶのが得なのかな?
結論をお伝えしますと、正解はありません。どちらにもメリットデメリットがあります。
以下に、大まかな違いをまとめました。
賃貸 | 売買 | |
---|---|---|
固定資産税 | 発生しない | 発生する |
賃貸料 | 発生する | 発生しない |
融資 | 受けられないことがある | 受けやすい |
設備撤去費用 | 賃貸料に含まれている (業者によって異なる) | 発生する |
20年後 | 更新可能か地主と要相談 | 運営継続でも売却でも可 |
後ほど詳しく解説しますが、産業用の太陽光発電に関しては、固定価格買取制度(FIT)が20年適用されます。
20年後に売電単価が下がったタイミングで、設備運営を止めるのか、継続するのか決断を迫られる場面がやってきます。
その際、地主によっては、賃貸契約の更新に応じてくれない場合があります。
自分が所有する土地だったら、そんな心配はいらないね。
所有の土地であっても、あまりに辺境の地である場合は、太陽光発電の運営を止めても、土地が売却できない可能性があります。
所有であるからには固定資産税が発生するので、使い道のない土地に対して、税金を払い続けなければならないリスクが発生します。
そんなの、お金をドブに捨てているようなものじゃん!
また、運営を止めた場合の設備撤去費用は、賃貸であれば、月々の賃貸料に含まれているケースが多いです。
売電収入の一部を徴取するケースもあるので、事前に契約する業者に確認をしておきましょう。
太陽光発電の発電シュミレーションをする
太陽光発電には、高額な初期費用が発生します。
事前に発電シュミレーションを行い、年間の売電収入を予測することで、導入コストが回収できるかどうかを判断します。
具体的には、以下の計算式に、必要な数値を当てはめていきます。
試しに、候補地の年間平均日射量が15、太陽光発電システム容量を20だと仮定して、計算してみましょう。
- 年間予想発電量=15×0.75×20×365÷1=82125
年間で82125kWhが発電できる計算となります。
※損失係数は、太陽光発電システム容量や土地環境に大きな影響を受けるので一概には言えませんが、平均で0.75程度だと言われています
※標準日射強度は、1で固定
事前に発電量が予測できれば、売電収入によるローン返済プランも立てやすくなるね!
固定価格買取制度(FIT)とは
固定期間買取制度(FIT)は、一定の期間内は、電力会社が同じ売電単価で電力を買い取ってくれるというものです。
一般家庭の住居に設置する「住居用」の太陽光発電は、システム容量が10kW未満なら、余剰売電契約となり、10年間同じ売電単価で電力を売ることができます。
一方で営利目的である「産業用」の太陽光発電は、固定価格買取期間が20年と長いことが特徴です。
産業用となれば、容量が10kW以上の大規模な太陽光システムとなります。
引用:タイナビNEXT
初期費用も高額となりますので、できるだけ早く導入コストを回収できるよう検討してください。
初期費用はローンになることがほとんだから、20年で返済できるプランを組んでね!
現在の売電単価
固定期間買取制度(FIT)の価格は、毎年下落しています。
現在の売電単価は、以下のとおりです。
年度 250kW以上(入札制度適用区分) 50kW以上250kW未満 10kW以上50kW未満 2022年度 入札制度によって決定(一定規模以上) 10円(50kW以上入札対象未満) 11円 2021年度 入札制度によって決定(第8回11円、第9回10.75円、第10回10.5円、第11回10.25円) 11円 12円 2020年度 入札制度によって決定(第6回12円、第7回11.5円) 12円 13円
毎年、約1円下がっているんだね!
産業用みたいに発電量が多いと、1円の差は意外と大きいよ!
また、20年という期間を終えた場合、電力会社が電力を買い取る義務がなくなるので、売電自体ができなくなる可能性もあります。
買取を継続してくれる電力会社もありますが、売電単価は更に下落するので注意してください!
太陽光発電の施工会社をリサーチする
太陽光発電は、資金のないサラリーマンでも参入しやすい、ローリスクな投資法と言われていますが、必ずしも全ての人が太陽光発電投資に関する知識を持っているわけではありません。
産業用、住宅用は問わず、太陽光発電に関する詐欺被害は、後を絶たないのが実情です。
最も多い被害は、やはり「価格」によるものです。
- 「うちが一番安いですよ」
- 「どこの業者でもこれくらいしますよ」
- 「初期費用以外にお金は1円もかかりませんよ」
こちらが素人なのをいいことに、平気で嘘を吐き、相場よりも高額な料金で契約を迫ってきます。
呼吸をするように嘘を吐く人っていうのは、まさにこんなタイプだね!
