太陽光発電の投資である程度の利益が出たから、次は風力発電の投資にも挑戦ちゃおうかなって思ってるんだ。
え!風力発電って海とかで見る大きいプロペラのやつでしょ?あれって買えるものなの?
買えるよ♪自然のエネルギーだから環境にも優しくて今注目されてるんだよ。風力発電投資での失敗を防ぐ方法や、太陽光発電とどっちがお得か仕組みを調べていこう!
風力発電投資とは?
風力発電投資とは、風力で発電した電気を電力会社に売ることで収入を得る投資のことです。
風力発電は風さえ吹いていれば昼夜問わず発電することができるので、太陽光発電より発電効率が良いのが特徴です。
CHANGE(@changex_jp)から初めて風力発電所が販売されたから試しに2ワット購入しました。風力発電所投資は2022年からスタートです😁 pic.twitter.com/GKNSkUX97H
— コウシリン📝📚 (@2ko_crin) January 1, 2022
自然のエネルギーを利用する考え方や、売電の仕組みは太陽光発電と同じですが、風力発電は規模の大きさや風向きが安定しない日本において、太陽光発電より取り掛かりにくい印象もあるでしょう。
2011年の東日本大震災により原子力発電のリスクが浮き彫りになり、政府は安全な再生可能エネルギーに舵を切りました。
2020年の気候変動サミットにおいて、2013年からスタートして2030年には温室効果ガスを46%削減することを目標としています。電気は、生きるために必ず必要です。
co2排出量を削減でき、永続的に利用することができる太陽光、風力、水力などの再生可能エネルギーによる発電システムに注目が集まっています。
国が再生可能エネルギーによる発電をサポートしている今、風力発電投資は未来ある投資といえるでしょう。
あともう少し!
残りは風力発電に投資したいなぁー♪CHANGE(チェンジ)で再エネ!783ワット保有しています。#チェンジ太陽光 pic.twitter.com/7z8wptybJu
— のほほん族Yの『のんびり投資』 (@yukkin_f) April 10, 2022
風力発電投資の利回り
風力発電投資の最大のメリットと言えば、利回りが良いことです。
失敗した投資(いっぱいあります)も紹介します。
太陽光発電の成功を踏まえ、今度は風力発電に手を出しました。風力発電は売電単価が@55円(昨年時点)と、太陽光の現時点の@14円と大きな差があり、また利回りも16%以上だったので良さそう!と思ったのです。— かなめ (@kaname_crypto) August 18, 2020
風力発電投資は太陽光発電と同じく、FIT制度(固定価格買取制度)を利用することができます。
2018年4月までに、国に認定された風力発電の電力の買取価格は55/kWh(キロワットアワー)と、かなり高い買取価格が設定されています。
そのため平均の利回りが10%を超えてくるので、初期費用を早くて10年、遅くてもFIT期間中の20年弱で回収できる計算になります。
風力発電投資で失敗しないために大切なこと
風力発電投資には、初期費用、維持コストがかかってきます。
せっかく多額の費用をかけて投資したのに、失敗したくありませんよね。
風力発電投資で失敗しないためには何が必要か、考えていきましょう。
慎重に投資先物件を選ぶ
世界的には風力発電はメジャーで、世界における風力発電の状況をランキングにすると
- 中国(34.9%)
- アメリカ(16.5%)
- ドイツ(10.4%)
と、高い水準であることがわかります。
日本の状況は発電量調査によると全体の約0.8%にとどまり、あまり普及しているとは言えません。
なぜなら、日本の国土は山に囲まれており風力発電に適した平野が少なく、平野があれば住宅街、工場などが建設されているため風力発電所を建設できる土地が限られています。
風力発電のプロペラは一般的に風速が毎秒2m程度で回り始め、風速が毎秒3〜25mの間で発電するので、年間を通して平均風速が毎秒6.5m以上ある土地、例えば青森県や秋田県、北海道などの日本海側が理想の土地と言えます。
山間部や海沿いの土地を購入する前に、年間を通じて平均風速が毎秒6.5m以上あるのかどうかを十分に調べる必要があります。
発電量シミュレーションを信じすぎない
