ニチコンって蓄電池が評判だけど、価格相場はどのくらいなのかな?
近頃は太陽光発電と蓄電池を同時に購入するのが一般的な流れになりつつあるから、気になるよね!ニチコン蓄電池の価格について解説していくよ♬
ニチコン蓄電池の価格を検証
蓄電池の販売実績で国内トップシェアを誇るニチコンには、下記の種類の蓄電池があります。種類によって、価格帯も大きく変わってきます。
- 単機能
- ハイブリッド
- トライブリッド
- ポータブル
- 延長保証
種類別の特徴や価格を詳しく解説していきます。価格は、全てニチコン公式サイトを参考にしています。
公式サイトからは製品のカタログが閲覧できるから、気になる人は覗いてみるといいよ!
単機能
単機能蓄電システムのメーカー希望小売価格は、以下のとおりです。
蓄電容量 | 型番 | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
4.1kWh | ESS-U3S1 | 998,000円 |
4.1kWh(重塩害対応) | ESS-U3S1J | 1,390,000円 |
11.1kWh | ESS-U2M1 | 3,200,000円 |
11.1kWh(全負荷タイプ) | ESS-U4M1 | 3,700,000円 |
12kWh | ESS-U2L2 | 3,700,000円 |
16.6kWh | ESS-U2X1 | 4,000,000円 |
16.6kWh(全負荷タイプ) | ESS-U4X1 | 4,500,000円 |
単機能蓄電システムとは、太陽光発電と蓄電池にそれぞれ専用のパワーコンディショナーが必要となるシステムのことです。
引用:タイナビ蓄電池
パワコンを2台揃える必要はありますが、太陽光発電がなくても蓄電池単体で稼働することができ、蓄電池導入前に既設の太陽光発電があってもメーカー問わず設置することができます。
単機能蓄電システムは選べる容量の幅が広く、太陽光発電と蓄電池のパワコンが一体となっているハイブリッド蓄電システムより価格が安いことが特徴です。
ハイブリッド蓄電池は、何で高くなるの?やっぱり高性能だから?
それもあるけど、既に太陽光発電を設置している場合は古いパワコンを撤去して、ハリブリッド用の新しいパワコンと交換する費用が発生するんだよ!
少しでも蓄電池の導入費用を抑えたい方は、単機能蓄電システムを選ぶと良いでしょう。
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ハイブリッド
ハイブリッド蓄電システムのメーカー小売り希望価格は、以下のとおりです。
蓄電容量 | 型番 | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
4.9kWh | ESS-T3S1 | 2,400,000円 |
7.4kWh | ESS-T3M1 | 2,900,000円 |
9.9kWh | ESS-T3L1 | 3,600,000円 |
12.0kWh | ESS-H2L1 | 4,200,000円 |
14.9kWh | ESS-T3X1 | 4,600,000円 |
ハイブリット蓄電システムとは、太陽光発電と蓄電池のパワコンを1台で兼用できるシステムのことです。
つまり太陽光発電用のパワコンと、蓄電池用のパワコンが一体化しているってことだね!
本来はそれぞれに1台ずつパワコンが必要だから、設置スペースの節約になるね♬パワコンって意外に大きいから助かるよ!
太陽光発電と蓄電池のパワコンを一体化することで電力の変換回数を減らし、電力ロス削減へと繋げることができます。発電した電力は無駄なく使いたいですよね。
引用:ARC
また、ハイブリッド蓄電システムは電力を消費しながら同時に充電も積極的に行うことができます。
実は停電時などに太陽光発電のパワコンから自立運転で電力を取り出す際の出力は、1.5kWと定められているのです。
つまり太陽光発電で1.5kWの電力を生み出して1.0kWを停電時に消費していた場合、蓄電池への充電は残りの0.5kWとしかできないということです。
停電しているときはできるだけ電力の確保をしておきたいけど、その電力量じゃ不安だね!
ところが、ハイブリッド蓄電システムの場合は自立運転出力が大きく、メーカーにもよりますが、その数値は4.0~6.0kWとかなり心強いです。
これだけ大きな出力であれば、停電時に電気を使いながらでも十分な電力量を蓄電池に貯めておくことが可能です。
発電した電力を無駄なく消費し、災害時に消費と蓄電を同時に行いたい方は、ハイブリッド蓄電システムを選ぶのが正解ですね。
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トライブリッド
トライブリッド蓄電システムのメーカー小売り希望価格は、以下のとおりです。
蓄電容量 | 型番 | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
4kWh | ESS-BS | 900,000円 |
こちらは蓄電池ユニットだけの価格だよ!パワコンなどは含まれていないから注意してね!