投資には勢いも大切ですが、まずは一旦冷静になり、提示された金額や、契約内容が適正なものなのか調べましょう。
今の時代、インターネットを駆使すれば、大抵のことは調べられます。
自社のホームページを持っている業者なら、ぜひアクセスしてみましょう。
実際に工事を依頼した人の、口コミなどが見られるかもしれません。
経験者の声っていうのは、いつの時代でも貴重だよね!
また、発電シュミレーションを水増しする悪質なケースもあります。
利益が保証されていると嘘を吐き、実際に太陽光発電を設置したら、シュミレーションより低い発電量しか得られなかったという被害もあるのです。
専門的な嘘を見破るのって難しいよね!
被害を防ぐには、必ず複数の業者に見積もりを依頼して、それぞれの契約内容を吟味してね!
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太陽光発電の融資会社を決めるポイント
産業用の太陽光発電は、システム容量が10kW以上と大規模であることから、初期費用は住宅用と比べてかなり高くなります。
ほとんどの人が、太陽光発電設備を購入するために、銀行などから融資を受けてローンを組むことになります。
太陽光発電投資は、固定価格買取制度のおかげで20年間は安定したキャッシュフローが見込めることから、融資が受けやすいのも特徴の1つです。
しかし、一言で融資といっても種類は様々です。
ここからは、融資会社を決めるポイントを解説していくよ!
金利などを含めて大切なことばかりだから、しっかり読んでね!
各融資会社の特徴を知る
日本には数多くの金融機関が存在しますが、ここでは、以下の3つを紹介します。
- 日本政策金融金庫(以下:公庫と記載)
- 銀行系
- 信販系
それぞれの特徴を、表にまとめます。
日本政策金融公庫 | 銀行系 | 信販系 | |
---|---|---|---|
金利 | 0.5~2.5%程度 | 1.5~2.5%程度 | 2.0~3.0% |
上限額 | 大きい | 大きい | 低い |
担保の必要性 | 必要(あったほうが有利) | 必要(あったほうが有利) | 無担保でも大丈夫 |
審査時間 | 約1~3ヶ月程度 | 約1~3ヶ月程度 | 1週間程度 |
金利だけみれば、公庫や銀行系が魅力的だね!
でも、いわゆるメガバンクは、個人が融資を申し込んでも審査が通り難いのが現状だよ!
公庫や銀行系は、金利が安く設定されていますが「信用」を重視する側面があるので審査に時間がかかります。
信販系とは、商品の代金立て替えや、クレジットカード、各種ローンを取り扱っている会社のことです。
有名どころでは「アプラス」や「イオン」がこれにあたります。
土地などの担保がなくても審査に通りやすいのが魅力的ですが、その反面、金利は高く設定されています。
金利は日々変動しているから、事前にしっかりチェックしてね!
銀行系に融資をお願いしたいなら、銀行とお付き合いのある施工会社に仲介に入ってもらうと、融通がきく場合があるよ!
施工業者の業績によって審査に通らない場合がある
個人の資産や年収だけでなく、工事を依頼する施工業者によって、融資が受けられない場合もあります。
融資とは、基本的に信頼で成り立っています。
友人間でお金の貸し借りをする場合、返済する見込みのない人には、1円だって貸したくないですよね?
銀行や企業も同じです。
多額の融資をしたのに、それを返済してもらえなかったら大損してしまいます。
そのため、太陽光発電に関する融資を行う銀行や企業は、申し込み者だけでなく、工事を請け負う施工業者の業績をチェックする場合があります。
過去に何らかのトラブルにより、契約者から訴えられたことはないか、年間の売り上げはどれくらいあるか、実績はどの程度かなどを細かく見ていきます。
貸す方だってボランティアじゃないからね!
融資をスムーズに受けるためにも、信用のある業者に依頼してね!
太陽光発電の確定申告と固定資産税
太陽光発電に固定資産税が発生するのかどうか、確定申告が必要なのかどうか、設置者としては気になるところでしょう。
詳しく、見ていきましょう。
年間の売電収入が20万円を超えると確定申告が必要
一般の副業と同じように、売電収入が年間で20万円を超えると、確定申告が必要になってきます。
住居用の太陽光発電の場合、システム容量が10kW未満なので、年間で20万円を超えることはあまりないかもしれません。
しかし、産業用はシステム容量が10kW以上の大規模な太陽光発電ですので、ほぼ間違いなく20万円は超えると思ってください。
確定申告は毎年のことだから、1度やってしまえば慣れるから大丈夫だよ!
心配だったら税理士に相談してみてね。業者によっては、代行で確定申告をやってくれるところもあるよ!