発電量シミュレーションとは、風力発電によって年間にどれだけの発電が見込めるかを示したグラフです。
発電量シミュレーションはあくまで予測なので、予測値を下回る可能性もあります。
一定の風が安定して吹くことはまずなく、風が弱すぎたり、逆に台風などで風が強すぎる時などは発電がストップしてしまいます。
風力発電は風によって発電量が左右されるので誤差が生じやすく、風速が1m違うだけで発電量が大きく変わってきます。
発電量シミュレーションの予測通りには行かないと思っていたほうが良いでしょう。
詐欺に気をつける
風力発電投資は高額なものなので、残念ながら詐欺被害に遭うかたも後を絶ちません。
詐欺を見極めるのは困難で、自分は大丈夫だと思っていても騙される場合もあります。
- 金融庁から許可を受けていると伝えてくる業者
- 金融庁の登録が確認できない、聞いたことのない業者
- 「必ず儲かる」「損は出ない」など都合の良いことを口にする業者
上記のような業者から風力発電投資の勧誘を受けた場合、まず詐欺を疑いましょう。
上記のほかにも、詐欺を働く悪質な事業者は様々な手口を使って投資の勧誘をしてきます。
風力発電は金額が大きな投資です。ひとりで決めるのではなく、必ず周りの人に相談しましょう。
消費者庁でも注意喚起がされており、国民生活センターも相談に乗ってくれるので参考にしてみてください。
ほかの投資先も視野に入れる
風力発電投資を始める前に、まずは太陽光発電や水力発電の投資なども視野に入れて、最もいいところに投資するのがおすすめと言えます。
再生可能エネルギーは永続的に利用でき、co2排出量削減に大きく貢献できるうえに、売電収入も見込める良い投資先と言えますが、太陽光発電や水力発電、風力発電それぞれにメリット・デメリットがあります。
風力発電と太陽光発電はどっちが得?
風力発電と太陽光発電のどちらがお得か気になりますよね。
答えを先にお伝えすると、太陽光発電のほうがお得になります。
それはなぜなのか、見ていきましょう。
太陽光発電のほうが投資回収期間が短い
太陽光発電はかなり普及してきたので、風力発電と比べると初期費用が安く済むようになりました。
そのため、風力発電より早く初期投資を回収することができ、利益を得るまで時間がかかりません。
風力発電はまだまだ普及しておらず、実績も少ないので初期費用が高額になります。
高い利回りは魅力的ですが、初期費用を回収し、売電で収入を得るまでには少なくとも10年〜20年ほどかかります。
太陽光発電のほうが融資を受けやすい
金融機関から初期費用の融資を受ける時に、融資を受けやすいのは太陽光発電です。
なぜなら風力発電と比べて、太陽光発電投資をしている投資家が多いからです。
風力発電はまだメジャーではなく実績が少ないため、企業ではない個人事業主では確実に利益を出せるか疑問視されてしまい、融資が受けにくいのが現状です。
一方太陽光発電は、確実に利益を出せる実績があるので融資を受けやすくなります。
風力発電投資のメリット
太陽光発電投資の方がお得とお伝えしましたが、風力発電投資にはメリットも沢山あります。
最近では洋上風力発電所の建設が始まり、投資の市場では期待されています。
風力発電投資のメリットを、ひとつずつ見ていきましょう。
利回りが高い
2024年現在は、風力発電の売電価格も徐々に落ちてきましたが、
- 売電価格が55円の時に風力発電を購入
- 売電価格が55円の物件を中古で購入
- 売電価格が55円の未稼働の物件を購入
以上を購入した場合、20年間のFIT期間中なら10%以上の利回りとかなり高くなっています。
そのため、風力発電の初期投資費を10年ほどで回収することができ、早い段階で売電による収入を得ることができます。
FITにより20年間買取価格の保証がある
風力発電投資は太陽光発電と同じくFIT制度、固定価格買取制度を利用することができます。
風力発電のFIT期間は太陽光発電と同じく20年間で、その間価格は保証され発電した電気の価格が下がることはありません。
そのため、安心して運用することができるのも大きなメリットと言えます。
FIT期間中に初期費用が回収できる
風力発電は初期費用が高額になるので、何年で初期費用が回収できるか気になりますよね。
風力発電の設置費用は、1kWあたり約20〜30万円と高額になります。
