日産リーフって蓄電池として使えるってホントなの!?
確かに使えるけど、いくつか注意すべき部分もあるから、そのことも踏まえてきちんと紹介するね!
日産リーフを蓄電池の代わりとして使うメリット
「わざわざ車を蓄電池代わりに使うのはもったいない!」と考える方もいるかもしれませんが、実は利点もあります。
簡単にまとめると、次の3つです。
- 費用対効果に優れている
- 補助金制度がある
- 非常時の電源として使える
利点を知ることで、日産リーフを蓄電池として使おうと思うかもしれません。
これから電力自給したいという人の最適解は、
①激安の日産リーフ中古を買う
②それをリーフtoホーム(V2H)というシステムで運用する
というのがいちばんコスパいいだろうな。
この場合リーフは自動車としては使わないので車検は更新せず運用します。完全に蓄電池目的。10年落ちで20万円くらい。 pic.twitter.com/dhugcn8G5o— モーリー@ecoばか/オフグリッド研究者 (@yusukemori87) August 12, 2022
費用対効果に優れている
日産リーフの蓄電池は、コストパフォーマンスに優れています。
例といて4人家族の場合、家庭用蓄電池を買う際には基本的に7〜10kwのものを選ぶでしょう。
そのような蓄電池の場合、150〜300万円が相場です。
一方の日産リーフは初期型のものでも30kwであり、中古車ならば200万円ほどで購入できます。コストパフォーマンスを重視する方にとっては、日産リーフが魅力的な存在になるでしょう。
補助金制度がある
地方自治体によっては、日産リーフのような電気自動車を購入したり設備を設置したりする際に補助金が利用できる場合があります。
そのため、もし日産リーフを買おうと考えているのであれば、住んでいる自治体で補助金制度を設けていないかチェックしてみましょう。
例えば東京都杉並区では、「杉並区電気自動車用充電設備導入助成」という制度を設けています。
この制度では、設備によって上限があるものの、本体価格の4分の1の額と設置工事費定額として1万円を給付しています。
非常時の電源として使える
日産リーフに備わっている蓄電池は車用ということもあって容量が大きく、1〜2日停電していても利用可能です。
十分な容量を備えていることもあり、非常時の電源としても役立ちます。
日産リーフを蓄電池の代わりとして使う注意点
上記で紹介したように、日産リーフを蓄電池として使うことは可能です。
ただし、以下のようなデメリットに注意しなければなりません。
- できる限り車を家に置いておく
- 寿命や値段重視なら家庭用蓄電池がおすすめ
注意点を覚えておくことで、本当に日産リーフを購入して後悔しないかどうか考えることができるでしょう。
できる限り車を家に置いておく
そもそも蓄電池として使うのであれば、基本的に日産リーフは家に置いておくのがおすすめです。
日々の生活で使ってしまうと、運転時に貯めておいた電力を使ってしまうため、蓄電池としての役目を果たさなくなってしまいます。
また、車をよく使うような生活の場合、蓄電池が欲しいタイミングで使えない可能性もあるでしょう。
そのことから、もし日産リーフを蓄電池として使うのであれば、基本的に動かさないことを前提に買うことをおすすめします。
寿命や値段重視なら家庭用蓄電池がおすすめ
日産リーフの蓄電池は家庭用蓄電池と比べて容量が大きいですが、寿命に関しては家庭用蓄電池のほうが優れています。
日産リーフの場合は最短8年までしか保証してくれませんが、家庭用蓄電では10〜15年まで保証してくれます。
また、種類によっては10万円台で購入できるものもあることから、寿命や値段を重視して選ぶ方にとって日産リーフは魅力的に思えないかもしれません。
日産リーフを蓄電池として使う2つの方法
日産リーフを蓄電池代わりとして使う場合には、定置型と移動式の2つが挙げられます。
それぞれ特徴が異なるため、目的に応じて適切な方法で使うようにしましょう。
定置型
定置型の場合は、日産リーフからV2Hと分電盤を経由して各コンセントから電気を供給します。
もしV2Hの出力が6kwなら多くの電化製品を同時に使うことができ、200VのIHやエアコンにも対応しています。
また、停電した際もV2Hと併用することで、大型家電の電源をまかなえます。
i-MiEVナンバー返して蓄電池にした
免許を取った息子にルークスを貸出しするために、i-MiEV1台分の車両維持費と保険を削り、年齢制限を外した保険に変更
i-MiEVはまだまだ蓄電池の能力としては丸一日持つから、定置型の蓄電池より有能
リーフと交互に太陽光で充電、放電で大活躍#電気自動車 #V2H pic.twitter.com/YllE1A2AoP— クロダイ (@Daijo_k) August 23, 2022
移動式
もし野外で日産リーフに蓄えられている電力を使いたいのであれば、移動式がおすすめです。
専用機器を使って100Vのコンセントから出力でき、野外でさまざまなものの電源として利用できます。
避難所や災害時の現場の電源としても活用できるため、万が一のことがあった際に役立ちます。
日産リーフから蓄電池取り出して再利用はできる?
日産リーフの蓄電池を一般の方が取り出すことはできませんが、日産では寿命を迎えたリーフの車載バッテリーを取り出して再利用しています。
そもそも電気自動車に備わっている蓄電池は、車が寿命を迎えたからといって使えなくなるわけではありません。
日産では取り出した車載バッテリーを状態に応じてランク分けし、そのランクに応じて再利用しています。
例えばAランクに選ばれたものは、自動車用としてまだ使えると判断されて、電気自動車の交換部品として用いられています。
日産リーフは太陽光発電との併用もおすすめ
もし日産リーフを蓄電池代わりとするのであれば、太陽光発電との併用も考えてみましょう。
太陽光発電を使うことにより、日産リーフの充電で発生する電気代を節約できます。
ただ、太陽光発電は設置する際に費用がかかってしまうため、気になる方はまず無料シミュレーションでどのくらいの費用がかかるのかチェックした上で考えてみると良いでしょう。
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しっかりと考えた上で蓄電池にするかどうか決めよう
日産リーフは蓄電池代わりとして利用でき、補助金制度が利用できたり万が一の電源となったりなどの利点もあります。
ただし、日中によく車を使う方の場合は蓄電池として活用できないため、注意が必要です。
もし蓄電池として使おうと考えているのであれば、今回紹介した注意点や使い方をふまえた上で、日産リーフを買うかどうか検討すると良いでしょう。