蓄電容量 | 型番 | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
4kWh | ESS-BS | 900,000円 |
4.9kWh | ESS-T3S1 | 2,400,000円 |
7.4kWh | ESS-T3M1 | 2,900,000円 |
9.9kWh | ESS-T3L1 | 3,600,000円 |
14.9kWh | ESS-T3X1 | 4,600,000円 |
トライブリッド蓄電システムは、ニチコン株式会社が2018年に発表した業界初のシステムのことです。
特徴は何と言ってもその利便性です。トライブリッド蓄電システムは、下記の技術を1つに集約することに成功しています。
- EV(電気自動車)の内臓蓄電池
- 太陽電池
- 家庭用蓄電池
引用:省エネドットコム
一番のメリットはEVへの充電に無駄がない点でしょう。近頃は各自動車メーカーからEVは販売されており、年々販売台数を伸ばしていますから非常に重要なポイントです。
環境保護の観点からいっても、非常に良い傾向だよね!排気ガスは本当に環境に悪いから!
家庭でEVに電力を補充するには、家庭に設置されいる電源か、太陽光発電で生み出した電力を使用します。
ところが、近年の電気代の値上がりもあり、家庭用電源でEVに電力を充電をするとガソリン代よりも高くなるケースが発生しています。
それならばと太陽光発電で生む出した電力を使おうとすると、今度は電力ロスが発生してしまうという悪循環にハマってしまうのです。
ポータブル
ポータブル蓄電システムのメーカー小売り希望価格は、以下のとおりです。
蓄電容量 | 型番 | 販売価格(税抜き) |
---|---|---|
2kWh | ESS-P1S1 | 550,000円 |
ポータブル蓄電システムとは、簡潔に言えば持ち運びが可能な蓄電池のことです。
蓄電池という単語を「バッテリー」に言い換えたほうが、馴染み深いかもしれませんね。
近頃はポータブル蓄電池の売れ行きが好調なんだよね?
災害などの備えとしても重要度が高いけど、キャンプや車中泊に持ち込む人も増えたよね!
ポータブルだからといって侮ってはいけませんよ。ニチコンのポータブル蓄電池なら、下記の電化製品だって使うことができるのです。
- パソコン
- 冷蔵庫
- スマートフォンの充電
- 介護用の電動ベッド
- 液晶テレビ
- 石油ファンヒーター
電力が満タンの場合は、冷蔵庫やテレビなどを約10時間も同時に使うことができます。
場所を選ばず様々なシーンで活躍できるポータブル蓄電池は、一家に一台あると安心ですね。
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延長保証
蓄電池の価格ではありませんが、下記のように追加料金を支払うことで保証期間を5年間延長することが可能です。
蓄電容量 | 型番 | 延長保証料金(税抜き) |
---|---|---|
4kWh | ESS-T1S1 | 3,000円 |
4kWh | ESS-T2S1 | 3,000円 |
4.1kWh(重塩害タイプ) | ESS-U3S1J | 4,000円 |
4.1kWh | ESS-U3S1 | 4,000円 |
8kWh | ESS-T1M1 | 6,000円 |
8kWh | ESS-T2M1 | 6,000円 |
11.1kWh(全負荷タイプ) | ESS-U4M1 | 5,000円 |
11.1kWh | ESS-U2M1 | 5,000円 |
16.6kWh(全負荷タイプ) | ESS-U4X1 | 7,000円 |
16.6kWh | ESS-U2X1 | 7,000円 |
蓄電池も電化製品である以上、予期せぬ故障というのは十分に起こり得ることです。
ニチコンの蓄電池は本体保証10年が付属されていますが、追加料金を支払うことで15年に延長することが可能です。
保証期間中は何かあっても無償で修理や交換に応じてくれるので、ぜひとも延長しておきたいところですね。
ニチコン蓄電池のメリット
大手メーカーと比較するとやや知名度に乏しいかもしれませんが、ニチコン製の蓄電池には下記のようなメリットがあります。
- ラインナップが豊富
- 設置環境を選ばない
- 保証期間が長い
- 蓄電容量が大きいので停電に強い
蓄電池の販売台数国内トップシェアの実力をじっくり解説していきます。
ラインナップが豊富
ニチコンの蓄電池は、ラインナップが豊富です。
どのメーカーでも製造している蓄電池だけではなく、EVとの連携が可能なV2Hシステムや、ポータブルタイプまで製造しており、蓄電容量の幅も非常に広いです。
大手のハウスメーカーであるセキスイハイムの標準装備に採用されるなど、実績面でも文句はありませんの、蓄電池初心者でも安心して購入を検討することができます。
ラインナップが豊富であれば、ライフスタイルに合わせてぴったりの蓄電池を選ぶことができるよね♬
価格帯も広いから、少しでも費用を安く抑えたい人にも嬉しいよね♬
設置環境を選ばない
蓄電池にも使われているリチウムイオン電池は、寒冷地に弱いという弱点があります。
そのため、あまりに寒い土地では屋外に蓄電池が設置できないのです。
真冬の北海道とかは、寒さが厳しいから設置が難しいんだね!
でもさ、そんな過酷な土地だからこそ非常時の電力は確保しておきたいよね!