風力発電は高額な発電設備と土地が必要になってきますが、エネルギー変換効率が高く発電コストが低いのが特徴です。
FIT期間の20年は利回りが高く、FIT期間終了までの間に初期費用の回収が可能です。
さらに消費者還付の手続きを行えば、初期費用の1割は戻ってくるのでおすすめです。
メンテナンスを丸投げできる
風力発電の性能を維持するために、メンテナンスは欠かせません。
風力発電の構造は「ブレード」と呼ばれる羽根が風を受けて回転し「動力伝達軸」を通って「ナセル」と言う羽根の後ろの装置に伝わり、中の「増速機」が羽根から伝わった回転の速度を上げて「発電機」に伝え、電気に変換しています。
その電気が「タワー」を通って「変圧器」で変圧され、送電線を伝って送電されています。
風向きが変わると自ら向きを調節したり、風が強すぎる時はブレーキをかけるなど、一見シンプルに見える風力発電ですが、実は精密機械であることがお分かりいただけるでしょう。
風力発電は月に1度以上のメンテナンスは国によって定められており、必ず実施しなくてはなりません。日々の運転監視や日常点検も必要です。
自分で風力発電のメンテナンスを行うことは困難なので、専門の技術を得たメンテナンス会社と契約する必要があります。
そのため、メンテナンスを全てお任せできるので安心と言えます。
環境にやさしい
風力発電は二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーであり、エネルギーを生み出すために有害物質を排出することもないので環境負荷が少なく、環境に優しいと言えます。
最近では陸上風力発電のほかに、洋上風力発電も注目を集めています。
日本の風力発電に適した土地は限られていますが豊かな海に囲まれており、海は陸より風が強く安定しているため、国際的にも洋上風力発電の開発が進んでいます。
動力源が風なので枯渇する心配もなく、永続的に利用することができます。
風力発電投資のデメリット
では逆に、風力発電投資デメリットはどんなものがあるのでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
初期費用が高額
風力発電の初期費用は、1kWあたり約20〜40万円と高額になります。
規模が様々で一概には言えませんが、大型の風力発電の場合は土地込みで約4,000万円〜かかってきます。
そのため風力発電投資には、ある程度の収入が必要になると言えるでしょう。
融資を受けにくい
風力発電の初期費用は高額なので、ほとんど投資家は金融機関から融資を受けたいと考えるのではないでしょうか。
しかし風力発電は日本においては実績が少ないので、金融機関から融資を受けにくいのが現状です。
ある程度の年収があることが必須になりますが、銀行(地銀)、日本政策金融公庫、信販会社などにエントリーして審査してもらい、融資が受けられるように動くことが必要です。
実績が少ない
風力発電の初期費用は高額になるため、個人事業主のかたの風力発電投資はまだ実績が少ないと言えます。
近年、風力発電投資に参入している企業も増えてきているので、これから先初期費用が安くなってくることも考えられます。
そのため、いずれは個人事業主でも参入しやすくなる時代がくるでしょうが、今の時点では実績が少ないので実績を重視されるかたは今現在の参入は難しいと言えるでしょう。
設置場所の土地探しが難しい
日本の国土は約60%が山で、風力発電に適した平野が少ないため、風力発電の設置場所の土地探しが難しいと言えます。
さらに問題になってくるのは、風力発電による健康被害の報告です。
風力発電は長い波長の低周波音や超低周波音が出ており、数キロメートルにわたって伝わってきます。
そのため、風力発電施設の周辺地域の住民から、体調不良を訴える事例が多数報告されているのが現状です。
- 土地が広く傾斜がない
- 周辺地域に人が住んでいない
- 年間を通して一定の風量を確保できる
上記の土地は限られるので、国土の狭い日本において土地探しは困難と言えるでしょう。
シミュレーション結果が不安定
過去のシュミレーション結果を元に土地を購入し、風力発電を設置したとしても、過去のシュミレーション結果通りにはいかないのが自然相手の風力発電投資と言えます。