発電容量が10kWを超えるので課税対象となる
太陽光発電に対する固定資産税は、システム容量によって課税対象となるか決まります。
住居用である10kW未満の太陽光発電であれば課税対象外ですが、産業用の10kW以上の太陽光発電は固定資産税が発生します。
産業用の太陽光発電の場合、特例措置として最初の3年間は減税が適用されます。
3年間は固定資産税が3分の2に軽減されるんだよ♪
固定資産税を求める計算式は、以下のとおりです。
- 評価額×税率(標準1.4%)
つまり、3,000万円の太陽光発電を設置した場合、以下のようになります。※減税措置を適用していない通常の場合
3,000万円×1.4%=42万円。
年間で42万円の固定資産税を払うことになります。
税金ってやっぱり悔しいよね!
でも、国民の義務だからしっかり納めなきゃね!
太陽光発電の廃棄費用積立制度とは
2021年9月に、廃棄等費用積立てガイドラインが正式に発表されました。
太陽光発電投資終了後、太陽光パネルや、周辺機器を撤去するための費用が捻出できない事業主が出ることを懸念し、経済産業省資源エネルギー庁がガイドラインを整えました。
具体的には、売電金額から源泉徴取のように積み立てられます。
対象者は、固定価格買取制度(FIT)を受けた、10kW以上の全ての太陽光発電事業者です。
つまり太陽光発電投資を始めた人は、全員が該当するってことだよ!
積立期間は、固定価格買取制度20年のうち、後半の10年間です。最初の10年は該当しません。
積み立てた金額は、実際に太陽光発電を撤去する時に取り戻すことができます。
固定価格買取制度(FIT)が終わった、20年のタイミングと考えるのが一般的です。
そのために積み立てたお金なんだから、忘れずに申請してね!
太陽光発電の副業投資失敗を防ぐためデメリットも知っておく
元手がいらず、リスクの低い投資法として注目の太陽光発電ですが、メリットばかりではありません。
デメリットもしっかり把握して、失敗のない投資を行いましょう。
事前に危険予測ができれば、それを防ぐための予防策が練れるからね!
出力制限が起きる可能性がある
出力制限とは、電力会社が太陽光発電設備の電力系統への接続を制限することです。
つまり、太陽光発電で生み出した電力を、強制的に電力会社に流れないようにします(=発電した電力を買い取ってもらえない)。
電力も、需要と供給で成り立っています。
供給過多となってしまえば、電力会社として電力の買取を制限するしかありません。
必要のない電気は買い取れないってことだね!
ここで問題となるのは、産業用の太陽光発電は、システム容量が10kW以上ということです。
せっかく高額な初期費用を投資して設置したのに、電力が売れないのでは本末転倒です。
発電した電力は無駄にしたくないよね!
出力制限には細かいルールがあるから、事前にチェックするのを忘れないようにね!
人災のリスクがある
太陽光発電設備に被害をもたらすのは、天災だけではありません。
実は、太陽光発電設備の盗難事件というのが発生します。
狙われるのは、太陽光パネルやケーブルですが、特にケーブルの被害が多いです。
引用:ANN NEWS
ケーブルは銅製なので、高値で売ることができます。
工事現場から銅線が盗まれるという事件を耳にしたことがあると思います。太陽光設備のケーブルもあれと同じです。
軽くて持ち運びがしやすいので、真っ先に狙われてしまいます。
また、太陽光パネルとは違い、ケーブルにはシリアルナンバーがないので、売っても足がつきにくいという特徴もあります。
悪い人間っていうのは、本当に悪知恵が働くよね!
投資目的の太陽光設備は、広い土地に架台とパネルを設置する「野立て」が多いので、夜間は人目につきにくく、狙われやすくなってしまいます。
防犯対策としては、監視カメラや、人感センサー付きライトを設置するなどがありますが、慣れている人間に対しては効果が薄いかもしれません。
盗難補償が付いた保険とかに入っておくと被害をカバーできるから検討してみてね!
ランニングコスト(維持費)がかかる
太陽光発電設備には、ランニングコスト(維持費)がかかります。
1度設置してしまえば、あとは放置しておけば良いと勘違いをしている人がいますが、そうではありません。
雨や埃、鳥の糞で太陽光パネルが汚れてしまえば、発電量が落ちてしまいます。
そのため、パネル付近の除草作業を含め、定期的に清掃をする必要があります。
引用:エコでんち
設置場所が近くであれば、自分で清掃をすることによって経費を削減できますが、山奥の土地ではそうはいきません。
その場合、外部委託という形でメンテナンスを行いますが、当然費用が発生します。
また、設備の法定点検は外部委託ができますが、その際も別途費用が発生します。
引用:エコでんち
維持費は、コツコツと貯めておいたほうがいいね!
月々の売電収入から積み立てておくと安心だね!
太陽光発電を副業に
ここまで、初心者の方が太陽光発電投資を始めるにあたり、必要な基礎知識を解説してきました。
太陽光発電投資は、リスクが低いとはいえ、必ず成功するという保障がある訳ではありません。
基礎知識と合わせてデメリットを把握することができれば、太陽光発電を失敗のない副業とすることができるでしょう。