ご安心ください。ニチコンの蓄電池はなんと-30℃~40℃までの環境に設置することができます。
加えて、追加料金は発生しますが蓄電池に日除け板を付属することで直射日光が当たりやすい南側への設置も可能だというのですから、その万能性はお分かりいただけると思います。
蓄電池容量が大きい割にコンパクトな大きさなので、狭いスペースにも設置することができるのも嬉しいですね。
保証期間が長い
ニチコンの蓄電池は通常のメーカー保証(10年)に加えて、追加費用を支払うことで最大15年まで延長することができます。
また、下記のような場合でも保証される「災害保証制度」も充実しているので、まさに至り尽くせりですね。
- 火災
- 落雷
- 水災
- 雪災
自然災害とは本当に恐ろしいもので、強風などで太陽光パネルが吹き飛ばされるような事故も珍しくありません。
メガソーラーのパネルが台風で飛ばされた事故事例
引用:JAPAN UPDATE
蓄電池だって同じことです。いつどんな自然災害を受けて故障しても不思議ではないのですよ。
そんなときの保険として災害保証制度が付属しているのは、非常に安心感がありますね。
災害保証制度はどんなメーカーでも採用しているわけじゃないんだよ!これだけでニチコンの保証制度が手厚いのがよく分かるよ!
蓄電容量が大きいので停電に強い
ニチコンの蓄電容量は、最大で16.6kWhにもなります。これは業界最大クラスの数値なんですよ。
驚くのはこれだけではありません。この16.6kWhのモデルには「全負荷タイプ」があるのです。
種類 | 機能 |
---|---|
全負荷タイプ | 家中どの部屋でも電気を使うことができる |
特定負荷タイプ | リビングや寝室など特定の部屋で電気を使うことができる |
これまで蓄電容量が大きくても家中全ての電気を賄うことができませんでしたが、全負荷タイプが製造されたことで、災害時に全ての部屋で電気を使うことが可能となりました。
ニチコン蓄電池のデメリット
非常に高性能で利便性の高いニチコン蓄電池ですが、下記のようなある意味で仕方のないデメリットも存在します。
- 蓄電池の販売価格が高い
- 売電収入では元が取れない可能性がある
蓄電池の販売価格が高い
蓄電池は元々が高価な製品です。蓄電容量が大きい、つまり性能が良いモデルを選べば必然的に販売価格も高くなります。
ニチコン蓄電池も同様です。高性能モデルですと高級車が1台買えるのとほぼ同額なので、一般市民にはなかなか手が出ないかもしれませんね。
もちろん蓄電容量を少なくすればお値段も安くなります。
自分のライフスタイルと既設の太陽光発電の発電容量を見極め、適切なモデルの蓄電池を選ぶことが大切ですね。
とはいっても、やっぱり高いよね!どうにか安くする方法はないかな?
もちろんあるよ!ニチコン蓄電池を少しでも安く購入したいなら、下記の方法を実践してみてね!
- 相見積で少しでも安い販売店を探す
- 補助金を申請する
どのような商品やサービスを購入するにしても、相見積は必須です。
メーカーや販売店によって商品価格やアフターサービスなどが異なってくるので、必ず複数社の見積もりを取得して内容を見比べましょう。
売り手からすれば何としても自社の商品を買ってもらいたいので、見積もり書をちらつかせることで値引き交渉もしやすくなります。
また、補助金を申請することで元値をさらに安くすることも可能です。
引用:ソーラーパートナーズ
国や各自治体では太陽光発電に関する補助金制度を実施していますので、ぜひ活用してくださいね。
売電収入では元が取れない可能性がある
通常、太陽光発電や蓄電池を購入する場合にはローンを組むのが一般的です。
現金一括で購入する方は、非常に稀だといえるでしょう。
家庭用の太陽光発電を新規で設置すると、FIT(固定価格買取制度)が10年間適用されます。
この間は売電単価が比較的に高いので、月々の売電収入をローンの返済に充てることで、実質ゼロ円で太陽光発電設備を導入することも可能なのです。
ところが、ニチコン蓄電池はモデルによって販売価格が高価なので、売電収入だけでは月々のローン返済額に届かない可能性があります。
売電収入+自己負担額といった形でローンの返済を行っていくことで、太陽光発電や蓄電池を導入した旨味を感じることが難しい事態に陥ってしまうでしょう。
それは困るよ!高いお金を支払って蓄電池を導入したのに損した気分になるなんてヒドイよ!
大丈夫、安心して!使い方次第では元を取れる可能性があるから!
蓄電池の使い方は、何もEVの充電や災害時の備えだけではありません。
夜間帯の安い電力を購入して蓄電池に貯めておくなど上手に活用すれば、月々の電気代を大きく削減することができるのですよ。詳しくは、下記の記事をご参照ください。
もしものときの備えとしてニチコン蓄電池は最適
ニチコン蓄電池は利便性と蓄電量の大きさから、災害時などもしものときの備えとして非常に心強い製品です。
EVとの相性が良いことから環境問題への取り組みとしても評価が高く、電気代の削減などお財布事情にも役立ってくれます。
お値段は確かに高価ですが、先にお伝えした方法で安く購入することは十分に可能です。
まずは無料シュミレーションで複数の見積もりを取得するところから始めてみましょう。
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