なぜなら風量は季節や環境により変化し、風速が1m違うだけで発電量が大きく変動するからです。
その差は、年間の利回りが2〜3%も変わってくると言われています。
そのため土地を購入する前に、その土地の風量や風速を計測器で数ヶ月間計測して計算し、慎重にシュミレーションする必要があるでしょう。
設置後の発電量が不安定
風力発電の発電量は風速によって左右されるので、誤差が生じやすいとされています。
風力が弱いと発電量は落ち、逆に台風などで風力が強すぎると安全確保のため回転が止まります。
年間を通して平均風速が毎秒6.5m以上ある土地を購入し、風力発電を設置したとしても計画どおりにはいかない可能性が高いでしょう。
メンテナンス費用が必要
風力発電の一番大切なこと、それは定期的なメンテナンスの実施です。
メンテナンスは国によって義務付けられているので、必ず行わなけばなりません。
メーカーによって回数は違いますが毎日の点検のほか、月1回のメンテナンス、年1回は運転を止めてメンテナンスを行う必要があります。
自分で風力発電のメンテナンスを行うことは困難なので、専門の技術を得たメンテナンス会社と契約する必要があります。
そのため、メンテナンス費用が発生します。
経年劣化などによる部品交換が必要
風力発電は常に回転しているので、回る部分が消耗していきます。
そのため、経年劣化などによる部品交換が必要になります。
メーカーが作る部品はタイプが数年ごとに変わるので、風力発電投資を始める時に購入した設備の部品は、FIT期間中の20年分を事前に購入しておいた方が良いでしょう。
後に部品交換が必要になった時に、部品がなくて困ることが無いのでおすすめです。
風力発電投資にかかる費用
風力発電投資にかかる費用の種類が気になりますね。
それぞれ解説していきます。
土地の取得費用
ほとんどの場合土地と風力発電設備がセットになっている物件が多く、土地と風力発電設備を別々に購入するよりも、売電価格が55円の物件を中古で購入した方がお得と言えます。
施行メーカーや土地の地盤等によって施工等も変わるため、一概には言えませんが1kWあたり約20〜40万円ほど、大型の風力発電施設購入には約4000万円〜かかってきます。
小型の風力発電なら約80万円〜と、取り掛かりやすいので検討してみるのも良いでしょう。
風力発電の設備費用
風力発電の設備費用は、規模によって違います。
大型の1,000kWの風力発電の設備費用は、約2億円〜かかってくると言われています。
太陽光発電や火力発電などに比べると、発電コストが高いと言えるでしょう。
メンテナンス費用
風力発電のメンテナンスにかかる費用は10〜40万円と、メーカーや購入した物件によってかなり差が出ます。
そのため、メンテナンス契約をよく確認する必要があります。
メンテナンスは専門の業者に依頼する必要があり、高所でぶら下がり上下左右に移動して点検、補修などをおこなってくれます。
小型の風力発電の場合でも、ご自分でメンテナンスを行おうと思わず、必ず専門業者を雇い依頼してください。
遠隔監視システム費用
風力発電の遠隔監視システムは、異変をいち早く察知するために必要になってきます。
遠隔監視システムとは、離れた場所にある風力発電設備の発電量などの情報を、スマホやパソコンなどで見ることができる便利なシステムです。
離れていても稼働状況がわかり、毎日確認を行なっていると何か異変が起きてもすぐ対応できるなど、メリットは大きいです。
遠隔監視システム費用の初期費用は10万円〜、月々の通信費が2,000円〜ほどかかりますが、発電量や異変を毎日監視することができるので導入をおすすめします。
土地の管理費
風力発電投資で取得した土地は、管理が必要になります。
その時に発生するのが土地管理費です。
土地の維持費には、下記のような費用がかかります。
- 土地の固定資産税
- 建物の固定資産税
- 保険料
ほかにも土地管理費は、風力発電敷地内の清掃、草刈り、近隣住民のフォローなど多岐にわたります。
固定資産税
土地を購入することで、固定資産税がかかってきます。
固定資産税とは、毎年1月1日の時点で所有しているマンション、住宅、土地などの資産を所有している人が支払う地方税です。
保険費用
風力発電には保険費用が不可欠です。
何か起きた時に、保険でフルカバーすることができるからです。
