蓄電池って太陽光発電と一緒に用意するイメージがあるけど、蓄電池だけ用意するのはありなの?
蓄電池だけ設置するメリット・デメリットがあるから、きちんと紹介するね!
蓄電池のみを設置するメリット
蓄電池だけ設置する際には、メリットとデメリットを把握してから考えることが大切です。
まずメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 深夜電力を活用できる
- 万が一の際の電力を確保できる
- 補助金制度を利用できる
メリットを知ることで、蓄電池だけ設置することに対して良いイメージを持つようになるかもしれません。
深夜電力を活用できる
そもそも蓄電池とは、充電して電気を貯めておける機器のことです。
基本的に深夜電力は日中と比べて安い傾向ですが、寝る時間と重なるがゆえに、活用できない方も多いでしょう。
蓄電池があれば、安い深夜電力の時間帯に充電して、日中に充電しておいた蓄電池から電気を使うことができます。
蓄電池の仕組み
引用:GODA
手軽に電気代を節約できるからこそ、少しでも電気代を減らしたいと考えている方にもおすすめです。
万が一の際の電力を確保できる
日本は災害大国であり、台風や地震などの影響で停電になってしまうこともあります。その際に役立つのが蓄電池です。
蓄電池に電気を貯めておけば、万が一の際の緊急電力として活用できます。
特に小さい子どもがいる家庭やお年寄りがいる家庭の場合は、電気の有無が安否に関わるため、なおさら蓄電池が重要な存在となるでしょう。
補助金制度を利用できる
国の補助金制度はすでに打ち切られていますが、自治体によっては補助金制度を設けているところがあります。
そのため、これから蓄電池を設置しようと考えているのであれば、自分が住んでいる自治体で補助金制度を設けていないか確認してみましょう。
補助金制度を活用することで、導入費用を抑えられるようになります。
蓄電池のみを設置するデメリット
上記で紹介したように、蓄電池のみ設置すると深夜電力を活用できたり、万が一の際の電力を確保できたりなどのメリットを享受できます。
ただし、デメリットもあるため、そこまで踏まえた上で設置するかどうか考えましょう。
簡単にデメリットをまとめると、以下の3つです。
- 初期費用がかかる
- 設置スペースを確保しなくてはならない
- 電気ユニットの交換が必要になる
初期費用がかかる
蓄電池は、どうしても設置する際に費用がかかるものです。
具体的な費用はメーカーや機種次第ですが、一般家庭に設置する容量のものであっても、本体価格と設置費用を合わせて100万円ほどかかってしまう可能性もあります。
また、それほどお金をかけて設置したとしても、必ず元が取れるとは限りません。
もし蓄電池を設置するのであれば、予算をきちんと確保した上で設置するようにしましょう。
設置スペースを確保しなくてはならない
蓄電池はある程度大きなサイズであるため、あらかじめ設置スペースを確保しておく必要があります。
基本的に蓄電池は10年以上設置されることから、それほど長く設置しても問題ないところを探しておきましょう。
この際、サイズのことを考えてコンパクトな蓄電池を選びたくなるかもしれませんが、サイズが小さいと容量も小さいため、十分に充電できない可能性があります。
電気ユニットの交換が必要になる
蓄電池は永久的に使えるものではなく、消耗品であるため、10年ほどで交換します。
その際の費用は10万円ほどかかるため、初期費用だけではなく、メンテナンス費用のことも考えておかなくてはなりません。
もしこれから蓄電池を導入するのであれば、設置して10〜15年を目安に点検してもらいましょう。
蓄電池を設置する際の流れ
蓄電池は、以下の流れで設置します。
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STEP1現地調査を行う
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STEP2基礎工事を行う
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STEP3蓄電池と周辺機器を設置する
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STEP4配線工事を行う
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STEP4蓄電池を設定する
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STEP4正常に動くか確認する
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蓄電池はいきなり設置できるものではなく、まずは現地の調査から始まります。
問題なければ、コンクリートの基礎を打って安定した設置スペースを作り、その上で蓄電池や周辺機器を設置します。
その後、配線工事を行って蓄電池の設定を済ませ、正常に動くか確認できればOKです。
なお、蓄電池を購入してから設置が終わるまで1〜2ヶ月ほどかかるため、設置したいのであれば、ある程度余裕を持ってスケジュールを組んでおくことをおすすめします。
蓄電池を買う際にチェックしておきたいポイント
蓄電池はさまざまなものがあるため、実際に買おうと考えている方にとってはどれが良いのか悩んでしまうかもしれません。
もしそうであるならば、以下のポイントを踏まえて選ぶことをおすすめします。
蓄電容量
蓄電容量は多ければ多いほど良いと思うかもしれません。
ただ、蓄電池は蓄電容量が多いほど費用も高くなってしまうため、導入する際のコストも踏まえて、適切なものを選びましょう。
もし蓄電容量で蓄電池を選ぶのであれば、日頃どのくらいの電力を消費しているのか把握することから始めるのがおすすめです。
1年を通して消費電力を把握しておくことで、適切な容量の蓄電池を見つけやすくなります。
停電時の出力
もし万が一のために買うのであれば、停電時にどのくらい出力するのかチェックしておきましょう。
蓄電池の中には、蓄電容量が多いにもかかわらず、出力の小さいものがあります。
出力が小さいと一度に使える家電が限られてきてしまうため、もし家電が多いのであれば、出力も大きいものが良いでしょう。
メーカー
蓄電池はさまざまなメーカーから販売されています。
主なメーカーとしては、パナソニックや京セラ、伊藤忠商事などです。
メーカーやその製品によって特徴が異なるからこそ、複数の製品を比較しながら決めると良いでしょう。
サイズ
別の項目で紹介したように、蓄電池を設置する際にはスペースが重要になります。
そのことから、サイズもチェックしておきましょう。
この際、先に設置したいスペースのサイズを測った上で購入したい蓄電池のサイズを測ったほうが、設置する際の失敗を防ぎやすくなります。
設置場所
設置場所に関しては、日当たりや温度の影響を受けにくく、風当たりの良いところがおすすめです。
もし日当たりの良いところに置いてしまうと、日光の影響で蓄電池が高温状態になってしまい、熱暴走を起こしてしまう恐れがあります。
また、設置場所を決める際は、メンテナンスができるスペースもあるかどうか確認しておくことが大切です。
保証
蓄電池は10〜15年が寿命であるため、その際の保証があるかどうかも確認しておきましょう。
主なものとしては、無料で不具合を解決してくれたり、自然災害に見舞われた際に無償で対応してくれたりなどが挙げられます。
保証期間に関してはメーカーによって異なるため、そこまで含まれた上で検討してみましょう。
蓄電池は太陽光パネルと一緒に考えるのがおすすめ
蓄電池のみでも問題ありませんが、太陽光パネルと一緒に設置するのもおすすめです。
蓄電池だけ設置するよりも費用が高くなってしまうとはいえ、自家発電できるようになり、電気料金を減らせます。
また、補助金制度も活用できるようになるという利点もあります。
もし太陽光パネルも設置したいと考えているのであれば、無料シミュレーションでどのくらいの費用がかかるのか把握することから始めてみましょう。
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蓄電池のみの設置も問題なし
蓄電池だけ設置しても問題なく、複数のメリットもあります。
ただし、設置スペースを確保しなくてはならなかったり、電気ユニットの交換が必要になったりなどのデメリットもあります。
これから設置しようと考えているのであれば、メリットとデメリットを含めつつ、買う際のチェックポイントを踏まえた上で最適なものを探すようにしましょう。