風力発電は事故や故障が多く、落雷のリスクや鳥の衝突事故など、風力発電特有の事故が起こることもあります。
保険費用は、年間で約8〜15万円ほどです。
ただ地震は保証されない場合が多く、設置場所や売電量によっても補償の内容は異なるので、保険の内容をしっかりと確認することが大切です。
風力発電投資の始め方
風力発電投資を始めるためには、まずは何が必要でしょうか。
考えていきましょう。
土地付き風力発電物件を購入する
まずは風力発電設備を購入することから、風力発電投資は始まります。
土地と風力発電設備を別々に購入するのは、かなりの労力を要します。
- 平均風速が毎秒6.5m以上ある
- 海沿いや山間部の広い土地
- 住宅街から距離がある
など考えたらキリがないほど、条件が沢山出てきて大変です。
そのため、土地と風力発電設備がセットになっている物件を購入することをおすすめします。
特に売電価格が55円の物件を、中古や未稼働の状態で購入した方がお得と言えます。
風力発電ファンドに投資する
風力発電投資を始めるためには高額の費用が必要になるので、敷居が高いと考えるかたもおられるでしょう。
しかし、風力発電施設を購入することなく風力発電投資を始めることもできます。
それは、風力発電ファンドに投資する方法です。
風力発電で得られた売電収入を分配する仕組みで、風力発電ファンドであれば10〜50万円から投資をすることが可能なのでおすすめになります。
風力発電メーカー
風力発電メーカーはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは日本のメーカーを集めました。
三菱重工
三菱重工は1884年に日本で創立しました。
1982年に日本で第1号となる風力発電設備を納入した企業です。
国内最大の機械メーカーで、三菱グループの一角を担っています。
主力商品はロケット、航空機、船舶など多岐に渡り、エネルギー関連にも精通しています。
2021年2月1日、三菱重工はデンマークのヴェスタス社と再生可能エネルギー分野における風力発電設備販売の新会社を設立しました。
日本の陸上、洋上風力発電の今後の成長が期待されています。
ゼファー
ゼファーは、1997年に日本で創業した再生可能エネルギーの機器を開発している会社です。
50kW級の小型の風力発電をリコージャパン、シルフィールドと2021年から新たに開発することを決めるなど、家庭用の小型の風力発電に力を注いでいます。
小型の風力発電に関するノウハウを集結させた主力商品である「エアドルフィン」は、発電出力1Wあたりの質量が18gと世界最軽量です。
軽量化を実現したことにより、一般家庭や企業の屋上など幅広く利用されており、平均風速5mの場合、家庭で必要な電力の約3分の1をまかなうことができます。
グローバルエナジー
グローバルエナジーは2002年に静岡県で創立した、再生可能エネルギーの研究を行う会社です。
独自に開発した風車「ベルシオン」は通常の風力発電装置に比べ、弱い風でも回転します。
長い羽根が回る一般的な形状とは異なり、独特な垂直形状が特徴的で、従来の風力発電装置の倍以上の出力が得られます。
気になる風力発電による騒音も抑えており、価格も80〜500万と手が届く価格を実現しています。
WINPRO
WINPROとは、2003年に新潟県で設立された企業です。
垂直軸型3枚ブレードという自社設計の形状により、風向きに関係なく360度どの方向からの風に対しても対応できる、小型の風力発電装置が主力商品です。
新幹線の速度を耐える安全性能、優れた受風構造、落雷による破損、飛散、火災がなく安全な風力発電装置を打ち出しています。
風力発電投資は高利回りだが注意点も多い
風力発電投資は高利回りですが、まだまだ実績が少なく注意点も多い投資です。
脱炭素に向けてどんどんシェアを伸ばしてほしい分野ですが、陸上風力発電は狭い日本の土地には向いていないと言えるでしょう。
初期費用やメンテナンス費用が大きくデメリットも多いので、なかなか普及しないのが現状です。
風力発電は他の再生可能エネルギーと比較しても発電コストが低いうえに、大規模な発電が可能であれば発電コストは火力発電並みです。
これからは洋上風力発電を中心に、導入拡大が期待される投資先だと言えるでしょう。